3時間前灰神side
ベクターウイルスの感染を250人程終わらせているとき不意に、背筋が凍り付くような感覚が通り抜けた。
すると、小さなスプレー缶のようなものが幾つも転がる音がし。見聞色の覇気で、状況を把握しようと調べるとそれが
光が収まった途端に黒く塗り潰された
「これはっ、 と、 少しヤバいな」
灰神は急いで
やがて、全員が出て行ったことを確認し、
「ったく、バカな人達だな。選りに選って、俺がいるところで騒ぎを起こすとか余程死に急いでいると見るな。
人数は・・・・なんだよこの規模と装備、戦争でもする気か?」
テロリストの人数やあすなろ園の皆がどこに集められているのか状況を確かめるために
「学園都市の上層部と暗部は何をしているんだ?」
と、灰神は愚痴をこぼす。
取り敢えず2、3人捕まえて尋問を試みようと通路へ出て行きテロリスト共の行動を感知しながら静かに近づく。
すると。
「おい、
〔いや、集められた人質の中にはいない〕
「ちゃんと、確認したのか?」
〔一応、子供には全員被り者を取るように言ったが"角の生えている子供"は一人もいない〕
「わかった、こちらも捜索を続行し発見次第連絡する」
〔了解〕
テロリストが、おそらくこの空港いた人達が集められている場所で何やら灰神を探しているかと思われる通信を行っていた。
「そっちは、どうだ?」
「いや、向こうでもまだ見つかっていない」
「一度、隣を捜索しているB―3班と合流する。いいか、奴はまだ4歳の子供だが統括理事会が公式に認めた学園都市初の
人質は我々の手の中だが油断するな」
「しかし、1ヶ月前の原因不明あの衛星と第一三学区の防衛監視システムの一時停止と、『木原』と『角沢』の混成研究所を潰したのが本当に今回の
未だに信じられない」
「信じるのも疑うのも個人の自由だが我々の任務は
灰神は、この会話を聞いて首から腰に掛けて刃物を押し当てられているような感覚に陥る。自分が
灰神が原因で
「そっちはどうだ?」
「いや、隠れている一般人を2、3人発見しただけだ」
どうやら、テロリストは6人集まり合流したようだ。
灰神は、静かに
「・・・!?おい、そこの子供!今から3つ数え終わる前に両手を頭に付けて後ろを向け!!」
テロリストの一人が近く灰神に気付き、無抵抗を表すように指示する。
灰神は、流れるような動作で従う。
「そのまま、じっとしていろ」
一人が灰神に近付きニット帽を取ろうと手を伸ばす。
そして。
ヒュン、と風を切るような音と共に、首が飛んで行った。
「「『!?』」」
残りの5人のテロリストは唖然と飛んでいった仲間の生首と、身体が倒れ込んでいくのを見ていた
その切り口からは、血が全開した蛇口のように噴き出す。
「実弾の使用を許可する、撃て!!」
一人が、硬直状態から抜け出したのを皮切りに全員、灰神に発砲を始める。
雨のような銃弾が灰神を襲うも、一発も灰神に届かずに周りの壁や床へと逸らされる。
「尋問するには、人数が少し多いな」
灰神は、
当然、残りの2人の右手を折って首を
「もう、あなた達2人しかいませんので簡潔に答えて下さいね。まずは・・・」
灰神は先ず、実弾を使うように指示を出した方のテロリストに質問をした。
『統括理事会と直接交渉』
『学園都市初の
『人質は最終手段』
『リーダーは作戦の指示のため放送室にいる』
見聞色の覇気により、答えていないことであっても大まかな思考感情を感知したり、動揺や心拍数の変化で嘘は大抵分かる。
一応保険として、もう一人生かして置いたがこの分だと邪魔なだけだな…と。 灰神は最後質問をする。
「最後の質問です。あなた達は、生き残りたいですか?このまま死にたいですか?」
「助け"トスッ"
一人が命乞いをしようとした瞬間に脳天に、釘がいきなり現れてテロリスト2人の命を奪った。
「うわっ、何これグロッ。
「だから驚くって言った」
突然、何もない空間から高校生程の男女が2人現れ、そのうち一人が血塗れの惨状を知っていたかのように言う。
しかも、自分を移動させられるだけの力をもつ
灰神が、戦闘体制に入ろうと
「待て待て、俺らは学園都市の特殊組織の一つ"スナイプ"
君を保護するよう統括理事長に雇われただけたからね。俺は
両手を上げ、敵意が無いこと示す。
「正確には今回のテロは、あなたという
私は
と、女の方が補足する。
「・・・内容は何ですか?」
灰神は嘘を吐いていないことを確認すると取引の内容を聞いた。
「君と同じ施設にいる子達の安全の保証をする代わりにこの用紙にサインをして。この伊豆舞総合研究所に研究権を渡してくれ。それだけでいい」
「・・・私を騙したり、この研究所で非人道的な実験や監禁が確認され次第。あなた達を探し出して殺します」
「・・・それで、構わない」
「・・・・わかりました。このテロリストのリーダーが放送を流し始めた時に一掃しますので放送が不自然に止まり次第。人質のところにいるテロリストの連中を頼みます」
[尚、抵抗をする素振り見せた場合、部下に“躊躇なく打て”と命令を出しているので余計なことは一切ご遠慮願いたい。君達の命は統括理j・・・・・・・・・・・
そして、灰神は放送を流しているテロリストのリーダーと、散らばっている900人弱のテロリストを殺した後。
頭が冷え、出来過ぎている話の内容に疑問を持ち。
こう呟いた。
「くそっ、やられた」
これからも『とある淘汰の転生憑鬼』よろしくお願いします(礼)