今回からやっと本編が始まります!
それではどうぞ!
3話 デスゲームですか?
あれから8年と時が流れ、俺と和人は中学二年生になっていた。
帰宅路───────
俺「ついに明日やな。」
和人「そうだな。」
そう、ついに明日からSAOの正式サービスが始まるのだ。
そして、およそ一万人がゲームに閉じ込められ、本当のデスゲームの始まりの日でもある。
俺「あー、俺もβテスターになりたかったなー。」
和人「お前の場合はしょうがないだろ。野球部あったし。」
俺「やっぱ帰宅部はつえーわ。まあ、明日がオフやから初日からガッツリいけるからいいけど。」
和人は原作通りβテストに当選し、夏の間、先にSAOの世界を楽しんでいた。俺は部活で応募出来なかったが、それ以上に嬉しいことがある。それは、木綿季と詩乃がSAOを一緒に遊んでくれるのである。
木綿季とはあれからずっと家族ぐるみで仲良くしている。今でも月一回くらいのペースで遊びにきている。詩乃は、小学生の時に家にきた。もちろん、あの事件に関わっていることは伏せてある。その時にLI○Eを交換し、頻繁に連絡を取り合うようになっている。もちろん、木綿季や、和人も知っている。
俺「ただいまー。」
両親「おかえりー。」
俺は家に着くと荷物の整理や部屋の掃除を始めた。明日からは、近くの病院に運ばれ、暫くこの家には帰ってくることはないからである。
親の顔も長い間見れなくなる。
俺「父さん、母さん、今まで何不自由なく育ててくれてありがとう。」
母「何言ってんだい。ひろはまだ中学生でしょ。その言葉は私達の死に際にかけてほしいな。」
俺たち家族は笑い出した。その夜の夕食は家族の思い出を思い返しながら楽しいひと時を過ごした。その夕食での会話が俺がデスゲームに囚われる前の最後の会話だった。
翌日───────
俺は午前10時あたりに起床した。両親は既に仕事に出かけている。二人とも教師で、部活の顧問になっているため、土日は部活で朝早くに家を出ている。
俺は家の戸締りを確認し、シャワーを浴びて、冷蔵庫のもので適当に昼飯を作り、最後の晩餐(笑)をして、サービス開始を待った。開始まであと2分。刻一刻と時計が午後1時を目指して進んでいる。俺は今までの思い出を振り返り、心の中で親に感謝の言葉を言った
午後1時になった。
「リンクスタート!!!」
俺は詳細設定を終え、始まりの街へと降り立った。
俺のアバターは本来の自分の姿とそっくりに作った。まあ、どちらにせよ手鏡でリアルの姿にされるからね。さてと、メンバー探しを始めますか。
俺は始まりの街を走り回り、ログインしているであろうメンバーを探した。
まず見つかったのはユウキだ。ユウキの姿はリアルの姿にそっくりだった。
俺「おーい。ユウキー。」
ユウキ「あ、ひろくーん。」
俺「こーらダメだぞ。
ユウキ「タクって性と名の頭文字とっただけじゃん。」
俺「お前だって名前そのまんまじゃんか。」
お互いの名前について笑っていると近づいてくる人影があった。それは、キリトとシノンだった。
俺「よう。キリトにシノン。お前らも本名もじったようだな。キリト、お前なんでそんなイケメンにしたんだ?(笑)」
キリト「ゲームなんだからいいじゃん!」
俺「ああ、なるほど。その童顔を隠すためか。」
キリト「それ以上言うなぁぁぉ!なんで俺のを指摘してシノンについては何も言わないんだよぉぉぉ!」
俺「シノンはあれでいいんだよ。」
シノンは顔の形はリアルと同じだが、髪の色と目の色を水色にカスタマイズしている。俺たちは暫く揉めあってると。
ユウキ「早くフィールドに行こーよー。」
ユウキの一声で俺たちは始まりの街を抜け出し、圏外へ出た。
フィールドに出ると、赤色の、趣味の悪そうなバンダナをつけたプレイヤーが、ドラ○エのスライム級モンスター[フレイジー ボア]に突進を食らい吹っ飛ばされているのを目にした。理由はおそらくソードスキルがうまく発動できない事だろう。
俺(いちおう助けといてやるか)
俺「おーいそこの人!ソードスキルの使い方教えてあげよーか?」
男「おう!頼むぜ!」
男はクラインと名乗り曲刀を使っていた。このプレイヤーがギルドを結成し、攻略組の一角を担う男になるとは今の姿を見ては誰も思わないだろう。
俺「よし。ってことでキリト、ソードスキルの使いかた教えといてくれ。俺はユウキ達と練習してるから。」
キリト「ちょ、タク待ってくれ!・・・わかったよ。」
そしてキリトとクラインは俺たちと少し離れたところで練習を始めた。時折、キリトから「こうズパーンと・・・」など、よくわからないアドバイスが飛んでいるが、クラインはなんとかソードスキルを使いこなせるようになった。
クライン「ありがとよタク!助かったぜ!」
俺「任せとけって。また困ったことがあったらいつでも相談してくれていいぜ!」
