バディファイト! ~フューチャーヒーローズ~   作:雪咲

11 / 25
 DIEジェスト。

 今回から絆杯編が始まります!

 あ、今回と次回の戦闘は巻きで行きますのでよろしくお願いします。


第4話「絆杯(カップ)開催! 三人目を探せ!」

「結ちゃん、絆(カップ)の事なんだけど、個人戦とチーム戦どっちに出る? 良ければ……」

 

「え? 百花ちゃんと一緒にチーム戦で出るつもりだったんだけど?」

 

「……え?」

 

 授業休み。珍しくおずおずとした百花ちゃんの提案に、意外といった表情で返答したら目を丸くされた。……何故?

 

「結ちゃんは、個人戦で出るものだと思ってた」

 

「折角なんだから、チーム戦で出たいよ。……本音は、私はまだまだ弱いから、強い百花ちゃんが一緒に居てくれるととても心強いよ」

 

「そ、そう? ……最初からそのつもりだったけど、改めて。チームとしてよろしくね? 結ちゃん」

 

「こちらこそよろしくね? 百花ちゃん」

 

 私と百花ちゃんで握手を交わす。これでメンバーは二人、後は……。

 

「「問題なのは、チーム戦は3対3なんだよね」」

 

 そう、絆杯のチーム戦は3人制。あと一人、メンバーを探さなきゃ出る事ができない!

 

「まだ時間はあるし、心当たりに声をかけていくしかないね」

 

「まあ、そうよね……。腕に自信がある人は、個人戦に出ちゃうんだけど」

 

 

 

 

 

 

 ケース1

 

「個人戦に出るつもりだったけど……。僕に勝てたのなら、入ってもいいよ」

 

「分かった。私とファイトしよう!」

 

「学びも魔法も、全てがここにある! ルミナイズ、『魔法少女学院』!」

 

「百戦無敗、剣客達の魂が再び蘇る。ルミナイズ、『剣神無双の境地』」

 

「「オープン・ザ・フラッグ!」」

 

「マジックワールド! バディは《宝石魔女ルビー》!」

 

「カタナワールド、バディは《剣神降ろし 布津御霊》だ」

 

 ~数分後~

 

「ゲージ1とライフ1を払ってバディ装備! 《剣神降ろし 布津御霊》! 《剣神降ろし 布津御霊》はカタナW/デンジャーW・攻撃力7000・打撃力2・【ソウルガード】【ライフリンク1】を持つ、日本刀/斬魔/武器のアイテム。僕の場にモンスターが無ければ、【2回攻撃】もできる!」

 

「バディにできるアイテムカード!? 私のライフは4しかないから全部通れば負けちゃう……。(《マジカル・シールド》が2枚あるから何とか耐えられるけど……)」

 

「既に君は、僕の間合いに入っている。バディの能力【刹那結界!】――お互いのライフが4以下で僕のセンターにモンスターがいない時、《剣神降ろし 布津御霊》は互いのバディギフト以外による回復とセンターへのコールを封じる」

 

「(……うう、《マジカル・シールド》での回復には期待できない)」

 

「行けっ、鉄心と鉄界! それぞれレフトとライトのエメラルダとサファイアに攻撃!」

 

「(私に直接攻撃してこない!? ……いいや、鉄心も鉄界も攻撃後にドロップゾーンに送られる効果があったね。今は、アイテムの攻撃に備えて温存する!)、【対抗】は無いよ、エメラルダとサファイアは破壊される」

 

「効果で鉄心と鉄界はドロップゾーンに。それじゃあ、ファイナルフェイズ!」

 

「…………!?」

 

「このカードは僕と君の場にモンスターが無く、僕が【刹那結界!】を持つアイテムを装備していれば使えるダメージ4の必殺技。ゲージ3とライフが1になるように払ってキャスト!」

 

 八剣一世

 4→1

 

 

 

「我が心、常に戦場の中に在る。剣鬼――残心の境地に至りて、魂をも喰らい尽くさん……《剣神一閃・常在戦場》!」

 

 

 

「そんなぁああああ!」

 

 新代結

 4→0

 

 

 

 ケース2

 

「マジックワールド! バディは《宝石魔女ルビー》!」

 

「ダークネスドラゴンワールドよ。バディは《封じられし黒印竜 エルゴッド》」

 

「この人、ガチの人だ!」

 

「さあ、どうでしょうね~♪」

 

 ~数分後~

 

