遊馬・アストラル&遊矢
LP:50
手札:0枚(遊馬・アストラル)&0枚(遊矢)
場:《ゴゴゴゴースト》(DEF0)、《EMドクロバット・ジョーカー》(ATK1800)
伏せカード2枚
Pゾーン:《星読みの魔術師》(スケール1)《EMオッドアイズ・ユニコーン》(スケール8)
ベクター&イマジナリーナイツcode Y.M.
LP:1400
手札:1枚(ベクター)&0枚(イマジナリーナイツcode Y.M.)
場:《CNo.104仮面魔踏士アンブラル》(ATK3000)、《電磁石の戦士マグネット・ベルセリオン》(ATK3000)、《iNo.-1リバーサル・マジシャン》(ATK3000)
手札もなく、ライフはたったの50。しかも1度でも魔法カードを使った時点で敗北。この状況、どう立ち向かえば。遊矢の胸に暗い影がよぎった。
12th turn
「これで終わりみてぇだなぁ。俺のターン、ドロー!《iNo.-1リバーサル・マジシャン》の効果を発動するぜ。墓地から《ブラック・マジシャン》を1枚選び、このカードのオーバーレイユニットにするぜ。バトルだぜ。仮面魔踏士アンブラルで《EMドクロバット・ジョーカー》を攻撃!」
死神の鎌がドクロバット・ジョーカーを捉える。
「負けるわけにはいかない!トラップカードオープン!《威嚇する咆哮》!このターン、相手は攻撃宣言できない!」
「いい加減、しつけぇぜ。カードを1枚セットしてターンエンド」
ベクターは攻めても攻めても土壇場で防がれている状況に苛立ちを感じていた。
13th turn
「俺のターン、ドロー!」
このカードは!逆転の一手になるが魔法カード。今は使えない。おそらく罠を張っているはずだ。
ドローカードと伏せたカードから遊馬は戦略を立てる。
「遊馬さん、俺の《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》は遊馬さんのエクストラデッキにいます。エクストラデッキのオッドアイズはペンデュラム召喚できます!」
「ペンデュラムモンスターにそんな特性があるのか!遊馬!」
アストラルは遊馬と視線を交わす。
結論は互いに同じ。次のターンの遊矢にバトンを託す。
「俺はエクストラデッキから《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》をペンデュラム召喚!」
再び現れる榊遊矢のエースカード。ペンデュラムモンスターの真価はペンデュラムゾーンさえあれば何度でも甦る不死性にある。
「レベル4の《ゴゴゴゴースト》と《EMドクロバット・ジョーカー》でオーバーレイ!レベル4のモンスター2体でオーバーレイネットワークを構築! エクシーズ召喚!来い!《No.41泥睡魔獣バグースカ》(DEF2000)!」
貪欲な壺でエクストラデッキに戻したこのカード。《No.41泥睡魔獣バグースカ》は攻撃表示と守備表示で効果が変わる珍しいモンスター。守備表示の効果はナンバーズの中でも最高峰の高い防御能力を発揮する。
「バグースカは守備表示の場合、フィールド上のモンスターをすべて守備表示にして、効果も無効にする。『ドランクエクゾーション』!」
バグースカのいびきに敵味方関係なく、ガクッと地面に膝をつくモンスター達。
「カードを1枚セットして、ターンエンド!次の攻撃は俺が何とかする!勝つぞ、遊矢!」
遊矢への激励。自分は何度この言葉で立ち上がってきたことか。
「遊馬さん・・・」
「他人任せで勝つなんてのは、おかしくねぇか、遊馬君よぉ」
「それは違うぜ、ベクター!俺達は遊矢にしっかりとバトンを託すんだ!」
「遊馬、次こそ終わりにするぜ。やっちまいな!イマジナリーナイツ!」
14th turn
「私のターン、ドロー!リバースカードオープン、《ブラックイリュージョン》。《iNo.-1リバーサル・マジシャン》を対象にする。このターン、このカードは他のカードの効果を受けない。バトルフェイズに移行」
「《iNo.-1リバーサル・マジシャン》で《No.41泥睡魔獣バグースカ》を攻撃。『ヴァニシング・マジック』!」
リバーサル・マジシャンの虚無の魔力の塊がバグースカを一瞬で塵へと変える。
「《CNo.104仮面魔踏士アンブラル》と《電磁石の戦士マグネット・ベルセリオン》を攻撃表示に変更。ターンエンド」