キリト「あのー、教えたの俺なんですけどわかってる⁉︎」
気がつけばもう夕方になっていた。SAOはリアルと時間が同じになっているので大体の時間が空の様子を見ればわかる。
クライン「もうそろそろ一度落ちるわ、ピザの宅配の仕事が5時半から入ってっからよ。」
キリト「そうか。また会えるといいな。」
クライン「おう!今度会ったとき他のゲームで知り合った友達紹介してやっからよ。」
そう言ってクラインはウインドウを開き、ログアウトのボタンを探した。しかし───────
クライン「ん?ログアウトボタンがねーぞ?」
キリト「そんなわけないだろ。βテストのときはここら辺に・・・ない。」
ユウキやシノンも確認したがログアウトするボタンが見つからない。
始まった。
突然、重厚な鐘の音が鳴り響き、俺たちは驚愕した。
シノン「きゃあ!」
キリト「こ、これは・・・。」
俺たち一人一人を青白くい光の柱が包んでいた。これは《転移》の光に俺たちはのみこまれた。
気がつくと足元が草原から打って変わり石畳になっており、建物が所狭しと建っていた。どうやら《転移》によって始まりの街に強制テレポートさせられたらしい。しかも全プレイヤーがである。
キリト「どういうことだ?なんかのイベントでも始めようとでもいうのか?」
クライン「イベントなんて今はどうでもいいんだよ!早くしねーと仕事に間に合わねーんだよ!」
みんな、次々に時間がない、早くしてくれ、など悪態ばかりついている。これからそれどころではない試練が待ち受けているとも知らずに。
始まりの街の空に〈WARNING〉〈System Announce〉の文字が空一面に突如出現した。そして、全長およそ20メートルもあるフードを被った人の姿をしたものが出現した。ただ、人と呼べない理由は、顔がないのである。本来顔があるところがくうどうになっており。言うなればかおなし人間なのである。みんなはやっとGMから連絡があると期待していた。
【プレイヤーの諸君、私の世界へようこそ。】
周囲から、「早くここから出せ!」という言葉が飛び交っている。
【私の名は茅場晶彦。この世界の管理者である。諸君らはメニューからログアウトボタンが消えていることは知っているだろう。しかし、これはSAO本来の仕様である。】
茅場晶彦、その人物はフルダイブ技術の最先端を行く天才科学者である。
【この世界では、県外に出てHPがゼロになる、又はこの浮遊城から飛び降りると死亡する。そして現実世界の君たちの頭につけているナーヴギアが脳に高出力マイクロウェーブをかけ、君たちの脳を破壊する。つまり、この世界から退場したものは前日世界からも退場してもらう。】
みんな唖然としていた、しばらくすると一人の男が自分の置かれている状況を理解し、恐怖で立たなくなった。そこから恐怖は伝染していった。
「ここから出してくれ!」
「私を家に帰して!」
【この世界から出ることができる方法は一つ、この浮遊城を最上階である100層まで攻略し、ラスボスを倒すことである。】
クライン「んなっ・・・100層だと⁉︎いつまでかかると思ってんだ!」
【諸君らには、一つプレゼントを用意しておいた。開けて見るといい。】
メニューのプレゼント欄を開くと『手鏡』というアイテムが送られてきていた。それをオブジェクト化し手鏡を見ると、光に包まれ現実世界の自分の姿になっていた。
【それでは諸君らの健闘を祈る】
そして茅場は姿を消した。
他のプレイヤーが恐怖と憎悪で喚いているなか、俺たちの行動は早かった。
俺「ここいらのモンスターは暫くすれば狩り尽くされるだろう。キリト、ここ周辺で拠点にすべきところの当てはあるか?」
キリト「ここから北西に小さな村がある。そこを拠点にしよう。クラインはどうする?」
クライン「俺はここに残る。恐らく他のメンバーは、まだ始まりの街にあるはずだからな。」
俺「なら今すぐメンバーを呼んできてくれ。この人数ならお互いを守りながら移動ができる。さらに、ここにはβテスターがいるからな。クライン、俺たちでこのゲームをクリアするんだ!」
クラインは俺の説得によって他のメンバーを呼んできてくれるらしい。
しばらくすると、クラインがメンバーを連れて戻ってきた。みんな勇気を振り絞って攻略に参加してくれるそうだ。
キリト「よし、行くぞ!」
俺たちは次の拠点に向かって走り出した。
いかがだったでしょうか。邦広は原作の知識を使いどうデスゲームをクリアして行くのでしょうか。乞うご期待ください!
気がつけばUAが1000を超えお気に入りも26人いただきました!読んでいただきありがとうございます!ヽ(´▽`)/
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