とりあえずキバって行こうか   作:ゴランド

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最近、小説を書く時間が取れなくてツライ。



4話 変態と聖女と通り魔(犯人)

先日イッセーくんが何やら夜中に自転車を漕いでいるのを見た。

よく分からないけど「ハーレム王に俺はなる!!!」と叫びながらMAXハイテンションになっていた。

 

夕麻ちゃんにフラれて壊れたのか?と思ったけど、どうやら立ち直れたみたいだ。そういえば、黒い翼の生えたおっさんを轢いてしまった事件だがキバットに聞くところによるとアレは堕天使らしくあの程度では死ぬ事はない為、大丈夫らしい。

いやぁ良かった良かった。

 

「ねぇ、天倉知ってるかしら?」

 

「え、どうしたの桐生さん」

 

と思っていると僕の元にクラスメイトの【桐生藍華(きりゅう あいか)】が来る。彼女は良く色々な情報を持ってくる事が多く、男女問わず仲良くしてくれる良い人格者だ。

 

今回は何の用だろうか?

この前は翼の生えた人間が出没する〜や

白い鎧を着た不審者〜やら

魔法少女コスした巨漢〜とか

光の巨人〜などだった。

あれ?最後のってM78星雲出身の戦士じゃね?

 

「知ってるかしら?最近夜中に赤いバイクを乗り回してるコウモリ男が出没するらしいのよ」

 

へぇー、コウモリ男か。そんな迷惑極まる輩がこの町いるのはちょっとやだなー。そんなのが本当にいたら軽蔑するわー。

 

 

 

……………………………………

 

 

……………………………………

 

 

……………………………………

 

 

 

「どうしたの?頭なんか抱えて?」

 

「いや、なんでもないよ………(僕だそれーーッ!!!)」

 

え、何?見ていた人いたの⁉︎てかヤバかった!変身していなかったら確実にアウトだった!

いや、見られている時点でアウトだよ!

 

「ふーん?まぁいいけど。最近物騒だからあんたも気を付けなさいな」

 

「う、うん」

 

あ、ヤバイ。全身からものすごい量の汗が……。うん。とにかく自分だという事がバレていないけどものすごくドキッとした。次、変身する時は周囲を気にしてからにしておこう。

 

あ、お菓子の詰め合わせ買っておくの忘れていた。

 

どうしよう。イッセー君立ち直っているから大丈夫だと思うけど、なんか悪いことした感じがなぁ………よし、次こそ買うとしよう。

そういえばイッセー君がオカルト研究部に入ったって言っていたし、その記念として贈るのもいいかなぁ?

 

 

「ナニイイイイイイイィィィィィィッ!!!」

 

「嘘よ!!!あの兵藤が!!!」

 

「リアスお姉さまが汚れてしまうわぁぁぁぁぁ!!!」

 

「くそう!!またか!またなのか!」

 

 

あぁ、イッセー君が登校してきた感じだな。この声の反応は。

チラリと窓の外を覗くとそこには駒王学園の有名人の二大お姉さまの1人である【リアス・グレモリー】がイッセー君と共に登校してきた光景が広がっていた。

 

夕麻さんにフラれた後、急に共に登校してきたのだから何が起こったのか良く分からなかった。

しかし、イッセー君のとある言葉によって色々察したのだ。

 

「なぁ、女の生乳って見たのとあるか?(無駄にイケボ)」

 

立ち直ったどころか、新しい女性に切り替えた。

おそらくだが先日イッセー君がハイテンションになっていたのはリアス先輩に関する事ではないか?と思ったのだ。

 

なんと言うか色々と納得ができた。精神的に弱ったところにリアス先輩のオーラが直撃しイッセー君は骨抜きにされてしまったのだろう。うん、僕がその立場だったら確実にリアス先輩にゾッコンになる。

だが、それと同時に噂でオカルト研究部に所属している木場君となんかアレの関係にあると言うのを耳にした事がある………。

うん、やっぱりこの噂は聞かなかったことにしよう。あり得ない。と言うかあってほしくない。

 

て言うかバイオリン製作もなんとかしておかないと。そもそもサーゼクスさんもいつまでに作っておけばいいのか言ってないからなー。

やる事が多過ぎるんだよなぁ。

 

 

 

▼ ▼ ▼ ▼ ▼

 

 

 

「はぁ……」

 

兵藤一誠は落ち込んでいた。彼は堕天使という存在に殺された後、悪魔であるリアス・グレモリーに命を救われ転生悪魔として蘇ったのだ。もちろんその事を東崎は知らない。

悪魔としての仕事で何度も契約を取れずにいた一誠は酷く落ち込んでおり、このままでは愛しのリアスグレモリーからの好感度が下がってしまうと思っているからだ。

 

「どうすっかなぁ。いっそのこと東崎に全部話して契約してもらう!!ってのはさすがに駄目だな。アイツを巻き込むことはできねぇからなぁ」

 

一誠は東崎を悪魔に関する事に巻き込みたくないと思っており、今でも自分が悪魔だという事を黙っているのだ。

 

「どうかしたんですか?」

 

「あ、いや何でもないよ」

 

一誠に話しかけてきたのは金髪のシスターだ。彼女の名前はアーシア・アルジェント。先程ギャルゲーの如く出会いを果たし、目的地である協会に案内しているところだ。

 

