とりあえずキバって行こうか   作:ゴランド

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投稿が遅れてしまったのは私の責任だ。

MHWが楽しくて執筆が出来なかった。
つまり全部私のせいだ!ハハハハハハハハッ!!!


14話 狂気

ポタ…ポタ……

 

これで何度目だろう。殺しても殺しても無数に湧いてくる。

 

嗚呼、鬱陶しい。

手を赤く染め、首を飛ばし、四肢を引き裂いても、終わらない。

何回、何十回、何百回、この世界で人を殺したのだろう。

 

いや、目の前いる存在は人と言うにはあまりにも禍々しい存在だ。

 

 

『ファンガイア……殺す……』

 

『殺せ……コイツは生きてはいけない存在だ……』

 

『貴様は忌むべき存在……‼︎』

 

 

血のような赤い鎧を纏った存在が襲い掛かってくる。

 

 

━━━ブチャッ

 

 

手を振り払うとそこに新たな血溜まりが出来る。

 

いい加減慣れた。

命を奪う事に躊躇が無くなった。

 

勿論、最初は命を奪ったと言う事実に頭の中がグチャグチャになるような感覚に襲われた。

だが、その感覚もすぐに消えた。

前世では人間だった僕だが、今ではファンガイアとしての精神と成り果て、人間としての思考が残っているに過ぎない。

 

そんな僕の目の前には次々と自分を殺しにかかる生き物が無数に湧いて出てくる。

 

『こ……ろす…ぁあ……』

 

『ファンガ…イア…は……敵……!』

 

『憎め……全てを壊せ……!』

 

さらにゾンビの如く赤い鎧を纏う存在は蘇り性懲りも無く襲い掛かってくる。いくら砕いても、八つ裂きにしても、肉塊にしてもコイツ等は挑んでくる。

 

すると背後からコツコツと足音が聞こえて来る。

ソレは先程と同じく赤い鎧を纏った存在だ。

 

 

『ファンガイアは全て倒した……お前が最後だ、キバ!!』

 

 

………誰だろうか、聞き覚えのある声だ。

 

いや、そんな事はどうでもいい。どうせいつもと同じく目の前に移るモノは全て殺せば夢が覚める。

 

僕とその存在は互いに殴り合う。

血反吐を吐き、身体中からボキリと嫌な音を出しながら殺し合う。

 

そして僕の拳が目の前の存在の鳩尾に深々と突き刺さり

 

━━ボキャッ!!

 

自分の手が相手の腹から背にかけての内臓、肉、骨を砕きながら貫通した。

 

カラン………

 

『ガフッ……どう……して……』

 

目の前にいる相手の頭部装甲が外れる。

そこに居たのは茶髪の見覚えのある顔だった。

 

 

……………

 

 

何故だろうか。

 

 

━━━グチャッ!!ブチブチブチッ!

 

 

『ガッ……!ゴブォッ!……ガハッ……とう……ざ……き』

 

 

親友と同じ顔のヤツを殺す事に躊躇いが無くなっているのは。

 

おそらく、僕自身がファンガイアに染まって来たのだろう。

 

 

…………だが、 なんだろうこの虚無感は

 

 

親友と同じ顔なのに何も感じる事が出来ないなんて、嫌だ。

僕は人間の筈なのに。

 

 

これじゃあまるで化け物じゃないか

 

 

《ほう、これは驚いた。怨霊と化した歴代の魂の呪縛に囚われながらも精神を保っていられるとはな》

 

 

……?誰だ?

