side伊豆舞 1ヶ月前~
切っ掛けは1ヶ月前。学園都市第一三学区の監視防衛システム、監視静止衛星の不自然な襲撃による
被害そのものは混成研究所以外皆無のため表向きには、非公式の非常事態訓練のシミュレーションとして発表し。落ち着いたが、裏では混成研究施設を秘密裏に調査をするも、調査内容は上層部のみに伝えられ詳しいことは分からないままでも。暗部の性質上、様々な警戒態勢が取られた。
暫くすると
一つは、学園都市統括理事会の一派が身勝手な行動を行い、学園都市に不利益テロを生じさせたことによる(物理的)
もう一つが、1ヶ月前の事件の中枢を握る学園都市初の
送られた資料によると、
そして驚くべきことにその能力の効果範囲は宇宙にまで及ぶそうだ。
今は
最後に、灰神があすなろ園の園児達と共に撮られた写真が送られハタと固まる。
「この髪の色・・・地毛なのかしら。それに頭のは・・・角、よね?」
一瞬、『角沢』の名前と彼等の悲願が脳裏を過ぎる。
「・・・まさかね」
直ぐに思考を切り替え、電話を手に取り手駒の暗部組織『スナイプ』の仲介役に今回の2つの依頼を達成させるように指示を出し、休憩をしようと資料をデスクの脇に片付ける。
「失礼しま~す。伊豆舞博士ぇ~、サイホォンで淹れたブルマンなんですけど。ひと息どうですか~?」
タイミング良く、若い秘書の女性が茶菓子とお茶を持って来たようだ。
「あら、
「えへへ、良かったです。
・・・あ、そう言えば
一見、暗部とは何の関わり合いのなさそうな彼女は、実際に暗部とは関わりが薄い仕事を中心に与えられており。 学園都市の裏と表の中間地点であるこの研究所の仕事をキッパリ分ける為に伊豆舞が、秘書資格を持つ仕事を覚えるのが早い有能な大学卒業生を適当に選んだのだ。
・・・・・・
「そう言えばあの子、
端末を取り出し、着信履歴を確認する。
「確か、博士の教え子の方々ですよね?
いいですよね~。学生時代からの彼女と恋愛結婚だなんて"外"じゃ、結構珍しいですよ。 結婚式を挙げるならやっぱり教会のある第一二学区でしょうか?・・・あ、それじゃ失礼しま っとと、と、きゃぁあ!?」
美しさを感じる程清々しくスッ転び、顔面を床にぶつける。
何もないところで自分の足に引っかかり転ぶようなドジッ娘だが、某T大卒の秀才である。
「・・・本当、月日が経つのは速いわね。教え子がいつの間にか結婚して、如月ちゃんはお茶を零さないようにテーブルに置いてからドジをかますように成長して・・・。少し前まで、お茶を運ぶ途中で絶対三回ぐらい転んでいたものね~」
自分の秘書と教え子の成長を感慨深く背もたれに寄りかかる。
「痛たた。それじゃ、失礼しました」
「あ、そうそう如月ちゃん」
秘書の如月が部屋を出ようとすると、伊豆舞は何かを思い出したかのように引き留める。
「はい?」
「これから、新しい子がこの研究所に入って来るからバイトの人を2、3人使って部屋をひとつ準備して置いてね」
「分かりました。すぐに準備します」
と、秘書の如月はぶつけた額を押さえながら出て行った。
「・・・ふー、写真を見る限りじゃ、大人しそうな子だけど。資料だけを見ると、化け物ね。
一応、明日の午前中には全職員に対高位能力者無効化用の防衛キットの類の物でも用意させた方が良いかしら?
・・・駄目ね、如月ちゃんが暴発乱射させて此方が自滅するわね。仕方ない、定時連絡の間隔を短くするか・・・」
あれこれ、灰神が来る場合に備えるも。現実的且つ高確率で起こりうる未来像を想像してしまい、
結局、大した対策法を思い付くことなく肩を落とす。
そして、数日経たない内にテロリストが案の定、灰神と『スナイプ』により制圧され、第一〇学区の伊豆舞総合研究所へ訪れていた。
「検査の結果は良好。精神面、肉体面共に安定。職員とは挨拶を交わす位の愛想は有る模様・・・猫でも被っているつもりなのかしら?
それとも・・・混成研究施設を襲ったのは別の人物、もしくは勢力?」
灰神が伊豆舞総合研究所に訪れて大まかな能力検査を受けてからの一週間、大人しい灰神の行動姿勢に疑問を持ちつつも、何も問題なく
〔そこー、
「あ、はーい。今行きます」
「いやはや、楽しみですな」
「噂では、学園都市全域に及ぶほどの能力だとか」
「都市伝説サイトの方でもそちらの内容で持ち切りのようですね」
朝早くに
お前ら仕事はどうした。と、伊豆舞は頭に若干血管を浮き上がらせていた。
〔それでは、
すると500kgの錘が3m程持ち上がったと思ったとたん、500m地点へ一気に突き進み、
〔ただいまの記録~
総合評価 level4〕
「level4・・・か」
「(冗談じゃないわ、大砲・・・否ミサイルみたいなものじゃないの。普通の
科学者としての興味と思考が伊豆舞を刺激する。
〔準備運動はいいから、限界まで持ち上げてみてくれるかな?〕
気づけば無意識に灰神を催促していた。
「あ、すいません」
すると、予め準備されていた重量全てが灰神から伸び出てくる細長い『透明なナニカ』によって持ち上げられる。
それはよく見ると先端はまるで手のように5本に分かれており各
「・・・あれはいったい?」
誰かが言ったその言葉は、今此処にザワついている全員の気持ちを代弁した物だった。
伊豆舞は灰神に『透明な腕』の様な物について問い
「最後の測定の時に、見えたあの"透明な腕"は何なのかしら?」
Side end
「あーあれですか? なんか、本気を出すとなんか勝手に出て来るんですよね」
灰神は少し困ったように振る舞い、短絡に話す。彼は
「・・・うーむ、―――いや―――でもやっぱり――――そんなことが有り得るのかしら」
伊豆舞は顎を押さえ、なにやら考え込みブツブツと独り言を呟く。
しばらく灰神は、伊豆舞が一人納得するまで隣で地面に
「伊豆舞博士、測定は一応済みましたし。今日は、この記録を統括理事会に報告と
10分を過ぎた辺りで他の研究員が近づいて恐る恐る発言する。
「・・・そうね、幾つか確認するべきことが増えた分は、明日に廻しましょ。灰神くん今日は、お疲れ様。もう遊びに行っていいわよ」
「はい、お疲れ様です」
灰神は、小走りで運動場グラウンドの出口へ向かう。
伊豆舞は、一度思考を切り替えいつも道理に振る舞い全員に指示を出す。
「全員いつも通り自分の職場へ戻って、今日の
その目には科学者特有の探求心を求める貪欲な
一区切り付きました~(達成)
此処までこれたのも皆様のお陰です(感謝)
これからも『とある淘汰の転生憑鬼』よろしくお願いします!!
未来のアイテム仲介人が文句と愚痴を言っていた相手は後輩ではなく、実は