仮面ライダーディケイド 二次元世界を渡る旅   作:放仮ごdz

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この物語ではナギは20歳、ハヤテは24歳です。
ホウエン組、そしてコンプリートフォームも登場!


第八話 金色のキバとホウエンの所有者 VSコンプリートフォーム

前回の最後より十数分前・・・

 

「おいハヤテ」

「はい、何ですか?」

「お前のお嬢様って本当に何者なんだ?こんなドラゴンを持っているとは」

 

今、シルバーとハヤテはキャッスルドランの中にある広間にいる。名前通り中は西洋の城みたいだ。この竜(城?)はハヤテの主人の所有物で、今はコトブキシティに送ってもらっている。その人物も、もうすぐこの部屋に来るらしい。すると唐突にガチャッと扉が開き、そこから金髪ツインテールの少女が入ってきた。その上に蒼と金色の蝙蝠が浮かんでいる。

 

「待たせたな、ハヤテ。そして客人」

「お待ちしておりました、お嬢様。シルバーさん紹介します。この方が僕の主人である『三千院ナギ』お嬢様です」

「こいつがか!?」

 

シルバーが驚くのも無理はない。ナギはどう見ても中学生なのだ。

 

「始めましてだな。私は三千院ナギ、このキャッスルドランの持ち主だ。ついでに言うと私は20歳だぞ」

「20歳だとっ!」

 

シルバーは驚愕した。自分の先輩にも見た目は年下だが実は自分より一つ年上という人物がいるのだがそれよりも驚いた。

 

「それとこいつは相棒のコウモリもどき」

「俺はもどきじゃねえ!キバット族のニューフェイス『ギバット』様だ!」

「…」

 

もうシルバーは驚く気にもならなかった。

 

「そんなことよりもうすぐ着くぞ」

「ずいぶんと早いですね」

「コトブキにヤバい気配があるのでな。そのせいで鳥ポケモンがほとんど逃げたからだと思う。・・・ギバット」

「おうっ!」

 

そう言ってナギはギバットを右手で持ち、左手の甲を噛ませる。

 

「黄金に輝け≪ガブリッ≫」

 

すると左手に黄金の魔皇力が流れ込みナギの腰に鎖が巻かれ、それが銀色のベルトになる。

 

「まさかこいつもか?」

「ハヤテが変身できて私ができない訳がないだろう?」

 

シルバーが驚く中、ギバットをベルトの止まり木部分に逆さに取り付けると、ナギの体に波紋が広がりその姿を変えていき、ガラスのように波紋が砕けちる。そして現れたその姿はウァンパイアを思わせ、ところどころ青い黄金の鎧、到る所に取り付けられた銀の鎖「カテナ」、コウモリを思わせる銀色の複眼の仮面の戦士。まるで仮面ライダーキバの色違いだ。その戦士は高らかに宣言する。

 

「私の名は仮面ライダーゴールドキバ!さあ、黄金の裁きをうけろ」

「お嬢様?かっこつけているところすみませんが」

「誰に向かって言っているんだ」

「細かいところは気にするのではない!」

 

ハヤテとシルバーの冷静な突っ込みにゴールドキバは叫んでごまかす。そしてコトブキシティ上空にさしかかり、三人はキャッスルドランの屋上に出て真下を見下ろすと、その状況を確認できた。

 

「うん?アイツは…」

「確か・・牙王でしたっけ」

 

シルバーたちが着いたのはちょうどガオウが現れたところのようだ。するとゴールドキバは少し考え込み、ハヤテに命令する。

 

「だったら今の士では勝てんな。ハヤテ、あれを渡してこい。援護してやる」

「分かりました」

 

・・・そんな過程で今に至る。

 

 

 

 

 

「士さん!」

「うん?誰だお前」

「そんなことより受け取ってください!」

 

訝しむ士にハヤテは携帯ゲーム機のような【それ】を投げ渡す。すると士は何かを悟り、笑みを浮かる。

 

「なるほどな。大体分かった。変身!」

≪カメンライド・ディケイド≫

 

そして変身したディケイドは【それ】を持ってNEWダブルに叫ぶ。

 

「テルとミライ!時間稼ぎを頼む」

「「おう!/分かりました」」

≪マジック!≫

 

それに応えたNEWダブルはMと描かれた黒いメモリを取り出してボタンを押し、ダブルドライバーの左側に装填する。

 

≪サンダー・マジック!≫

 

