ゴシックは魔法乙女 短編集   作:BANG(いつか帰るところ)

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古本屋にある魔導書を真少年が見つけた時から物語は加速していきます。
木漏れ日の中の白銀のマスター


ゴシックは魔法乙女6

ゴシックは魔法乙女 短編集6

 

 

第18話 魔導書

 

真少年「悪魔との攻勢は熾烈を極める、乙女達にも日々の疲れが蓄積している」

 

真少年「連日出撃すれば当然の事だろう、傷も癒えぬままで戦場に飛び立ち続ける」

 

真少年「当然僕自身も無事な訳はなく身体中鈍い痛みがしている、人指し指などあらぬ方向を向いている、まぁ僕の事などどうでもいい」

 

真少年「傷付きながらも出撃し続ける乙女達を見ていて僕は考えた、何か乙女達を手助けする方法はないのか」

 

真少年「乙女進化はしている、魔力の底上げも、アクセサリーも装備させている、時には僕自ら道化役となり乙女達の精神安定に努めたりもした」

 

真少年「でもそれじゃあ足りない!もっと戦局を覆せることの出来る抜本的な一手が必要なんだ!」

 

真少年(裏声)「真少年よ、案じるでない、そなた自信のテンションを上げればそれで事も無し‥」

 

真少年「そうか、僕自身のテンションを上げればいいんだ!でもどうすればっ‥」

 

真少年(裏声)「そなたも気付いておろう、市場にある小汚い古書店に全てがある‥」

 

真少年「あれか!!」

 

 

【回想】

ロザリー「うわ、何この本屋、雑誌が山積みじゃない、整理もほとんど出来てないじゃない」

 

真少年「あー、ちょっと雑然としてるね(あれ?あれは‥)」

 

ロザリー「普通にバックナンバー買うしかないのかなー」

 

真少年「あー、うん、そうだね‥(山積み雑誌に何か素敵なピンク色の表紙が‥)」

 

ロザリー「うー、探す気にもならないー」

 

真少年「あー、うん、そうだね(タイトルが少しだけ見える‥美女エロ‥‥!)」

 

ロザリー「?どうしたの?」

 

真少年「うん、僕も何か読めるような本がないかと思ってね、ロザリーに相応しいマスターになるには教養を高める必要があると思ってね(ピンクの本に視線を向けるな!ロザリーを見つめる!)」

 

ロザリー「ひぃぐっ」ポッ

 

真少年「秋のゴスロリ特集号だっけ?探すの手伝うよ?(勘づかれるな!勘づかれるな!)」ニコリ

 

ロザリー「あ、ありがと‥」マッカ チョロイン

【回想 了】

 

 

真少年「分かりました!ありがとう僕の半神様っ」

 

真少年(裏声)「武運を祈る」

 

 

市場にて

真少年「財布は持った、帽子も被った、マスクもつけた、普段は着ていないコートを引っ張り出して着た、オールオッケー」

 

市場にある古書店 ドーン

 

真少年「‥いつものパターンだと店番に乙女がチョーンと座っていて僕がボコられるオチなんだけど‥」

 

 

カラカラと引き戸を開く真少年、その先にある光景はっ!

 

真少年「どうだ?」

 

アクア「ぼけー」

 

アクア、水族性の乙女、アホの子

 

真少年「いける!」

 

アクア「あーますたーだ~、いらっしゃいまへ~」ボケー

 

真少年「あーアクア、アルバイト?エライエライ」

 

アクア「あのね~ここに~すわっているとねーエサがね~もらえるの~」ボケー

 

真少年「そうかそうか、ふむふむ、じゃあ売上に貢献してあげるとするか」

 

アクア「うりあげ~?えさ~?」ボケー

 

真少年「大丈夫、アクアはそこに座ってなさい、僕が勝手に本を選んで勝手に代金を置いておくから、大丈夫、大丈夫」

 

アクア「わーいー」ボケー

 

真少年「うんうん、アクアはいい子だ、今度ラブキャンディをあげようね」

 

アクア「わーいやったー」ボケー

 

真少年「うーん、哲学書はあるかなー、この辺りかなー、うーん」

 

真少年はピンク色の雑誌とアクアの間に体を入れてアクアの視線を切る、真少年の手がピンク色の雑誌に手が延び、表紙を一瞥、値札シールを確認、手にするトートバッグに入れる、この間0.02秒!

