閃乱カグラ 忍の生き様外伝 忍少女とのドキドキな日常生活♪ 作:ダーク・リベリオン
今、佐介はとてつもないピンチに立たされていた
なぜかというと
『……』ジ~
正座させられた上に周りを飛鳥たち全員に取り囲まれてしまっていたからだ
当然、問い詰められている理由はただ一つ
「あうう~♪」
「あは、あははは…」アセアセ
彼が必死に隠そうとしても隠しきれなかったこの赤ん坊についてだった
だが、この現状の火元となった当の本人はそんなことおかまいなしと言わんばかりに佐介に甘えていた
これには佐介も苦笑いしかできなかった
「佐介くん。これはどういうことなの?」ゴオオオ
「えっ、えっと~…どういうことと言われても」アセアセ
「とぼけてもダメですよ先輩!きっちり説明してください、その赤ちゃんはいったい何なんですか!わ、私だって……うぅぅ」シクシク
説明を求む土方に全員が頷く
「実は僕もよくは知らないんですよ。屋上に行ったらこの子がいて、ほっとくわけにもいかないので連れてきたんです」
「ほんとか~?もしかしてその子、お前の隠し子じゃねぇのか?…アタイたちに隠れて浮気してたんじゃねぇのか~?」ムカムカ
「い、いえそんなことはありません!ていうか浮気ってなんですか!?」
葛城の問いを必死に否定する
「パァパ~♪」
「ふぇっ!?」
『っ!』ムムムムムッ
だが、それは赤ん坊のパパ発言によって一気に降り出しに戻され、飛鳥たちの表情がさらに険しくなった
「パパ…パパだって?」
「佐介さんが既にどなたかとの間に子供を……わたくしとよりも先に子供を……あぁ、わたくしもう耐え切れません、もういっそ佐介さんを殺してわたくしも」シャキン
「い、いえあの!こここ、これはこの子が偶然僕が呟いた言葉を覚えちゃっただけですから!?だから斑鳩さん飛燕を抜こうとしないで!?殺そうとしないで死のうとしないで!?」((;゚Д゚)ガクガクブルブル
必死に説得するがみんなもはや聞く耳なかった
「問題ない問題ない。今からでも既成事実を作ることができればオレにもまだ…」フフフ
「アタイだって…アタイだってお前のこと…」
「うぅぅ~佐介く~ん」
赤ん坊のパパ呼びが彼女たちの心の安全装置を壊してしまったからだ
そして飛鳥たちが徐々に徐々にと距離を詰めていく
「みんな、かくなる上は浮気者な佐介くんには……お仕置きしなくっちゃね~?」フフフフフフ
「「「「「「「「拷問してから死刑拷問してから死刑拷問してから死刑拷問してから死刑拷問してから死刑拷問してから死刑」」」」」」」」」ブツブツブツブツ
「み、みみみみみみなさんおおおおお、落ち着いて!目が怖いし内容も物騒なんですけど!?あっ!まって頼みますから話しを聞いて!…あっ、あぁ…」((;゚Д゚)ガクガクブルブル
「「「「「「「「「「」」」」」」」」」」キュピーン
アァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!
佐介の悲痛な叫び声が学院内に響き渡るのだった
「どおぢで…どおぢで、ぼぐがごんなべに…」シクシク
「まぁまぁ、佐介兄さまテンションRELAX~」ナデナデ
あの後、飛鳥たちにこっ酷くやられた佐介をレイナが優しく慰めていた
「あうう〜♪」プニプニ
「改めて見るとこの子とっても可愛いな〜♪」
「ほんとですね〜♪」
「わ、私もそう思います〜♪」
「あう♪」キャハッ
「「「「「「「「「「「「あ~~」」」」」」」」」」」」デレ~ン
そして飛鳥たちは赤ん坊と戯れ、その愛らしさに心ときめいていた
「でもでも〜、本当にあの子先輩の子じゃないんですか〜?」
「だから違いますって何度も言ってるじゃないですか!」
「そうっすかね〜?よく見たら目元とか…」
「似てません!」
しつこくネタを引っ張る風魔の言葉を論破する
その時だった
「ふっ、ふぇ…ふぇ…」
抱っこされている際に彼女達の内の誰かの髪の毛が赤ん坊の鼻をこちょこちょっとするので赤ん坊はくしゃみが出そうになった
だが、事態はそんな単純なものでは収まらなかった
「ヘクチッ!」
ビュオォォォォォォ!!!
「「「「「「「「「「きゃああぁぁぁぁ!!!???」」」」」」」」」」
突如、赤ん坊がくしゃみをした瞬間、ものすごい強風が発生した
「~~~…な、なんだったんでしょうか今の?……っ?」キョトン
強風の凄まじさに唖然としながら佐介はすぐに自分の異変に気づいた
彼が気づいたもの、それはついさっきまで身に付けていたはずの制服やズボンがまるごと消えており、残されたのはパンツのみだった
「……い、嫌な予感が」アセアセ
思わず察しずにはいられないような気がし、佐介は恐る恐る後ろを振り返ると
「ちょ、ちょっとなにこれ///!?」
「わ、わたくしたちみんな、は、裸に!?」アセアセ
「ど、どーなってんだよ!?」
案の定、佐介が視界に捉えたのは自分同様、下手すればもっとひどい有様になっている彼女たちの姿だった
「ふっふぐぅぅ~!?」グヌヌ
佐介は必死に鼻血を出すまいと鼻を押さえ込む
その顔はまさに無我夢中を形にしたようなものだった
「あ、あの佐介兄さま?」
「ふがっ!?」グッ
だが、佐介はレイナを視界にいれた瞬間、再び鼻血が出そうになるのをぐっと堪えた
同じ男でありながらその容姿は明らかに女性そのものであり、先のことすら霞んでしまう程だった
そんなレイナがいいよってきたため、佐介は必死になって堪えたのだ
「だ、大丈夫ですか佐介兄さま?」
「え、えぇ、だ、大丈夫です…僕はもう、このような事では決して屈したりなど!」ポタ…ポタ…
堪えきれずにポタポタと鼻血を出しながらも、尚、平常心を保とうと佐介は奮闘する
「なるほど、ではまだまだ大丈夫ということですね!」キュピーン
「っ!?」ゾクッ
その時、背後から悪魔の囁きのような声と悪寒がした
「佐介兄様~♪」ギュッ
「きゃーーーーーーーーー!!!!?????」アセアセ
すると直後に生まれたままの姿の菖蒲が佐介に飛びついてきた
服を着てない分、菖蒲の2つの山の感触が佐介の背中にダイレクトに伝わってきた
「ああああああああああ、あやめちゃん!?」
「むふふ~、先ほどはびっくりしましたけど、これはこれで好都合。かつ姉さまには逃げられてしまいましたが佐介兄様は逃がしませんよ~♪さぁ、お互いにありのままの姿を見せましょう♪そしてセクハラという名の愛を……あ~ん♪た、確かめ合いましょう♪」モミモミ
そう言うと菖蒲は佐介の手を強引に引くとともに自身の胸に押し当てる
「ふぉ、ふぉ………ぶふぅぅぅぅぅぅ~~~~!!!!?????」
「きゃああぁぁぁぁ!佐介く~ん!?」
さすがに耐え切れなくなった佐介は豪快に鼻から血を噴水の如く吹き出す
「きゃっきゃっ♪」
みんなの様子を眺めながら赤ちゃんは可笑しそうに笑みをこぼすのだった