???1「ここからクライマックスに突入だぜ!」
???2「朝倉涼子の変身…バチバチ来ます」
士「こいつらも登場するぞ!楽しんでくれ」
深夜。ここは前にハルヒが映画を撮っていた神社。そこに異形の集団と、ここにいるはずのない一人の青がかかった黒髪の少女『朝倉涼子』がいた。
「涼宮ハルヒ。あなたはこの世界にあってはならない存在。それにしてもボルキャンサーが倒されるのは想定外だったわね。でもさすがのディケイドもオリジナルの龍騎が手こずった相手に勝てるかしら。本当にあのお方には感謝してもしきれないわね。復活させてもらった上にこの力までくれるなんて」
その手にはコブラが描かれた紫のカードデッキが握られていた。そして近くのガードミラーには彼女とその後ろに紫色のコブラ型ミラーモンスター『ベノスネーカー』ピンク色のエイ型ミラーモンスター『エビルダイバー』鋼をまとったサイ型ミラーモンスター『メタルゲラス』が朝倉に控えるように映っていた。
それを陰からあの男女二人が見ていた。
「厄介そうだなあ」
「でも私たちなら」
「楽勝だな」
女はTと書かれた手のひらサイズの黄色いメモリを取り出しボタンを押した。
≪サンダー!≫
「バチバチ行きましょうか。テル」
「ああ」
二人は上空から来た彼らにしか見えない列車『リボルライナー』に飛び乗る。朝倉は何かに気付き二人がいた場所を見たがそこにはもう誰もいなかった。
翌朝、士は起きた後、海東の作った朝ごはんを食べ、マシンディケイダーに乗って北高に向かった。上空に白と黄色の列車が通ったのも知らずに…
部室棟SOS団部室
放課後、士はSOS団部室に向かった。無論何が来てもいいようにだ。昨日長門から聞いた奴がこの世界の倒す敵と確信しながら・・。そして扉を開け部室に入った。今日はキョン以外いるみたいだ。
「よう涼宮。入るぞ」
「あ、いらっしゃい士。ねえこのニュース知ってる?」
と、ハルヒが見せたのは今日の新聞。その見出しには【謎の空飛ぶ新幹線○○市に現る】と書かれている記事と、白を主体に黄色いラインが車体に描かれている新幹線みたいな列車の写真が載っていた。だが士は内容より写真の方が気になったようだ。なぜなら
「これ、『デンライナー』じゃないか」
「「え?」」
そうそれは『電王の世界』の『仮面ライダー電王』たちが使う時の列車とカラーリング以外そっくりだったのだ。
「ねえ。やっぱり仮面ライダー関連なの?士」
「まだわからんがな」
そう話していると、ドコーン!「わああ!」と叫ぶキョンの悲鳴が聞こえてきた。
「ち、来たか。前よりも大きい爆発だ。キョンが危ないな。お前らここにいろよ」
「わかったわ。早くキョンを助けて来てね。ディケイド」
「おう」
士は爆発音のする方に向かった。だが
「この気配は…」
「有希?」
「「長門さん?」」
「彼(キョン)が危ない」
長門は初めて見せたあせった表情で士を追いかけて行った。その入れ違いに部室にある一団が入ってくる。
「貴方たちは・・」
北高;校門近く
キョンは今、ヤゴ型ミラーモンスター『シアゴースト』20体に追いかけられていた。
(ちくしょう、ハルヒの揉め事に巻き込まれたくないからって長門から離れるんじゃなかった)
キョンは今自転車に乗って逃げている。シアゴーストはスピードが遅いのでキョンの体力でも逃げることは可能。そこに
≪ファイナルアタックライド・ディディディディケイド≫
「避けろ、キョン」
いきなり巨大なマゼンタのエネルギー弾が飛んできて、とっさに避けたキョンの後ろのシアゴーストを吹っ飛ばした。
「な、なんだ?」
「大丈夫か、キョン」
そこにディケイドが走ってくる。士は変身した後、キョンを見つけ、とっさに必殺技を出すことができるカード『ファイナルアタックライド』のカードを使い、ライドブッカーガンモードで『ディメンションブラスト』を発射したのだ。安心した二人だったが、吹っ飛んだシアゴーストを見た途端固まった。
それは倒したはずのシアゴースト(さなぎ)からトンボ型のミラーモンスター『レイドラグーン』(成虫)が脱皮して出てきた光景だった。
「ち、マジかよ」
ライドブッカーをソードモードにして構えるディケイド。がそこに黒髪の少女、朝倉涼子が。
「お前は…」
キョンはかつて自分を殺そうとした少女を見て叫ぶ。
「朝倉、なんでお前が生きているんだ!」
「なるほど、あれが朝倉涼子か。大体分かった」
ディケイドは大体納得した。
「久しぶり、キョン君。そして初めまして、ディケイド」
「そんなことはどうでもいい。なんでお前がここにいる?」
