らき☆すた〜変わる日常、異世界冒険ウィザードリィ5の世界〜   作:ガイアード

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休日期間最終日、御坂美琴、白井黒子、前編

俺が死に、皆の起こしてくれた奇跡によって復活した俺は、死んでから復活という初の出来事という事もあり、俺自身の体に何かしらの影響があるのかどうかの確認も兼ねつつ、皆の薦めと同時に今回の激戦による疲れを癒す目的も兼ねて、数日の間俺達は休息する時間を取ったのだった。

 

これまでに俺と共にいた旋律達と休日を過ごして来た俺だったが、そんな中で後2人、俺にとっては最大の命の恩人がいた事を思い出す。

 

俺は休日の締めに、今回の一件に関する礼も兼ねて、龍兄と共に2人を誘う事にしたのだった。

 

皆にもこの件に関する話はしたが、皆もまた、今回の件の功労者であるという事を理解していて、俺のこの提案に反対するものはいなかった。

 

むしろ、きっかけを作ってくれた2人にはきちんと礼をしなくちゃ駄目だ、とさえ言われたので、俺はそんな皆の言葉にありがたい気持になりつつも、2人を誘う為に、こなたとのやりとりを済ませたその日のうちに、2人の居る部屋へと赴いたのだった。

 

2人の部屋の前に来た俺は、ドアをノックしつつ、中の2人に声をかける。

 

「御坂さん、黒子。2人とも、ちょっといいか?」

 

そう、俺が言うと、部屋の中から御坂さんが

 

『あれ?慶一さん?私に何か用?』

 

そう返してきたので、俺はドア越しに

 

「うん。実は明日の事でちょっと話があってね。部屋に入るけどいいかな?」

 

そう言うと、御坂さんは

 

『明日の事?よくわからないけど、とりあえず、入っていいわよ?』

 

そう答える御坂さんの言葉を聞いて俺は

 

「それじゃ、入るよ。」

 

そう言った後、そっとドアを開き、部屋の中へと足を踏み入れた。

 

部屋に入ると、そこにはベットと机にある椅子に腰掛けた御坂さんと黒子の2人の姿があった。

 

2人とも俺に視線を向けていたが、御坂さんが俺に声をかけてきた。

 

「いらっしゃい、慶一さん。それで?明日の事って言ってたけど、何かあるの?」

 

早速、そう声をかけてくる御坂さんに俺は頷くと

 

「ああ。俺が復活してからちょっと時間が経って、しばらく体を休める事も含めて休息時間を取って来たよな?で、俺は、俺の仲間達とこの数日、心配をかけて悲しませた罪滅ぼしも兼ねつつ皆と付き合って来て、今日、最後の仲間との付き合いを終えた。で、だ。そんな風にして皆への義理を果たした俺だけど、まだ御坂さん達にはその義理を果たしてない、って思ってさ。俺を復活させるきっかけを作ってくれた御坂さん達にお礼をしたいと思ったんだ。その為にもう1日休息の期間を延長して、2人を誘いたいと思って来たのさ。」

 

そう言って、俺は事情を説明する。

 

御坂さんと黒子は俺の言葉に驚きの表情を見せていたが、途端に顔を赤らめつつ照れたような顔になって

 

「そんな、お礼なんていらないわよ!私だって、あんたには借りがあるから、それを返そうと思っただけなんだからね?か、勘違いするんじゃないわよ・・・」

「・・・まあ、おねえさまの言う通りでもありますわね。私達が元の世界に帰る為には貴方の協力は必要不可欠なもの。あなた達と居る方が確実性が高いからこそ、今回の件でも動いたようなものですし、私にとっては自己の事情を優先した結果でもありましたわ。だからこそ、お礼は不要というものですわよ。」

 

と、少し顔を赤らめつつそっぽを向く御坂さんと黒子の言葉に俺は苦笑しつつ

 

「はは。2人らしいな。それでも、2人のおかげで俺はこうしていられる。だから、感謝させてくれよ。それに、そうしなきゃ、俺の気も済まないからな。」

 

そう言うと、2人は俺の顔を再び凝視して、軽いため息をつくと

 

「・・・ふう。あんたもなかなかに頑固みたいね。わかったわ。そうしなきゃ、あんたの気がすまない、って言うのなら、あんたに付き合ってあげるわよ。」

「・・・はあ・・・仕方ありませんわね・・・それで?どのようになさるおつもりですの?」

 

