らき☆すた〜変わる日常、異世界冒険ウィザードリィ5の世界〜   作:ガイアード

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第4章~3階の探索と悲劇の足音編~
3階探索開始!風の王デジンを目指せ!アイテムの取得と世界の謎


御坂さんの予期せぬ参戦、そして、2階での最大の山場の戦闘を何とか乗り越え、俺達は2階の探索をあらかた済ませて町へと戻る。

 

そして、町へ戻った俺達パーティメンバーの面々は、留守番として待機していてくれたみゆき、みさお、つかさの3人にも今回新しく加わったメンバーである御坂さんを紹介した。

 

俺達はその後、激戦の疲れも手伝ってその日1日は体を休める為に時間を取った。

 

各々すべき事をし、準備もしっかりと済ませて次に備え、俺達は次の作戦の為にミーティングを行った。

 

その結果、俺達にレベルが追いついていない御坂さんの事を心配した俺の提案により、心配事を無くす意味でも御坂さんを俺達と同等のレベルにまで鍛えたのだった。

 

そして、俺達は今回、御坂さんを連れての初パーティを組み、いよいよ3階の探索へと乗り出そうとしていた。

 

今回のパーティメンバーは、俺、御坂さん、みさお、こなた、つかさ、みゆきの6名で、留守番はかがみ、あやの、黒子、龍兄の4人となった。

 

「くれぐれも無理はするんじゃないわよ?」

「皆、気をつけてね?」

「今回は慶一さんの意思を尊重して体を休める事にしますわ。くれぐれも言っておきますが、お姉さまに傷1つつけようものなら・・・わかっていますわよね?」

「俺は別に連戦でも構わないんだがな。まあ、今回は仕方ないか。慶一、1人も死なせずに戻って来るんだぞ?」

 

と、それぞれに見送りの言葉を言い、最後の龍兄の言葉に俺も頷くと

 

「皆、行って来る。黒子、言われなくてもわかってるよ。龍兄、無茶はさせないから心配しないでくれ。」

 

そう応え、他のメンバーの皆も待機組みに手を振りながら

 

「ま、精々頑張って来るわ。」

「前回柊も大分苦労したみてえだし、今回は私が頑張るゼ!」

「お土産期待しててねー。」

「けいちゃんや皆がいるから大丈夫だよ~。」

「サポートはしっかりとやりますので、お任せください。」

 

と、それぞれに言う皆と顔を見合わせて頷き合うと、早速俺達はダンジョンへと降り立つ。

 

ダンジョンに降り立った時、御坂さんが俺に

 

「ねえ、慶一さん、今回の目的は何なの?そこの所を軽く説明して欲しいんだけど。」

 

そう聞いてくると同時に、他の皆も俺に注目してきたのを受けて、俺はそんな皆に1つ頷くと

 

「そうだな。軽く説明するから皆も聞いていてくれ。今回は、3階の探索をメインに進むつもりだ。そして、3階でのアイテム集め、最後には3階のボス的存在の撃破を目的とする。皆、心してくれ。」

 

そこまで説明すると、皆も頷きつつ「「「「「了解ー!!」」」」」と返事を返してくれたのを受けて、俺もそんな皆に頷き返すと、まずはみゆきに魔法の指示を出した。

 

「みゆき、つかさ。後で黒子やあやのにも伝えておくが、今後はダンジョンに降り立つ度に必ず唱えておいて欲しい呪文がある。それを教えておくからこれからは常にダンジョンに降りた時にはその呪文をかけることを忘れずにいてくれ。1つはマポーフィックを、そして、ダークゾーン以外ではロミルワ、ラツマピック、リトフェイトを必ず唱えるようにしてくれ。これらはダンジョンに居る間は、呪文が打ち消されでもしない限りは永続的に効果を発揮し続ける呪文だ。」

 

そう説明する俺につかさとみゆきも頷いて

 

「わ、わかったよ~。ちゃんと覚えておくね?」

「わかりました。常に地上からここへ降り立った時にはかけることを習慣にするように心がけますね。」

 

そう言った後、2人はロミルワ以外の呪文をかける。

 

呪文の効果が現れた事を確認した俺は、改めて皆に出発の意思を示し、まずは、2階の拷問部屋のエレベーターを目指した。

 

途中、敵とも数回遭遇したが、もはや、今の俺達には雑魚でしかなく

 

「うりゃああっ!」バシュッ!!

「甘い!!」ザクッ!!

「こっちだゼ!!」ドシュゥッ!!

「はいはい、これでおしまいだよっ!!」ビュン!ビュン!ドカカカッ!!

「え、え~い!!」ゴスッ!