「あらあら、このターンで私を倒せなかったわねぇ。ターン終了時、《死の宣告~遁走曲~》3枚の効果が適応されるわ。 つ か ま え た ♪」

 

「(ゾクッ!)」

 

「《死の宣告~遁走曲~》は私の場に【設置】された[黒竜]の必殺技1枚につき、私のライフを回復して貴女にダメージ1。今、《死の宣告~遁走曲~》が3枚あるから、合計ダメージは9点♪ さあ、首筋に鎌はかかった、後は引くだけ。運命に従いなさい♪」

 

「きゃぁああああ!」

 

 新代結

 ライフ8→0

 

 

 

 ケース3

 

「輝きこそ、奇跡の魔法! ルミナイズ、《黄金郷の魔女》!」

 

「ウサギよウサギ、何見て跳ねる? 君の首見て刎ねるのよ! ルミナイズ、《U・w・U》《兎・首狩り・行進曲》!」

 

「「オープン・ザ・フラッグ!」」

 

「レジェンドワールド! バディは《古の魔女グルウェイグ》!」

 

「レジェンドワールド! バディは《ヴォーパルバニー ギロチンブレード》! ……珍しいね、『魔法少女の』結ちゃんが[アースガルド]デッキなんて」

 

「……一応、[魔法少女]入っているよ?」

 

「マジで?」

 

 ~数分後~

 

「ゲージ2を払ってライトにバディコール、《ヴォーパルバニー ギロチンブレード》! ギロちゃんはレジェンドW・サイズ3・攻撃力12000・防御力4000・打撃力2、【貫通】を持つ、ワイダーサカー/妖精/死のモンスター。このカードがセンターの相手モンスターを破壊した時、スタンドできる!」

 

「デュエルイェーガーと同じくらい大きい!?」

 

「かわいいでしょ? 私とギロちゃんで、センターの《古の魔女グルウェイグ》に攻撃! 【貫通】!」

 

「うぐぅ……」

 

 新代結

 10→8

 

「ライフ1を払って、私が装備している《死王剣ダインスレイブ》の“永久なる戦いの呪い”! このカードの攻撃でセンターの相手モンスターを破壊した時、相手のレフトかライトのモンスターをセンターにおいてスタンド! ギロちゃんも相手モンスターを破壊した時スタンド!」

 

「う……、私のレフトとライトには《戦乙女 全知のアルヴィドル》と《仮面の魔女 グリムゲルデ》がいる……!」

 

「アルヴィドルをセンターに、連携攻撃で破壊! 【貫通】!」

 

 新代結

 8→6

 

「痛っ、痛っ! 止めて、鎌の腹で叩くの止めて!」

 

「今度はグリムゲルデをセンターに! まだまだ、行くよギロちゃん! 《ヴォーパルバニー ギロチンブレード》……」

 

「その構えは!」

 

 

 

「 逆 天 殺 ! 」

 

 

 

 荒ぶる鷹のポーズ!(二度目)

 

「手札2枚を捨てて発揮するギロちゃんの逆天殺は、相手のドロップゾーンからモンスターを3枚までを【コールコスト】無し、レスト状態でコールできる! 甦れ、《古の魔女グルウェイグ》、《戦乙女 全知のアルヴィドル》! 更に、手札から捨てた《戦乙女 全知のアルヴィドル》の効果でゲージと手札を+1、《ヴォーパルバニー サークルソー》の効果で、ギロちゃんの打撃力+1!」

 

「これは、さっきと――!」

 

「そう、全く同じ状況! 行くよギロちゃん、2回の連携攻撃!」

 

「嘘だーーーー!」

 

 新代結

 6→3→0

 

 

 

 ……ケース10

 

「ヒーローワールド! バディは《MD オリハルコン》!」

 

「ダンジョンワールド! バディは《ダンジョンの鉄人 ターメリック》!」

 

 ~数分後~

 

「《魔法の寸胴鍋》でファイターをアタック! 効果でデッキの上から4枚見て1枚をソウルに、残りを好きな順番でデッキの下へ。現在ソウルに[キャロット]、[オニオン]、[ポテト]、[ミート]、[スパイス]があるので打撃力5!」

 

「それは無理! キャスト、《マジカル・シールド》! ライフを1回復して1枚ドロー!」

 

 新代結

 4→5

 

「そんなの関係ねぇ、俺のとっておきを食らいやがれ! ファイナルフェイズ!」

 

「……っ、まさか本当に持っているの!?」

 