すると左側が魔法使いの黒いコートみたいな鎧になり左足に漆黒の杖『マジックロッド』が装備される。NEWダブルはSC(サンダークライマックス)から『サンダーマジック(雷の魔術師)』に変わったのだ。すぐさまマジックロッドを右手で持ち、雷でガオウたちを攻撃するNEWダブル。

 

「ぐうっ!?」

「おのれ!現れろ、俺の最強軍団!」

 

ネガ電王の声と共に銀色のオーロラが現れそこからピンクラビットイマジン、カメレオンイマジンなどの数十体のイマジン軍団が出現、ディケイドたちを取り囲む。しかしNEWダブルは怯まずにマジックロッドを振り回し、雷でディケイドに近付くイマジンたちを吹き飛ばす。

 

「「士さんここは俺たちが!/食い止めますので早く!」

「ああ、任せろ」

 

そう言ってディケイドはライドブッカ―からあるカードを取り出してそのアイテム『ケータッチ』に差し込み画面にタッチしていく。

 

≪クウガ・アギト・リュウキ・ファイズ・ブレイド・ヒビキ・カブト・デンオウ・キバ≫

≪ファイナルカメンライド・ディケイド≫

 

すると巨大なディケイドのカードが目の前に出現、同時に鎧に9枚のカードが張り付いていき、スーツの色が銀色に、複眼の色もマゼンタになっていく。最後にディケイドのカードが普通サイズになり額に張り付き、ディケイドはディケイドライバーの中央部分をベルトの右に取りつけ、ケータッチを外れたところに取り付け変身を完了した。

その姿の名は『仮面ライダーディケイドコンプリートフォーム』9人の仮面ライダーの力と『ネガの世界』のお宝、ケータッチの力で変身するディケイドの強化フォームである。9人ライダーのカードが並んで胸に張り付いている『ヒステリーオーナメント』と頭上にある『ディケイドクラウン』が特徴の戦士だ。

 

「これが俺の本気だ」

 

そう宣言したディケイドC(コンプリートフォーム)はケータッチを外し龍騎の紋章とFと書かれた紋章を押す。

 

≪リュウキ・カメンライド・サバイブ≫

 

するとHOM(ヒステリーオーナメント)が全て龍騎サバイブのカードに変わり、ディケイドCの隣に龍騎の最強フォーム『仮面ライダー龍騎サバイブ』が実体化した。続いてディケイドCはライドブッカーから一枚のカードを取り出し腰のディケイドライバーに装填し叩く。その時、龍騎S(サバイブ)も同じ動作をした。

 

≪ファイナルアタックライド・リュリュリュリュウキ!≫

 

ディケイドCはライドブッカーガンモードを両手で構え、龍騎Sも同じように専用武器『ドラグバイザーツバイ』を構える。そしてイマジン軍団に目標を定め、

 

「ハァァァァッ!」

 

巨大な二つの光線『ドラゴンファイヤーストーム』を撃ち出した。その光線はイマジン軍団の大半に直撃し大爆発を起こす。それと同時に龍騎Sは消滅した。

 

 

「な、なんて威力なんだ」

「今、街の一部破壊してしまったったい」

「いや、ツッコむ所そこじゃないだろ、アイツらが何者かだろ」

 

そこにビルの陰から、二人の少年と一人の少女が出てきた。それを見てゴールドとシルバーは駆け寄る。

 

「お前ら!」

「あ、先輩方。呼びましたか」

「ああ、待っていたぞ。ルビー、サファイア、エメラルド」

 

その三人はホウエン地方の図鑑所有者であるルビー、サファイアのバカップルと苦労人エメラルドだった。ルビーは赤と黒を基調とした服を着ていて白い帽子?をかぶっている小奇麗な少年。サファイアはルビーとは対照的に野性的な雰囲気、青を基調とした身軽そうな服を着ている少女。この二人は所有者一のバカップルである。エメラルドは黄緑を基調のだぼだぼの服を着ていて、金髪クロワッサンヘアーと額の緑色のひし形宝石が特徴の身長が低い少年。三人ともゴールドたちの後輩である。

 

「いきなり変なオーロラが現れたと思ったら、ホウエンからシンオウにいつの間にか移動していたったい」

「俺だけはオーキド博士の研究所から来たんです」

「僕はついでだかたサファイアと共に観光しようとしていたら連絡が来て、まあしょうがないので来てみたらこの有様。それで隠れて様子を見ていたんですけどね」

 