「メリト!!」キュキュキュキュンッ!!ドドドドッ!!

 

と、あっさりと戦闘を終わらす俺達だった。

 

俺は、剣を鞘に収めつつ皆と合流しながら

 

「ふう。もうこの辺りの奴じゃ余裕だな。」

 

そう呟くと、他の皆も頷きながら

 

「そうね。あんたに大分鍛え直してもらったおかげで、私も大分戦うのが楽だわ。」

「最近じゃこの辺ももの足りねえ感じだしなー。」

「まあ、3階に行ったらそれなりの相手もいるっしょ。油断せずにいこー。」

「あはは・・・私はまだ慣れないよ~・・・。」

「つかささん、ファイトです。私もまだまだ頑張りますから。」

 

そう言いあっているのを聞いて、俺達も大分成長してるんだな、と実感する俺だった。

 

そして、いよいよ、3階へ降りる為のエレベーターの前にやってきた俺達だったが、ここで俺は再び皆の方へと向き直ると

 

「さあ、皆。いよいよ更に奥へと進むぞ?心の準備はいいか?」

 

そう問い掛けると、皆も緊張の面持ちを見せつつ

 

「いよいよ新しい階へ、って訳ね?緊張するけど、いつでもいいわよ?」

「うー・・・すっげえ緊張すんなー・・・。」

「それでも、覚悟して行くしかないよね。こっちはいつでもいいよ?」

「・・・なんだか怖いな~・・・でも、頑張る!!」

「緊張はしていますが、いつでもどうぞ。」

 

そう応える皆に俺も頷くと、早速エレベータへと乗り込んだ。

 

そんな俺に続いてエレベーターに乗り込むメンバー達。

 

俺は皆がエレベーターに入った事を確認してから4階のボタンを押した。

 

ゴウン!と重苦しい音を立てて動き出すエレベーター。

 

そして、それから30秒程たっただろうか、ガコン!という音と共にエレベーターが停止したのを確認した俺は、皆に頷きで合図を出すと、揃ってエレベータの外へと出た。

 

「よし、着いたぞ。」

 

その俺の言葉に御坂さんが

 

「ここが3階なの?なんだか物々しい雰囲気はあるけど・・・。」

 

そう聞いて来たので、俺は御坂さんに

 

「いや、ここは4階だ。ちょっと思い出した事があったんでね。」

 

と言う俺の言葉に皆も驚きつつ

 

「え?ちょ、ちょっと待ってよ!?慶一さん、3階の攻略をするって行ってたわよね?あんたの言ってた事と違うじゃない!これってどういう事なのよ!?」

「おいおい慶一、あんまし無茶は勘弁だゼ?」

「行き先変更の理由を聞かせてもらわないとねえ・・・。」

「だ、大丈夫なの?けいちゃん・・・わたし、怖いよ・・・。」

「大丈夫なのですか?私達でも対処は可能なんでしょうか?」

 

と口々に聞いて来る皆に俺は頭を下げつつ

 

「すまん。エレベーターに乗った時に3階攻略の為にやっておかなきゃならない事を思い出したんだ。とりあえずエレベーターを降りてから説明するつもりだった。急な事で本当に申し訳ない。とりあえず説明をするから聞いて欲しい。」

 

その言葉に皆も不安を隠せない感じではあったのだが、とりあえず俺の言葉に耳を傾けてくれるようだったので

 

「わかった。説明を聞くからよろしくね、慶一さん。」

 

そう言う御坂産の言葉に頷いて、俺はこの階に来た目的を皆に話す。

 

「おっけー。それじゃ説明する。この近くに3階で必要なアイテムがあるんだ。場所もここから程近い場所にあるから、先にそれを手に入れる為にここに来た。今の目的はそのアイテムだけだ。それを手に入れたらすぐに鑑定をしに行ってから、改めて3階の攻略へと向かうつもりだ。すまないけど、皆、協力頼む。」

 

そう説明すると、皆もそれに納得してくれたようで、俺の言葉に頷いてくれた。

 

そして、それを確認した俺は、皆に

 

「よし、それじゃ、俺達は今、エレベーターから降りてすぐの場所にいる。まずはこの場所の右側にある隠し扉を見つけるんだ。皆も扉探し、よろしく頼む。」

 

そう言うと、御坂さんとみさおは

 

「わかったわ。でも、私と日下部さんは周囲の警戒にあたる方がよさそうね。」

「了解だ。んじゃ、御坂、お前は左を頼むゼ?私は右を警戒するから。」

「了解。何かあったら大声で知らせてね?」

「おう。まかしとけー。」

 

そう言って、周囲の警戒にあたってくれた。

 

