とりあえずキバって行こうか   作:ゴランド

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ハイスクールD×Dheroの始まりと同じくエクスカリバー編を投稿。
まだ0話だけど覇龍の場面を原作通りに直してくれたのはスタッフナイス!
3期も楽しめたけど……せめてちゃんと原作通りにして欲しかったなぁ……。




月光校庭のエクスカリバー
21話 おい、テニヌしろ……じゃなかった。サッカーしようぜ!


 

 

リアス先輩の婚約が白紙に戻ってから数日、リアス先輩はイッセー君の家に住む事になった。

だが、それ以来リアス先輩はファッション雑誌を読んだりイッセー君へのスキンシップが多くなったり、イッセー君の性癖について相談されたり……。

 

要するにアレだ。

先輩、イッセー君に惚れました。

 

なんだろう。友人としては喜ぶべき場面なんだろうけど……。

イッセー君自身、アーシアさんとリアス先輩の好意に鈍感らしく、見ているこっちがイライラして来る。

 

お願いだからどっちかと付き合ってくれないかなぁ。

甘党の僕でも口の中が砂糖だらけで辛くなる。

 

 

まぁそれは置いておいて現在、僕達オカルト研究部は旧校舎の清掃により部室が使えない為、イッセー君の自宅で部活動を行う事となった。

 

 

「で、こっちが小学生の時のイッセーなのよー」

 

「あらあら、全裸で海に」

 

「ちょっと、朱乃さん!?って母さんも見せんなよ!」

 

「…イッセー先輩の赤裸々な過去」フッ

 

「小猫ちゃんもみないでぇぇぇッ⁉︎」

 

「ふふふ、可愛いわね」

 

「部長さんの気持ち分かります!」

 

「ああああああああああああああああああああッ!!やめてくれぇぇぇぇぇぇッ!!!」

 

 

の筈が、気付くとイッセー君の過去を暴露と言う名の公開処刑が行われていた。

 

あれ?僕達って部活動をしていた筈なんだけどなぁ……。

と言っても菓子を食べて茶を飲みながら駄弁るだけの活動なんだけどネ。

 

 

「あら?これって東崎かしら?」

 

「ん?そうですね………お、懐かしいなぁイリちゃんの写真も残っているのか」

 

 

イリちゃん今頃どうしてるかな?

小さい頃はよくモケポンで通信対戦しまくっていたな。

………できればあの頃よりも女の子らしい格好になってると良いんだけどな。

 

 

「……東崎君、イッセー君。これ」

 

 

すると、木場君は小さい頃の僕、イッセー君、幼馴染だった友達イリちゃんがヒーローのようなポーズをとっている写真を見せて来た。

そう言えば小学生に上がる前に外国へ行ったんだっけか……。

 

 

「これに見覚えは?」

 

 

すると木場君は小さい頃の僕達の後ろに設置されていた剣を指差し━━━

 

 

 

 

……………

 

 

……………

 

 

……………

 

 

 

 

「うーん、ガキの頃すぎて覚えてないな……東崎h──って!どうした⁉︎凄い汗の量だぞ⁉︎」

 

「これの事を知ってるのかい?」

 

「えっ⁉︎あ、あははハハハハハハハハハハ!ワ、ワカラナイナー。ウン、ごめん何のことかサッパリだよーハハハハハハーー」

 

 

 

 

嘘だ。

僕は覚えている。

 

そう、アレは僕達がまだ子供だった頃の話だ。

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

『わーっ!本物の剣だ!かっこいい!』

 

『………触ってもいいよね?』キョロキョロ

 

 

東崎は周りに誰も居ない事を確認すると鞘から剣を引き抜く。すると刀身が銀色にキラリと輝きまるで鏡のように自分の顔を映し出していた。

 

 

『お、おぉぉぉおおお!凄く綺麗だ!……ふ、振るだけなら許されるよね?』

 

 

東崎は誰も居ない部屋で言い訳しながら剣を上段に構える。

 

 

『ひっさーつ!あ、重…』

 

 

━━ゴトン、パキンッ!

 

 

『………あ』

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

そう、イリちゃんの家にあった剣にヒビを入れてしまった出来事は今でも覚えている。

その後、すぐに剣は鞘に収めたのでバレていないと思う。

 

………バレてないよね?(震え声)

でも、その剣が一体どうしたのだろうか?

