とりあえずキバって行こうか   作:ゴランド

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早く変身させたいのに変身できない。
コレも全部ディケイドって奴の仕業なんだ。なんだって!それは本当かい?

おのれディケイドォォォォォォォォォォ!!!

???「俺のせいにするな」



2話 通り魔にご用心

なんだコレは幻術か⁉︎………イヤ幻術じゃない!………イヤ……幻術か?また幻術なのか⁉︎………いや幻術か?

 

 

━━━なんだコレは!!!???

 

 

 

ざわ ざわざわ ざわ

 

 

三人は目の前の光景に混乱していた。

あの兵藤一誠に彼女ができた。そんな天変地異の出来事を目の当たりにした三人はSANチェックのお時間です。

 

東崎 SANチェック0/1d6→成功

 

元浜 SANチェック1/1d6→失敗 SAN値5減少 一時的狂気『気絶あるいは金切り声の発作』

 

松田 SANチェック1/1d6→失敗 SAN値6減少 一時的狂気『肉体的なヒステリーあるいは感情の噴出』

 

「お前らな!!!オーバーリアクションすぎるんだよ!!」

 

「ありえん!!!あのおっぱい魔神と称されたイッセーが!!!あのイッセーがああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

 

「ま、まさか!神は死んだと言うのか!!!??それともそれが原因で聖と魔のバランスが崩れてしまったと言うのかああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

 

ぐにゃあと何故か元浜と松田がいる空間が湾曲しているように見えるのは気のせいだろう。

イッセーはそんな二人を無視して東崎の元へ歩み寄る。

 

「イッセー君おめでとう。夢が叶ってよかったね」

 

「おう、サンキューな。………ところでちょっといいか」

 

イッセーは彼の彼女である夕麻に聞こえないよう東崎に耳打ちをする。

 

「彼女はできたが、これからどうすればいいんだ⁉︎マジで今も手が震えてんだよ!」

 

「えっと…やっぱりデートじゃない?よくゲームとかアニメとか漫画でありそうな展開だけど」

 

「デート………デートか………よし!わかった!!!俺は必ず夕麻ちゃんをデートに誘ってみせる!!!」

 

イッセーはいつになく張り切っている様子だ。そしてしばらくすると表情はいつも通りのエロい事を考えている顔となった。

東崎は「あー、いつも通りで安心した」と安堵する。

 

「それじゃあまた学校でな、行こう夕麻ちゃん」

 

「はい、それでは」

 

「うん。今後ともイッセー君をよろしくね」

 

イッセーと夕麻はそのまま手を繋いだ状態で通学路を走っていく。その姿はまさに学園で青春のアレだ。

東崎は未だに「あああああ」と叫んでいる元浜と松田の二人を見る。

 

 

>そっとしておこう

 

 

東崎はあえて何も言わずその場を立ち去ったのだった。

 

「あ、搭城さんから美味しいお菓子の店聞いてなかった」

 

そして美味しいお菓子の店を聞けなかった事を悔やんだのだった。

 

 

 

 

 

▼ ▼ ▼ ▼ ▼

 

 

 

 

〜〜〜風呂場

 

サービスシーンかと思った?残念だったなぁ東崎の入浴シーンだよ!

 

 

 

東崎は湯船に浸かり、キバットはお湯が入った桶に浸かってまるでゲゲゲの親子のような構図となっている。

 

 

「〜〜〜♪」

 

「おっ?随分とご機嫌じゃねぇか。なんかいい事あったか?」

 

「うん。今日は搭城さんから美味しいお菓子の店を教えてもらったし、それにイッセー君に彼女ができたんだよ」

 

「へぇ〜………………………ファッ!!!??」

 

ザプンッ!!!

