バディファイト! ~フューチャーヒーローズ~   作:雪咲

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 めっちゃ遅れました。後編です。

 調子が悪くなったり、運動してたり、バイト始めたり、自分のキャラクターの声が最近聞こえなくなっていたせいで遅くなりました。一番最後が辛かった気がする……。

 今回のファイト、百花ちゃんが本気を出し過ぎているせいで、後編だけで7000字位使っているという。疲れた、棋譜作ったのに終わる気が全然しませんでした。

 後、普段デバイスとか言ってたけど、あれ、コアガジェットって言うんですね。知らなかった……。

 あ、神・バディファイトのルールは予選が終わったら適応するつもりです。もう少しお待ちください。


第11話「海松色のドラゴンフォース」その2

 百花

 手札1/ゲージ1/ライフ6

 場→アイテム:《ドラゴンフォース “恋慕の型”》

 ライト:《小さな埋火 キヨヒメ》(能力使用済み)

 レフト:無し

 センター:《百竜姫 シラユキヒメ》

 設置:《忍び巻物》

 

 

 盾

 手札3/ゲージ2/ライフ7

 場→アイテム:《聖王凱 ウィガール》《王剣 セクエンス》

 ライト:《円卓の騎士 ガレス》

 レフト:《円卓の騎士 ガヘリス》

 センター:無し

 設置:《難攻不落の剣壁》《幻想の書 マビノギオン》

 

「《ドラゴンフォース“恋慕の型”》は攻撃力5000/打撃力0の火/水/武器のアイテム。更にドロップした《真蛇の面》の能力で、私の場にドラゴンフォースがあれば1ドローよ」

(手1→2)

 

 薄桃色の羽衣に海松色の着物の様なオーラを纏う。この力を使っている間だけ、隠していた角が成長して見えるようになる――これが私の本当の姿。にぃ以外に見せた事の無い、私の全て。

 

 幼い頃、同い年の子は私の姿を見て大層怖がっていた。周りの大人からも邪険な扱いをされていたのだと思う。そんな中で私の代わりに千歳家の当主にと連れられてきたお兄様は、私を怖がらずに可愛がってくれた。私は何度も暴走してお兄様を傷つけてしまったというのに。

 

「更に《忍び巻物》の能力。ゲージ1を払い手札1枚をソウルに1ドロー。最後に《薄墨の笛の音 ジョウルリヒメ》をレフトにコール。アタックフェイズに入るわ。――盾お兄様、私の攻撃、受け止めて!」

(手2→3→2 G1→0)

 

 きっと、私はお兄様――にぃに依存している。多分、似た者同士の結ともそう。私は愛を求めているだけだった、二人は私にとって、余りにも眩しすぎて――。

 

 でも、何で私は今、炎でにぃを傷つけようとしているのに――こんなにも愉しそうに嗤っているのだろう。

 

「ああ、来い。ガレスをセンターに【移動】」

 

「私でガレスに攻撃!」

 

 私の纏うドラゴンフォースの袖から炎が放たれ、にぃを守る為にセンターへと【移動】したガレスへと襲いかかる。

 

「連続攻撃はさせない。《聖王凱 ウィガール》の能力、ゲージ1でシラユキヒメの攻撃力を0に」

(G2→1)

 

 ユキちゃんの様子が目に見えて悪くなる。ウィガールのあの光は騎士王の光。全ての敵を無力化する聖なる輝きだ。だけど、私の攻撃が止まるわけじゃ無い。私の炎でガレスは破壊された。

 

「恋慕の型の能力発動よ、《薄墨の笛の音 ジョウルリヒメ》をレストして、私は攻撃力+1000、打撃力+1。更に、もう一度攻撃が可能になるわ。レストされたジョウルリヒメはドロップゾーンに置かれ、ゲージ+1と1枚ドロー。今度は私とユキちゃんでお兄様に連携攻撃!」

(手2→3 G0→1)

 

 笛を吹きながら消滅するジョウルリヒメを見ながらもう一度炎が形となってにぃを襲う。……けれど。

 