 

 

《ふむ、これは厄介だな。今の相棒ではとてもじゃないが正気を保っていられないな。貴様には悪いがしばらく、その魂を留めてもらおうか》

 

 

………まぁ、いいか。簡単に言えば、コイツ等と気が済むまで殺し合えばいいだけの話だ。

 

 

 

《……忠告しておこう。アイツ等と殺し合うのはやめておけ。人間としての魂を削る事になるぞ?》

 

 

決めるのは僕だ。

 

 

《そうか。それじゃあな今代のキバよ。また会う機会があれば話し合うとしよう》

 

 

 

最終的に誰だったのだろうか。

まぁ、いい。

 

それじゃあ、殺し合いの続きを始めようか。

 

 

 

 

 

 

 

『だめ………て………』

 

 

「……誰?」

 

 

『駄目……莉紅……それ以上はやめて………』

 

 

 

「……母さん?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

 

 

 

………………眩しい

 

 

カーテンの隙間から漏れ出す光が顔に射すのを感じる。

重い瞼を擦りながら上体を起き上がらせる。

 

「ん……ふぁわ………よく寝た」

 

のそりのそりと布団から抜け出し、カーテンをシャッと開ける。

そこから一気に日光が僕の身体わ照らし脳を覚醒させる。

 

 

「ん━━━━━━っ!今日も良いてん……き………」

 

 

外を見ると、そこはまさに楽園だった。

緑豊かな自然が生い茂り、透き通った湖が日に照らされ輝き美しい光景を醸し出していた。

 

 

……アレ?まだ夢の中にいるのかな?

 

頬っぺたをつねってみる……痛い。

うん。現実だ。

 

「あ、そう言えば合宿に来てたんだっけか……」

 

そう呟くと先程まで寝ていた寝室を見渡す。

自分がいつも使っているベットと比べ、とても豪華であり高級ホテルのスイートルームで使われるベットなのでは?と思ってしまう。

 

と言うか相変わらずリアス先輩の別荘すげー。

何度同じ事を僕はやってるんだろう。

そう関心していると不意に空腹感が襲ってくる。時間を見てみると朝の6時。

いつもアームズモンスター達の朝食はいつも僕が作っている為、早起きが習慣となっているのだ。

 

さて……キバットは………。

 

「ぐごごごごごーーーーーzzZZZ……」

 

「……朝食でも作ろうかな?」

 

ぐっすりと寝ているキバットを起こさないよう、こっそりと台所へと向かって行った。

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

「えーと?冷蔵庫に入ってるのは……じゃがいも、玉ねぎばっか………」

 

そういえば最初の夕飯の支度でイッセー君がじゃがいも玉ねぎの皮を剥きまくったんだっけ。

 

それにしてもあの時は何故、団長ネタが出て来たのだろうか。

確かに始めて全話見た機動戦士だったけども。

 

そう言えばこの世界で機動騎士ダンガムと言うドール・アーマーと呼ばれるロボットを操って戦う有名ロボットアニメをイッセー君に勧められたっけか……。

本家もそうだけどOVAが面白かったな。

そう言えば、新シリーズで鉄骨のドルフィンズが出るんだっけか……。

 

よし、絶対にリアルタイムで見よう(断言)

 

 

そんな事を思いながらも冷蔵庫からじゃがいも、玉ねぎ、そして卵や肉と言った材料を取り出していく。

 

「お、ミックスチーズやほうれん草もあるな……ふむ、スパニッシュオムレツでいいかな。あと朝はコーヒーにすべきか……それともお茶を出すべきか……」

 

「何をしているんですか?」

 

背後から声が聞こえてくる。この声の感じは塔城さんだろう。

とりあえず手を動かしながら塔城さんに飲み物のリクエストを聞いておくとしよう。

 

「あ、塔城さん。塔城さんって、朝はコーヒー派?それともお茶派?」

 

「……ミルクです」

 

成る程、確かにカルシウムは大事だよね。

待てよ?ホットが良いか、それとも冷たいままが良いのだろうか?

 

………まぁ、そのままでも良いかな?

 

「そっか。それじゃあさ、これから朝食作るからちょっと待ってt━━━━」

 

 

「……?」

 

 

 

…………

 

 

 

━━ピョコン

 

 

 

 

( ゚д゚) ………

 

 

(つд⊂)ゴシゴシ

 

 

あっ、あれぇ?

