因みにネタキャラと思われているかもしれない力石先輩ですが……彼、結構な好青年な上に、テストの上位勢で一部部活の助っ人をやっていたりと実はかなり優秀な人だったりします。まあ、脳を鍛えるのも自らを鍛える一環とか考えている人なので。
「いきなりライフが危険域だが、この程度で屈する筋肉ではない! 俺のターン、ドロー! チャージ&ドロー! まずはキャスト《斬魔招来》! ゲージ+1、デッキの上から3枚を見て、《重筋族 バーベル斬魔》を手札に加えライフ1を払いそのまま装備! 《重筋族 バーベル斬魔》は攻撃力5000/打撃力1の武器で、装備した時ゲージ+1!」
(L4→3 G3→5)
「ゲージが4枚……来る!」
「ゲージ4枚をソウルに置き、センターにコールぅ! 《筋竜 アームレスリング》! 《筋竜 アームレスリング》はサイズ3/攻撃力5000/防御力5000/打撃力2、【突進】を持つ[マッスルドラゴン]のモンスターぁ! こいつぁ、自身のソウルにあるカードの枚数だけ攻撃力と防御力が1000アップし、更にソウルが3枚以上なら攻撃力と防御力+2000、打撃力が4だ!」
(G5→1)
自らの肉体を誇る褐色の竜がセンターに降り立ち、腕を組むことでその上腕筋を際立たせる。その筋肉はゲージのカードがソウルに入ることで隆起し、肉体が威光を……はっ。何流暢に筋肉の説明をしているかな私!
「現在のソウルは4枚だから、攻撃力11000/防御力11000/打撃力4!?」
「生憎【ソウルガード】は持ち合わせていないがな! 《餓狼深気功》と《超力充填》で場を整え、アタックフェイズ! 《筋竜 アームレスリング》でアタック!」
(L3→11→10 G1→4)
「ボディで受けるよ。残り6!」
(L10→6)
「ファイナルフェイズ!」
「えっ……!?」
「はっはっは! すまない、何もないんだ。ムーブエンド」
新代結
手札3/ゲージ5/ライフ6
勉・アームストロング・力石
手札3/ゲージ4/ライフ10
……ふぅ、びっくりしたぁ。この状況で[マッスルドラゴン]が私に止めを差す方法は限られているけど、それでも堂々とファイナルフェイズを宣言されれば驚くもの。
それよりも問題はこれから。センターにモンスターを出すにもかかわらず装備した《重筋族 バーベル斬魔》、あれはどう考えても《闘魂合身》を狙ってる。あれをどうにかするには、あのモンスターの攻撃力を超えた上で《牙竜喝破》を打たないと……、カードを引いてから考えよっか。
「私のターン、ドロー! チャージ&ドロー! …………あ」
「…………あ?」
「ゲージ2を払いライトに《アーマナイト・ウィッチルビー》をコールします。そしてキャスト《魔塵収束》!」
(G6→4)
「それは! 脳筋御用達のカード!」
「……まあ、そうだよね。私のドロップゾーンに[魔法少女]の魔法があるなら、私の場の[魔法少女]に【貫通】を与えて攻撃力+5000! 効果は私自身に! そしてアタックフェイズ!」
「これで新代君の武器の攻撃力は10000、打撃力は4。しかもオリハルコン“A”と似た効果を持つルビーの打撃力も3になる。……いい速筋だ。だが、偶には休むことも大事だぞ。キャスト、《斬魔闘気“縛”》で《激杖 マジカル斬魔》をレストだ」
「こんな所で、私は止まらない! ルビーとサファイアでアームレスリングに連携攻撃! キャスト、《
「な……! そのカードは!」
「そう! 私の攻撃力10000をルビーに! これで攻撃力の合計は18000、アームレスリングの防御力は11000で《闘魂合身》を加えても防御力は16000で攻撃力には届かない!」
マジカル斬魔が蓄えたエネルギーがルビーに降り注ぎ、二人の力を合わせた魔力弾がアームレスリングを打ち破った!
