最近時間があんまり無いんです…(←言い訳)
しかし突然ですが、今回で帝国兵士編は最終話となります。
ラバ「な、なんだってぇーー!!?」(演技臭い)
頭の悪い作者は反乱軍の内部事情とかそういう難しい内容なんて書けないんで、本部での話なんざどうでも良いんだよッ!!!って感じで一気にシナリオを進めてるので、ちょっと無理矢理感半端ないかもしれないですが許して下せぇ…。
帝都を出てから約一週間近く経過した頃、馬を使わずに歩いて来た俺達は、漸くファーム山の麓にある山賊のアジト……いや、革命軍の前線基地に着いた。
大臣の息子であるシュラを連れてるせいで最初こそは疑われていたが、そこの代表が話を付けてくれたおかげでなんとか無事本部まで案内して貰えた。
まぁ、彼らとしては俺らを信用してくれたように見せ掛けて、目的がわからねぇから尻尾を出すまで一旦泳がしておこう、とか考えてたんだろうけどな。
そんで本部にも到着して、エスデスがナジェンダ軍を追ってくるかもしれないから警戒してくれと伝えたんだが……。
「こちらに向かっていたナジェンダ軍が、遠方に居た筈のエスデス軍に襲撃されたようです……」
待機していた部屋で聞いたのは、ナジェンダ軍が半壊したという報告。
どうやらエスデス軍を見張っていた反乱軍の偵察部隊が壊滅してしまったらしく、奴らがナジェンダ軍を追って来るという連絡が遅れ、ナジェンダさんの離反は前回と同じ結果になってしまった。
革命軍本隊は急いで重軽傷者を本部の医療室に搬送していく。だが救護班が人手不足だったようで、医学の知識を多少持っている兄さんが軽傷者の手当てを手伝いに行った。
革命軍を責めるつもりはない。ただこの結末を知っていたのに彼らに頼って何もしなかった自分を責めたい。でも、俺一人が行ったところで何が出来た?何が変わったんだ?と思う自分もいる。それでも自分への憤りや後悔が混ざって、もうどうすれば良いのかわからなくなった。
「らしくねぇ顔すんなよ、ラバック。どうせほっといてもナジェンダの姉ちゃんは助かるんだろ?」
気分を変えたくてなんとなく廊下を歩いていると、勝手に付いて来たシュラが俺に声を掛けてきた。
「それはそうかもしれないけど……。俺は結果がわかっていたのに、何も変えられなかったのが悔しいんだよ。結局これ以外に良い策が思い付かずに他人に任せて……そのせいでまたこんな……」
今度こそ悔いのない人生を送る為に頑張ってきたのに、早速後悔してる。大切な人を護れなかった事に、心が折れそうだ。こんなんじゃあこの先の悲劇も全部覆えせないかもしれない…と、不安にもなってしまう。
「……はぁ~、めんどくせぇな。別にお前が全部悪ぃわけじゃねぇだろうが。何も知らねぇ奴らからしたら、勝手に落ち込んで自分のせいだとかグダグダ言ってる方がよっぽど迷惑だぜ」
苛つくように自分の頭をガシガシと掻くシュラに、思わず目を丸くする。
もしかして、俺を励まそうとしてるつもりなのだろうか…?そう思うと、つい吹き出してしまった。
「あ?何笑ってんだよ?」
「いや、あんたって俺と違って結構不器用なんだなと思って」
つっても、器用そうには全然見えないから意外とは思ってないけどね、と続けて。さっきまでの暗い気持ちを吹き飛ばすようにクスクス笑う理由を素直に話せば、今度はシュラが目を張っていた。
「……ったく、落ち込んでるかと思えば急に笑ったりって……ほんと表情ころころ変えて忙しい奴だな」
やれやれと呆れていたが、その表情はどこかホッとしているようにも見える。
さっきシュラが言ってた通り、いつまでもくよくよしてたらそれこそ周りに迷惑だが、もうちょっと他の励まし方があったと思う。でも彼らしいその対応のおかげでなんとか立ち直れそうだ。
そこでふと、俺は見覚えのある階段の前で立ち止まった。
「どうした?」
「……悪ぃダンナ、俺ちょっと用事思い出したわ」
ニッと不敵な笑みを浮かべてそう告げる。だがシュラはその笑顔に興味を持ったのか、
「何だ?面白ぇ事でも思い付いたのか?だったら付いてくぜ」
「バーカ、お前には関係ねぇ事だっつーの。俺は今から相棒を回収してくるから、お前は部屋で大人しくしとけ」
『相棒』というワードで大体察したらしく、ああなるほど、と納得するシュラ。しかし、