 

するとキバットは驚愕の表情を見せ、桶から湯船へと落ちてしまう。

ブクブクと泡が出てしばらく経つと湯船からキバットが飛んで出てくる。

 

「ぶっはっ!!ゲホッゲホッ!!う、嘘だろ⁉︎あのイッセーがか⁉︎冗談はやめてくれ!!!」

 

「嘘じゃないよ。天野夕麻さんって名前でさ、黒髪のロングヘアーの綺麗な子なんだよ」

 

「オイオイオイ、天地がひっくり返っても起きる事じゃねぇだろソレ………」

 

キバットは再び桶の中の湯へ浸かる。しばらく温かい風呂で癒されていると「あっ!」とキバットが突然叫ぶ

 

「まさかだと思うが………イッセーの中にあるヤツを狙ってんのか⁉︎」

 

「どう言う事?」

 

キバットがうむむむと唸り何か言うのを躊躇っているのを東崎は感じる。するとキバットは意を決したように口を開く。

 

 

「仕方ねぇ、正直話すぜ。いいか、イッセーの中にはな"ドラゴン"が宿ってんだ!!」

 

 

 

 

 

「うん。イッセー君が前、『俺のマグナム♂はドラゴン級だ』って言っていたよ」

 

 

「そうそう、それで子作りが捗r━━━違げぇよ!!!!そう言う意味のドラゴンじゃねぇ!!!」

 

キバットはウガーッと叫ぶ。風呂場なのか声が反響し、東崎は思わず耳を塞ぐ。

 

「ったく……人間には稀に【神器(セイグリッド・ギア)】ってのが宿るんだよ」

 

神器(セイグリッド・ギア)?」

 

「そう。神器ってのは特殊能力が使える力、又はアイテムだ。種類は色々あるが中にはドラゴンを閉じ込めた神器も存在するんだ」

 

キバットの説明を受けた東崎は「本当に異世界なんだなぁ」と呟く。自分が前世で暮らしていた世界と瓜二つ、いやほぼ同じの世界じゃないのだと東崎は改めて実感したのだ。

 

「もしかすると、それに関係してくんじゃねぇのかって思ったんだよ」

 

キバットは眼を怪しく光らせる。少なくともキバットは東崎の友人であるイッセーを心配しているのだ。

もしかしたらソレを狙ってイッセーの身に何かが起こるのではないか?と推測したのだ。

 

 

「いや、流石に無いでしょキバット」

 

 

ソレをバッサリと切られる。キバットはやれやれと言いながら再び風呂に癒される。

 

「ま、お前が言うんなら仕方無いけどよ」

 

こんな状態のキバットを見るともしかしたら東崎の優しさに影響されているのかもしれない。

 

 

 

 

▼ ▼ ▼ ▼ ▼

 

 

 

 

ある日の駒王学園。

女子生徒の比率がやけに高い駒王学園では色々と有名な生徒が存在していた。

東崎はいつも通り自分の教室へと向かっていた。

 

「うぅむ…………神器か…………」

 

東崎は色々と悩んでいた事があった。おそらくこの前キバットと話していたイッセーの事についてだろう。

本格的に異世界なのだとわかり東崎も悩み始めたのだろう。

 

 

「バイオリンの材料にでもなるのかな…………」

 

 

あ、いや違った。コイツ全然そんな事考えてねぇや。

 

 

東崎の頭の中はバイオリンの制作についていっぱいなのだろう。神器の事は全く頭の中に入っていないようだった。そもそも覚えているかどうかも怪しいところだ。

 

 

 

<キャー!キャー!キャアアアアァァァァキバクンヨーーーッ!!

 

 

 

女子生徒達の黄色い声が後ろの方から聞こえてくる。

 

「あーらら、王子様のご到着だぜ」

 

鞄からキバットが少しだけ顔を覗かせる。周りの生徒から見えないように東崎は自分の身体を壁にする。

そして女子生徒達の声が聞こえる方は向くとそこには金髪イケメンの泣き黒子を持った男子生徒が歩いていた。

 

「おはよう木場君」

 

「やぁ、おはよう東崎君」

 

彼の名前は【木場 祐斗(きば ゆうと)

才色兼備文武両道のイケメンであり、彼が通れば女子生徒達は黄色い声を上げ、彼が口を開けば女子生徒達は黄色い声を上げる。

まさにイケメンを体で表したような存在であり男子生徒達の目の敵である。

 

「今日もいい天気だね」

 

<キャー!東崎クンと木場クンがハナシテルワ!!