 

き、気の所為かな?何故か塔城さんの頭から猫耳で生えているように見えたぞー?多分幻覚だろう。そうだ。きっとそうに違いない。まさかそんな異世界お馴染みケモミミ萌えパーツが装着されている訳無いよね。ハハハハハー

 

 

 

 

 

 

 

━━━ピョコピョコ

 

 

 

 

 

 

 

 

(;゚д゚) ………

 

 

 

(つд⊂)ゴシゴシゴシ

 

 

 

(;゚Д゚)………!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

え?何これ。確かにここは異世界だけども何?学園のマスコットって本物の猫耳が生えるもんなの?

 

て言うか既に耳が2つあるのにさらに増えて耳が4つっておかしく無い?

どんな構造になってんの?なんで頭頂部から耳生えてんの?どんな骨格してんの?

内耳神経とか蝸牛神経とかどうなってんの?

 

まて、落ち着け。クールになれ、東崎莉紅。

『萌えの伝導師・K』のように冷静になれッ‼︎いや、待てウッディは流石にダメだ。しかもあの作品の登場人物達ほぼ死ぬやんけ。

 

 

 

「……どうしました?」

 

 

 

 

………………

 

 

 

このまま猫耳の事をストレートに質問するか、それとも別の言い方で猫耳の事を気付かせるか?と僕は考えるが

 

ぶっちゃけ、悪魔とか堕天使とか天使がいる世界だから気にしなくて良くね?と結論に至った為

 

 

 

「………ミルクはホット?それともそのまま?」

 

 

 

━━僕はそのまま考えるのをやめた。

 

 

 

 

「……ホットでお願いします」

 

「うん。それじゃあお皿用意して、それからポッドも一応……えっとそれから……ん?」

 

僕の背中に何かが寄りかかってくるようなものを感じる。

後ろの方へと視線を移すとそこには僕に寄りかかってうたた寝している塔城さんが居た。

 

 

「すぅ……すぅ……」

 

 

 

…………………

 

 

 

「………不覚にもキュンとしてしまった………」

 

 

 

あー、ヤバい。本格的にロリコンと化して来たよ……マジか。

まぁ確かに何というか塔城さんは小動物って感じの可愛さだけど、見た目は小学生くらいの見た目だからね?

うわぁ……イッセー君に毒されたのかな………。

 

とにかくこのままでは色々と危ないので移動させる事にした。

 

「ん………先輩……」

 

「…………せめて、ソファで寝かせてあげよう」

 

そう一言呟き、ソファに寝かせ風邪をひかせないよう布団をかけてあげた。

 

「……ハァ………こりゃロリコン確定だなー。コレで僕もイッセー君と同じく犯罪者予備軍の仲間入りかぁ……」

 

今の僕はきっと死んだ魚の目をしているのだろう。

だが、きっと修行の疲れが抜けていないのだろう。塔城さんが寝てしまうのも無理もないと思う。

しかもまだ朝早い為、眠いのも仕方ない事かもしれない。

 

とりあえず、全員分の朝食が出来上がりそうなところでそろそろ起こしに行くとしよう。

 

ちなみに最初に行くのはイッセーの部屋だ。

なんだかんだで女性の部屋へ行く事に抵抗があるので1番の友達の部屋から行く事にしたのだ。

木場君は……入った瞬間、尻がやばい事になる気がするのは何故だろう。

 

 

「さてと……イッセー君。おはy━━━」

 

僕の言葉はそこで止まってしまった。

そこは僕の親友が使っている部屋だった。別にそこら辺にガチガチになったティッシュが落ちていた訳ではなかった。

 

ただ、イッセー君の部屋には別の部屋に居るはずのアーシアさんがイッセー君と同じベッドで寝ているのだ。

 

しかも、アーシアさんの服が別の物に変わっている。

しばらくするとイッセー君とアーシアさんは目を覚まし、こちらに気がつく。

 

「ん?……東崎か。お前はぐっすり眠れたか?」

 

「━━━━」

 

「ん?東崎一体どうしt……!」

 

イッセーは君は僕の視線を辿り自分の状況を瞬時に理解した。

 

「ち、違ッ!こ、コレは!秘密の特訓で……!」

 