ディケイドは気になったことを質問する。
「あの時、確かに私は長門さんに消されました。ですがある方が私を生き返らせてくれたのです。新たな力と一緒に」
「その生き返らせたのは誰だ?スーパーショッカーか」
「知りたければ私を倒してください」
朝倉はカードケースを取り出して前に突き出す。するとどこからか銀色のベルト『Vバックル』が飛んできて朝倉の腰につけられる。
「それは・・」
「これが私の手に入れた力です。変身」
カードデッキをベルトにセットした朝倉。D龍騎の時と同じように朝倉を鏡の幻影が重なっていく。そこにいたのは禍々しい紫の鎧とコブラに似た仮面を身にまとい、コブラ型の杖『ベノバイザー』を持ったオリジナルの龍騎の世界で最も邪悪な最凶ライダー『仮面ライダー王蛇』だった。
「仮面ライダー王蛇、我が毒牙で散りなさい」
朝倉、いや王蛇は名乗る。
「厄介どころか仮面ライダーかよ」
そう愚痴りながらもディケイドは斬りかかるが、王蛇はすかさず避けて命令を下す。
「ごめんなさい。破壊者と戦うほど私はバカじゃないの。レイドラグーン」
≪カメンライド・リュウキ≫
「お前ら消えろ!」
≪アタックライド・ソードベント≫
D龍騎は殴りかかり上空から召喚した剣『ドラグセイバー』とライドブッカーの二刀流でレイドラグーン全部を一刀両断し爆散させた。
「へ~。結構やるじゃないですか。無駄ですけどね」
「はあ、はあ、なんだと?」
「だってキョン君を襲ったのはおとり。本当の狙いは」
王蛇はある方向を指さす。それは
「キーキー」
「こら、話しなさいよ~」
なぜかハルヒがぐるぐる巻きでショッカー戦闘員にどこかに連れて行かれる光景だった。
「涼宮ハルヒを捕らえることなのですから」
「「何やってんだ!涼宮!(ハルヒ!)」」
キョンとD龍騎の声は見事に重なった。
「油断しすぎよ。ディケイド」
王蛇はカードデッキから一枚のカードを取り出しベノバイザーに投入する。
≪スチールベント≫
電子音が鳴り響いた瞬間、D龍騎の持っていたドラグセイバーが王蛇の手に吸い寄せられた。
「もらいますね」
このカードは相手の武器を奪う能力を持っているのだ。そして
「じゃあ、死んで♡ディケイド」
「なっ」
ザシュッと言う擬音が聞こえた。
キョンもハルヒも最初はなんなのか分からなかったが
「がはっ」
という声と共に変身が解け倒れこむ士を見て我に返る。
「「つ、士ぁああっ!?」」
「あら、あっけないわね。世界の破壊者も」
「てめえ、朝倉ぁああっ!」
「え、キョン、もしかしてあいつ朝倉なの?」
「士をよくもぉおおっ!」
キョンは怒りで王蛇に殴りかかるが返り討ちにされ倒れてしまう。そして王蛇は変身を解きショッカー戦闘員に捕まったままのハルヒに近づく。
「あなた、なんでここにいるの。カナダに行っていたんじゃないの?」
「違うわ。もっと遠いところにいたのよ」
「でも士をなんで・・」
「それはね、あなたを殺すのに邪魔だから」
「え?私のせいなの」
「あなたには消えてもらうわ涼宮ハルヒ」
また変身してハルヒの体を持ち上げる王蛇。
「わかる?あなたの考えたことのせいで世界がどうなっているか」
「私が・・」
ハルヒは絶望する。だが
「そいつは違うな」
「なに!?」
そう言ったのは古泉、海東に起こしてもらっている士だった。キョンは長門とみくるに起こしてもらっていた。
~あのBGM~
「ディケイド。何が違うのかしら?」
「こいつの考えることはいつだって人を楽しませるものだ」
「え?」
「なに!?」
「お前には分からないだろ。外側しか見てないお前にはな」
「だが涼宮ハルヒの思い浮かべた物は実体化する。その力は危険だ」
「確かにそうだ。だが俺はこいつの本気(マジ)を見た。こいつは確かに考え方はハチャメチャだ。だけどその面白さを他人に見せて楽しませたい、その心は本物だ。笑顔を作るってのはそういう事だろ!そんなこいつをお前の考えだけで消させてたまるか」
「くっ。だけど、涼宮ハルヒはこの世界にはいらない存在なのは変わらない」
「だったら聞くがこの世界でお前以外にこいつを要らないなんて言ったやつがいたか」
「ぐっ」
「この世界で涼宮を消えろといっているやつはお前だけだ。そりゃお前の自己満足にすぎないんだよ!」
「ありがと、士」
その言葉でハルヒは明るさを取り戻した。
~続けてあのBGM~
士の説教が終わり、王蛇はお約束のセリフを口にする。
「イライラするわね。あなたはいったい何なのよ?」
士はディケイドライバーを腰に取りつけ、ライドブッカーからディケイドのカードを引き抜いて目の前に突き出す。