そう言って、俺の頑固さに呆れつつも、俺の誘いを受けると言ってくれた2人に苦笑しつつも頷くと

 

「ありがとう、2人とも。とりあえずは、明日は俺と龍兄の2人で付き合う。だから明日、朝食を終えたら家の外で待ち合わせよう。その後は色々周る、って事で。」

 

そう、2人の質問に答えると、2人は頷いて

 

「わかったわ。それじゃ明日、朝食後ね?色々奢ってくれたりするんでしょうね?」

「た、龍也さんとも一緒ですのね・・・わかりましたわ。朝食を済ませたらおねえさまと一緒に家の外へ向かいますわ。とりあえず、そういう事でよろしいですわね?」

 

そう言い、俺は2人の言葉に頷いて

 

「まあ、そこら辺は任せてくれ、御坂さん。黒子、それでよろしく。それじゃ、明日な。2人とも、お休み。」

 

2人に返事をしつつそう言い部屋を出ようと踵を返すと、2人もまた俺に

 

「お休み、慶一さん。明日は期待してるわよ?」

「お休みなさいませ、慶一さん。」

 

そう声をかけてくれたのを受けて俺は、片手を軽くあげると、部屋から出て自分の部屋へと戻って行ったが、部屋に戻る途中で龍兄と会い、2人を誘う事が出来たという事を伝えると、龍兄も俺の報告に頷いて

 

「そうか。俺達に何が出来るかわからないが、明日は頑張ってみるとするか。それじゃ慶一、しっかりと体を休めておけよ?」

 

そう俺に言うと、龍兄は踵を返して自分の部屋へと歩き出したのを俺は見送ったのだった。

 

その後は、部屋に戻って龍兄の言葉どおり体を休める為に眠りにつく。

 

そして俺は、翌日に備えるのだった。

 

御坂side

 

突然の慶一さんの訪問を受けて、私達は何事か、と思ったけれど、話を聞いてみれば慶一さんは私達に今回の件に関してのお礼をしたいという事だった。

 

一度は遠慮した私達ではあったけど、慶一さんの頑固さに押し切られて私達は、慶一さんの申し出を受ける事にしたのだった。

 

慶一さんが部屋から去った後に私と黒子はお互いに顔を見合わせつつ、今回の申し出の事についてやりとりを交わした。

 

「ふう・・・慶一さんも結構頑固な所あるわよね?私達は慶一さんに借りがあったからそれを少しでも返したくて今回は動いただけなんだけどな。」

「そうですわね。とはいえ、その辺りの殿方よりはましな気がしますわ。ましてや、あの類人猿よりもずっと・・・」

「・・・類人猿、って・・・あいつの事よね?まあ、性格的な物は似てなくもないとは思うけど、類人猿、ってのはちょっと言い過ぎな気もしないでもないけど・・・」

「何を言ってますの!?あの類人猿はお姉さまをたぶらかそうとしていたではありませんの!まったく、あの殿方の事を考えるだけでこう、怒りがふつふつと!」

「あはは・・・はあ・・・まあ、あいつの事はともかく、皆心配してるわよね?きっと。」

「・・・そう、ですわね。でも、今の私達には慶一さんに頼る以外に確実な方法はないでしょうし、その為にも協力して事を成す、それが元の世界に帰る早道になると信じるしかありませんわ。ですから、今は色々悩むのは後回しにして、明日からの事を考えましょう、お姉さま。」

「そうね、とりあえず、じたばたしても始まらないし、気持を切り替えて行きますか。さしあたっては明日、慶一さんが私達にお礼をしたい、って言うんだから、せっかくだから楽しませてもらいましょ。と言う訳で、そろそろ休むわよ?黒子」

「分かりましたわ、お姉さま。それでは、お休みなさいませ。」

「うん。お休み、黒子」

 

そんなやりとりをして、私達は明日に備えてベットに飛び込んで明日に備えた。

 

慶一side

 

御坂さん達の部屋でそんなやりとりが行われていた事など露しらず、だったが、俺はいつもの時間に目を覚ますと、出掛ける為の準備を済ませて、早速朝食の準備をしてくれているつかさ達の所に行って声をかけた。

 

「おはよう、つかさ、あやの。お?それに今朝はみゆきも手伝ってたのか?」

 

そう声をかけると、3人共こちらへと顔を向けつつ

 