 

すると木場君は目付きを鋭くしながら口を開く。

 

 

「思いもかけない場所で見かけるなんて、これは───聖剣だよ」

 

 

 

 

 

 

 

……………

 

 

……………

 

 

……………

 

 

 

 

聖剣が簡単にーーーーーーーーーーッ!!

 

 

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

 

 

 

 

 

球技大会が迫って来ている中、 オカルト研究部に見慣れない姿があった。

眼鏡をかけた知的な女とそれに付き添う男だ。だが、東崎達はその人物達に見覚えがあった。

リアスは彼女の隣に立ち紹介を始める。

 

 

「改めて紹介するわ、こちらは支取 蒼那(しとり そうな)知っての通りこの学園の生徒会長よ」

 

「よろしく、兵藤君、アーシアさん、東崎君」

 

「あ、ご親切にどうも」

 

「そ、それで会長さんがどうしてここに?」

 

 

イッセーは悪魔の関係者である者しか立ち入らないオカルト研究部に学園の生徒会長が居る事に疑問に思う。

すると、後ろの方で待機していた男子学生が口を開く。

 

 

「なんだリアス先輩、もしかして兵藤達に俺達の事を話してないんですか?」

 

「支取蒼那様の本当の名前はソーナ・シトリー上級悪魔シトリー家の次期当主ですわ」

 

 

生徒会長がリアス達と同じ悪魔と言う事実にイッセー達は驚く。

それもその筈、男女問わず全生徒達からの人気が高い彼女が悪魔なのだ。驚くのも無理はないだろう。

 

 

「この学校は実質グレモリー家が実権を握っていますが、『表』の生活では生徒会つまりシトリー家に支配を一任し、昼と夜で学園の分担を分けてます」

 

「会長と俺達シトリー眷属の悪魔が日中動きまくっているからこそ平和な学園生活を送れているんだ。それだけは覚えてもバチは当たらないぜ?」

 

 

彼女の言う事に対してイッセー達は更に驚き、生徒会長の支取は眼鏡の縁をクイッと上げた後、側にいる男子生徒を紹介し始める。

 

 

「彼は生徒会書記の2年、匙 元士郎《さじ げんしろう》。シトリー眷属の"兵士"よ」

 

「って、事は生徒会メンバー全員……」

 

「シトリーの眷属悪魔よ」

 

「(………うちの学園って悪魔に支配されてるんだなぁ)」

 

 

東崎は学園での知り合いの大半が悪魔と言う事実に顔を引攣らせる。

そして彼の頭の中にこの学園を支配するシスコン魔王のイメージが浮かび上がってくるが、すぐに搔き消す。

 

するとイッセーは同じ兵士である匙に握手を求める。

 

 

「同学年に同じ"兵士"がいるのは嬉しいな、よろしくな」

 

「…俺としては変態3人組の1人であるお前と同じなんて酷くプライドが傷付くんだけどな………」

 

「んだとテメェッ!!」

 

「(………当たり前の反応なんだよなぁ)」

 

 

喧嘩腰になる2人の"兵士"をまるで子供の成長を見守る保護者の如く東崎は呑気に眺める。

ちなみに今現在までに覗きを繰り返している変態のイッセーと同じにされたくないと言う匙の言う事には一理ある。と言うか東崎は彼の気持ちが良く分かる。

 

そんな2人は更なる口論を繰り広げる。

 

 

「やるかこのエビフライ頭!」

 

「エビフライのどこが悪いんだよこの野郎!」

 

「悪くねぇけどお前、ソースぶっかけんぞこの野郎。こう見えて俺は駒四つ消費した兵士だぜ?最近悪魔になったばかりだがお前に負けるかよ!」

 

「おぉ、兵藤君の丁度半分なんだ」

 

「は、半分⁉︎」

 

 

自信満々な匙に東崎の言葉が突き刺さる。

東崎の言葉が信じられないのか彼は自身の主人である支取に顔を向ける。

支取は眼鏡を押し上げた後、匙に説明をする。

 

 

「東崎君の言う通り。フェニックス家の三男を倒したのは彼なのよ。駒を八つ消費したのは伊達では無いと言う事です」

 

「そ、そうなんですか?俺はてっきりキバがやったものだと……」

 

 