 

「うん、そうだね。どちらかと言うと僕は晴れている昼よりかは夜の方が好きかな?何という月が照らしてくれる感じがいいんだよね」

 

<ヨ、夜デスッテ⁉︎コレハ、ハカドルワ!

 

「奇遇だね。僕も夜の方が好きなんだよ」

 

<ッシャア!!キマシタワーーーー!!

 

さっきから外野がうるさいが東崎は敢えて無視するかのように、いや存在しないように振る舞う。木場も同じだろう。

二人はクラスが一緒というか訳でも無いので木場は「それじゃあね」と言った後、自分のクラスへ向かって行く。

 

「いやぁ、夜が捗るってよ。こりゃあ夜のオカズは決定されてしまったな」

 

「>そっとしておけ」

 

キバットにからかわれながら東崎は自身の教室へと歩いて行く。すると反対方向の廊下から三年生の生徒が歩いてくる。全員女子生徒だ。

 

一人は赤というより紅の長い髪の毛をたなびかせ歩いている美人。

もう二人は黒い髪をしているが、一人は黒い髪を伸ばしポニーテールにしている大和撫子と呼ぶのに相応しい美人。

片方は黒髪のショートヘアーで眼鏡をかけている知的な美人だ。

 

結果 全員美人である。

 

 

「おっ、綺麗なねーちゃん達じゃねぇか。いつ見ても飽きねぇ容姿してんなぁオイ」

 

「うん、そうだね。それにもはやアレは"人外"レベルだし」

 

「おまっ、気付いてんのか………!!」

 

キバットの声から察するに明らかに動揺しているのが分かるだろう。おそらく東崎の人外と言う言葉に反応している。

 

「うん。全員少なくともAPP20はありそうだし」

 

APP=容姿

人間の限界APPは18である。

 

「あー、うん。知っていたよ。お前がかなりの能天気だって事をな。チクショー……」

 

東崎はキバットが何やら元気がない事に対し気をかけながら自分の席に座る。すると、遅れてイッセーが来たので挨拶を交わす事にする。

 

「おはよう。イッセー君」

 

「あぁ、おはよう………」

 

「どうしたの?なんか元気無いみたいだけど?」

 

何故か元気が無い様子のイッセーに対し東崎は心配する。イッセーは苦虫を潰した表情をしながら口を開く。

 

「あのさ夕麻ちゃん……って流石にお前も知らねぇよな………」

 

「………あぁ、そう言えば夕麻ちゃんとのデートどうなったの?」

 

東崎が質問するとイッセーは目を大きく見開きガッと東崎に詰め寄る。

 

「覚えてんのか!夕麻ちゃんのこと!!」

 

「え、ええ?何が⁉︎覚えてるも何もついこの間紹介してくれたばかりじゃん」

 

イッセーはハッと我に返ると「わりぃ」と東崎に謝る。先程から黙ったり詰め寄ったりなどいつもと様子が違うイッセーに東崎は心配になり、話しかける。

 

 

「一体どうしたの?何かあったの?」

 

「………実は━━━━」

 

 

とイッセーが話しかけた瞬間、ガララッと教室の扉が開く音が聞こえる。時間を確認するともうHRの時間だという事に東崎は気づく。

そして担任である若い男性の先生が教卓につく。

 

「お前ら、さっさと席につけ……今日は珍しい事もあるんだな。兵藤のヤツがいつになくクールだとは………明日は隕石でも降るんじゃないのか?」

 

「門矢先生!マジでやめてください!ソレ洒落になっていません!」

 

「その通りですよ!明日にもなればイッセーは元の変態に戻ります!」

 

「成る程な、大体分かった」

 

「お前ら俺をなんだと思ってんだ!!!」

 

 

東崎は思ったよりもイッセーが元気そうだったので一安心した。

 

 

 

 

▼ ▼ ▼ ▼ ▼

 