すると、イッセー君の大きな声で起きたのか、アーシアさんが目を覚ます。

そして、僕とイッセー君を交互に見てニコリと挨拶。

 

「おはようございます」

 

「う、うん。おはようアーシアさん。ところで服はどうしたの?」

 

「じ、実は……夜中、イッセーさんの特訓で服が破けてしまい……」

 

僕はそのまま部屋を出て行こうとするとイッセー君が僕の服を掴んでくる。

 

「ちっ、ちげーよ!!えっ、えーと、アレだ!外で!夜中の外でやったから!!」

 

「青姦!!??え、マジで⁉︎ヤったの⁉︎ちょっと引くわ……」

 

まさか幼馴染(悪魔)が居候のシスター(悪魔)が一線を越すなんて………赤飯の用意をした方が良いかな?

 

「イッセーさん、青姦って……?」

 

「良い加減にしろよテメェェェェェェッ!!!」

 

 

朝早くからイッセー君の絶叫が響き渡る。

ちなみに、この後、部長にめちゃくちゃ説教された。

 

 

合宿も終わりに近づき、いよいよライザーさんとの決戦の日が迫って来たのだ。

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

「ブーステッド・ギアを使いなさい、イッセー」

 

本日の修業を始める前にリアスが一誠に言った。

 

「え?でも、この合宿中は使っちゃダメだって、部長が…」

 

「私の許可無しでは、ね。相手は……東崎お願いしていいかしら?」

 

すると戦う相手が東崎と聞き、イッセーは一層と気を引き締める。

東崎も少し驚きはしたが、すぐに返事をしてイッセーの前に立つ。

 

「いいですよ」

 

「ええ。神器の発動から2分後に戦闘開始よ」

 

リアスに促され、東崎が一誠と対峙する。

 

「へっ、最初の方はボロ負けだったけどな、あん時と一緒にすんなよ!」

 

「勿論。そのつもりだよ」

 

構える東崎の答える形でイッセーが自身の神器であるブースデッド・ギアを発動させる。

 

「ブーステッド・ギア!」

 

【BOOST】

 

一誠の言葉に反応した神器が音声を発することで力が倍になる。

 

「もう一度よ。イッセー」

 

「ブースト!」

 

【BOOST】

 

何回も何回もリアスに言われるまま倍加を繰り返し、すでに10回目の倍加を迎えようとしていた。倍加を繰り返すといえば聞こえはいいが、実際は能力の増大に限界が存在する。

増大する力と、宿主にかかる負荷が比例するためだ。

 

簡単に言えばトラックが許容量を遥かに超える荷物を運べない事と同じである。

 

そして何回も何回も倍加を続け、リアスは目を見開く。

 

 

「ど、どういう事イッセー!これで20回目の倍加よ⁉︎」

 

「へへっ……実は部長には内緒で特訓してたんすよね。やっぱり東崎には負けてらんないっすから」

 

「……予想以上の修行の成果ね……」

 

リアスはイッセーの神器を見つつも東崎に声をかける。

 

「東崎。キバとしてイッセーと戦ってくれないかしら?」

 

「……いいんですか?」

 

「えぇ。それにイッセーもそれを望んでいると思うわ」

 

イッセーは無言で東崎を見据えている。

どうやら覚悟は出来ているようだ。

 

「キバット!」

 

「っしゃあ!久々にキバって行くぜ!」

 

それに応えるように東崎は手元にキバットを呼び寄せる。

そしてイッセーはブースデッド・ギアを前に突き出す。

 

「変身!!」

「ブースデッド・ギアァ!!」

 

【EXPLOSION!!】

 

初めて聞くその音声を引き金に、ブーステッド・ギアの宝玉が光を放つ。

直後に一層強い輝きが一誠を包み、東崎の身体は異形の姿へ変貌を遂げる。

 

 

「あれは…?」

 

初めて目撃する光景にアーシアは疑問を抱いた。

 

「あの音声によって、イッセーは一定時間、強化された力を保ったままで戦えるのよ……それじゃあ始め!」

 

ヒュンッ!!

