らき☆すた〜変わる日常、異世界冒険ウィザードリィ5の世界〜 作:ガイアード
俺の復活から少しの間だが、休日を満喫する事になった俺達。
この3日の間にみゆき、つかさ、あやの、みさおの4人に付き合って休日を過ごしてきた。
そして、4日目はかがみとこなたの2人と付き合う事になった。
その当日の朝、俺は朝食を摂る為にキッチンへと向かったが、そこでは朝食の準備を行うこなたとかがみの2人の姿があったのだった。
俺はキッチンについてから2人に声をかける。
「おはよう、こなた、かがみ。今日は2人でやってたんだな?」
と言う俺の声に2人は俺に気付いて
「あ、おはよー慶一君。まあねー。もう少しで出来るから待っててよ。」
「おはよう、慶一くん。まあ、たまには私もやらないとね。」
「と、言って今日の事が嬉しくてはしゃいでるかがみなのだった。」
「な、何よ、ベ、別にそんなんじゃないわよ!」
「はいはい。素直じゃないかがみ萌えー。」
「こ、こなたー!!」
と騒ぎ出す2人に俺はただただ苦笑していたのだが、2人を止めないと、と考えて
「おいおい。騒ぐのもいいが、時間なくなるぞー?」
と声をかけると、2人ともはっと我に返って
「あっと、いけない。こうしてる場合じゃなかったね。まだ準備済んでないんだし。」
「まったく!あんたの所為じゃないの!!とにかく急いで準備するわよ?こなた。」
「あいよー。それじゃ、かがみ。向こうお願いー。」
「わかったわ。こなた、そっちはお願いね。」
そう言って再び中断していた朝食の準備にかかる2人を見て、俺も軽く溜息をつきつつも2人に協力しながら朝食の準備を終えるのだった。
朝食を終えて、まずはかがみとの約束が先だったので、俺は丁度後片付けを終えてきたかがみに声をかけた。
「かがみ、片付けは済んだみたいだな。俺はいつでも出れるから、準備が出来たら声をかけてくれ。」
そう言うと、かがみは俺の言葉に頷きつつ
「分かったわ。すぐに準備するから外で待ってて?」
そう言って来たので、俺はかがみの言葉に頷いて
「了解。じゃあ、後でな。」
そう言って家の外でかがみが来るのを待っていた。
かがみが来るまでの間、俺は外でぼんやりと考え事をしていたが、何時の間にか、かがみがやって来てたらしい。
「お待たせ、慶一くん。」
と、不意に声をかけられた俺は思わず「うぉ!?」と素っ頓狂な声を思わず上げてしまう。
そんな俺の態度にかがみは笑いながら
「あはは。何よ、その「うぉ!?」って。かなり面白かったわよ?」
そう言うかがみの言葉に苦笑しながら
「いや、ちょっと考え事をだな・・・というか、そんなに笑うなよ。流石に凹むぞ?」
と、バツが悪そうに言うと、かがみもまだ笑ってはいたが、俺に両手を合わせて拝むようなポーズで
「ごめんごめん。でも、ツボに入っちゃったからさ。とにかく、そろそろ行きましょ?」
そう言いつつ、話題をそらすかがみに俺は再度苦笑しつつ、軽く溜息をつきながら
「はあ・・・まあ、いいか。じゃあ、行くか。」
そう言って歩き出そうとすると、かがみはそんな俺に右腕に抱きついて来た。
俺はそんなかがみの突然の態度に驚きつつ
「お、おい、かがみ?これは一体?」
と、かがみに尋ねると、かがみは俺を上目使いで見つつ、顔を赤くしながら
「ベ、別にいいじゃない。それに、私がこうしたいからしてるだけよ。こんな時くらいは我侭言ったっていいわよね?それとも、迷惑かな?」
そう言ってくるかがみに俺も顔を赤らめながら
「い、いや、かがみがそうしたいって言うのならいいけど。普段のかがみからじゃ考えられないから、ちょっとびっくりしたんだ。」
そう言うと、かがみは少し悲しそうな表情をしながら
「・・・あんたが悪いのよ?死んじゃったり、消えちゃったりするんだもん・・・悲しかったんだから。寂しかったんだから。そんな思いさせたんだから、少し位は我侭も聞いてくれてもいいと思うけど・・・」