「アームレスリング、打ち取ったり!」
「お見事、良い肉体だ。疲れた時にこそ最高のパフォーマンスが出せる様に鍛えたのが手に取るように分かるぞ。然らば! 俺もその筋肉に対し、最高の筋肉で応えなくてはならない!」
ああ、力石先輩の言っている事、ちょっと分かってしまうのがあれだね。うん。
新代結
手札1/ゲージ3/ライフ6
勉・アームストロング・力石
手札3/ゲージ4/ライフ10
「俺のターン、ドロー! チャージ&ドロー! ゲージ1とライフ1を払いまずは《裂神呼法》で2ドロー。ゲージ1を払いライトにコール、《筋竜 レッグス》! コールコストでドロップゾーンの[マッスルドラゴン]4枚をソウルに! そして、ゲージ3と《筋竜 レッグス》の上に重ねてセンターにバディ―コール、《筋竜 トップ・オブ・オリンピア》ぁああああ!」
(L10→9→10 G5→0)
『応ッ! ついにオレの出番だな! さあ、俺の鍛え上げられた肉体を拝むがいい!』
声を轟かせ、トップ・オブ・オリンピアのモスト・マスキュラーからバック・ラットスプレッド、そしてお馴染みのサイド・チェスト。隆々な筋肉を蓄えた巨体の竜がその姿を現した!
「《筋竜 トップ・オブ・オリンピア》ははサイズ3/攻撃力9000/防御力6000/打撃力0、【突進】【移動】そして唯一の【ソウルガード】を持つ[マッスルドラゴン]! ソウルの[マッスルドラゴン]1枚につき、打撃力+1! 打撃力は6! 更に、ソウルが4枚以上ならこのカードの能力は無効化されず【移動】と破壊以外では場から離れない!」
「……うげ」
「《超力充填》! アタックフェイズ、いくぞ!」
(L10→9)
「負けるわけにはいかないよ! キャスト、《魔魂一体》! 効果で私の場の[魔法少女]1枚につきライフ+1、3枚以上いるので1枚ドロー!」
(L6→9)
「攻撃では倒せないか。《筋竜 トップ・オブ・オリンピア》で攻撃」
『さあ、さあさあ! オレの肉体美に見惚れるがいい!』
トップ・オブ・オリンピアの輝くような肉体を最大限に使った拳が私のライフに突き刺さる!
「きゃぁああああ!!」
(L9→3)
「ファイナルフェイズ! ゲージ2を払い、キャストぉ! 《怒裏留――バンカー》!」
力石先輩の腕に力が籠り、槍投げの容量で投げられたバーベルはとてつもない回転を持ってドリルの様に私に迫る。そして――。
「着弾確認! 勝負は――――決まっていないか。防御魔法を引き当てたな、流石だ」
「――《シャドウ・クルセイダー》。ダメージは0です」
新代結
手札0/ゲージ3/ライフ3
勉・アームストロング・力石
手札1/ゲージ0/ライフ9
「私のターン、ドロー! チャージ&ドロー! 連続キャスト! まずは《魔導器外典》! 手札を全て捨てて3枚ドロー! 《魔魂一体》! 《斬魔砲撃拳》! これで《激杖 マジカル斬魔》の打撃力は7!」
(L3→6)
「このターンで決めるつもりか! よし、来い!」
「アタックフェイズを飛ばして――ファイナルフェイズ! この技で、力石先輩を超えます! ゲージ3でキャスト! これは“A”がソウルにある[魔法少女]のアイテムがあれば使えて、アイテムの打撃力だけ相手のカードを破壊し、破壊した回数のダメージを与える必殺技――!」
マジカル斬魔に取り付けられた宝玉が風を切りながら回転し、魔力を帯びた刃を作り出す。――それはまるで、魔女を断罪する死神の鎌の様――!