「俺はSOS団の6人目で通りすがりの仮面ライダーだ。覚えておけ、変身!」
≪カメンライド・ディケイド≫
士はディケイドに変身した。そしてハルヒも語る。
「私はSOS団団長。だからみんなを楽しませたい」
そう言った途端ライドブッカーが光りだし、4枚のカードが飛び出て絵を浮かび上がる。
「うるさい、うるさい、うるさーい!」
王蛇は3枚のカードを取り出しバイザーに投入した。
≪アドベント(×3)≫
「キョン君も長門さんもみんな死んじゃえー!」
その声と同時にベノスネーカー、エビルダイバー、メタルゲラスが出現し、大量のシアゴースト、レイドラグーンそして完全飛行形態『ハイドラグーン』軍団が現れた。
「これはやばいな、数が多すぎる」
「僕がトンボ君(ハイドラグーン)達は引き受けるよ」
「すまない海東。まかせた」
海東がディエンドライバーを撃ってハイドラグーンたちをおびき寄せたので、少し数が減ったがまだまだいる。
ディケイドは一人戦いながら、どのタイミングであのカードを使おうか迷っていた。
その時
「うん?危ない涼宮!」
シアゴーストがSOS団のところに向かおうとしたのを見て助けに向かったがその必要はなかった。なぜならクワガタ型のメカ『スタッグフォン』がシアゴーストから5人を守ったからだ。
「え?」
すると電車の音が聞こえ、空間が割れてそこから新聞に載っていた列車、リボルライナーが出てくる。そしてハルヒたちの前を通ってシアゴーストたちを蹴散らして戻っていったが、ハルヒたちの目の前にはあれから降りたと思われる二人の男女が立っていた。
男女ともに大体高校生ぐらいで、男は白を基調とした探偵のような服装で、黒髪の頭に白いソフト帽をかぶっている元気そうな少年。女は黄色を基調としたクールな服装で、ロングヘアーの黒髪で、稲妻を模した髪留めで前髪を止めている、おとなしそうな少女。
ディケイドはいろいろ聞きたいことがあったが一番聞きたい質問を聞いた。
「お前らは?」
「クライマックスですね士さん。あ、俺『奈良山(ならやま)照(テル)』っていいます。でこいつが俺の相棒の」
「『瀬川(せがわ)未来(ミライ)』といいます。よろしく」
「いや、あなたたちは何者?」
ハルヒが聞くと、テルは懐から赤いバックル『ダブルドライバー』と、手のひらサイズのCと書かれた純白の『ガイアメモリ』をとりだし、未来はポケットからダブルドライバーとTと書かれた黄色のガイアメモリを取り出した。
二人がドライバーを腰に取りつけるとベルトになる。そしてテルと未来は同時にメモリを前に突き出し、ボタンを押した。
≪サンダー!≫
≪クライマックス!≫
そして二人は言う。
「「俺╱私たちは二人で一人の探偵で仮面ライダーだ!変身!」」
未来はメモリをドライバーの右側のスロットに差し込む。するとメモリがテルのドライバーに転送されセットされると同時に未来が倒れた。だがテルは驚かずに自分のメモリを左側のスロットにセットすると同時にドライバーを開いてWの形に変形した。
≪サンダー・クライマックス≫
雷鳴のようなメロディーが流れテルの体は雷の渦に包まれていく。そこには右半分が黄色のボディ、左半分が白い東洋の拳法着みたいなボディに身を包み、Wの形の触覚がついた赤い複眼の仮面の戦士『仮面ライダーNEWダブル サンダークライマックス(雷の最高潮)』が立っていた。
「少し違うがあの姿はダブルか?」
「え、これがダブル?でも未来ちゃん大丈夫なの?」
心配したハルヒ、キョン、みくる、古泉が駆け寄るが
「私はここですよ」
「わあ!?」
いきなりNEWダブルの右の複眼が光り未来の声を出したので驚く。
「私の精神は今こっちにいるんです/だから二人で一人の仮面ライダーだ」
今度は左の複眼が光りテルの声でしゃべった。
「にしても左右二色なんて斬新な姿ね」
「そんなことはどうでもいいの、奴らを殺しなさい」
忘れられていた王蛇がミラーモンスター軍団に命令する。
「今すぐ倒しますよ/ああ」
「なに?」
だがNEWダブルは左手を拳銃のようにして王蛇に向けて自分たちの決め台詞を言う。
「さあ、クライマックスに/バチバチと お前たちの罪を数えろ!」
次回に続く!
放仮ご「どうだ!僕が初めて思案したオリジナルライダー、NEWダブルは!」
テル「ぶっちゃけ。変身しかしていないから強さが分からん」
放仮ご「ぐふっ!?」
未来「はっきり言って、色だけじゃなくシルエットも左右非対称なのはどうかと」
放仮ご「ひでぶっ!?」
テル「次回は、ハルヒ編クライマックス!」
未来「次回もバチバチに、痺れてくださいね?」