その言葉に俺は、罪悪感で追押しつぶされそうになりながら
「・・・ごめん。そうだよな・・・。わかったよ、今日はなるべくかがみの我侭はきくようにする。それで多少でも罪滅ぼしになればいいけど。」
そう答える俺に、かがみは先ほどの悲しげな表情を和らげて
「我侭だけど、それを聞いてくれるならいいわ。それと同時に慶一くんが今ここに居る事が夢じゃなく現実なんだって確かめさせて。こうする事であんたの温もりも感じられそうだから。」
そう言うかがみの言葉に俺も頷いて
「わかった。それじゃ街を歩こう。みさおからも聞いてるけど、かがみ達がそれぞれに見つけた街のスポットなんかもあるらしいじゃないか。」
そう言って歩き出す俺達だったが、俺から発せられた意外なその言葉に、かがみは少し驚いたような表情を浮かべつつ頷くと
「私達の、って事は慶一くんも日下部のお勧めスポットなんかも回ったって事?」
そう尋ねてくるかがみに俺は頷いて
「ああ。一応はみさおのお勧めの所は教えてもらったよ。かがみにもどうやらそう言う場所がありそうな感じだし、少し楽しみではあるかな。」
と言う俺の言葉にかがみは照れて顔を赤くしつつ
「ま、まあ、あんたがどうしても知りたい、って事なら教えてあげてもいいけど・・・」
と、俺の顔から視線を外しながら言うかがみに俺は苦笑しつつ
「なら、よろしく。」
そう答えつつ、かがみの表情を伺うと、照れながらも心なしか嬉しそうにも見えた。
そして、かがみに腕を抱かれた状態でかがみの案内の元、俺達はかがみのお勧めスポットを教わりつつ食べ歩きをしたりしながらまわっていく。
かがみから教わったスポットで食べた物も中々美味しい物が多かったので、かがみ達のこういう情報も馬鹿にはできないものだと思いつつ歩く俺達だったが、その途中、みゆきやつかさにプレゼントを買ったあの店の近くへとやって来た俺は、あの時にかがみに似合いそうなアクセサリーを見つけていた事もあり、俺はそれをプレゼントしようと思い、かがみに声をかけた。
「なあ、かがみ。ちょっとこの店に寄りたいんだが、付き合ってくれるか?」
俺のその言葉にかがみは首を傾げつつ
「え?別に構わないけど、何か買おうって事なの?」
そう尋ねてくるかがみに俺は頷いて
「ああ。みゆきやつかさにはこの店で買ったアクセサリーを渡してるからな。2人がアクセサリーを見回っている時に俺も何気に店内を見ていてな、かがみに似合いそうな物があったから、それをプレゼントして、せめて今回の罪滅ぼしの1つにでもなればと思っているって所さ。まあ、かがみが気に入ってくれればいいんだけども。」
そう説明すると、かがみは一瞬不機嫌そうな表情を見せたものの、すぐに顔を赤くしながら
「ま、まあ、あんたがそうしたい、って言うのなら貰ってあげてもいいけど・・・」
と言うかがみに俺も少し顔を赤くして照れつつ
「そう言って貰えるとありがたいかな。ともあれ、この世界の物が俺達が元の世界に戻った時に持ち帰る事が出来るかどうかの保証はないけどな。」
そんな俺の言葉にかがみは首を左右に振ると
「物は確かにそうかもしれないけど、ここで慶一くんが私にアクセサリーをプレゼントしてくれた、っていう事実と思い出だけでも持ち帰る事が出来るなら、この事だって意味のある事だと思うわ。私はきっと忘れないと思うし。」
その言葉に俺は苦笑しながら
「はは。かがみもそう言ってくれるなら、そう思ってくれるなら渡しがいもありそうだ。」
と言う俺の言葉にかがみはきょとんとした顔で
「私も、って事は、他にも私みたいな事を言った人がいるって事よね?」
そう聞いてくるかがみの言葉に俺は頷いて
「うん。みゆきとつかさはそう言ってくれたよ。かがみもそう思ってくれるのなら嬉しいかな。」