困惑する匙を横目に支取は東崎にチラリと視線を移す。

 

 

「彼が……今代のキバ」

 

「えぇ、その通りよ。だけど貴方が思っている程では無いわ」

 

「そう……改めてよろしくね、東崎君。ソーナ・シトリーよ」

 

「あ、いや。人間の時の名前でいいですよ。僕は別にファンガイアとか人間とかそう言うの気にしてないですし」

 

 

すると東崎の言葉に少し驚いたのか彼女は目を見開いた後、微笑みを見せる。

 

 

「確かに……リアスの言う通りね」

 

「今更なんですけど、僕を何だと思ってるんですか……」

 

 

東崎はリアス達を含め、彼女達の自身へのイメージがどうなっているか気になって仕方がなかった。

 

 

「イッセー君、アーシアさん。うちの眷属はあなた方よりも実績が少ないので失礼な部分が多いですが新人の悪魔同士、仲良くしてあげてください」

 

「はい!よろしくお願いします!」

 

「アーシアさんなら大歓迎だよ!」

 

 

アーシアの手をギュッと握りしめる匙。

東崎は「あ、イッセー君と似てる」と心の中で思った。

すると、イッセーはアーシアと匙の間を割って入り匙の手を目一杯の力で握る。

 

 

「ハハハ!匙君!俺の事もよろしくね!つーかアーシアに手を出したらぶっ殺すからね!」

 

「うん、よろしくね兵藤君!独り占めかい?本当にエロエロ鬼畜だね!天罰に遭って死んでしまえ!」

 

 

表では笑顔を保つ2人だが、言葉は本心を隠しきれていない事に彼等の主人はハァと溜息をつく。

互いの下僕がこれ以上仲を悪くしないよう支取は声を掛ける。

 

 

「私はこの学園を愛してます。1人の生徒として、悪魔としても。ですから学園の平和を乱した者は誰であろうと絶対に許しません」

 

「「うぅ……」」

 

「それと東崎君、伝えておきたいことが」

 

 

すると支取は東崎の方へ向き直る。

 

 

「球技大会、荒れますよ」

 

「……はい?」

 

 

そう一言呟くと、彼女は部屋を出て行った。そして遅れるように匙も部屋を出て行く。

 

 

「………もしかして、支取さんって痛い人?」

 

「東崎、それ以上駄目よ」

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

 

球技大会当日

 

いきなりだがテニス決勝戦ッ!沢山の生徒達が注目している。

それもその筈、今回の対戦カードはリアス・グレモリーvs支取蒼那と言った学園で人気のお姉さま方だ。

沢山のギャラリーで賑わっているのは当たり前の事だろう。

 

 

「部長ォォォォォ!頑張れぇぇぇぇええええ!!!」

 

「会長ォォォォォ!勝ってくださぁぁぁぁいいぃ!!!」

 

「ふふふ、上級悪魔同士の戦いはこんな所で観れるなんて素敵ですわ」

 

 

眷属達が応援する中、いよいよ試合開始。

リアスの球を支取が打ち返し、それを更にリアスが打ち返す。

しばらくラリーが続いた後、支取が仕掛けてくる。

 

 

「支取流……スピンボール!!!」

 

 

━━ギャルルルルルルルルルルルッ!!!!

 

 

支取が打つボールに急激な回転が加わる!

その螺旋エネルギーは多大なパワーを生み出し、黄金回転の如く!リアスのラケットを破壊したッ!!!

 

 

「え?………あれ、魔力使わなかった?」

 

「使いましたね」

 

 

東崎の言葉に小猫が頷く。試合に熱くなってしまったのか支取は生徒達の前で魔力を使ってしまったのだ。

 

生徒達は勿論、会長の力に対して━━━

 

 

「ま、魔球だ!」

 

「すげぇ!初めて見た!」

 

「やべぇよ!コレ!」

 

「……あるぇー?」

 

 

━━何も思ってなかった。

生徒達のリアクションに東崎は呆気にとられる。

 

 

「え?あ、あのー桐生さん?さっきのどう思う?」

 

「は、はぁ……?まぁ、会長だからおかしくないんじゃないの?」

 

「あ、そうですか」

 

 

会長達に対する生徒達のイメージがどのようなものか気になってしまうがグッと堪える。

 

 

「そ、ソーナ!さっきのはズルくないかしら!」

 