「そうなんですか?先程、東崎という言葉が出たらお顔がその……少し固くなっていたので」

 

「え?……あ、あぁその………」

 

一誠はアーシアの問いに頭をかきながらポツリポツリと答える。

 

「東崎ってのは俺の友達でさ、色々と世話になっているんだよ。色々と変わっているところもあるけどさ」

 

「そうなんですか?」

 

一誠は「あぁ」と答える。その表情は先程とは打って変わって柔らかく優しい表情だ。

 

「なんていうか、アイツを見ているとこっちまで頑張れるっていうか、自分の力を生かして人を幸せにするようなヤツなんだ」

 

一誠はニッとアーシアに向かって笑う。

 

「だからさ、さっき見せたアーシアの癒しの力みたいに東崎も人を幸せにできるすげぇヤツなんだぜ!」

 

「凄いです!そのような素晴らしいお方と是非あって見たいです!」

 

一誠とアーシアがお互い笑いながら話していると、ガサガサと何かが揺れる音が聞こえてくる。

なんだろう?と2人が音の聞こえる方へ視線を向けると

 

 

 

 

 

 

 

 

「うぅむ、カタツムリ………だけじゃなくて他にも何か試してみないとかなぁ?あ、カブト虫やクワガタのサナギとかいいかも!いや、待てよ?赤も必要だから………血とか使ってみようかな?あ、でも木材も最近少なくなってきたからなぁ。どこかでいらなくなった木材でも無いかなぁ?っと、ここら辺のミミズもいい感じだなぁ」

 

 

「」

 

 

一誠は思った。なんでこんなタイミングでコイツと会ってしまったのだろうか。せっかくいい感じに説明したのにどうしてソレをぶち壊しにくるんだろうか?

 

するとそのガサガサと何かを漁っていた人物はこちらに気づく。

 

「あれ?イッセー君こんなところで何してるの?」

 

「それはコッチの台詞だよ。東崎こそ何やってんだよ」

 

そう。変な事をしていた不審者の正体は東崎莉紅であったのだ。東崎はバックの中から謎の液体の入った瓶を取り出す。

 

「僕は新しいニス作りをしているんだよ。現段階よりも質の高いニスを作るために実験してるんだけど中々材料が揃わなくてさ。ところでそっちの……シスター?」

 

「ん?あぁ。彼女はアーシアって言ってな、教会に案内してるんだよ」

 

「へぇ、そうなんだ。東崎莉紅です。よろしくお願いしますします」

 

『アーシア・アルジェントと申します』

 

「………?」

 

「……あ!」

 

一誠は東崎がアーシアの言っている事が理解出来ていない事と同時にとある事を気づく。悪魔はあらゆる言語を瞬時に翻訳、理解できる力を持っており転生悪魔である一誠もその1人なのだ。

しかし人間である東崎には外国人であるアーシアの言語を理解できていないのだ。

 

『一誠さんからとても素晴らしい方と聞いていました!』

 

「………うんうん。成る程」

 

「あれ?」

 

すると一誠は2人のやりとりに違和感を覚える。

 

『直接会ってみてわかります。あなたは心が清らかな人ですね』

 

「いやいや、それほどじゃあ」

 

「え?わかるの?2人ともお互いに言ってる事わかるの⁉︎」

 

一誠は言語の垣根を越えた2人のコミュニケーションに驚愕を露わにする。すると2人は一誠に一言話す。

 

『「いえ、何言っているのかは分かりません」』

 

「いや、わかんねぇのかよ!え?逆にすげぇんだけど!!!」

 

『はい、東崎さんが言っている事が言葉ではなく心で感じるんですよ』

 

「何というか、この人が言っている事と同時に身振り手振りするからものすごく分かりやすいんだよね」

 

「そ、そうなのか………」

 

一誠は顔を引攣らせながら苦笑いをする。もしかしたらこの2人は色々と気が合う部分があるのだろうか?と一誠は思った。

 

東崎を含めた3人が話しながら歩いている内にアーシアの目的地である協会に到着した。

 

「案内ありがとうございます。もしよければお礼させて欲しいのですが………」

 

「あ、あぁいや大丈夫だよ!もう暗いし!そろそろ帰らないとな東崎!」

 

「え?僕は大丈b「あ、思い出したー!!!これから俺と東崎で大切な用事があったんだった!!!それじゃ俺たちはこれで!!!」え?ちょ⁉︎」

 

一誠がここまで帰ろうとしているのは目の前にある教会が原因だ。教会は悪魔と対を成す者達の本拠地であり、もし一歩でも教会に踏み込めば光の槍が飛んできてもおかしくはないのだ。

その為、アーシアや東崎に危険が及ばないように一誠は逃げるという選択肢を選んだのだ。

 

「で、ですがお礼は!」

 

「じゃあ、俺の事はイッセーって呼んでくれ!それだけでいいさ」

 

「はい!またお会いしましょう!イッセーさん!東崎さん!」

 

別れの挨拶をするアーシアに背を向けながら一誠は少々逃げるように帰路に就くのであった。

また彼女と会えるのを願って。

 

 

「………なにこれぇ?」

 

約1名、途中から話についていけなくなっていた。

 




僕の中で東崎=通り魔と定着しつつある。
これも全部ディケイドって奴の(ry

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