「キャスト、《揺るがぬ願い》! 俺の[英雄]か[雷帝軍]1枚を選び、1枚引き、攻撃力と防御力+3000する。これで防御力は合計7000、攻撃力の合計が6000のその攻撃は届かない!」

(手2→3)

 

 鎧の輝きによって私達の攻撃は途中で絶たれ、弾かれてしまった。……でも、私の攻撃はまだまだ終わらない。

 

「ユキちゃんは【2回攻撃】でスタンド。そのままレストして私はまた攻撃ができるわ。私で3度目の攻撃!」

 

「《円卓の騎士 ガヘリス》の能力。俺が「王剣」のアイテムを装備していれば、ドロップして次のダメージを-2。つまり、その攻撃も通らない!」

 

「今度はキヨヒメをレストしてスタンド! 4度目の攻撃!」

 

「今回は受けるしかない、ライフだ! ぐ、ぅ……!」

(L7→4)

 

 私の放つ炎はファイトで起こったものでは無く、私自身のものだ(・・・・・・・)。だから、その攻撃が通ってしまえば、炎はファイター自身をも傷つける。……胸の辺りがキリキリと悲鳴を上げる、でも、もう私は私自身を止める事ができない。

 

「ユキちゃんの“百竜復活の舞”で手札1枚をデッキの1番下に戻し、ドロップから2枚目の《小さな埋火 キヨヒメ》をレフトにコール。キヨヒメをレストして私をスタンド、キヨヒメも自身の能力でスタンド。私で5回目の攻撃!」

 

「っ。……《難攻不落の剣壁》は、2つの能力を持っている事をモモは知っているな。結ちゃんは?」

 

「えーっと、確か……。先程盾さんが見せたカードを引く能力と、次に受けるダメージを0にする能力……ですよね?」

 

 結ちゃんが顎に人さし指を当ながら答えを出す。

 

「正解! 俺はセクエンスをドロップする事で、モモから受けるダメージを0に! ――くっ!」

 

「でも、キヨヒメはもう一度レストできる。キヨヒメをレストして私をスタンド、6回目の攻撃っ!」

 

「キャスト、《血塗れた聖杯》っ! 攻撃を無効にして《戦乙女 全知のアルヴィドル》を手札に!」

 

「耐えられちゃったわ。ムーブエンド」

 

 

 

 

 

 

 

「すごい。百花ちゃんの連続攻撃を受けきった! でも……」

 

 攻撃を耐え凌いだ盾さんの表情は芳しくない。多分、百花ちゃんが出すあの炎が原因だ。

 

「モモ、その力をコントロールしろとは言わない。お前の叫びを、俺は受け止めてやるつもりだ。……だけど、モモの想いを受け止めてやれる人は他にもいるはずだ。違うか?」

 

 盾さんの問いかけに百花ちゃんは答えない。……ううん、あれは耳に入ってない?

 

「あれ、危ないんじゃ……。うん?」

 

 ポケットから取り出したカードデバイスが光輝いている。その光源の元は……《宝石魔女 クリスタ》

 

「そっか。“私”……力を貸してくれるんだ。じゃあ、危なくなったら止めるよ!」

 

 光輝く私のカードを掲げて叫ぶ。

 

「フューチャーフォース――」

 

 

 

 

 

 

百花(カタナW)

手札2/ゲージ1/ライフ6

 

 

盾(レジェンドW)

手札3/ゲージ1/ライフ4

 

 

「俺のターン、ドロー。チャージ&ドロー! まずは《マーリンの助言》でゲージ+1、……おっと、《大魔術師 マーリン》を手札に加えて、レフトにコール。再び“夢魔の血”でゲージ1を払い、アルヴィドルを捨てつつ《帝王剣 ジュワユーズ》と《英雄譚》を手札に加える。ついでに《難攻不落の剣壁》でマーリンをドロップゾーンに置き1枚引く。」

(G2→3→2 手札4→5)

 

「アルヴィドルを捨てた……」

 

「そう、ゲージ+1、1ドロー。装備、《帝王剣 ジュワユーズ》。レフトに《囚われの勇士 ロジェロ》と、ゲージ3を払いライトに来い! 《英雄大帝 シャルルマーニュ》!」