 

「がっ⁉︎」

 

合図と共に東崎は飛び膝蹴りをイッセーに喰らわす。

騎士である木場と比べて劣るが、素早い攻撃を腹部にダメージを受けたイッセーはすぐに体勢を整える。

 

「ってぇな!」

 

「!さっきのを受けてピンピンしてるとは……」

 

「お返しだ!!」

 

 

ドンッ!!!

 

そう言うとイッセーは物凄い勢いで走り出す。

まるで大砲の弾のようなスピードで一直線に進むイッセーに東崎は防御の構えをする。

 

が、

 

「ちょっ、速ッ⁉︎」

 

ズテンッ!!ズザザザッ!!

 

イッセーは東崎の横を通り過ぎ転んでしまうが、すぐさまスライディングの要領で止まる。

 

「隙ありッ!!」

 

イッセーの背後に回りチョップを喰らわそうとする東崎。

だが、イッセーは左腕の籠手を盾代わりにして防御。そのまま東崎の足を掴み、

 

「オッラァ!!!」

 

ブォンッ!!!

 

投げ飛ばす。

軽々と投げ飛ばされた東崎はそのまま着地の体勢を取るが、着地点を読んだかのようにイッセーは着地するタイミングと共に殴りかかる。

 

「オラァッ!!!」

 

ブンッ!!

 

「なんのッ!!」

 

「━━ッととっ⁉︎」

 

だが東崎は着地する瞬間、身体を捻りイッセーの攻撃は虚しく空を切る。

すると攻撃を空振りしたイッセーの体勢が崩れてしまう。

 

それを見ていた小猫は呟く。

 

「イッセー先輩の身体がパワーに振り回されています」

 

「うん。イッセー君は僕達の予想以上の成長を見せた。だけどイッセー君自身、倍加されたパワーに慣れていないみたいだ」

 

先程から何度も何度も攻撃を外しては腹パンをされ、攻撃を外しては腹パンをされている。

 

「ッくそ……おい東崎!ちまちまやるんじゃねぇ!正々堂々と戦いやがれ!!!」

 

「えぇー、そんな事言われても……しょうがないなぁ」

 

そう言うと東崎は地面に手をつける。

そしてそのまま地面に魔力を流し紋章の形へと変化させる。

 

「ハアッ!」

 

「な、なんだこれ━━━」

 

バチバチバチッ!!!

 

「があぁっ⁉︎」

 

するとイッセーの背に紋章が触れるとイッセーは縛り付けられたように動きが止まる。

そして東崎は

 

 

「ハッ!!」

 

ズドッ!!

 

「グアッ⁉︎」

 

サイコキネシスのようにイッセーを引き寄せるとタイミング良く蹴りつける。

そのままイッセーは背後の紋章に衝突する。

 

バチバチバチッ

 

「ぐああッ!」

 

またもや紋章のダメージを喰らったイッセーは謎パワーによって東崎の元に引き寄せられ

 

「ハッ!!」

 

ズドッ!!

 

「グアッ⁉︎」

 

紋章にぶつかり

 

バチバチバチッ

 

「ぐああッ!」

 

謎パワー+蹴り

 

「ハッ!!」

 

ズドッ!!

 

「グアッ⁉︎」

 

紋章にぶつかり

 

バチバチバチッ

 

「ぐああッ!」

 

謎パワー+蹴り

 

「ハッ!!」

 

ズドッ!!

