とりあえずキバって行こうか   作:ゴランド

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 改めてハイスクールd×dを見返したけど、これってギャグ作品に分類して良いよね(唐突)アンチ・ヘイトを否定するわけではないんですけど、それ以上にその作品の良さを見つけて楽しむのも大事だと思う。


現在、活動報告の方でアンケートを取っております。興味のある方は気軽に参加して下さい。


26話 愚者

「痛ッ〜〜〜〜〜!!まだ尻がいてぇ……!」

 

「いやぁ、部長の尻叩きって本当に怖いね。一回叩かれただけでも尻が破裂しそうな勢いだったし」

 

「……俺としてはお前と朱乃さんの絡みが物凄く怖かったよ」

 

 

 現在、お仕置きが終了し、オカルト研究部のメンバー全員はイッセー宅へ向かっている。これはエクスカリバーをどのように対処するかの意味合いも含めての事だ。

 

 

「フフフ、イッセー君ったら……私はただ、悪魔らしく欲望に忠実に……ね?」

 

「何が欲望に忠実よ…、いいかしら東崎。貴方はこのオカルト研究部において比較的、良識のあるキャラクターを保って欲しいの」

 

「……? 部長、自分で言うのもなんですけど僕は悪魔問わずニスになりそうなモノがあればホイホイ着いて行くような……アレですよ?」

 

「よく理解してるじゃない。それじゃあそれを治すように努力して欲しいのだけれど」

 

 

 リアスがそう言うと、背後にいる姫島が不敵な笑みを浮かべる。

 

 

「あらあらフフフ。ところで東崎君、ニスの材料になりそうなモノに心当たりがありまして……一緒に鞭を振るってくれればソレをお譲り致しま────

 

「やめなさいって言ってるでしょうが!これ以上、問題児(私の心労)を増やす訳にはいかないわ!」

 

「部長、もしかしてその問題児って俺カウントされてます?」

 

「イッセー君。逆に何故、君はカウントされてないと思った」

 

 

 そんなこんなで会話をしながらイッセー宅に到着したリアス一行。イッセーがただいまと口にしながら玄関の扉に手を掛ける。

 

 

「あ、お帰りなさいイッセーさん!」

 

 

 そこに明るい表情で皆を幸せにするようなアーシアが全員を出迎える。

 

───ただし裸エプロンだ。

 

それを見た東崎はすかさずイッセーにチョークスリーパーを掛ける。

 

 

「ぐぅ────⁉︎な、何を……⁉︎」

 

「何をじゃないから。なに純粋な娘に悪影響与えてんだコラ。なにを吹き込んだら裸エプロンで出迎えるのが常識みたいになってんだ?」

 

「ち、違────あ、アーシアが勝手に……!」

 

「……ほら、東崎そろそろやめなさい(どうしよう、私がアーシアに吹き込んだって言えない……)」

 

 

 リアスの心の中のカミングアウトを東崎達は知るよしも無く、エプロンだけを羽織っているアーシアをそのままにする訳にもいかないのでその場にいた全員はイッセーの家へ上がる事となった。

 

 

(……裸エプロン。そう言うのもあるのか───!)

 

「……あれ、何故か悪寒が?」

 

 

 背後で獲物(東崎)を狙うハンター(小猫)は目を鋭くさせる。謎の悪寒の正体に気付かないまま東崎はイッセーの家へ足を運んでいく。

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

「料理なら僕手伝いますよ」

 

「あら、ありがとう莉紅君。イッセーも彼を見習って欲しいんだけどねぇ」

 

「余計なお世話だっつの……そういやさ、東崎は家の……居候的な奴等に飯とか作らなくて大丈夫なのか?話を聞くには何か『家事をろくにしない穀潰し共』って愚痴ってだけど」

 

「ん?……まぁ、カップ麺とか家にあるモノを勝手に食ってるダロウから大丈夫だと思う」

 

「そんな適当でいいのかよ……」

 

「良いんだよ適当で、今までロクに家事をしてこなかった罰みたいなもんだからな」

 

「………そうなるとお前(キバット)も穀潰しって流れになるぞ?」

 

「───ッ!?」

 

 

 コソコソとイッセーの服の中に隠れながらショックを受けるキバット。無駄にプライドが高い分、ショックが凄まじかったのだろう。シュンと大人しくなる。

 

 

「ハハハ、まぁ料理に関しては女性陣に任せて私達はここで見守っておこうじゃないか」

 

「そうよ。アーシアちゃん達が料理を手伝ってくれるんだからね」

 

「うーん……まぁ、それじゃあ御言葉に甘えて」

 

 

 東崎はそう言うと渋々とテーブル席に着く。

 

 

「……でもなぁ、やっぱり駄目だと思うんだけどなぁ」

 

