Redhi Go-!!
ハルは帰国するにあたって、すませておくべき案件が山ほどあった。
まず、自分たちが所属する組織≪S.A.U.R.U≫の日本本部に連絡を取った。
「というわけで、不本意ながら帰省及びアーシャと同居する事になりました」
『あら、長すぎる家出生活に、ついにピリオドが打たれるのね。
さらにアーシャちゃんと同居するなんて、隅に置けないわね。フフフフフ・・・』
今、電話をしている相手は柊さん。≪S.A.U.R.U.≫の関東地域統括リーダーだ。
(前話で書きましたがもう一度)
『何度言っても帰ってこなかった春臣君がとうとう・・・ちょっと感無量ね♡』
「まず家出じゃなくて出稼ぎですしそのうち一年間は修行です。あとハートマーク
なんて付けないで下さい。」
『まあ、そうだけどね。けど、その歳で遠洋漁業の真似事しなくてもいいじゃない。
東京にも仕事は沢山あるわよ?聞いてるでしょう?東京方面の人材不足について。』
「はい。ほとんど柊さんの口から。」
電話の相手である組織の幹部・柊さんの主な業務は、アーシャやハルのような
≪S.A.U.R.U≫メンバーに仕事を斡旋する事だ。
担当地域の民間人や公的機関から『依頼』があったときなど、その内容にあった
メンバーの派遣をコーディネートするのだ。
「人手がたりなくて困っている。こき使ってやるから、戻ってこい。ついでにアーシャも一緒だとなおいい。ーそんな感じでしたね。」
『え、私もう少しオブラートに包んで言ったはずたけど?』
「一度、泣き落としもされましたね。」
『あの時の演技。良い出来だと思ったのに・・・。春臣君平然としてたわね。』
「アーシャもですけど、なんか後ろめたいことがあると、柊さんて違和感がでるんですよね。」
『そんなのが、分かるのは春臣君ぐらいな気がするけど・・・。まあ、いいわ。
あっ、後春臣君。帰って来たらウチのコネがきく高校紹介するからちゃんと通い
なさい?」
割と、曲者な電話相手はいきなり話を変えてきた。
「高校!? 冗談ですよね!? 今の僕の姿って結構目立つんですよ!?」
そう。今のハルの姿は死従なので赤眼な上に髪が変色して銀髪になっている。
さらに、元々父と世界各地を飛び回っていたので、転校に次ぐ転校で12歳からは
学校自体に行っていないため学校という施設に対する帰属意識が低いのも学校に行きたくない理由だ。
『それくらいなんとかしなさい。それに、人間関係というものー春臣君の場合愛想なんかもせっかくだから学んで来なさい。』
ハア~と息をハルは吐くと、
「分かりました。只、もしも何らかの不足の自体が発生して暴走した場合のフォローはお願いします。」
と言った。
『分かったわ。それじゃ。』
「はい。また今度は日本で。」
こうして報告を済ませた後、ハルは荷物を整理してから日本に飛んだ。
こんにちは。天創の継承者です。
このお話しでは、アーシャと柊さんを含めた≪S.A.U.R.U≫の極一部の上層部はハルの事情を知っています。
ハルの容姿はまあ、色んな作品でその場合が多いのと、個人的にエヴァンゲリオンの
カヲル君が好きだからです。
それじゃまた次回まで。
seeyou next time
(単語間違ってるかもしれませんがスルーして下さい。)