 

「グアッ⁉︎」

 

これぞ東崎が魔力の特訓によって開発してしまったキメ技ならぬHAME技。

もはやイジメである。

 

 

「やめて下さい東崎さん‼︎イッセーさんのライフはゼロです!!」

 

「東崎君⁉︎流石にやめてあげて⁉︎イッセー君が某究極生物のように考えるのをやめた状態になってるから!!」

 

「酷いハメ技を見ました」

 

「あらあらウフフ(流石、東崎君。やはり貴方と私は同類……!)」

 

 

上から順にアーシア、木場、小猫、姫島がそれぞれの感想を述べる。最後に至っては感想かどうか分からないが東崎はハッと我に返り、ハメ技を中止すると、イッセーがバタリとその場で倒れてしまう。

 

「し、死ぬかと……思った……」

 

だが、数分も経たずにイッセーは立ち上がる。

全員は東崎の強さに驚いていたが、それ以上にイッセーのタフネス、根性っぷりに驚愕を露わにする。

 

「へへっ……仕方ねぇ。こうなったらとっておきのアレを使うしかねぇようだな……!!」

 

「い、イッセーさん!もしかして服を破くあの━━!」

 

「いや、違うから!それじゃ無くてもう1つの方だから!」

 

「もう1つ?と言うか服を破くって何?」

 

「何でもねぇよ!とにかく!俺の特訓の成果の1つ見せてやるぜ!!」

 

するとイッセーは神器を真上に掲げて目を瞑り集中する。

 

「集まれ〜俺の全身に存在する煩悩〜じゃ無かった魔力ーーーッ!!」

 

そして手の平からビー玉程度の魔力の塊が出現する。

 

「ちっさ⁉︎無理無理‼︎こんなんじゃ必殺技無理!」

 

「大丈夫よイッセー!ブースデッド・ギアは倍加の能力を持つ神器!小さな魔力でも大きなものへと変化するわ!」

 

「と、とにかく分からんが、喰らいやがれぇぇぇええええッ!!」

 

イッセーは魔力の塊を握り潰し、そのまま東崎に向けて手を突き出す。

 

「いっけぇぇぇぇぇえええええええ!!!」

 

【STRIKE VENT】

 

 

「⁉︎」

 

 

━━ドゴオッッ!!!!!

 

瞬間、イッセーのブースデッド・ギアの音声と共に巨大な火球が放たれる。

東崎は目の前に火球が出現した事に驚いたのか、すぐさま火球の真下へスライディングする要領で回避を行う。

 

巨大な火球はそのまま先にある隣の山へと飛んで行き

 

 

 

━━━ドォォォオオオオンッ!!!

 

 

そして巨大な爆発(エクスプロージョン)

全員がその圧倒的な熱量と凄まじい爆音に怯んでしまう。

 

爆音が止み、イッセーは恐る恐る顔を上げるとその光景に言葉を失った。

 

「わお…」

 

「あらあら…」

 

「山が…」

 

「なくなってしまいました…」

 

彼らの目に、イッセーの一撃で大きく抉られた山の全容が飛び込んできた。

 

「ま、まじかこれが俺の……ちか……ら……」

 

ドサリ

 

呆気にとられるイッセーだったが、一秒もしない内に全身にかつてないほどの脱力感を覚えると同時に彼はその場で倒れていた。

 

「イッセーさん!」

 

すぐアーシアが死んでしまったように地面に倒れるイッセーの元に駆け寄る。

 

「……さすがに力を使い切ったみたいね。東崎。彼はどうだった?」

 

「流石に死ぬかと思いました……」

 

「い、生きた心地がしなかったぜ…」

 

変身を解いた東崎はぐったりとした表情を見せ、キバットも予想外のパワーに驚いたのか東崎同様に疲れた表情を見せている。

 

その様子にリアスは安心したかのように微笑むとそのままイッセーの元へと歩いて行く。

 

「イッセー。貴方は私の予想を遥かに超える成長を見せたわ。先程の攻撃はまさに上位悪魔クラス、いえ、下手をすると魔王クラスに匹敵するかもしれないわね」

 

リアスはそのままイッセーに肩に手を乗せる。

 

「あなたはゲームの要。恐らくイッセーの攻撃は状況を大きく左右するわ。私たちを、そして何より自分を信じなさい」

 

「みんなを…。自分を…」

 

一誠は言葉を噛みしめながら、自分の中に自信が満ちていくのが分かった。

 

「あなたをバカにした者に見せつけてやりましょう。相手がフェニックスだろうと関係ないわ。私達がどれだけ強いか、奴らに思い知らせてあげましょう!」

 