「あら?どうしたのかしらリアス。負け惜しみはあなたらしくないわね」

 

 

フフフと悪い笑みを浮かべる支取。

 

 

「……会長ってあんなキャラでしたっけ?」

 

「フフフ、この学園には良くも悪くも問題を抱える生徒が多いですわ。だいぶストレスが溜まっているみたいですわ」

 

「あぁー、漫画研究部の事もたまに報告する時『絶版にしてやる』って呟いていたなぁ……」

 

 

色々と納得した東崎を他所に再びリアス達の試合が再開される。

しばらくラリーが続いた後、次はリアスが仕掛ける。

 

 

「魔動球ッ!!!」

 

━━ドォンッ!!!

 

 

轟音と共にリアスの球が放たれる。シュウゥゥゥと煙が新しいラケットから出ているがリアスの方に得点が入る。

 

 

「す、すげぇ!魔動球だ!」

 

「あれがリアスお姉さまの奥義"魔動球"!」

 

「だけど、会長にはかなわないわ!」

 

「何を言ってやがる!リアスお姉さまの魔動球は百八式もあるんだぜ!」

 

 

何故リアスの打つ球が百八式もある事を知っているのかはどうでも良いが、いよいよリアスまでも魔力を使ってしまう。

心配になってきたイッセーはリアスに声を掛ける。

 

 

「ぶ、部長!流石にそれは……!」

 

「馬鹿野郎!イッセー!あの人達の勝負にケチをつける気か!」

 

「あの領域には俺達はついて行けない!俺達はただ見守るしかないんだよ!」

 

 

どこからともなく現れた松田、元浜はガッシリとイッセーの腕を掴んで離さない。

悪魔以上の力を見せる2人にイッセーが驚く中、部長と会長の戦いは激しさを増して行く。

 

 

「フフフ、やるわねソーナ!流石は私のライバル!」

 

「えぇ、負けた方が小西屋のトッピング全部乗せたうどんを奢る約束、忘れてないわよね」

 

「勿論よ!喰らいなさい!獄炎魔動球ッ!!!」

 

「甘いわね!支取ゾーンに入った球は全てを打ち返すわ!」

 

 

賭けの対象がショボ過ぎるお嬢様方のテニスは更に激しさを増し、挙げ句の果てには空を飛び、竜巻が発生し、召喚獣が出現し殴り合いが始まるという事態となって行った。

 

それを観ている生徒達も盛り上がりテニスコート内の熱がどんどん上がって行く。

無数の歓声の中、東崎は心の奥底から叫ぶ。

 

 

「おい、テニスしろよ!!!」

 

 

テニスでは無くテニヌと化した試合は続いていく。

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

球技大会、部活対抗戦。

 

テニスでは結果的にリアスと支取の同時優勝となった。

しかし、彼女等の試合の影響は一般生徒達のハートに火をつけてしまった。

 

 

「いくぜ!『突風ダッシュ』!!!」

 

「行かせるかッ!!!『the・障壁』ッ!!」

 

「必殺ッ!!『フレイムタイフーン』!!!」

 

「止めてみせる!『バーニングキャッ──ぐぁぁぁあああああ!」

 

「部長ォ!!!大変です!グラウンドで超次元サッカーが起きてます!」

 

「どうしてこうなったの⁉︎」

 

「十中八九、部長達がノリノリでテニスやったからだと思います!」

 

 

あらゆる種目で物理法則を無視した出来事が発生する。

テンションが上がってしまった人は本当に恐ろしいものだ。

そして、いよいよオカルト研究部vs吹奏楽部の試合。種目はドッジボールだ。

 

試合前た互いの部長達は握手を交わす。

 

 

「いい試合にしましょう」

 

「えぇ、ですが……リアス・グレモリー貴女には負けられません。私には負けられない理由が3つあるのですから」

 

「何ですって?」

 

 

吹奏楽部の女部長の言葉にリアスは眉をひそめる。

そんなリアスに対して彼女は不敵な笑みを浮かべる。

 

 

「1つ、前回の球技大会では貴女に負けてしまった。2つ、私はそのリベンジを必ず果たす!」

 

 

そして、ためるように彼女は最後の理由を口から出す。

 

 

「3つ、東崎莉紅を取り戻す為!」

 

「……え?僕?」

 

「東崎を?何故かしら?」

 

「覚えてないかしら?あの時の東崎君の演奏を!」

 

 

あの時とは恐らく、アーシアが転校して来た際に東崎の意思とは別に始まってしまった演奏会の事だろう。彼女はさらに喋り続ける。

 

 

「彼の才能は貴女達オカルト研究部では発揮出来ませんが私達、吹奏楽部でなら貴女の才能を十二分に発揮できる!この勝負に勝ったら東崎君を私達の部に転部して貰います!」

 

 

ΩΩΩ<な、なんだってーーーーー!!!