「確かに俺には関係ねぇが、反乱軍の玩具にも興味あるからな。やっぱり俺も行くぜ」
そう言って見せたのはいつものゲス顔。
そんな彼にうげぇ、とあからさまに嫌そうな態度を取っても効果は無し。完全にまだ付いて来る気満々である。
これじゃあ何を言っても無駄か、と諦めた俺は仕方なくそのままシュラと一緒に階段を下りて行く。
「お、あったあった」
ぼんやりと覚えてる廊下を進んだ先に、他よりも一回り大きな扉が見えてきた。そこが俺の目的地である。
「ふぅん、警備とかいるのかと思ったが、誰もいねぇのな」
「まぁ今はナジェンダさんの件で忙しいからな。パニック状態で余裕ないんだろ」
「それもそうか。でも鍵くらいは掛かってるだろ?どうやって入るんだ?」
シュラの意見はもっともだ。しかし、
「器用な俺の手に掛かれば、帝具でもない限り鍵なんて余裕で開けられるぜ」
ふふん、と誇らしげに胸を張りながら俺が取り出したのは、ピッキング用の針金。
その先端を鍵穴に入れて数分程カチャカチャ鳴らしていると、漸くガチャリと重たい金属音が響いた。
「よっし、楽勝!」
「うっわ…マジかお前……」
暗殺者ってそんなスキルまで持ってるのかよ…と驚愕しているシュラを置いて、我先にと一直線に走って室内に侵入する。
「久しぶりだな、クローステール…!!」
部屋の奥に置かれた、とても懐かしいリールと赤いグローブのセット。その正体は、帝具、千変万化『クローステール』。生死の境で共に戦った俺の大事な相棒だ。
そう、お察しの通り、ここは革命軍に回収された帝具の保管室である。でも俺は他の帝具なんて一つも眼中に入れていない。それ程、クローステールとの再会を心の底から喜んでいるのだ。
「くぅーーーっ!!!懐かしい!懐かしいなぁお前!!俺が来るまでちゃんと手入れされてたか!?」
クローステールを愛でるように、糸を纏めている本体であるリール部分に頬擦りをする。
「……俺さ、前回世界各地を回ってたんだけどよ…帝具に話掛ける変人を見たのはお前が初めてだぜ、ラバック」
「うっせぇ!!こっちはてめぇに捕まったせいであれから一度もこいつを見れなくて寂しかったんだよ!」
俺の行動にシュラが若干(?)引いてたのが気に食わず、忘れたくても忘れられないあの時の事を強く責めた。
前世でシュラに捕まった後、タツミの事もそうだが、没収された
「つーかお前、ここの上層部にバレたらどうすんだよ?」
「ん?ああ、そン時は当然叱られるだろうけど、帝具の所有者になれば、すぐにでも帝具使いを戦力にしたがるあちらさんは軽い罰で済ませてくれるだろうからね。多分なんとかなるさ」
俺がそう豪語すると、シュラは、ほんとにそんだけで済むのか?と少し心配そうに呟く。珍しく慎重になっていたみたいだが、彼のその心配は杞憂に終わると後々知る。
その後は兄さんと合流し、ナジェンダさんが目を覚ましたと聞いたのでそのまま彼女の居る部屋に行って俺達兄妹とナジェンダさんはお互いの無事を喜び合い、他にも俺が自分が無力だった事での謝罪をすると、心優しい彼女はそんな事はないと励ましてくれた。
しかし、勝手ながら帝具を手にしたという報告をしてこっぴどく叱られてしまったのは、また別の話だ。
そして、それからあっという間に年月が過ぎていき、義手を身に付けたナジェンダさんが戦線へと復帰し、ブラートさんやアカメちゃんを始めとしたかつてのナイトレイドメンバー達が遂に、帝都を脅かす殺し屋集団として、再びあの地に集うのだった__
勝手な想像だけど、ラバってピッキング行為とかも余裕で出来そうだから、標的の寝床に夜な夜な侵入して静かに仕事終わらせたりしてそう(小並感)
さて、こっからが本題。
前書きでも書いた通り、これにて帝国兵士編は終了です。というわけで次回からは遂に原作軸のナイトレイド編がスタートするぞオォォォーーーッ!!!!(ハイテンション)
帝国兵士編最後だったのに今回登場すらしなかったリネットさんほんとごめんね!?次はちゃんと出番があるから許して…!
リネ「ほんとに?嘘だったら今度こそ僕怒るよ…?」(威圧)
次回の内容は君の設定を考えてた時から決めたやつだから、変更がない限りは大丈夫だよ!多分!!((