詫び入れて番外編です。
深夜、校庭にて。安心院は古味さんをここへ呼び出したのだ。
「やぁ、古味さん来たようだね」
《どうかしたんですか?こんな時間に呼び出して》
「古味....いや、
《私は古味ですが?》
「いいや、僕の霊視のスキル『幽霊視眼』《ドリームゴースト》があれば君の秘密なんてお見通しさ。もっとも、スキルを使わなくても違和感を感じてた人は数人居たみたいだけどね」
『古味さん、最近何か様子へんだな....』←その1
『古味さん古味さん古味さん......ん?古味さんって誰よ!古見さん古見さん古見さん.....』←その2
「そういうことですか....貴女はどうやらただの人では無いようで」
「僕は安心院 なじみ。平等なだけの人外さ。親しみを込めて
「まだ、その呼び方続けるんですか?でも、ここで貴女を返すわけには行かなくなりました。ここで存在を消させてもらいます」
懐から包丁を取り出す。どうやら、彼女も最初からそのつもりだったようだ。目には光が無く、そこに居るのは古見さんの外見をしたなにかだった。
「自身の存在を古見 硝子に認識を変換するスキル、さしずめ『古見ュ症』(ビューティーコミュニティ)ってところかな?所で本物はどこだい?僕が初日に会った子だよ」
「大人しくしていれば無事ですよ、だから死ね!!」
古味が安心院めがけて、包丁を突きたて突進してくる。が、そんな愚行はある一言で止められてしまった。
「だってさ、お兄ーーちゃん♥」
「『おいおいおい、物騒だな。それに簡単に死ねとか言うなよ、殺すぞ?』」
螺子が包丁を叩き落とす。
「ともあれ、人質は救出したぞ!なじみ姉!」
そして、本物の古見さんを担いでいる巨乳の少女。隣には先ほどの螺子を持った学ランの少年。
「うーん、持つべきは優秀な兄妹だよねぇ?おとーさん?」
「なじみ...なぜ、俺はこんなことを....」
そして、長身の男。背中に≠が書かれた奇妙な服を着ている。
「さて、古味さん。君は色々とまずい事をした訳だ、この作品の主人公を騙り、そして本物を消そうとした....だから制裁を受けてもらうぜ」
「『わぁ、結構えぐい事するんだねぇ~僕びっくりだよ。でもさ、こんな事するくらいなんだから余程彼女とは程遠い人生を歩んできたんだねぇ....』」
「あのさぁ、そこで話の腰を折るのは君らしいけど。少しくらいは察してくれないかなぁ」
「『安心院さんがそんな事を言うなんて...驚いたよ。発想の勝利だね。つまり、また勝てなかった』」
「決め台詞っぽくしてるが、全然決まってないぞ兄貴」
「めだかちゃんまでかい?僕の味方はいないのか!?」
和気あいあいと敵の眼前で団欒。ここにいるのは、何故かは分からない。かつて敵だったり味方だったりした人物が人家族(という設定)で集まった最強で最凶で最恐の集団。これが『安心院家』である!
「ふふふ....無意味ね」
「『ん?この後に及んで負け惜しみかい?もう本物は助けたんだ、さっさと君は君の人生を生きなよ』」
「私は古味であることはまだ変わらない。この世界はもうすでに!『古味さんはコミュ症です。』に変わっている!!貴方たちは主人公を倒せるのかしら!?この日常系の漫画d」
言い終える前に、背中から螺子を螺子込まれた。血潮が吹き出し、体の風穴から空気がひゅうひゅうと出る。
「バーカ。この作品は二次創作だよ。それに作者がミスに気づかないはずがないだろ?そして気が変わった、君の人生なんて歩ませない」
「おお、嘘つき....」
「『そう!大嘘憑き!名前だけでも覚えてってよね!』」
これで、全てが終わった。
「さて、私は古見さんを届けてくる。皆はどうするんだ?」
「僕は帰って寝るぜ。なんせ今や高校生だからね!今日は皆ご苦労様!じゃあねー!」
「『《腑罪証明》は便利だよねぇ...にしても、こうしてまた僕らが集まるとはね。しかも安心院さん付きとは』
「私も驚いた。なんせ老衰で死んだと思ったら、高校生の姿で安心院さんや球磨川先輩がいるんだからな」
「俺を忘れるな。俺の身にもなれ....俺はなじみのバックアップのはずなのに...奴がピンピンとしている間から反転するなんて....」
「『ともかく、安心院さんもかなり楽しんでるんだ。少しくらいは手助けしてあげようよ』」
安心院 半纏 (父)
安心院 半袖 (母)
安心院 なじみ(長女)
安心院 カフカ(長男)《球磨川 禊》
安心院 すごみ(次女)《黒神 めだか》
『安心院家』になるにあたり別に苗字だけ帰ればいいのに「せっかくだから」と各自偽名を使っている模様。(両親役を除く)カフカってなんだよ。キラキラネームか?