 

 

観客達がざわつき始める。

東崎自身、いつの間にか賭けの対象になっている事に驚きを隠せない様子だった。

 

 

「えっ、あの?」

 

「いいわ、受けて立ちましょう!」

 

「僕の意思は!!?」

 

「勝てば良いのよそんなもの!」

 

 

ドンドン話が進んでいく部長達。

そして話に置いてけぼりにされている東崎を他所にドッジボールは始まった。いや、始まってしまった。

 

 

ボールを投げる東崎。

 

吹奏楽部からの集中砲火のボールを避けるイッセー。

 

試合中ボーっとしている木場。

 

「先輩は渡しません」と呟きながら鬼神の如く圧倒的強さを見せる小猫。

 

ボールが来ない為、ほぼ観戦となっているアーシアと姫島。

 

意気込んでいるもののボールが全く飛んで来ない為、涙目になるリアス。

 

ボールを避けるイッセー。

 

ボールを更に避けるイッセー。

 

木場にボールが当たりそうになった為、庇おうとするイッセー。

 

股間にボールが命中し、生々しい音が響くイッセー。

 

そのまま更衣室に連れて行かれるイッセー。

 

 

以上、ドッジボールの様子。

結果的に犠牲は出たがオカルト研究部の勝利となった。

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

 

 

球技大会から数日。

木場の様子がいつもと比べて違うのが東崎は分かった。

 

力になれないだろうか?と思ったがリアス達から木場は聖剣を憎んでいると聞いた東崎は無闇に人の過去を詮索するのはやめようと、そっとして置くことにした。

 

 

今日もいつもの通り学校に登校しているのだが、東崎の目の前に謎の光景が広がっていた。

 

 

「だから、何度も言ってるだろう!私達にはとある目的で動いていると!それについては何も言えない!」

 

「ほーう…つまりはだ、やましい事だらけで言えないって事か」

 

「私達にやましい事なんて神に誓ってあるわけ無いわ!!そうよ、これはきっと神からの試練に違いないわ!これを乗り越えて真の教徒になれるのね!」

 

「成る程な……とにかくお前等が不審者って事は分かった」

 

「違う!神に誓ってそんな訳無いだろう!」

 

「それじゃあお前等が持っている布の中身を見せてもらおうか」

 

「ぐっ……こうなればこの男を斬り捨ててでも……!」

 

 

ローブを羽織った2人組に煽るような言動で言い争っている担任の門矢先生。

東崎は放っておいたら絶対にロクな事が起きないと判断したのか、仲介する事にした。

 

 

「何やってるんですか先生。お願いですからそんな挑発するような言い方はやめてくれませんか?」

 

「お前は相変わらず女々しい言い方だな。女らしい名前は伊達じゃないって事k」

 

「それ以上言ってみろ……俺は貴様をムッコロスッ!」

 

『おい、バカやめろ』

 

仲介する側の東崎が逆にされる側に回ってしまう時間、およそ3秒弱。

バックの中からキバットが隠れながら声を掛けるが彼の耳には全く届いていない。

 

 

「……あれ?ねぇもしかして」

 

「あ゛?」

 

 

そんな中、ローブを羽織った2人組の内1人が東崎に声を掛けて来た。荒れている東崎に向かってその人物はフードを外す。

 

するとオレンジがかった茶色の髪の毛がパサリと露わとなり、その人物が女性だと言う事が分かる。

 

 

「あー!やっぱりリッ君だ!」

 

「……あれ?イリちゃん?」

 

 

これが『残念系幼馴染』と『妖怪ニス寄越せ』の再開だった。

 

 






東崎はイリナの事をイリちゃんと呼んでますがヒロインじゃありません。
ただの幼馴染です。………今の所。(ボソッ

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