俺のその言葉にかがみは再度顔を赤らめつつ
「と、当然よ。私だってそう思うもの。これだって私にとっての大切な思い出の1つになるんだから。」
そう言ってくれるかがみに俺もまた、照れながらもかがみへのプレゼントを買い、かがみのいつものリボンとはとは違う髪留めを手渡すと、かがみはさっそくそれを身につけて見せてくれた。
「ね、ねえ、慶一くん。どう、かな?」
とおずおずと聞いてくるかがみの姿を見て、それがとてもよく似合うと思った俺は
「うん。よく似合うよ。なんと入うか、この世界の雰囲気にもあってると思うし。」
と、自分が思った事をかがみに伝えると、かがみはにっこりと笑って
「よかった。これを持ち帰れたら最高だけど、とりあえずはこの世界に居る間だけでも大切にするわ。慶一くん、ありがとう。」
と、珍しく素直にそう言うかがみの言葉に俺も何となく嬉しくなって、俺もまた笑みをこぼしつつ頷いたのだった。
そして、今日の締めとして、俺達は俺の墓の跡地へと足を向ける。
2人してじっと俺の墓を見つめていたが、ふいに俺に真剣な表情を見せるかがみの言葉をきっかけに少しのやり取りが始まった。
「・・・このお墓は現実。そして、今私の隣に立っている慶一くんも夢や幻じゃない。今回の事は、本当に起こった事なのよね・・・」
「ああ。紛れもなく、だよ。それについては俺は皆に、そして、かがみに謝らなきゃいけないよな。」
「そうよ?あんたが死んだ事、そして、消えてしまった事、本当に・・・悲しかったんだから。」
「ごめん。皆を死なせないようにする為に、まず自分が死なないようにする事を考えるべきだったんだよな。つくづく自分の馬鹿さ加減に呆れるよ。そんな事を以前にもかがみ達に指摘されてたはずだったんだから。」
「そうね。その事に気付いて欲しいから、この世界に来て慶一くんが危ない目にあった最初の時に私はあんたを殴ったのよ?あの時に心に刻んでくれたものと思ってたけど・・・」
「心に刻んだ、その事は確かだ。それについてはかがみに嘘は言ってないと誓ってもいい。俺が相手の魔法を受けたあの時にもその事は心の中にしっかりとあった。けど、心にありながらも俺の体が勝手に反応してしまった。俺にとっては条件反射に近い物になってるのかもしれないな。」
「まあ、それがあんただってのはこの世界に来る前からわかってはいたわ。でも、今回のは本当にきつかった。それと同時に私の中で気付いた事もあるけれど・・・」
「気付いた事?」
「・・・あんたを失って私は今まで自分の中にあった物がちゃんとした形に変わった事、かな。あんたのいない日常を考えたら、私はそれがとてもつまらなくて寂しいものなんだって。あんたがいる日常が私にとって大切なものだったんだってわかったのよ。」
「はは。少なからずそう思ってくれるのなら嬉しいよ。まあ、俺にとってもそうさ。かがみや皆がいる日常が、俺にとってはかけがえのないものにもうなってるからな。」
「・・・それがわかってるなら、もう居なくならないでよ・・・消えたりしないでよ・・・もう、あんたを失うなんてごめんよ・・・あんな思いをするのはもう嫌よ・・・だから・・・」
「・・・かがみ・・・」
「お願いだから側に居て。私や、皆の側に居なさいよ。もうあんな思いはしたくないから・・・」
そのかがみの言葉を聞いた俺は、思わずかがみを抱きしめていた。
そして、かがみに言い聞かせるように、自分にも言い聞かせるように
「この世界に居る限り絶対とは言い切れない。でも、これからは絶対に近づく為の努力をするよ。俺ももう、かがみや皆を泣かせたくないから。悲しい顔はさせたくないから。だから、かがみ、これからの俺の決意を行動を見てくれ。そして、同時に助けて欲しい。俺達が元の世界に帰る為にこれからも。」