(手5→6→3 G2→3→0)

 

『余こそが英雄たちの王。英雄大帝シャルルマーニュその人である! 余は攻撃力9000/打撃力2/防御力4000、【2回攻撃】【移動】【ソウルガード】を持つモンスターである!』

 

 ライトに現れたのは、煌びやかな騎士甲冑を身に纏い、その右手にはジュワユーズを携えた英雄たちの王。シャルルマーニュ。カール大帝とも呼ばれる勇士達の主だ。

 

「キャスト、《英雄譚》でゲージ+4。……さあ、行こうか! シャルルと俺のウィガールでシラユキヒメに連携攻撃! この時、まずマギノギオンの能力で1ドロー。そして、シャルルの能力でソウルをドロップから増やし、ドロップゾーンのアルヴィドルを選び、手札の《円卓騎士 ガレス》を捨てる事で手札に」

(シャルルマーニュ:ソウル1→2 手2→3 G0→4)

 

『行くぞ、盾よ。共に戦場を駆けようぞ!』

 

「ユキちゃん」

 

『大丈夫よ、ソウルガード!』

(シラユキヒメ:ソウル1→0)

 

 にぃの鎧による援護を受けたシャルルマーニュの剣がユキちゃんを切り裂く。それでもユキちゃんには【ソウルガード】がある。

 

「《囚われの勇士 ロジェロ》でシラユキヒメを攻撃、効果で王剣を装備しているので1枚ドロー」

(手3→4)

 

『ロジェロよ、続けい!』

 

「ごめんなさい、ユキちゃん。“百竜復活の舞”で手札1枚をデッキの下に戻し、レフトに《薄墨の笛の音 ジョウルリヒメ》をコール。レフトのキヨヒメは押し出し」

(手2→1)

 

『また戻ってくるわ。百花、それまで待ってくださいね』

 

 ユキちゃんが破壊され、能力でジョウルリヒメが場に戻って来た。

 

「シャルルは【2回攻撃】を持つ。今度はジュワユーズと連携攻撃。もう1度シャルルの能力で、《血塗れの聖杯》と手札のアルヴィドルを交換する。そして、ジュワユーズの能力で手札1枚とゲージ1を払い、ドロップのアイテム1枚を手札に!」

(シャルルマーニュ:ソウル2→3 手札4→5 G4→5→4)

 

『余の【2回攻撃】である!』

 

「きゃっ!」

(L6→3)

 

「ファイナルフェイズ! ジュワユーズで回収したこのアイテムを使う、ゲージ3を払い必殺装備!

(G4→1)

 

「来る、お兄様の切り札!」

 

「《聖王凱 ウィガール“ペンドラゴン・オーバーレイ!”》は攻撃力1/打撃力3/防御力6000のアイテムとなり、このカード単体の攻撃か、他のアイテムとの連携攻撃は無効化されない。行くぞ、俺でモモに攻撃!」

 

 鎧から放たれた光が私を襲う。あの光は虚偽を許さぬ、全てを貫く光。でも、守れないのなら受ければ(・・・・)いいの。

 

「――――キャスト、《百鬼呪法 恋歌焦慟》よ。ジョウルリヒメをレストして、ライフ+3! ジョウルリヒメはレストされた時、ドロップゾーンに置かれてゲージ+1と1枚ドローする。きゃぁああああ!!」

(手0→1 G1→2 L3→6→3)

 

「ムーブエンド。耐えたな、モモ。……強くなったな」

 

「ありがとう、お兄様。でも、今回は勝つわ。私のターン、ドロー! チャージ&ドロー!」

 

 私から溢れ出る炎は本物。それは私自身の体力を着実に奪っているから、これが事実上のラストターン。

 

百花(カタナW)

手札2/ゲージ3/ライフ3

 

 

盾(レジェンドW)

手札5/ゲージ1/ライフ4

 

「センターにコール、全てを変える力、全てを奪う力、清濁併せ持つ竜の姫! 《“活殺自在”シラユキヒメ》! 再びおいでなさい!」

(G3→0)

 

『再び戻りましたわ。私の能力で、百花のターン中、元々がサイズ1の[百鬼]か[鬼姫]のサイズは0になりますわ』

 