「ターン終了時に、罠カードオープン!《マスター・ピース》。墓地から、バグースカと《ダークリベリオン・エクシーズ・ドラゴン》を効果を無効にして特殊召喚!」
一気に2体ものモンスターエクシーズを遊馬。《マスターピース》の真価はこの先にある。
「これが遊矢に託す希望だ!マスター・ピースの更なる効果。特殊召喚したモンスターでさらにエクシーズ召喚する!《No.41泥睡魔獣バグースカ》と《ダークリベリオン・エクシーズ・ドラゴン》でオーバーレイ!モンスター・エクシーズ2体でオーバーレイネットワークを構築! エクシーズ召喚!今こそ現れろ! 天馬、今ここに解き放たれ、縦横無尽に未来へ走る。これが俺の、天地開闢! 俺の未来! かっとビングだ、俺! 《FNo.0未来皇ホープ》!」
《FNo.0未来皇ホープ》
ランク0/光属性/戦士族・エクシーズ・効果/AT0/DEF0
モンスターエクシーズ×2
このカードは戦闘では破壊されず、その戦闘によって発生する戦闘ダメージは0になる。
このカードが戦闘を行ったバトルフェイズ中のみ、自分はこのカードと戦闘を行ったモンスターのコントロールを得る。
このカードのエクシーズ素材1つを取り除き、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●このカードは戦闘及びカードの効果では破壊されない。
●カードの効果によって発生する自分への効果ダメージは0になる。
(アニメ版)
「エクシーズモンスター同士でエクシーズ召喚だって!」
エクシーズモンスター同士のエクシーズ召喚は遊矢も初めて見る。
「遊矢、お前のかっとビングを見せてくれ!」
15th turn
「はい!俺のターン、ドロー!」
遊矢は遊馬が残した伏せカードと未来皇ホープの効果を確認する。
そういう事か!遊馬さん、サポートありがとうございます。
「俺はセッティング済みのペンデュラムスケールでペンデュラム召喚。現れろ!チューナーモンスター《EMオッドアイズ・シンクロン》!このカードはペンデュラムゾーンのカードとシンクロ召喚できる!俺はレベル2のチューナーモンスター《EMオッドアイズ・シンクロン》にレベル5の《星読みの魔術師》をチューニング。その美しくも雄々しき翼翻し、光の速さで敵を討て!シンクロ召喚!現れろ。レベル7!《クリアウィング・シンクロ・ドラゴン》!」
透明なライムグリーンの翼をもつ白いドラゴンが、シンクロ召喚のエフェクトをカタパルトに大空を舞う。
「これがシンクロ召喚!」
「それだけではないはずだ、レベル7のモンスターが2体。来るぞ、遊馬!」
「レベル7の《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》と《クリアウィング・シンクロ・ドラゴン》でオーバーレイネットワークを構築! エクシーズ召喚!全てを氷結する2色の眼。現れろ!ランク7《オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴン》(ATK2800)!」
「ペンデュラム召喚からシンクロ召喚、エクシーズ召喚まで一気につなぐなんて!すげぇぜ、遊矢!」
「これが遊馬さんが残した希望だ!バトル!《FNo.0未来皇ホープ》で《iNo.-1リバーサル・マジシャン》を攻撃!『ホープ剣・フューチャー・スラッシュ』!」
未来皇ホープとリバーサル・マジシャンが互いの剣とロッドで殺陣のように切り結ぶ。
「このカードと行う戦闘ダメージは0になり、戦闘を行ったモンスター、《iNo.-1リバーサル・マジシャン》のコントロールをバトルフェイズ中、得る!」
「相打ち狙いか。無駄なんだよぉ!」
「《オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴン》で仮面魔踏士アンブラルを攻撃!」
「なんのつもりだ?」
遊矢はスッと指を立てる。
「お楽しみはこれからだ!俺は《オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴン》のオーバーレイユニットを1つ取り除き、効果発動!このカードの攻撃を無効にする!」
「この攻防!まさか!」