それに俺も加わりつつ、こなた達に

 

「俺も警戒に加わる。こなた、つかさ、みゆき。隠し扉の方、よろしくな?」

 

そう声をかけると、こなたは親指をビシッと立てて

 

「おっけー、任せてー。何かあったらすぐ私たちを呼んでね?」

 

と言うこなたに俺も頷きで応える。

 

つかさとみゆきも

 

「わたしも頑張るよ。もし戦闘になるようだったら呼んでね?」

「お任せください。すぐに見つけますから。慶一さん達もご無理はなさいませんように。」

 

そう言う2人に俺も頷くと

 

「大丈夫だ。皆は扉探しに集中してくれ。こっちは俺達が受け持つ。」

 

そう応えると、2人も俺に頷きを返し、早速こなたと共に隠し扉の捜索を開始した。

 

それからいくらも経たない時間で隠し扉を見つける事ができたらしく、こなたは俺に声をかけてきた。

 

「おーい!慶一君!扉、見つけたよー!!」

 

その声に気付いた俺は、御坂さん達に声をかける。

 

「御坂さん、みさお、隠し扉が見つかったみたいだ。すぐに戻ろう。」

 

そう言うと、2人も頷いて

 

「了解。さてと行きますか。」

「おっし、んじゃ戻ろうゼ?」

 

と言う言葉に俺も頷くと、こなた達の方へと向かったのだった。

 

そして、こなた達と合流してから俺達は隠し扉をくぐる。

 

「こなた、つかさ、みゆき、ご苦労さん。さて、このすぐ近くの小部屋に目的の物がある。早速行くとしよう。」

 

そう皆に声をかけて、俺達はその小部屋へと歩みを進める。

 

そのエリアは少し広めではあるが、扉をくぐった右側と左側に扉と部屋が存在している構造になっていた。奥にも俺達の見ている扉と部屋が左右対称のように配置してあり、俺はその中の左前にある扉へと移動していく。

 

そして、扉を開いて中へと入ると、皆を招きいれた。

 

「皆、こっちだ。この部屋の中に探しているアイテムがある。今回は全員で部屋の中を探ろう。アイテムは少し大きめで四角い箱のような物だ。」

 

そう言うと、皆も頷いて

 

「おっけー。四角い箱ね?早速探してみるわ。」

「私は向こうを見てみるぞ?」

「じゃあ、私はこっちを調べてみるね?」

「わたしも探してみる。何か見つけたら声かけるね~?」

「皆さんで探せばすぐに見つかりますね。それに、ロミルワの灯りもあるので、探しやすいはずですし、すぐに見つかるでしょう。」

 

そう言ってそれぞれ部屋の中を捜し始めた。

 

御坂、みさおside

 

慶一さんに言われるとおりに私たちはここにアイテムを探す為にやってきた。

 

私はみさおさんと一緒に床に転がるガラクタなどをどかしつつ、慶一さんの言うアイテムを探していったのだが・・・・・・

 

「んー・・・ここにも色々転がってるわね・・・ガラクタが多いけど・・・。」

「なあ、御坂、何か見つかったかー?」

「まだそれらしい物は見つからないわね・・・みさおさんの方はどう?」

「私もかなー。ま、とにかく続き続きっと・・・。」

 

目的の物は中々見つからず、私たちは更に探索を続行させたのだった。

 

こなた、つかさ、みゆきside

 

突然4階に行き先を変更する慶一君に戸惑ったものの、目的の場所は慶一君の言うように、かなりエレベーターにも近い場所だった。

 

この距離なら、万が一があっても逃げる事が出来るだろう、と思いつつ、私たちも慶一君の言うアイテム探しをするのだった。

 

「つかさー、みゆきさん、何か見つかったー?」

「う~ん・・・まだ、それっぽいものは見つかってないよ~・・・ゆきちゃんはどう?」

「そうですね・・・ん?あれは・・・。」

 

と、同じようにアイテム探索をしていたみゆきさんが何かをみつけたようで、ガラクタの中から四角い箱のような物を取り出してそれをまじまじと見つめていた。

 

私はみゆきさんの手にしている物が気になったので

 

「どうしたの?何か見つけた?」

 

そう声をかけると、みゆきさんも戸惑いながらも私に手に持っている物を見せると

 

「ええ。でも、これでいいんでしょうか?それに、この形、どこかで見た事があるような・・・とりあえず慶一さんに確認してもらいましょうか。」

 

そう言って首をかしげていたのだった。

 

私もそんなみゆきさんの言葉に頷くと、つかさに

 

「そうだね。つかさー。、みゆきさんが何か見つけたらしいから、慶一君に確認してもらいに行こー?」

 