 

 

 

〜〜〜昼休み

 

イッセーと東崎は二人で先程の会話の続きをする事になった。

 

「えっと、つまり夕麻さんに殺されたと思ったら生きてて皆に話を聞いたら夕麻さんの事を誰も知らない………」

 

「そうなんだよ!!信じられないかもしれないけど本当だ!!」

東崎はうーむと唸り考える。

にわかに信じられないことだ。しかし皆が知らないと言う事は無いだろう。

イッセーが夕麻と言う彼女ができた日は駒王学園は一時期、世界が終わる〜やらアルマゲドンが起こる〜やらとんでもない混乱を巻き起こしたのだから。

 

すると東崎はある一つの結論に至った。

 

「イッセー君………大体分かったよ」

 

「な、なんだよ。門矢先生みたいな台詞言って……」

 

イッセーは汗を掻きながら東崎の言葉に耳を傾ける。

 

「多分、イッセー君は夕麻ちゃんにフラれたんだと思う」

 

「は、はぁ?何言って………」

 

「……多分だけどさ夕麻さんにフラれたショックで殺されるイメージの夢でも見たんじゃないの?」

 

「え?ゆ、夢なのか?で、でも夕麻ちゃんの事を皆が覚えていないのは⁉︎」

 

「………皆、気を遣ってくれてるんだよ。イッセー君のトラウマを抉らない為にも………」

 

「………えっと………夕麻ちゃんの情報が無いのは………」

 

「察しなよ………皆、イッセー君の為に夕麻さんの事を引きずらないように色々やってくれたんだよ」

 

 

すると何故だろうか、イッセーの目元に涙が沢山溢れ出ており、釣られるように泣きそうになった東崎は目頭を押さえている。

 

「………」

 

「………今度、お菓子の詰め合わせでもプレゼントするよ」

 

「………ありがとう」

 

二人は涙を流しながらこの会話をやめる事にした。これ以上話せば精神的に立ち直れなくなると察したのだった。

 

 

 

 

 

▼ ▼ ▼ ▼ ▼

 

 

 

 

「はぁ………本当にアレは夢だったのかな……」

 

俺、兵藤一誠は駒王学園から家に帰っているところだ。だが、俺の頭の中はモヤがかかったようにスッキリしなかった。

天野夕麻ちゃん。東崎が言うにはフラれたショックで記憶が曖昧なんだろうと言っていた。

 

……本当にそうなのか?夕麻ちゃんに殺されるイメージ、アレは夢でも何でも無い。本当に起こった事なのだと思う。

 

「……此処は!」

 

気付くと俺は見覚えのある場所に足を運んでいた。そこは公園の噴水前。

夕麻ちゃんに殺された場所…………。

 

「ハハハ、俺いつまで引きずってんだろうなぁ……」

 

あれ?おかしいなぁ。目からなんか熱いものが……何だろう?俺の性欲が溢れ出てんのかな?

 

それにしても、なんだか今日は目がハッキリとするな。不思議と力も湧いてくるし……風の音も不気味に聞き取れる。

 

…………おかしい。

おかしいぞ?どうなっているんだ俺の体。最近何故か夜になると体の奥底から何かが湧き上がってくる。

 

…………性欲じゃないよな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ほう、これは数奇なものだ。こんな場所で貴殿のような存在と出会うとはな」

 

 

━━ゾクリ

 

 

振り向くとそこには帽子を深く被りコートを見に包んだ男性がいた。

 

なんだコイツは?いつの間に背後にいたんだ?いや、それよりもなんだこの嫌悪感は⁉︎

コイツを見ていると、よく分からないけど嫌な予感がする!

 

「逃げ腰か?主は誰だ?」

 

 

やばい

 

やばい

 

やばい

 

やばい

 

やばい!

 

やばいッ!!

 

やばすぎるッ!!!

 

俺はとにかく逃げる。

アイツと関わってはいけないと俺の体が叫んでいる!俺はとにかく走る。とにかく家まで走らないと!