「「「「「はい!」」」」」

 

「東崎。今更言うのも何だけど……こんな私達に手を貸してくれないかしら。悪魔やキバは関係無く、オカルト研究部の1人として、駒王学園の生徒リアス・グレモリーとして私達に力を貸して欲しいの!」

 

「……勿論ですよ。当たり前じゃないですか!」

 

東崎はリアスの言葉に笑い返すようにグッとサムズアップをする。

その場の全員の気持ちが一つになるのを感じる。

 

 

決意を新たに結束を深め合った山籠もり修行は順調に進んで行き、ライザーとのレーディングゲーム決戦当日を迎えたのだった。

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

「はぁーー……久しぶりの我が家だ……」

 

「何て言うかアレだな。安心感があるな」

 

自宅に帰って来た東崎とキバット。

手元には山で採って来た山菜が沢山詰められたタッパーが入っている袋を持っている。

 

ドアに手を掛けようとした東崎だったが彼はとある違和感を感じる。

「そういえば……何か忘れてない?」

 

「……確かに……まぁ、いいじゃねぇか。さっさと部屋に戻ってゲームまでゆっくりしようじゃねぇか」

 

「それもそうだね。それじゃ、ただいまー皆!お土産買って来t

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ウワァァァァァァァァァァァッッ!!!!!!!!!!!!!」

 

「待て!待つんだアモンーーー!」

 

「ザヨゴォォォォォオオオオオオオオオッ!!!」

 

「俺の身体はボドボドダ!!!」

 

「イッテイーヨ!」

 

「馬鹿かリキ!無闇にアモンを刺激するなぁぁぁ危なぁぁァァッ!!??」

 

「出してぇぇぇェェェェェェェええええええええッ!!!ここから出してぇぇぇぇぇッ!!!」

 

 

 

そこには斧をぶん回し発狂しているアモン(バッシャー)に、壊れたかのように謎の声を出しているリキ(ドッガ)。

そしてそのアモンを止めようと奮起している次狼(ガルル)が居た。

 

家中のガラスは割れ、椅子やテーブルはボロボロ。

冷蔵庫の中身もスッカラカンで目の前にはただ混沌とした空間が広がって居た………。

 

 

「「忘れてた!!??」」

 

 

そう、東崎とキバットは忘れていた。このアームズモンスター達は家臣の癖に全く家事が出来ない奴らだったという事を

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アームズモンスター

 

ガルル、バッシャー、ドッガ。

特にバッシャーが狂気となった為、レーディングゲームに不参加決定。

 




悲報、ライザー戦にてフォームチェンジ不可。

そもそもインフレ率のヤバいハイスクールd×dでバンバンとフォームチェンジすると言うのはどうかなぁ?と思った結果です。


【イッセーの新必殺技】

徐々にイッセーが熱血化しているが、これも全部万丈龍我ってやつの仕業なんだ!!

「なんだってそれは本当かい!」

「俺はやってねぇ!!」

今回、イッセーには仮面ライダー龍騎から《ストライクベント》をやらせていただきました。
個人的にイッセーにやらせてみたかった技の一つです。

一応、イッセーがストライクベントを使った理由としては東崎がまだ小さい頃にイッセーと良く遊んでいたヒーローごっこ的なナニカで
「すとらいくべんとー!」って感じに言ってたのをイッセーの心の中で印象に残っていたからです。

子供は影響を受けやすいと言いますが、イッセーも小さい頃にあの紙芝居の影響でおっぱい魔神に………




ついでによく感想等で主人公が能天気と呼ばれますが間違っていません。
ただ自身の危機感が鈍いんです。
何というか、ファンガイアと人間のハーフという感じなので人間と比べて狂っているんじゃないかな?と思いました。
今はまだソフトで、ジワジワと侵食して行ってる感じ。

人間としての思考を持っているが心はファンガイアという感じです。

初期のムッコロさんもといロリコンジョーカーのような人間の心、アンデットとしての思考を持っている逆パターンだと思ってくれるとありがたいです。

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