と、謎の転校生が来ただの、どうだの。しかしながら、そんな話題は流星の様に流れるのが高校生というもので....
「やぁ、只野くん。それと古味さん!今日も一緒にお昼を食べよう!」
「あ、いいですよ。
《いいですよ、安心院さん》
「だーかーらー!僕のことは
「時折、そのこだわりは何だと聞きたくなります...でも確かに、古味さんは基本筆談ですからね、これを機に頑張って話してみます?」
「.............」
「嫌なんですね?そんな目で見ないでください....」
《すいません、まだまだみたいです....》
「全く、君のコミュ症は流石の僕も安心できないぜ。安心院さんだけど....」
さて、安心院さんは正直最初の方は相当話題になった。それもそのはず、古味さんバリの美貌、クールビューティーな古味さんに対しての明るくおしゃべりな安心院さん。今となっては伊旦Wビューティーと語られてるが....なぜ、そんな人が僕のようなただの男の子を昼食に誘うか?それは...
安心院さんはなじめてない。(名前はあのなじみと同じなのに...)
・なじめてないポイント①
「僕のことは
よほど、自分の名前が嫌いなのか、その呼び方が気に入ってるのか。読みの強制をする。
最初の方こそ皆呼んでたけど、いつしか忘れ去られ、《幼馴染じゃない方のなじみ》という覚え方が定着した。
・なじめてないポイント②、③
「
「ん?僕は一京分の一のスキル、愛嬌のスキル
中々さんを越える中二設定(?)+「~ぜ」という男口調。
他にもあるが、割愛する。古味さんはあまりの可憐さに皆が寄り付くのすらおこがましいと考えて、人が寄り付かなかった時期があった(今は本人の努力あって少なくなった)が、彼女は逆で寄って言ってみたらトンデモ発言量産機だったので、距離を置こうといって具合である。
高嶺の花の古味さんと、地下世界の新生物といった感じの安心院さんである。
まぁ、本人は気にもしてないようだけれど...
「(しかし...こんな僕の周りにスゴイ人がまた一人...波風立ちまくりじゃないか僕の高校生活は....)」
「古味さん、今度一緒に只野くんの家に行こう、きっとスッゴイ普通の部屋だぜ」
《一度行ったことがありますが...おっしゃる通りかもしれません....》
「古味さん、言わないでください....」
《すいません....》
「あ、いやそういう意味で言ったわけじゃ!」
《しかし、心無いことを....》
「.......」
「いやいやいや!そんなこと!あ、ノートが!拾いますよ!」
ずっと、僕はこの二人の夫婦漫才を見てた訳だけど...あっまい!想像以上に夫婦だったよこの二人は!安心院さんも安心できないくらいにね!ちょっとのいざこざであたふたして、落ちたノートを拾おうとして、手が触れて真っ赤になるなんて....全く、可愛いじゃないか。
ここも中々に楽しめそうじゃないか。よし決めた『フラスコ計画in伊旦』とでも称して、僕が彼らを手助けしてやろうじゃないか!
「ど、どうぞ...古味さん」
《ありがとうございます》
「......」
「ど、どうしました安心院さん、そんなこっちを見て」
「もう結婚しろよ、君ら(あと、