 

 

「逃すと思うか?」

 

 

男はカラスのような黒い翼を広げながら俺の前に立つ。だが、それ以上に空中に散っている黒い羽が俺の記憶を刺激する。

 

「この羽……あの時の夕麻ちゃんと同じ………⁉︎」

 

「主の気配も無い。やはり『はぐれ』か。なら殺しても問題はあるまい」

 

すると男はニヤリと笑う。

オイオイオイ、この展開どっかで見たことある!ガッツリと最近見たことあるぞ⁉︎

 

「死ぬがいい」

 

男はそう言いながら手から光る槍を形成した。

や、やっぱり槍来たーー⁉︎

俺はとにかく逃げる。このままじゃあ本当に殺される。そう確信したのだ。

 

 

━━ドスッ!!!

 

 

だが、男が放った槍はそのまま俺の脚に突き刺さった。そして俺の脚に鋭い痛みが走る。

 

 

「ぐああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!!!」

 

 

痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛いッ!!!

脚の内側から焼くような鋭く熱い痛みが走る。その痛みは脚の感覚と力を奪い、もはや俺は動けない状態になってしまった。

槍を引き抜こうと考えたが、槍に触れた瞬間焼けるような熱さを感じた。

 

「ぐっ………何なんだよ……コレ………」

 

「ほう外したか、まぁいい。次はひと思いに楽にしてやろう」

 

 

俺はこのまま訳も分からず殺されてしまうのだろうか?俺はまだ女性の胸も裸体も見ないまま死んでしまうのだろうか?

東崎からお菓子の詰め合わせを貰わず死んでしまうのだろうか。

 

ハハハ………悪いな東崎。

俺、先にあの世で待ってるわ………。

 

 

「どうやら改めて己の死を受け入れたらしいな。ならば━━━━

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

死ぬg━━━━━━」

 

 

 

 

ドゴォッ!!!!!!

 

 

 

「グボォア!!!??」

 

 

 

ザパァン!!!

 

 

 

「………え?」

 

 

死にそうになった間際に俺が見たのは謎の赤いバイクに撥ねられ錐揉み回転しながら噴水に突っ込んだ男の姿だった。

 

 

「………え?な、何が」

 

 

混乱している俺の目に映ったのは赤いバイクに跨り、血のような赤い胸部と体の至る箇所に拘束具のような鎖と鎧をつけた黄色い複眼の、まるでコウモリのような男だった。

 

「え?えっと………」

 

 

『忘れて欲しい』

 

 

コウモリのような男は仮面越しに喋る。その口調は穏やかであるがどこか危険を感じさせるような声だった。

 

 

『先程見たことは忘れてくれ』

 

 

そう言うとコウモリのような男はバイクを走らせていく。まるで嵐の如く過ぎ去っていった。ソイツはまるで俺を守ってくれたかのようにも見えた。

 

すると、俺の背後から謎の赤い光と共に紅い髪の毛をたなびかせた見覚えのある美しい人が現れる。

 

「怪我をしているようだけど大丈夫かしら?」

 

俺はその人を見て安堵すると共に全身の力が抜けるように倒れる。そして最後に目にしたものは

 

「く…黒………」

 

俺はそのまま意識を手放した。

 




(ピロロロロロ……アイガッタビィリー)
「兵藤一誠ェ!!!何故君が夕麻さんに殺されたイメージを見たのか!何故皆が夕麻さんの事を覚えてないのか!」(アロワナノー)

「何故夕麻さんに関する情報が消されているのかァ!」
『それ以上言うな!』
↑謎の外野の声

(ワイワイワーイ)「その答えはただ一つ…」
『ヤメロー』
↑謎の外野の声その2

「兵藤一誠ェ!!!君が天野夕麻さんに……フラれた男だからだああああぁぁぁ!!!」(ターニッォン)

「アーハハハハハハハハハアーハハハハ(ソウトウエキサーイエキサーイ)ハハハハハ!!!」

イッセー「俺が……フラれた………?」
ッヘーイ(煽り)


ムシャクシャしてやった。後悔はしてない。
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