そう声をかけると、つかさも私の声に気付いて

 

「ん?わかったよ、こなちゃん。それじゃもどろう?」

 

そう言うつかさに私たちも頷いて、慶一君の所に手にしたアイテムを持っていくのだった。

 

慶一side

 

3階に向かう途中で、そこで必要になるアイテムの事をエレベータ内で急遽思い出した俺は、皆に説明をする前に4階へと降り立った。

 

そして、ここが4階であるという事に驚く皆にここに来た事情を説明し、俺達はアイテムゲットの為にすぐ近くの小部屋を目指した。

 

そして、アイテムの落ちている部屋へと入り、皆でアイテム探索をする事となった。

 

皆に部屋の中でのアイテム捜索を指示しつつ、俺も皆と一緒にアイテムを探していく。

 

そして、そんな最中、こなた達のグループの方で何かを見つけたらしく、その見つけた物を手にして俺の方へとやってきて声をかけた。

 

「慶一君。みゆきさんが何か見つけたみたいなんだけど、これで正解かどうか、確認してくれる?」

 

そう声をかけてきたこなたに俺はちょっと驚きつつ

 

「うおっと、びっくりした。ん?どれだ?ちょっと見せてくれ。」

 

そう言うと、こなたの声に驚く俺に3人はは苦笑しつつ

 

「慶一さん、これです。ちょっと確認してみてください。」

 

と言って、みゆきが手に持っていたアイテムを俺に差し出した。

 

俺はそれを手にとって色々な角度から眺めてみる。

 

そして、これが目的の物だと確認した俺は、みゆきに

 

「うん。間違いない。これであってる。よし、とりあえずの目的は達成だ。敵と出会う前に早々にここから立ち去るぞ。こなた、御坂さん達に声をかけてくれ。皆が集まり次第エレベーターまで逃げ戻る。」

 

そう声をかけ、こなたに御坂さん達を呼ぶように伝えると、3人共頷いて

 

「了解ー。おーい!御坂さんー!!みさきちー!!アイテム見つけたから戻るよー!?」

「とりあえず無事に見つかってよかったよ~。」

「わかりました。行きましょう。」

 

そう言って、その場所から離れる準備を始めた。

 

そして、こなたの呼びかけに応えて2人も戻って来たのを確認し、俺達は敵に会わないようにすばやくエレベーターまで戻ると、一端地上へと戻り、手に入れたアイテムの鑑定を行ってもらった。

 

俺達が今回手に入れたものは”バッテリー”だった。

 

その事を伝えると、メンバー全員が驚きつつ口々に

 

「バ、バッテリー?なんだか、ハイテクっぽい物もあるのね、この世界って・・・。」

「まあ、エレベーターもあるくらいだしなー。そういうもんもあっても不思議じゃなさそうではあるなー。」

「ふむ・・・また面白そうな物が見つかったね?慶一君、これってどこで使うの?」

「形も車の中に入ってるのに似てるね~。やっぱり電気なのかなあ?」

「この世界の技術というものも統一されているものではなさそうですね・・・ひょっとしたらこれも、私達が向こうの世界からこちらに呼ばれた事に少なからず関係してるのでは?と思ってしまいますね。」

 

そんな皆の言葉を聞きつつ、俺はこなたとみゆきの言葉に

 

「ああ。これは、3階の一番奥に当たる場所、とある機械が設置してある場所があるんだ。そこで使う事で、重要なアイテムが入手できる、って事だ。みゆき、お前がそう思った理由について、聞かせてもらえるか?」

 

そう答えると、こなたは「なるほどー。使い道はよくわかったよ。」と頷き、みゆきはコホンと軽く咳払いをすると俺の質問に答え始めた。

 

「はい。では少し私がこれまでに感じてきた事を交えてお話しますね。私達がこの世界にやってきてから私は初め、この世界の町に住む方々の持つ装備品等を目にしてきました。それらの物は、向こうの世界に居た私たちの技術に比べると、かなり古い物であると思えました。しかし、このダンジョンに出入りしていくうちに、この世界では発達していない技術がダンジョンの中でいくつか見受けられました。ダンジョンの外で見る事の出来ない機械等がある事です。私達を転送できる機械、ベルトコンベアを動かす機械、そして、先程のエレベーターですね。」

 

そこまで話すみゆきに俺達も頷きで応えると、みゆきは更にその先を続ける。

 

「慶一さん達がダンジョンに潜っている間、留守番をしていた私は、町の中で、ダンジョンの中にある機械の事に関して、色々と調べてみました。ですが、ダンジョンに使われている技術は町の中では伝わってはおらず、さらにはどこからその技術が取り入れられたのか、そして、いつからあの機械が存在していたのかも不明なのだそうです。それと同時に、興味深いお話も聞く事ができました。」