 

真少年「じゃあここに代金を置いておくね、300メダルね」ドキドキドキ

 

アクア「あーい」

 

真少年「じゃあ、またね」ワクワクドキドキ

 

アクア「帰ってお楽しみって訳ねマスター」

 

真少年「」

 

アクア「くくく、狂気と快悦と蹂躙の化身である5乙女を侍らせておきながら、小汚い手垢の付いたエロ本を所望?」

 

真少年「‥アクア‥さん?」

 

アクア「弄ばれて、慰みものにされて、辱しめられて、行き着いた先がその誰が楽しんだかも分からないそのエロ本?あははあはははっ」

 

真少年「」

 

アクア「くくく、大丈夫よマスター、秘密にしてあげる‥私はね、私達を圧倒的な火力と謀略で蹂躙して預かり所に叩き込んだ5乙女が許せないの」

 

真少年「」ソンナコトモアッタネ

 

アクア「マスターマスターとまとわりついていい気になっている5乙女、マスターは私達のものと慢心している5乙女、でもそのマスターはこそこそ汚ねーエロ本片手に喜んでやがる、これが愉快と言わずおられようか、私が笑みを止められようか」

 

真少年「」

 

アクア「くっくくく、愉快だ、生を受けてからこんなに愉快なことはないぞ、いいぞ、いいぞ、マスター、いいぞ」

 

真少年「あ、はい、よかったです」

 

アクア「くっくくく、くくく、かははは、行けよマスター、その鞄の中の大事な大事なエロ本を抱えて行けよ、あははあはははっ、」

 

真少年「‥ありがとうございました」

 

アクア「かははは、ラブキャンディ?あはは、出撃出来ないからアイテムで親密度上げるしかねーだろ、くっくく」メセンガオカシイ

 

真少年「」

 

アクア「預かり所には5乙女の狂気に晒されて壁を向いてブツブツ言ってる乙女で溢れてるよマスター、マスター、5乙女は私達が泣いても、絶叫しても、命乞いしても蹂躙の手を下ろさなかったんだ、心を折って曲げて畳んで踏み潰してきたんだっ!私は、私はっ!」

 

真少年「失礼しまーす‥」ソットミセヲデル

 

 

 

真少年「‥今度預かり所に行って乙女達を戻そう、うん」

 

 

真少年「さて、なんやかんやで魔導書(ピンク)を手にいれた訳だけど、家まで無事に帰られるパターンなのか?」

 

ロザリー「あれ、何してんの」

 

真少年「やは、ろざりー」

 

ロザリー「?」

 

真少年「少し町の様子を見ておきたくて」

 

ロザリー「一人で?」

 

真少年「うん」

 

ロザリー「何処に行ってたのよ」

 

真少年「‥ロザリーには隠し事は出来ないね‥」

 

ロザリー「あん?」

 

真少年「実はこの前ロザリーが欲しがっていた秋のゴスロリ特集号がないか探していたんだ」

 

ロザリー「え!?」

 

真少年「ロザリーに喜んで貰いたくて内緒で探そうとしたんだけど、ごめんまだ見つからなかった」

 

ロザリー「え、え」ポッ

 

真少年「ごめん」

 

ロザリー「な、何謝ってんのよ、いいのよそんなの」カオマッカ トテモウレシイー!!

 

真少年「(チョロイ)」ニッコリ

 

 

 

 

真少年「紆余曲折を経て家に辿り着けた、部屋の鍵も閉めた、カーテンも閉めた、盗聴機と盗撮カメラもない、乙女達の姿も見えない、先日麻雀でムキムキされた子マスターも平常運転」

 

子マスター「」バッチリヤデ イケルデ

 

真少年「さて、先ずは魔導書の表紙を確認しよう」

 

魔導書「【悶絶確定!!美女エロっ娘達の乱れた生活 貴方の虜になりたいの 制服特集号】やで」

 

真少年「うん、当たりっぽい」

 

魔導書「表紙はミニスカ美女が笑顔でしゃがんではるで、太ももの間から白いもんがチラリと見えてるで、柔らかそうやなー」

 

真少年「ゴクリ」ズボンノベルトヲカチャカチャ ペラリ

 

魔導書「表紙裏は幸福を呼ぶストーンブレスレットの広告やな」

 

真少年「‥‥」ゴクッ ドキドキ ペラリ

 

カトレア「マスター!!」トビラ ガ カギゴト バガーン ヒラカレー

 

真少年「ぬおっなっななっ!!」

 

カトレア「マスターっ!お待ち下さいっ!」

 

真少年「ひぃっ」

 

カトレア「ああっ良かったっ!まだティロフィナーレされてませんね、良かった‥」ホッ

 

真少年「な、な、な」

 

カトレア「マスター、どうぞこれをお使い下さいませ」スッ

 

TENGA 「よう」

 

真少年「」

 

カトレア「本当に間に合って良かった‥これがあるのとないのでは大違いです‥マスター‥」

 

真少年「‥えーと」

 

カトレア「こちらは使い切りタイプですので‥使用後は私にお渡し下さい‥ショリシテオキマス‥」

 

真少年「どんなプレイ!?」

 

カトレア「さっマスター、カトレアの膝の上に乗って下さいませ」

 