三人の解説を聞いてみるとそれぞれ過ごしていたが突如現れた灰色のオーロラに飲み込まれシンオウ地方に来た。そして仮面ライダーとゴールドの戦いを見てとりあえず様子を見ようということになり、ピンチになったのを見て助けに行こうとしたが、NEWダブルとハヤテとシルバーの登場やディケイドの強さを見て呆け出てきた、ということらしい。

 

「貴様らも図鑑所有者か!」

「お前ら所有者は無駄なことされる前に俺が喰ってやる」

 

三人を見た牙王たちはいきなり狼狽えだすが、虚勢を張った。

 

「なるほどな」

「そういうことでしたか」

 

それを見たゴールドキバとハヤテは納得したが他のメンバーは分からないようだ。すると一歩遅れてディケイドCが気付く。

 

「なるほど。図鑑所有者が全員集まるのがアイツらにとっては最悪な事態ということか」

「何故分かった!?」

「普通分かるって」

「それにその反応が自白しているようなものですし?」

 

このネガ電王、過去に電王とキバに蹴られた時にバカになったようだ。

 

「くぅ、もういい。お前ら、ライダーと所有者全員をやれ!」

 

その瞬間灰色のオーロラが現れ、そこから大量のイマジン、ショッカー戦闘員軍団が現れた。軽く見積ってもさっきの三倍近くはいる。

 

 

「多すぎだろ」

「俺たちはここからクライマックスだ、負けねぇよ!」

「行きますよ!テル/おう、クライマックスに行くぜ」

「やるぜ、ダチ公!」

「ああ、ゴールド!」

「しょうがない、戦うのは信条じゃないけど・・・行こうかサファイア」

「ルビー、手を抜いたらいかんとよ!」

「いちゃいちゃすんな、バカップル!」

 

ディケイドC、電王、NEWダブルはそれぞれの武器を構え、ゴールド、シルバー、ルビー、サファイア、エメラルドは自分の相棒を出す。さらに

 

≪メテオ・オン・Ready?≫

「行きましょうか?お嬢様」

「ああ。ギバット、サゴーゾだ」

「分かったぜ≪ガブリッ!サゴーッゾ・サゴーッゾォ!≫」

 

ハヤテはメテオに変身し、ゴールドキバは灰色の『コンボメダル』『サゴーゾメダル』を取り出しギバットに噛み砕かせ、その三つの欠片が頭部、胴体、脚部に張り付き、金の鎖『カテナ』を解放した。Gキバは白いサイの様な赤い複眼の仮面、灰色のボディとゴリラの様な両腕、黒っぽい鋼色のゾウの様な足、重量級形態『仮面ライダーゴールドキバ・サゴーゾフォーム』に変身して構えた。

 

「行くぞ!」

「おっしゃあ、祭りの始まりだぜー!」

 

ディケイドCとゴールドの声を合図にそれぞれ戦いを始める。まだ旅の冒頭だがこうして大決戦が始まった。牙王たちの狙い、図鑑所有者のこと、別世界の住人であるハヤテとナギが何故ここに?

 

 

 

 

・・・ちなみに今まで全く出番のなかった、士の相棒である海東はというと

 

「何でショッカーがこんなにいるんだい?士ぁああ!どこにいるんだ~!」

 

コトブキの片隅で一人寂しく戦っていた。




ホウエントリオ、一番好きですね。ルビサファは至高の宝石。そう言えばポケモンのルビーとサファイアがリメイクされるみたいですね。オメガにアルファって・・・気にしないでおこう。僕はGBA時代はサファイアをプレイしたのですが、グラードンが欲しいのでオメガの方にしときます。日照りは最高だと思うんだ!攻撃こそ最大の防御!

ちなみに、今回出て来たマジックを考えたのは、ちょうどフォーゼが放送されている頃です。その時はまさかウィザード何てライダーが放送されるなんて思いもしませんでした。

知っている人もいると思いますが、ゴールドキバはコンボメダルでフォームチェンジができます。詳しくは「放課後仮面ライダーのごとく!」にゴールドキバの詳細を入れておいたので(変身者が違うけど)そちらをご覧ください。

さて、何でネガタロス達は所有者を警戒しているんでしょうねぇ?ヒントは第六章・・・と言って分かる人どれだけいるのだろう・・・

・・・海東さんは次々回でちゃんと活躍しますよ!あ、そういえば・・・秋塚さん所の海東、コイツの未来の姿になるのかな?一応この物語、「全てを追い求めた狂気の医者」の番外編と繋がっているので。

次回はカントーの所有者も!大乱闘開始です。
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