 

そこまで話すみゆきに俺は首を傾げつつ「興味深い話?」と尋ねると、みゆきは頷いて

 

「はい。実は、リルガミンの郊外にあのダンジョンが現れてから1年以上の時が経過しているらしいのですが、ダンジョンが現れたその当時に私達と同じようにこの世界にやって来た異世界人の存在があったらしいという事です。そして、結局その異世界人はこの地で力尽きたらしいのですが、そのすぐ後にダンジョン内にあのような機械が現れたのだと言う事らしいのです。」

 

俺はこまで話を聞いて、みゆきに「うーん・・・つまりどういう事なんだ?」と尋ねると、みゆきは少し考えるような仕草をしつつ

 

「・・・これは私の推測なのですが、その異世界人の方が、そのような機械の知識を持っていて、ソーンはその異世界人の知識のみを取り出し、機械を作り出してダンジョンに設置したのではないだろうか?と考えています。」

 

その言葉に俺は1つ頷くと

 

「なるほど、つまり、このダンジョンにある機械は俺達か、あるいはそれに近い世界に住む異世界人の技術である可能性がある、という事なんだな?」

 

俺の言葉にコクリと頷くみゆき。

 

そんなみゆきの説明を聞いて皆も

 

「なるほどね。確かにそういう理屈なら、私達の知っている技術に近い機械等が置かれているって事には納得も行くわね。」

「でもさー、そいつらも気の毒だよなー・・・結局は元の世界に戻れなかったんだもんなあ・・・。」

「そうだねえ・・・ともすると私達もそうなる可能性もあるって事だよね?」

「だ、大丈夫だよ!皆で力を合わせればきっと戻れるよ!」

「・・・そうですね。それに、私達にその可能性があるのなら、私達は元の世界に戻れなかった彼らの仇もうちたいですね。その為にも・・・」

 

俺は最後のみゆきの言葉を補足して

 

「ああ。その為にも、俺達はどんな困難や試練も乗り越えて最後まで戦い抜こう。決して諦めず、そして、皆で揃って元の世界に帰る為に。」

 

そこまで言った後、俺は皆を改めて見回して

 

「皆、これから先も困難は待ち受けている。でも、失敗する事は考えず、常に前向きに進んで行こう。そして、決して諦めずに元の世界に帰る事だけを信じて進もう。その思いがきっと、元の世界に戻る事に繋がると信じて戦おう。俺達は1人じゃない。皆がここに居る。だからきっと、大丈夫だ!!」

 

そう皆を励ますように俺は言葉を投げかける。

 

そんな俺の言葉に皆もそれぞれに

 

「当たり前よ!いつまでもこんな所でもたもたしてらんないわ!早くもとの世界の帰ってあいつと決着つけるんだから!!」

「私も微塵も疑っちゃいねーさ。慶一や皆がいるんだしな。皆でやればぜってー行ける!」

「そうだよ!頑張ろう、皆。そして、早くもとの世界に帰ってアニメとか見なきゃねー。もう大分見逃してるんじゃないかと思うと落ち込むよー・・・。」

「わたしも頑張るよ!?皆が居るからきっと大丈夫。」

「力を合わせて元の世界へ帰りましょう!私にも待っていてくれる人もいるのですから。その為に私の出来うる限りを尽くします!!」

 

そう言って俺達は新たに気合を入れなおしたのだった。

 

そして、俺達は再びこのメンバーでダンジョンへと足を踏み入れる。

 

ここからが、真の3階探索の開始となるのだった。

 

 

 




後書きと次回予告

つかさ「つかさです。今回は危ない場所に行っちゃったけど、何とか無事にもどって来れてほっとしてるよ~。次もまた、危ない所だし、気をつけないとね。」
 
次回、らき☆すた〜変わる日常、異世界冒険ウィザードリィ5の世界〜

3階探索開始!風の王デジンを目指せ!マッドストンパーとの遭遇と地下寺院

皆と一緒に絶対元の世界に帰るよ!?

今回取得したアイテムは3階の奥で機械を動かす為の”バッテリー”です。

これをセットし、手順に従って機械を動かす事で重要アイテムが手に入ります。

これをやっておけば、3階の探索は他の階へと行かずに済むので、3階の話は完全な探索終了まで持っていく予定です。

今回の話の最後の方でみゆきの語る考察は自分なりに考えた設定なので、実際のゲーム内設定とは関係はないです。

それでは次回もお楽しみに。
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