真少年「だからどんなプレイ?」

 

カトレア「私がページをめくって差し上げますので、マスターは私の膝の上にて、両手でTENGAをお持ちになってティロティロなさって下さい‥私がその光景をにこやかに見守っておきます」ゴクリ

 

真少年「何その背徳的な光景」

 

カトレア「マスターも子マスターも盛り上がってまいりました」

 

真少年「ドン引きだよ!」

 

カトレア「?お気に‥いりませんか」

 

真少年「それ以前の話だよね」

 

カトレア「手がよろしかったですか‥」スッ

 

真少年「真顔でローション取り出さないで下さい」

 

カトレア「お口‥?」アーン

 

真少年「僕の前で膝まづかないで、口を開けないで」

 

カトレア「?!胸の谷間」プチプチ

 

真少年「上目遣いで僕を見ないで、ブラウスのボタンを外さないで」

 

カトレア「ではフルコースですか‥」(;´Д`)ハァハァ

 

真少年「とても素敵な事だけど違うのっ!!」

 

カトレア「ではプルメリアさんをお呼びになりますか?」

 

真少年「いやいやいやいや、足りないとかダブルでとかそういう話では‥」

 

カトレア「ラナンさんをお呼びになりますか?スフレさんをお呼びになりますか?ロザリーさんをお呼びになりますか?」

 

真少年「」

 

カトレア「私が全てを皆様にお話した方がよろしいですか?」ハテナ?

 

真少年「」

 

カトレア「‥マスター、これはもう詰んだ話なのですよ‥」フフフ

 

真少年「」

 

カトレア「ニヤーリ」

 

真少年「や、やめっ」

 

カトレア「ふふ、なぁスケベしよう、スケベしようやぁ‥」

 

真少年「こんなのやだー」

 

 

 

~~~

プルメリア「で、マスターが全裸に剥かれてカトレアさんに押し倒されていたと」ニオウダチー

 

真少年「あ、概ねそんな感じです」セイザー

 

カトレア「はい‥」セイザー

 

プルメリア「でどうなったのですか?」

 

真少年「え、どうとは?」

 

プルメリア「ドドピュンコ?」

 

真少年「あ、それは最後までやれてません」

カトレア「ドドピュンコして差し上げられませんでした‥」

 

プルメリア「あらあら」

 

カトレア「あと少し、時間があればマスターの御子息様も御満悦だったのですが‥」

 

プルメリア「カトレアさん?」

 

カトレア「いえ、乱心して申し訳ありませんでした」

 

マスター「しくしく」

 

ロザリー「あ、プルメリアの話は終わった?ねぇ、次は私と今日買ってきた本の話をしようか」エロホン カタテニ ニッコリ

 

ロザリー「なんか色々嬉しいこと言ってくれてたのにねー、その時はこの本が鞄の中にあったのよねー」

 

真少年「」チーン

 

真少年の明日はどっちだっ!!

 

 

 

 

 

 

第19話 次回

 

真少年は霞む瞳で地面に倒れた体を引き起こそうとする

 

しかし力が入らず顔を動かすのがやっとだった

 

真少年の血でぼやける視界の先には地面に突っ伏すラナンの姿が、ラナンの至るところは焼け焦げブスブスと火種が衣装のいたるところで燻っている

 

真少年「ラ、ラナン‥」

 

真少年の呼び掛ける声にもラナンはピクリとも動かない

 

そのラナンのすぐ横には煤で真っ黒となったカトレアとスフレが互いに守り抱き合うようにして地面に転がっている

 

二人とも血と泥まみれで汚泥の塊かどうかも一見してわからなくなっており、二人が息をしているのか真少年には分からない

 

真少年「‥カトレア‥スフレ‥」 

 

声を絞り出す真少年の口から血の塊がドロリと溢れ落ちる

 

今、空から炎に焼かれ黒煙を引きながら地面に墜落しているのはロザリーか

 

真少年「‥ロ、ロザリー」

 

地面から2つ突き出た双丘はプルメリアが地面に埋まっているのか‥

 

真少年の目の前の頭上に禍々しさを纏い絶望が具現化した魔女が漂う

 

魔女アン「坊や坊や、私の可愛い坊やぁ」

 

口を開けて笑う魔女が真少年を見下ろす

 

魔女アン「とてもいい子だねぇ、いい子だねぇ、こんなに贄を用意してくれてぇ、いい子だねぇ」

 

もはや真少年には魔女アンの声さえ届かない、真少年の視界は痙攣してブレて暗くなっていく

 

今、地獄の扉が軋みながら開く!!

 

 

待て次号!!

 

 

次回ゴシックは魔法乙女第20話ドキッ!スフレちゃんの初めてのおつかい!!お楽しみにっ!!

 

真少年「次回もサービスサービス」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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