3 / 6
第3話
高町なのは、その名前を聞いた僕は――安心していた。
いやぁ変だと思ってたよ。
動物病院で特撮ヒーロー物の撮影なんかするわけないもんな。
どんなシチュエーションだよ!!って感じ。
それがなのはの転んだ音だったら納得できる。
どうせ学校からの帰りに拾ったあのフェレットが急に心配になって家を飛び出したんだろう。
んで、ただでさえ擦り切れてる運動神経を摩耗させて、動物病院あたりで転んだんだろ。
さっきから聞こえてた呪文はあれか「痛いの飛んでけー!」の進化版か。
「我、使命うけしものなり。契約のもとその力を~」って言ってたけど、なのは、お前いつから中二病になった?
小学生だろお前?中二病になるには早いぞ。
いや、意外と家族に教えてもらったのか?
実はホントに痛くなくなるとか?
……いや、ないな。
うん、ない。
実用的なわけない。
もし中二病で痛みが消えるなら、病院では邪眼保持者や封印された右手を持つ人が大量発生している。
軽く社会現象だ。
だから、おそらく痛みは消えなかった。
そしてどうせあいつのことだ。
今ごろ不屈の心、恰好良く言うとレイジングハートを持って痛みと戦ってるんじゃないだろうか。
そんなことを考えてたらいつのまにかプリントの問題を全部解き終わってた。
よし、今日の盗聴はこのくらいにしとこうか。
そういえばなのはの名前で思い出したけど最近血を吸ってないなぁ。
まあ、まだこの前吸ったのが1週間前だし1カ月くらいは大丈夫だろ。
さあ、明日も学校だ。
早く寝よ。
今回は激短いです。
すみません。
こんな小説でよければ次回もよろしくお願いします。