「う……、〈逆天〉と〈逆天殺〉を持つシラユキヒメか……」

 

「キャスト、《百鬼閻魔帖》で3枚ドローよ。更に《明鏡止水》でゲージ+3、ゲージ1と手札を《忍び巻物》に入れて1ドロー。レフトにジョウルリヒメをコール。――アタックフェイズ!」

(手0→3→1 G0→3→2)

 

「シャルルをセンターに移動だ。シャルルは防御力はたったの4000だが、3枚のソウルと【ソウルガード】を持つ、そう簡単には突破はできない!」

 

『余は騎士の王也。この守り、只では砕けぬと心得るが良い!』

 

「だったら無理矢理押し通るわ! 私でシャルルマーニュに攻撃! 攻撃力は5000よ」

 

「シャルル!」

 

『余のソウルガード!』

(シャルルマーニュ:ソウル3→2)

 

 私の炎にシャルルマーニュはジュワユーズを盾にするようにして耐える。でも、私の攻撃はこんなんで終わらない。

 

「ジョウルリヒメをレスト、私をスタンドして攻撃力+1000、打撃力+1! ジョウルリヒメをドロップに置いてゲージ+1と1ドロー。私で2回目の攻撃、攻撃力6000!」

(手1→2 G2→3)

 

『まだまだぁ!』

(シャルルマーニュ:ソウル2→1)

 

「今度はキヨヒメをレストしてスタンド、キヨヒメも能力でスタンドよ。私で3回目の攻撃、攻撃力7000!」

 

『ふんぬぅううう!』

(シャルルマーニュ:ソウル1→0)

 

「もう一度キヨヒメをレストしてスタンド、4度目の攻撃、攻撃力8000!」

 

「お疲れさま、シャルルマーニュ。《難攻不落の剣壁》でシャルルをドロップに置き、次のダメージを0に」

 

『良き……戦いであった。後の事は任せたぞ……』

 

「今度はユキちゃんをレストしてスタンド、私の打撃力は4までしか増えないから打撃力はこれで打ち止め。私で5回目の攻撃、打撃力4!」

 

 私の炎はにぃの目の前に現れた剣の壁が阻む。

 

「ぐっ……剣壁でファイトのダメージは防げるが、熱は防げないな。これでモモの場の攻撃できるカードは全てレストされたけど、……これで終わるつもりは無いんだろう?」

 

「ええ、行くわよ。ユキちゃん! 活かすも殺すも、私の思うが儘――」

 

  

 

「――“活殺自在”――」

 

  

 

「――シラユキヒメ――」

 

  

 

  

 

「―― 逆 天 !」

 

「来い!」

 

「《“活殺自在”シラユキヒメ》の〈逆天〉はゲージ1と手札1枚を捨て、ドロップゾーンからサイズの異なる[百鬼]か[鬼姫]を3体まで、サイズ0・【コールコスト】を払わずにコールするわ! ライトにサイズ1、《小さな埋火 キヨヒメ》。レフトにサイズ2、《復讐の黒槍 クロユリヒメ》。そしてセンターに舞い戻りなさい、サイズ3、《百竜姫 シラユキヒメ》! 残っていたモンスターは押し出し」

(手2→1 G3→2)

 

 私の場に、キヨヒメ、クロユリヒメ、シラユキヒメの3体が場に現れる。どれも、元々のサイズからサイズ0になっている。けれど……。

 

「この〈逆天〉で復活されたモンスターは攻撃できない。だろ?」

 

「そんなの私には関係ない! クロユリヒメをレストして私をスタンド、私でお兄様に攻撃!」

 

「……キャスト、《血塗れの聖杯》。攻撃を無効にして、ドロップの《聖杯》を手札に」

 

「今度はキヨヒメでスタンド。7回目の攻撃!」

 

「キャスト、《聖杯》で攻撃を無効化!」

 

「もう一度キヨヒメでスタンド、8回目の攻撃!」

 

「キャスト、《血塗れの聖杯》! もう一度《聖杯》を手札に、これでシラユキヒメをレストしたスタンドした攻撃も――」

 