「まだ言うのかよ。ここは母さんの言う通りにしておこうぜ?」

 

「あー、いやそうじゃなくてね。イッセー君の母さんを除く女性陣が何故、裸エプロンなの?」

 

 

 東崎達の目の前には裸エプロンを着用した女の子達がキャッキャッフフフと楽しそうに料理を作っているのだ。

 

 

「なぁ一誠……私はアーシアちゃんを引き取って本当に良いと思った」

 

「俺もそう思う。けど、アーシアだけでなく部長や小猫ちゃんも着てくれるとは……ッ!クソッ!朱乃さんは報告(エクスカリバーの件)の為に帰っちゃったからなぁ。もし居てくれたら最高だったのになぁ!……ところで東崎はこの光景どう思う?」

 

「今すぐに尻を引っ叩いて服を着せた後、説教したい」

 

 

 東崎は「比較的、良識のあるキャラクターを保って欲しいの」と言っていた数分前のリアスにこの光景を見せてやりたいなぁ……と考えながらテーブルに突っ伏す。

 

何故、こうもイッセーに関わった者は変態に染まってしまうのか。コレガワカラナイ。

 

 

「すみません、ちょっと前通りますね」

 

「………」

 

 

 特に、エロに関して厳しい筈の小猫まで裸エプロンを着ている事が分からない。

 

 

「すみません、また通ります」

 

「………」

 

 

 先程から小猫が東崎の前を数分置きに横切っている事に対し、まさか狙ってやっているのか?と一瞬考え込むが「…そうか既に僕はイッセー君に毒されていたのか」と自分が自覚無しのロリコンと一方的に思い込み、軽い絶望感を味わう。

 

スッと席を立ち上がった東崎は小猫の肩にポンと手を乗せる。ビクッと小猫は驚いた後、少し期待したような恥じらっているような表情を見せる。

 

 

「え、えっと…せんぱ「ごめん搭城さん。僕ちょっと横になってくる」………ゑ?」

 

 

 ソファにドサァと崩れ落ちるように東崎は倒れ込む。その様子に小猫はガクリとその場で項垂れ、アーシア、リアス、イッセー母達に慰められる事となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

 

 

 

 

「……ぱい…ぱい………先輩!」

 

「……ん?何……?」

 

 

 目を覚ますと搭城さんが視界に映って来た。と言うか身体中が痛いしお腹も空いた。どうやらあのまま眠っていたらしい。すると急いで来たかのようにキバットも飛んで来る。

 

 

「おい、やべーぞ莉紅!」

 

「ん?どうしたの穀潰し」

 

「やめろ莉紅。その言葉は俺に効く」

 

「ハイハイ…で、どうしたの?こっちは微妙な時間に起きたから凄く眠いんだけど」

 

 

 いやぁ、眠い。凄く眠い。フカフカのお布団に入ってすぐさま夢の中へGOしたい。

 

 

「コカビエルがやって来たんだよ!」

 

「……コカビエル?」

 

 

 コカビエルってあの………あの………?あれ?コカビエルって誰だっけ?眠気で頭が回らないんだけど。

 

 

「おら、いいから早く来い!ここで対処出来るのはお前くらいしかいないんだよ!」

 

「先輩、行きますよ」

 

「あだだだだだ!分かった、分かったから襟首持って引っ張るのやめて!千切れる!首が千切れるから!」

 

 

 そのままバァン!と玄関のドアを塔城さんが開けるとそこには大きな黒い翼を生やした男が宙に浮いていた。よくよく見るとすぐ近くにフリードも佇んでいるのが分かる。

 

 そんな謎の男達の前にイッセー君達が立ちはだかっていて、イッセー君の腕の中には服がビリビリに破け、どう見ても事後(意味深)にしか見えない格好のイリちゃんが───────

 

 

「……あ!東崎か!よく来てくれ……あ、あれ?おい東崎。なんでお前は俺んちの自転車を担いでこっちに向かって来るんだ?…おい黙ってないで何か言ってく────うぉっ⁉︎危ねぇッ!?何すんだお前!」

 

「君の腕の中を見ればすぐ分かる」

 

「こ、これは誤解だ東崎!弁明を!」」

 

「女の衣服をひん剥く事を考えている君からどんな弁明を聞けと……?ま、とりあえず殴る」

 

 

 よく分からないけどなんかムシャクシャするので一発殴っておかないと気が済まない。

……いや、もう何発かは殴っておこう。

 

 

「落ち着きなさい東崎!」

 

「リアス先輩どいて、ソイツ殴れない!」

 

「いや、ホントに落ち着きなさい⁉︎」

 

 

 とにかく、イッセー君がこれ以上罪を重ねない内に抹消しておいた方が色々な意味で彼の為になると思う。とにかく死ねぇやイッセェェェェェ───ッ

 

 

「先輩落ち着いて下さい」

 

 

──ズドン!!(凄まじい衝撃が腹部に響く音)

 

 

「おぶ」

 

「落ち着きましたか?」

 

「うごごごごごご……お、落ち着きました……」

 

「あぁ、コレが今代のキバなんて悲しくなって来るぜ……」

 

 

 おい、穀潰しコウモリ。自分がキバだと言う事に不満があるなら聞こうじゃないか。

 

 

「……キバだと?」

 

 

 あれ、どうしたんだろう?キバと言う単語に反応を示す…コ、コカビエルさんだっけ?

