3本編 幼少期1 寧ろ、俺の目には
「…ひぐ…ひぐ………んぅ…、あう」(これって詰んでね?)ポツン
お久しぶりです〇〇〇〇改め
無事、男に転生しましたが。私、箱に包装され、研究所みたいな所に届けられて、騒がれて、一人放置されています。
要するに私は今世の両親に見捨てられました。
要約しますと・・・。
母出産
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角の生えた赤黒髪赤黒目の白色肌の息子に驚愕
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最初はお腹を痛めて産んだ我が子可愛さで養育するも2ヶ月でリタイア
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何やら薬局で睡眠薬を購入
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ミルクに白い粉を混入
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涙を流し謝りながらほ乳瓶を差し出す
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ゴクゴク温マズ、ネムネムグースカピーZzzzz
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気付いたら真っ暗な狭い箱の中で"ゴッ"っと、頭をぶつけていた
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取り敢えず泣く
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持っていた人が驚き箱を落としてマジ泣き
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箱が開けられて、知らない天井つーか白衣を着た研究員?を見て取り敢えず絶望
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また泣く
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放置される今現在
ちなみに、父親には一度も会ったことはありません。
取り敢えず、誰か俺を助けんかい!!
「やっと泣き止んだよ~」
長い髪を三つ編みに結え後ろに纏めた青縁眼鏡の高校生程の女(白衣)が耳栓を外しながら近づいてきて、隣の中年に差し掛かったやけに目つきの悪いハゲ坊主?の(白衣よりも黒スーツが似合う893にしか見えない)ガタイのイイ色黒のオッサンに話し掛ける。
「というより、泣き疲れただけなんじゃねーか?」
オッサン(白衣)も耳栓を外しながら尤もな指摘をする。
つーか、俺を助けry
「う、うるさいよ、
「……で、なんでおまえが待ってきた荷物の中身が、奇形のガキなんだ?」
「知らないよ~。 私は外から届いたここ宛ての
なんか、否な予感が。
「生きているの持ってくんじゃねーよ。つーか、絶対コイツ角沢の血縁だろ?
禿ていねぇけどな」
「角沢」というワードと角の生えた俺を結び付けて発言をしているところから見て、この世界には角の生えた角沢さんという方々が存在している模様だ。
取り敢えず、冷静に分析しても仕方がないので一言。
「イイじゃない?この子を使って研究しても問題ないと思うよ。
なんか孤児っぽいし、何々?
『この子の名は灰神柳です』だって~。
でも、角生えているし絶対角沢さんの血縁で間違いないね~。(禿ていないけど)
一回私あの人たちの細胞、研究してみたかったし偶接おじさんが黙っていればバレないって~」
俺が入っていた箱の中からメモ用紙のような物を読み上げながら物騒なことを呟く。
「出たよ"細胞フェチの
研究するのは勝手だが、責任はお前の上司である俺が取らされないようにしろよ。
大体、俺と奴らの研究課題の専攻が被っている関係上の付き合いしかねぇぞ?」
『とうひ』っつう名前なんだな?
よし、コイツ絶対殺す。
「え~と確かこの前出した課題って、 "遺伝子と外的要因による人格形成の誤差と影響"…だっけ~?」
「概ね合っているがようは、どの
教育心理とやらは、歴史を繰り返しつつも常に変化するから難しい問題だな。
奴らの頭脳は高く評価しているんだがな……」
「あの人たちは自分達の先祖の幻影を追いかけて研究をしているからある意味おじさんの課題とは相反するってことか~」
「まあ、進化を怠った人類に存在価値なんか皆無っつうのが俺のポリシーだからな。 互いに利用し合っているようなものだ」
「あの人たち、偶々伝説として残っていた資料と自分たちの特異点を妄想とマッチさせるなんて本当に良くやるよね~」
段々と自分達の世界に入り込み、俺のことを居なかったの如く語りはじめた。
放置かよこいつら、床冷てぇんですけど。
「あうあうあ~~~」じたばた
「あ!?
そういえば、この子の世話どうしよ~?」チラ
「いやいや何見てんだよ!?
おまえが面倒見ろよ」
腹減ったお。
「え!?」
「おまえの研究素材だろうが、ガキのお守りの予行演習だとでも思えばいいんじゃね?」
ごもっとも……駄菓子菓子
「ええー!?
冗談でしょ!?
おじさん、私が抱っこしたり、ミルク上げたり、
三つ編みメガネの彼女の様子からだと試験管より重い物を持ち歩く姿が想像出来ません
寧ろ、俺の目には育児放棄の末、三途の川ルートしか見えません。
「バーカ、誰だって初めてのことには不安と期待があんだよ。
因みに、俺には全ての行動が研究素材採取に繋がって、最終的にガキを放置するおまえの姿しか想像出来なかったぜ」
「ほらやっぱり~
ていうか不安だけで期待なんてないじゃん、予行演習なら既婚者であるおじさんの方が該当するでしょ~ (ハゲの癖に)」ボソ
互いに育児責任を擦り付け合う中で最後に意外な発言を耳にした。
まっさか(笑)、こんな厳つい坊主頭の893みたいな人に「俺はいいんだよ。後、これは禿じゃねえ」
majide?(二重の意味で)
「なんでよ~?」
「俺の専門は教育であって養育じゃねえからな」
「成る程…………って…それ、唯単にやりたくないだけじゃないの~」
このコントには終わりが無さそうである。
だが、そうしている内に俺の食欲?は限界に達してしまった。
もう我慢出来ない。
「……あう……あがぁううあああぁぁああああ(泣)!!」←空腹による号泣
「だああも、ウッセイな。オイ、等比!!
麻酔持ってこい」
「は~い、あっ!
ついでにその子の臨床検査も一通りしちゃうね~」
育児を行う者に高確率で必ず訪れる『泣き喚く原因が分からず逆切れをする』
という関門を麻酔注射で乗り切ろうとする謎の研究者(仮)彼らに対抗する術を(未だ)持っていない俺に出来る事・・・・・・・・それは。
「あぎゃぁぁああああ」(不幸だぁぁああああ)
泣き喚くこと以外なかった。 ←当たり前
養育経験皆無の謎の研究者(仮)の魔の手に堕ちた灰神柳。
彼の運(生)命は如何に!!!
幼少期から生命の危機に晒されます(笑)
謎の研究者(仮)の正体は、次回かその次辺りに分かる・・・かもしれません←オイ!!