「必殺、《|断罪鎌魔斬(だんざいれんまざん) MAJO狩り斬魔》!!」
振り下ろされた鎌は力石先輩の《重筋族 バーベル斬魔》を軽々と破壊し、そして先輩のバディ、《筋竜 トップ・オブ・オリンピア》にも迫る。トップ・オブ・オリンピアは破壊に耐え|その刃を受け止める(ソウルガードする)も――――魔力の刃は止まることは無い。計6回の破壊を以って、トップ・オブ・オリンピアは爆散した。
「――お見事。しかし、俺はまだ立っているぞ」
(L9→2)
そう、力石先輩は立っていた。MAJO狩り斬魔をもってしても、先輩のライフを削り切ることはできなかった。……想定内だけど。
「うん、だからこのカードで決めます。ゲージ1を払って必殺コール、ルビーを必殺モンスターに――!」
「《ウィッチルビー“ジュエリックバレル・フルバースト!”》はサイズ3/攻撃力8000/打撃力3/防御力3000・【貫通】を持ち、このターン中に使った[魔法少女]の魔法の種類だけ打撃力が下がり、このカード1枚の攻撃は無効化されない! これで、終わりです。必殺ルビーで力石先輩に攻撃――!」
「手札は……《斬魔血風壁》だ。おめでとう、良き肉体を見せてもらったよ――」
(L2→0)
「ありがとうございました。良いファイトだったよ」
WINNER! 新代結!
「新代君、君ならどんなファイトでもやっていけるだろう。大事なのは肉体――己を信じ続ける事だ」
「はい。力石先輩は……ボディビル部に誘ってくるのはやめて欲しいけど、いい人だってことは分かってるよ」
「ああ、新しい相手と鎬を削るといい。全てが終わった後に――今度こそマネージャーとして誘うことにしよう」
「ま、まだあきらめてないの!? 絶対、マネージャーはやらないからね! それじゃあ、先輩! またファイトしましょう!」
「ああ。君の健闘を、祈っている!」
半ば力石先輩から逃げる様に、私は走る。先輩とまた戦うのは楽しみだけど、今度は部への参加を誘ってこないといいなぁ。
《筋竜 アームレスリング》
モンスター
サイズ3/攻撃力5000/打撃力2/防御力5000
クラン:デンジャーW 属性:マッスルドラゴン
【コールコスト】ゲージ4枚までをこのカードのソウルに入れる。
このカードのソウル1枚につき、攻撃力+1000、防御力+1000! 更にこのカードのソウルが3枚以上なら、攻撃力+2000.防御力+2000、打撃力+2!
【突進】(このカードの攻撃で相手のセンターのモンスターを破壊した時、このカードをスタンドする!)
《重筋族 バーベル斬魔》
アイテム
攻撃力5000/打撃力1
クラン:デンジャーW 属性:マッスルドラゴン/斬魔/武器
【装備コスト】ライフ1を払う。
このカードを装備した時、君のデッキの上から1枚をゲージに置く。
《アーマナイト・ウィッチルビー》
モンスター
サイズ2/攻撃力5000/打撃力2/防御力2000
【コールコスト】ゲージ2を払う。
君が[魔法少女]の魔法を使ったとき、そのターン中このカードの打撃力+1!
《筋竜 トップ・オブ・オリンピア》
モンスター
サイズ3/攻撃力9000/打撃力0/防御力6000
クラン:デンジャーW 属性:マッスルドラゴン/オリンピア
【コールコスト】君の場のサイズ3の[マッスルドラゴン]のモンスター1枚の上に重ね、ゲージ3を払う。
このカードのソウル1枚につき、このカードの打撃力を+1! 更にソウルが4枚以上なら、このカードの能力は無効化されず、【移動】と破壊以外ではエリアから離れない!
……眠いので、FTはまたいずれ書き足します。今回のファイトはシンプルをモットーに書きました。上手く書けているでしょうか? 結構ファイトの展開は省略してはいますが、ちゃんと出来ているか心配です(眠い)。
次回! やっと彼がファイトします。サツキ君VS副会長!