なんかこっちをジッと見つめているんだけど……。

 

 こう言うのは男女が見つめ合って恋に落ちると言うありがちな少女漫画パターンだけど相手は堕天使で男。すみませんが野郎はお引き取りください。

 

 

「そうか……クク、お前が!お前がッ!キバが!!クククハハハハ!!ハーハッハッハッハ!!!会いたかったぞ!!会いたかったぞキバァ!!!俺は新たなキバの誕生を待っていた!!!さぁ殺し合おう!すぐに殺し合おう!!!いや待て!魔王共も呼んで戦争を始めよう!!グハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッ!!どうする!どうやって殺し合う?そうだ!舞台を用意しよう!!!舞台はこの町だ!!お前はどうやって俺を殺してくれる⁉︎翼を千切るのか⁉︎それとも肉を引き裂くのか⁉︎あぁ、楽しみだ!凄く楽しみだ!!サーゼクスゥ!!!セラフォルゥゥ!!!そしてキバァ!!!早く早く早く!早く!早く!早く!殺し合おう!!キバ!キバ!今代のキバよ!!俺はお前を愛しているぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!!

 

 

「「「「「「⁉︎」」」」」」

 

 

 その場にいたコカビエルを除く全員(フリードも含める)はコカビエルの告白に驚愕を隠せなかった。

 

……え?告白?

 

え?え?え?

 

 

「えっと……ごめんなさい!タイプじゃないんです!!」

 

「無理矢理でも押し通るッ!!!」

 

「お前ホモかよ⁉︎」

 

「ホモでも一向に構わんッ!!」

 

「ヒェッ」

 

 

 や、やばい!!こいつ(コカビエル)ガチホモだ!!え?マジで?嘘だろ!!??嘘だと言ってよバーニィィ!!

 

 

「先輩どいて下さい。アイツ殺して来ます」

 

「落ち着いて小猫ちゃん⁉︎」

 

「いやぁ、ウチのボスの告白されるとは羨ましいねぇ……ドンマイ

 

 

 敵である外道神父からも同情される始末だよチクショウ。

……あ、あれ?おかしいな。足が言う事を聞かないぞ?こっ、この!動けこの足め!

 

 

「ヤベェ、あのサディストに目覚めかけた東崎が産まれたて子鹿のように小猫ちゃんの背後でガグブルしてる……」

 

「あ、アレがコカビエルの本性だと言うの……!」

 

「部長、堕天使の幹部の本性がヤンホモって……」

 

「言わないでイッセー!」

 

 

 うるさいぞソコォ!!

 

 

「フフフ……首を長くして待っているぞキバァ!!!」

 

「んじゃ、そゆことで!……まじかぁ。ウチのボスってホモかぁ……」

 

 

 そう言うとコカビエルは翼を羽ばたかせ、漆黒の空へ消えていく。そしてフリードは手に持っていた閃光弾を使い、視界が白く塗り潰された後、姿を消していた。

 

……あ、これチャンスじゃね?

 

 

「クソッ!コカビエルの野郎……部長!」

 

「えぇ!好きにさせるワケには行かないわ。東崎、貴方の力を貸してくれるかしら……………あれ?小猫、東崎はどこに行ったのかしら?」

 

「…?先輩なら私の後ろに……あれ、居ない?」

 

「どこに行きやがった……って、なんだこれ?手紙か?」

 

 

『ちょっと木場くんとゼノヴィアさんを探しに行ってきます。ついでに僕の事は探さないで下さい by東崎莉紅』

 

 

「………アイツ逃げやがった!?」

 

 




 東崎莉紅は種族問わず平気で見捨てる事が出来るクソ野郎であり神様に特典を貰った癖に自分は平穏に暮らしたいとほざき、他人の命を何とも思っていない哀れな転生者。
培った訳でもない力を他人に振るうその姿はまさに滑稽である。

 彼は一体何の為に戦うのだろうか?



今回文字数が少なかったのは乾巧って奴のしわz…って、ジオウにたっくん本人出演キターーー!o(^o^)o

草加ァ!生きとったんかいワレェ!
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