そう、かがみに俺の決意をぶつけると、かがみは俺の言葉に涙を零しつつも頷いて
「わかったわ。あんたのその言葉を信じる。そして、私もあんたの助けになってみせるから、だから、きっと帰ろ?元の世界に、皆でね。」
そう言ってくれるかがみの言葉に、俺もまた力強く頷くのだった。
お互いに決意を新たにした俺達は家へと向かう。
かがみのその表情にはもう、不安や悲しみの色はなくなっていた。
その事に安堵しつつも、この誓いは決して破ってはいけないと強く心に刻みつける俺だった。
家に帰ると、こなたが俺達を迎えてくれた。
その時にこなたはかがみと何やら軽くやりとりをしているのが見えたが、かがみが顔を赤らめたのを見て俺は、かがみがこなたにからかわれたのだと気付いた。
こなたに怒鳴りつけるかがみを見て俺は軽いため息をつきつつも苦笑していたが、かがみのからかいを終えたこなたが俺の方へとやって来て俺に声をかけてきた。
「お待たせー、慶一君。それじゃ出かけよっかー。」
と言うこなたに俺は頷いて
「了解だ。時間も押している事だしな。じゃあ、早速行こう。」
そう言葉を返すと、こなたは俺の言葉に頷いて俺の手を取って外へと飛び出した。
俺は、そのこなたの行動に驚きつつも、こなたに離されないように足を早めたのだった。
そして、街の中心部の方へ移動しながら俺は
「とりあえず飛び出して来た訳だけど、こなたはどこか行くあてがあるのか?」
そうこなたに尋ねると、こなたは俺に笑顔を向けながら
「んー、特にあるって訳じゃないんだけどさ。とりあえず適当にまわろうかな?とは思ってるかなー?」
と、そう言うこなたに俺は呆れつつ
「おいおい・・・出たとこ勝負、って奴なのか?大丈夫なのかよ、それで。」
軽くため息をつきつつそう言うと、こなたはしれっと
「だいじょーぶ、だいじょーぶ。一応は考えてるからさー。さあ、まずはこっちへ・・・」
そう言いながら俺の手を引いて、とある店の前へやって来た。
「さあ、まずはここだよ?早速店内へゴー、だよ?」
そう言って店の中へ足を踏み入れるこなたを見ながら俺は改めて辿り着いた店を見てみたが、そこに書かれていた店名は<ボルタック商店>だった。
店の名前を確認しつつ、店内へ入ったこなたを追って俺も足を踏み入れ、店内を物色するこなたに声をかける。
「おい、こなた。ここはボルタック商店だが、本当にここでいいのか?」
俺のその言葉に、武器や防具を物色していたこなたが俺の方へ顔を向けて
「うん。問題ないよ?ここも目的の場所だしねー。それより、慶一君。再三の冒険で財力にも余裕出てきたんだし、少し防具とか充実させとこうよ。防具が充実すれば慶一君の死亡率も下がるだろうからねー。」
そう言うこなたの言葉に、胸に槍が突き刺さる感覚を覚えつつ
「うぐ・・・なかなかにグサッと来るな・・・けど、それは俺だけに言える事じゃないだろうが。その事はわかってるんだろうな?」
と、とりあえず反論してみると、こなたは指を振りながら
「もちろん。言われるまでもないよ。だから、私達もそれなりに装備品は充実させたよー?」
その言葉に俺は首を傾げつつ
「え?いつの間に?」
そう尋ねると、こなたはない胸をそらしつつ
「慶一君が他の子達に付き合ってる時に、私が一緒に付いて行って装備品を買わせたんだよ。君を待ってる時間も勿体なかったしね。おかげで皆の装備も前以上に充実してるよ。だから、後は君だけなんだよ。」
そんなこなたの説明に納得しつつ
「そうだったのか。成る程な、だから今回これにも付き合ってくれたのか。」
俺がそう言うと、こなたも頷いて
「そういう事。とりあえず防具だけは購入って所だね。それと、後で慶一君にプレゼントもあるから、楽しみにしててよ。」
と、とりあえずの方針と共にこなたからプレゼント、という言葉を聞いた俺は再び首を傾げながら