「手札1枚をデッキの1番下に戻し、ユキちゃんの“百竜復活の舞”を使うわ! ドロップゾーンから《小さな埋火 キヨヒメ》をライトにコール、元々居たキヨヒメは押し出しよ」

 

『今日のファイト押し出しが多いですわね……』

 

「ごめんなさいキヨヒメ、そしてもう一度力を貸して。私をスタンド!」

 

「これで後3回の攻撃が可能か……、ここまでだな。だけど、最後まで全力だ! キャスト、《聖杯》!」

 

 9度目の攻撃が止められつつも、ユキちゃんの力を借りて10度立ち上がる。私が纏う炎の熱さで視界がぼやけ始めた。もう、私の力もコントロールできそうにない。けれど、私達のファイトをここで終わらせるわけにはいかないの。

 

『これが最後よ。――この先、何があろうと貴女の望むままに』

 

 ユキちゃんに背中を押され、私はまたドラゴンフォースの力で宙を舞う。

 

「私で――攻撃!」

 

 私の纏う炎がにぃに向かって襲い掛かる。どれだけの力を込めて攻撃したか分からない。元々、私には御しえない力、この力で何度もにぃを傷つけてる。また――傷つけてしまうのかな。

 

「おめでとう、モモ。今日は、お前の勝利だ」

(L4→0)

 

「あ、ああ。……あぁああああああああ!!」

 

 

 

 

 

「それは駄目だよ、百花ちゃん。キャスト、《マジカル・シールド》!」

 

 

 

 

 

 私の炎を受け止めたのはにぃではなく――《宝石魔女 クリスタ》に【変身】した結ちゃんだった。

 

「これはファイト中に使った魔法じゃないから、盾さんへのファイトのダメージは止められない。でも、その炎はファイトと関係無い……よね?」

 

 いつもより若干大人びたような――前に見た“ブリリアント・ファイナルフォーム”程じゃないけれど――結ちゃんはファイト以外の状況でデバイスから魔法を展開していた。彼女の背後には空色の羽衣(・・・・・)の様な物がうっすらと見える。これはまるで《ドラゴンフォース》――――っ!?

 

「まさか、フューチャー……フォース……? 未来の自分から、可能性を一時的に借り受ける力……!」

 

「逃げてっ、結っ! もう、私はこれ()を抑えられないの。今度は、結まで……っ!」

 

「言ったよね、百花ちゃん。これはファイト中に使った力じゃないって。――だから、少し痛いけどがまんしてね?」

 

「え……?」

 

 目の前で結ちゃんがステッキ状のデバイスからカードを引く。

 

「私のターン! チャージ&メイン&アタックをスキップ、ファイナルフェイズ! 必殺コール! 私を必殺モンスターに!

 

 目の前で結ちゃんの姿が再び変わっていく――。って、え? なにそれ?

 

「必殺――クリスタル・ハリセンアタック! 成・敗!」

 

 何かの結晶で編まれたハリセンで頭を叩かれ、私はあっさりと意識を手放した。

 

 

 

 WINNER・千歳百花?

 

 

 

 

 

 

「……ふぅ」

 

 空中で意識を失った百花ちゃんを受け止め、何とか地面に着地した。――百花ちゃんをお姫様抱っこする形になっちゃったけど、まぁいっかな?

 

「新代さん、まずは礼を言うよ。モモを止めてくれてありがとう。だけど、さっきの力は……」

 

「えーっと、秘密って事は出来ないかな」

 

 前に百花ちゃんが連れ去られたときにも使ったけど、今回でこの力の感覚を大体掴めた気がする。でも、盾さんの表情を見るにあまり表沙汰には出来ないものだとも思う。

 

「あー、分かった。モモの友達の頼みだしな、取り敢えず上司には伝えないで置くよ。ただし、余り人目に付く所でその力を使うのは駄目だからな」

 

「ありがとう、ジュンさん! 私はこれから百花ちゃんを保健室に連れてくけど、ジュンさんはどうするの?」

 

「俺も少し怪我しているし、モモの兄だからな、一緒に行くよ。……変身は解かなくていいのか? 俺が持つぞ」

 