「当たり前だぁ! 俺の[料理]のアイテムのソウルに[キャロット]と[オニオン]と[ポテト]と[ミート]と[スパイス]がある時、ゲージ3を払って放つ必殺技! コイツのダメージは5! 無効も軽減も復活も許さねえ!」

 

 

 

「これぞ、ダンジョン直送の肉と野菜に、秘伝のスパイスを加えた必殺技――! 《我が家直伝! 激辛カレー三昧!》」

 

 

 

「辛~~~~~~~~!!??」

 

「お粗末様だぁ!」

 

 新代結

 5→0

 

 

 

 

 

 

「駄目だったよ……」

 

 机に突っ伏して凹む私に、呆れた表情の百花ちゃんが話しかけてくる。

 

「こっちも駄目だったけど、……噂になってたよ? 何で高ランクの人にばっかりファイトを挑んでいるの。……まあ、カレーの人は別だけど」

 

「うう……、だってぇ。チームで出るなら優勝したいんだもん。せめて私と同じくらい強い人がいいー!」

 

 突っ伏したままの状態で、駄々を捏ねる私。百花ちゃんは仕方ないというようにため息を付いた。

 

「とりあえず今日は帰って、明日又探そう? まだ、受付期限まで時間はあるしね」

 

 百花ちゃんの提案に頷こうとした時、がらがらと音がして、教室に誰かが入って来た。

 

「忘れ物~、忘れ物~。鍵を忘れちゃ帰れない~」

 

『リン、忘れ物は無いようにしっかりしなきゃ。流石に鍵はちょっと……』

 

 入ってきたのはダンジョンWの風属性使い、帆風リンちゃんだった。

 

「「いたーーーー!!」」

 

「? 何ですか~?」

 

『び、ビックリしたぁ』

 

 私と百花の絶叫にリンちゃんとそのバディの蒲公英ちゃんが振り向いた。

 

 ~状況説明中~

 

「チームですか~、面白そうですね~。本当は一人で参加しようと思ってたけど、いいですよ~」

 

「本当!?」

 

「まさか、こんな形で見つかるとはねぇ。でも、リンちゃん見つけようと思っても見つからないし……」

 

 私達の提案に、リンちゃんは好意的だった。……最初からリンちゃんにしなかったのは、彼女が自由人過ぎて見つける事が難しいから。気付けば木の上で寝てたりしてるんだもん。

 

「帆風家家訓その1~」

 

『そ、その1!』

 

「「?」」

 

 突然、リンちゃんと蒲公英ちゃんが何かを言い出した。

 

「帆風の人間は風の様に自由であるべし~、それを縛るのなら風すら掴む気概を見せるべし~」

 

「え? え?」

 

「ああ……、結局そうなるのね。そういう訳だから、結ちゃん。覚悟を決めて」

 

「え? ……え?」

 

「つまり~。私をチームに入れたいなら、ファイトで勝つことです~」

 

 リンちゃんはそう言って、にっこりと笑ったのだった。




 今回、対戦相手の使用カードは、
 八剣一世:カタナ剣神降ろし
 中等部のお姉さん:【設置】黒竜
 兎々さん:ワイダーサカーバニー
 枯野令:ダンジョンカレー
 でした。気にいったカードはありましたか?

 では今回のカード紹介。

《剣神降ろし 布都御魂》
 アイテム
 攻撃力7000/打撃力2
 クラン:カタナW/デンジャーワールド 属性:日本刀/斬魔/武器
 このカードは君のバディにすることができる!
 【コールコスト】ゲージ1とライフ1を払い、ドロップゾーンの[日本刀]か[斬魔]のカード1枚をソウルに入れる。
 【刹那結界!】(お互いのライフが4以下で、君のセンターにモンスターがなければ有効!)お互いにセンターにモンスターをコールできず、バディギフト以外でライフを回復できない。
 君の場にモンスターがいなければ、このカードは【2回攻撃】を得る!
 【ソウルガード】【ライフリンク1】
 『古の荒魂をその身に宿す呪法、その名を剣神降ろしという』
 『神の如き強大な力を振るうには、鬼の様な冷徹さを必要とする』

 お気に入りの1枚。互いに決死の間合いになることで発動する【刹那結界!】は協力の一言。効果とフレーバーがしっかりデンジャーWとカタナWが混ざり合い素敵な出来栄えになりました。

 何かたらし属性が付与された結ちゃんに、ちょいちょろい百花ちゃん、そしてゴーイングマイウェイなリンちゃん。

 次回! ヒーローW VS ダンジョンW!

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。