「ん?防具だけでいいのか?それに、プレゼント、って・・・」
こなたの言うプレゼントという言葉が気になったので、そう言葉にすると、こなたはいつものように目を細めながら
「それは戻ってからのお楽しみだよー。絶対気に入ってくれる自信がある一品だから、楽しみにしててよ。」
と言うこなたの言葉にとりあえず俺は納得しておく事にし
「わかったよ。それじゃ、少し見繕ってみるか。こなた、予算はどの程度だ?」
そう言って気持を切り替えてこなたに予算を尋ねつつ、防具を見繕って俺達は店を後にした。
その後、こなたもかがみたちのお勧めのスポットを知っていたようで、再びその場所へと足を運んだが、その中でこなたのお勧めの場所を教わって2人してその屋台の料理を食べ、俺達は更に街の中を歩く。
そして、かがみ達にもプレゼント買ったあの店へとやって来た俺達はこなたの長い髪を纏める為の髪留めを買い、こなたに贈った。
「こんなもんで済まないがお前に合いそうだと思って見つけといた物だ。受け取ってくれるか?」
髪留めを渡しながらそう言うと、こなたは少し驚いたような顔をしていたが、すぐにニマニマとした表情になって
「ほほう。まさかのプレゼントとは嬉しいねー。確かに戦闘の時にはちょっとこの髪が気になる事もあるし、ありがたいかな?とりあえず大事にさせてもらうね。と、言っても、これを元の世界に持ち帰るのはおそらくできないかもだけどねー。」
そのこなたの言葉に俺も苦笑しつつ
「はは。確かにそうかもしれないが、この世界でこの場所でこなたにプレゼントをした、っていう思い出だけは・・・」
そこまで言葉にした時、そんな俺の言葉を遮ってこなたが後を続けた。
「わかってるよー。その事実だけはちゃんと残るって事もね。だから、私もこの思い出はちゃんと心に刻んでおくよ。君がくれたプレゼントが嬉しいからね。」
そんな風に言ってくれるこなたの言葉に俺も少し照れながら
「そう言ってくれるなら嬉しいかな。」
俺がそう答えると、こなたもまた、嬉しそうに微笑んでいた。
その後はこなたとはそのまま家へと向かって歩いていた。
その際に多少のやりとりをする俺達。
「でも、よかったのか?こなた。皆もそれぞれに楽しんでいたぞ?でも、お前だけはいつも通りな感じだっただろ?確かにお勧めスポットは教わりはしたけどさ。それに、皆最後には俺の墓の跡地へと足を向けたけど、こなたはそのまま戻ってるよな?」
「いいんだよ。私は皆より先に色々やっちゃってるしね。慶一君が復活した時にキスもしたし、皆に先んじて慶一君のお墓の跡にも行ってるんだしさー。」
「そ、そうか?まあ、お前がそれでいい、っていうのなら俺もそれ以上は何も言えないが・・・」
「うん。それでいいんだ。それに、今この世界では私が一番慶一君のパートナー的な事が出来てるって思うから、それだけでも結構満足だったりするしね。ゲームの知識や補佐的な事はかがみ達には難しいでしょ?私ならその点も君を支えるのに十分な物があるって自信もあるよ?」
「んー・・・その点に関してはこなたの言う通りかもな。実際、物凄く助かってるからな。俺1人じゃたぶん駄目だったかもしれない。」
「でしょー?私に感謝したまへー。」
「はは。そうだな。ありがとう、こなた。」
「あ・・・その・・・改めてお礼言われるとちょっと照れるなー。とはいえ、これからも君を支えさせてもらうよ。だから、これからも私を頼って欲しいな。」
「言われるまでもないさ。これからもよろしくな、こなた。」
「うむうむ。私に任せたまへー。だから、頑張ろうね、慶一君。最後まで頑張ってきっと元の世界へ帰ろう。皆でさ。」
「もちろんだ。こなた、後で今後の事についても相談しよう。付き合ってくれるよな?」
「いいですとも!私達のコンビで乗り切って行こうねー。」