これは遊馬が得意とする、希望皇ホープの必殺戦術。
「速攻魔法発動。《ダブルアップ・チャンス》!攻撃を無効にしたモンスターの攻撃力を2倍にし、もう一度、バトルする!『アブソリュートゼロ』!」
《オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴン》ATK2800→5600
未来皇ホープでリバーサル・マジシャンを奪い取り、魔法カードを使えるようにして、必殺の一撃を見舞う。これが遊馬が残した戦略。そのためには、リバーサル・マジシャンを何とかする必要があった。
遊馬達は城に乗り込む前に、互いのエースカードについて話していたのだ。その中で出てきたのがホープとダブルアップ・チャンスのコンボ。遊矢もホープに似たカードを自分も所有していると《オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴン》を見せたのだ。それがこのタッグデュエルで活きた。遊馬のバトンは、しっかりと遊矢は受け取り、この状況を作り上げた。
しかしーーー、
「リバースカードオープン。《聖なるバリア-ミラーフォース》を発動。相手フィールド上のモンスターをすべて破壊する」
「ハハハ!砕け散ったか!」
相手の場のカードは全滅。次のターンの総攻撃で勝利を確信するベクター。
「それはどうかな!未来皇ホープはオーバーレイユニットを1つ取り除く事で破壊を無効にする。さらに!」
《オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴン》が砕けた粒子が再構成し、次第にドラゴンの形をとる。
「二色の眼の竜よ!光り輝く翼を得て。覇道の頂へ舞い上がれ!烈破の慧眼輝けし竜!レベル8《覇王白竜オッドアイズ・ウィング・ドラゴン》!」
クリアブルーの翼を煌めかせ、咆哮とともに舞い降りる。其は世界を滅ぼした覇王龍の半身。
《覇王白竜オッドアイズ・ウィング・ドラゴン》
レベル8/闇属性/ドラゴン族・シンクロ・ペンデュラム・効果/ATK3000/DEF2500
【Pスケール:青10/赤10】
①:1ターンに1度、モンスターの効果が発動した場合に発動できる。
その効果はターン終了時まで無効になる。
【モンスター効果】
チューナー+「クリアウィング・シンクロ・ドラゴン」
①:1ターンに1度、自分のメインフェイズ及びバトルフェイズに、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
相手フィールドのモンスターを全て破壊する。
その後、このカードの攻撃力はターン終了時まで、対象のモンスターの攻撃力分アップする。
②:1ターンに1度、自分のメインフェイズ及びバトルフェイズに、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
このカードがモンスターゾーンに存在する限り、対象のモンスターの効果は無効化される。
③:自分フィールドの「オッドアイズ」モンスターが戦闘で破壊される場合、
代わりにこのカードを自分のPゾーンに置く事ができる。
(アニメ版)
「行くぞベクター!これで決着だ!《覇王白竜オッドアイズ・ウィング・ドラゴン》の効果を発動!《電磁石の戦士マグネット・ベルセリオン》の効果を無効にする!この効果は対象カードが墓地に行っても効果の発動を阻害する!更にもう1つの効果を発動。《電磁石の戦士マグネット・ベルセリオン》を選択し、相手フィールド上のモンスターをすべて破壊する。オッドアイズ・ウィング・ドラゴンはその攻撃力分、攻撃力をアップする!」
巨大な烈風が相手フィールドを襲い、モンスターが全て砕け散る。
《覇王白竜オッドアイズ・ウィング・ドラゴン》ATK3000→6000
「全体破壊効果持ちの攻撃力6000だとぉ!」
覇王龍全てに共通するオーバーキル。カードを使いきった終盤では抗う術はない。
「《覇王白竜オッドアイズ・ウィング・ドラゴン》でダイレクトアタック!『神風のストライク・スラッシャー』!」
光輝く翼はまるで巨大な剣のよう。
大質量の鋭い一撃は巨大なクレーターを穿った。
ベクター&イマジナリーナイツcode Y.M.:LP1400→0