「大丈夫だよ。私がやっちゃったんだから、最後までやる」

 

 ……保健室に行く途中に、百花ちゃんが目を覚まして顔を真っ赤にしていたけど、それはまた別のお話。




 今回の使用オリジナルカード。

《ドラゴンフォース“恋慕の型”》
 アイテム
 攻撃力5000/打撃力0
 クラン:カタナW 属性:火/水/武器
 【解放条件!】ライフ6以下で、自分の場にカード名に「シラユキヒメ」を含むモンスターがいる。
 【コールコスト】ゲージ2を払う。
 場のこのカードは破壊されず、手札に戻せず、能力は無効化されず、センターにモンスターがいても攻撃できる。
 【対抗】【起動】君の[鬼姫]のモンスター1枚をレストする。そうしたら、このカードをスタンドし、攻撃力+1000、打撃力+1! このカードの打撃力は最大4だぞ!
 『胸に秘めた焦がれる想いが、海松色の少女に力を与える』
 『天に住まう竜の力、地に栄える鬼の力。束ねるは人の想い』

《薄墨の笛の音 ジョウルリヒメ》
 モンスター
 サイズ1/攻撃力3000/打撃力1/防御力1000
 クラン:カタナW 属性:鬼姫
 このカードがカードの能力でレストした時、このカードをドロップゾーンに置いてもよい。置いたら、君のデッキから1枚をゲージに置き、カード1枚を引く。
 『彼女の悲恋が、後に一つの物語のジャンルを作ることになる』

《“活殺自在”シラユキヒメ》
 モンスター
 サイズ3/攻撃力7000/打撃力2/防御力4000
 クラン:カタナW 属性:ドラゴン/鬼姫/百鬼
 【コールコスト】君のドロップゾーンの[百鬼]か[鬼姫]1枚をソウルに入れ、ゲージ3を払う。
 君のターン中、君の場の元々のサイズが1の[百鬼]と[鬼姫]のサイズは0になる。
 〈逆天〉(君のターン中、手札を1枚捨て、ゲージ1を払う。)君のドロップゾーンにあるサイズの異なる[鬼姫]か[百鬼]のモンスターを3枚まで選び、【コールコスト】を払わずコールする。この能力でコールされたモンスターのサイズは0になり、コールされたターン中、攻撃できない。
 〈逆天殺〉(相手のターン中、君の場のカード1枚をドロップゾーンに置き、ライフ1を払う)場のモンスターを全て破壊し、破壊したモンスターの枚数分、相手にダメージ。
 【ソウルガード】
 『活殺自在……生殺与奪は彼女の掌の内なのだ』

《英雄大帝 シャルルマーニュ》
 モンスター
 サイズ3/攻撃力7000/打撃力2/防御力6000
 クラン:レジェンドW 属性:英雄/騎士
 【コールコスト】君のドロップから1枚をソウルに入れ、ゲージ3を払う。
 君がカード名に「王剣」を含むアイテムを装備しているなら、このカードと君の場のカード名に「勇士」を含むモンスターのサイズを1減らす。
 このカードが他の[英雄]と連携攻撃した時、手札の[英雄]1枚を捨ててもよい。捨てたら、君のドロップから1枚をこのカードのソウルに入れ、ドロップゾーンの[英雄]1枚を手札に戻す。
 【2回攻撃】【移動】【ソウルガード】
 『余こそが王也。余は英雄大帝、シャルルマーニュであるッ!』

《聖王凱 ウィガール“ペンドラゴン・オーバーレイ!”》
 必殺アイテム
 攻撃力1/打撃力3/防御力6000
 クラン:レジェンドW 属性:英雄/防御
 【コールコスト】君の場の[英雄]のアイテム1枚をドロップゾーンに置き、ゲージ3を払う。
 場のこのカードは破壊されず、君はカード名に「王剣」を含むアイテム1枚を装備できる。
 このカードが1枚で攻撃しているか、他のアイテムと連携攻撃しているなら、このカードの攻撃は無効化されない。
 『騎士王の輝きは竜と交わり、敵を滅する光の柱となる』

 次回は短いファイトを二つ書こうかなと思っています。
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