最後のこなたの言葉に俺もまた、力強く頷くと、こなたもまた、力強い頷きで返してくれた。
そして、俺達は家へと戻る。
俺達は改めて今後の事に思いを巡らせ、互いに助け合って行こうと心に近いを立てたのだった。
そして、その日の晩、部屋でくつろぐ俺の元にこなたがやってきた。
ドアをノックする音が聞こえたので、俺は「どうぞー。」と声をかけると、ドアを開けて入って来たのはこなただった。
「お邪魔するよ、慶一君。ねえ、慶一君。昼間に私が君にプレゼントがある、って言ってたの覚えてるよね?」
部屋に入ってくるなりそう言って来るこなたの言葉に俺は頷いて
「ああ、覚えてるさ。確か、プレゼントがどうとか、って事だよな?つまりお前はそれを持ってきた、って事か?」
そう尋ねると、こなたは頷いて、俺に見えないように後ろ手に持っていた物を俺の前に差し出した。
それは、鞘にも柄にもそれなりの装飾が入った、浅い階では見た事がない剣のようだった。
俺はそれをこなたから受け取りつつ
「これは・・・俺達が今まで行った階ではお目にかからないタイプの剣だな?プレゼントってこの剣なのか?」
俺のその言葉にこなたは頷いて
「そうだよ。慶一君が死んで私達が君を復活させるために5階に降りて、数回の戦闘を行った。その時に偶然手に入った業物だよ。ボルタック商店で鑑定してもらって剣の名前御を聞いた時、これは君が使うべきだと思ったんだよ。だから、君に渡すために大事に保管してたんだー。」
そう説明するこなたの言葉を聞き、俺は静かに鞘から剣を引き抜いてみる。
その刀身は、今まで使ってきたロングソードとはまた違った輝きとたたずまいを見せていた。
「へえ?こいつはすごいな・・・こなた。それで、この剣はなんという名前なんだ?」
これだけの物だから、ただの剣ではないだろうと思い、こなたに剣の名前を尋ねる。
こなたは満面の笑みを浮かべてこの剣の名前を口にした。
「この剣はね、カシナートの剣だよ。このゲームのシリーズでは業物に分類される剣。君も知ってるよね?」
その言葉に俺は驚いて、改めて剣をじっくりと眺める。
「これが・・・カシナートの剣、か。ありがとう、こなた。これはかなり嬉しいプレゼントだ。」
剣を鞘に収めながら、俺はこなたにお礼を言う。
こなたはそんな俺の言葉に照れながら
「あはは。喜んでくれて嬉しいよ。慶一君、その剣の名前に負けない活躍を期待してるよ?だから、頑張ってねー。」
と、俺にプレッシャーをかける一言を言うこなたに俺は苦笑しつつ
「はは。プレッシャーだな・・・でも、見ててくれ、こなた。この剣にふさわしい使い手になってみせるから。」
俺のその言葉にこなたは笑顔で頷いてくれたのだった。
充実した防具とそして、かなり素晴らしい武器を手に入れ、俺はこの先の戦いに思いを馳せるのだった。
後書きと次回予告
みさおだ!
柊達も楽しく過ごしたみてえだなー。
今度はもっと違うお勧めスポットも探してみっかな?
次回、らき☆すた〜変わる日常、異世界冒険ウィザードリィ5の世界〜
休息期間最終日、美琴、黒子編
もっとのんびりしててえけど、がんばんねえとなー。
次回もお楽しみに。
今回のアイテム
カシナートの剣:ウィザードリィシリーズではロングソードよりも強い剣として登場。名工カシナートの作品と言われる業物の剣です。
ウィザードリィ1では装備出来る剣のシリーズでは最強の剣として出ていました。
それよりも強い武器はありましたが、そっちは刀なので、剣ではカシナートが最強です。
5ではそれよりも上の剣があるので、いずれはそれを手にいれさせようと考えています。
今回は以上です。
ウィザードリィ編のストックがここで一端途切れます。
今後は順次更新となると思いますので、しばらくの間、更新に間が空くと思いますが、しばらくお待ちいただけますよう、ご理解の程よろしくお願い致します。