「あ、おはよ~けいちゃん。うん。ゆきちゃんと峰岸さんが協力してくれるって言ってくれたから~。」

「ふふ。今日は妹ちゃんも頑張りたいって言ってたからね。」

「私もお手伝いさせてもらっています。家事に関しては私自身ももう少し上達したいと思っていますから。」

 

そう言ってくる3人に俺は

 

「そっか。まあ、食材なんかは俺達の世界のとは少々違うから苦労するかもだけど、技術は鍛えられると思うし、一応経験は経験だから糧にはなるだろうな。料理に関してはつかさとあやのを師匠と仰いでやるといいんじゃないか?みゆき。つかさ、あやの。みゆきの事は任せるよ。色々指導してやってくれ。」

 

そう言うと、みゆきは俺の言葉に頷きつつ

 

「ふふ、そうですね。では、お2人とも、ご指導の程、よろしくお願いしますね。」

 

そう、つかさとあやのに言うと、2人は照れながらも

 

「あ、あはは・・・わたしがゆきちゃんに何かを教える日が来るなんて考えてもみなかったよ~。でも、わたし頑張るね、ゆきちゃん。」

「私も出来る限りの知識と技術を教えてみるわ。よろしくね?高良ちゃん。」

 

みゆきにそう言うと、みゆきもにっこりと笑って「お願いします。」と2人に言っているのを、俺も微笑ましげに見ていたのだった。

 

そうしているうちに、龍兄と御坂さん達もキッチンへと集まってきて、皆と挨拶を交わし、食事済ませて出掛ける準備をするのだった。

 

俺と龍兄が出掛ける準備を済ませて表へと出ると、御坂さんと黒子の2人が先に外で待っていたようだった。

 

それを見て彼女等を待たせたかもしれない、と思った俺達は、2人に詫びる言葉も含めて声をかけた。

 

「2人ともお待たせ。少し待たせちゃったかな?」

「用意はすぐにしたんだが、少し出遅れたみたいだな、すまない。」

 

俺達が2人に対してそう言うと、御坂さん達は俺達の顔を見て苦笑しつつ

 

「別にそんなに待った訳じゃないから謝る事はないわよ?」

「そうですわ。私達が出てきたのと慶一さん達が出てきたのとではそれ程時間の差はありませんしね。」

 

そう言った後、更に御坂さんは言葉を続けて

 

「それはともかく、今日はあんたたちの提案で付き合う訳だから、せいぜい楽しませてもらうわよ?」

 

そう言ってくるのを受けて俺は、その言葉に頷きつつ

 

「わかってる。まあ、行く所等は限られるだろうけど、他の仲間達のお勧めスポットみたいなのもあるようだし、そういう所を周ってみよう。とはいえ、2人もこの世界で自分のお勧めスポットみたいな物を見つけてるのならそこに行ってみてもいいかもだけどな。」

 

そう答えると、御坂さんと黒子は顔を見合わせた後、俺達に意味深な笑みを見せると

 

「あんたの教わった所も気になるけど、そうね。私達が見つけた所も案内するわ。」

「それがいいですわね。それじゃ、そろそそ出発しませんこと?」

 

そう、2人から声をかけられた俺達も2人に頷くと

 

「そうだな。それじゃそっちの方はよろしく、2人とも。」

「俺はお前等に付いて行くくらいしかできないが、そっちの方は皆に任せる。それじゃ行くとしよう。」

 

そう言い、お互いに頷きあってから2人とともにその場を後にし、街の中心地へと歩きだした。

 

街の中では2人のお勧めスポットや他の皆から教わったお勧めの場所を訪れたりと俺達は楽しんだ。

 

夢中になって遊んでいた矢先、俺達はいつの間にか2組に分かれてしまったらしい。

 

気付いた時には俺は御坂さんと2人きりになり、黒子や龍兄とはぐれてしまっていた。

 

慶一side

 

俺達は4人で休日の最後の日を楽しんでいたが、ふと気付くと、御坂さん以外の2人の姿が見えなくなっていた。

 

俺はその事に気付き、御坂さんに慌てて声をかける。

 

「御坂さん。龍兄と黒子の2人の姿が見えない。どうもどこかではぐれてしまったみたいだぞ?」

 

俺のその言葉に御坂さんは驚きの表情を見せつつ

 

「え?い、いつのまに・・・ここでは携帯なんて使えるわけもないし、連絡も取れないわよね・・・はあ・・・困ったわ・・・慶一さん、あんたは2人の事気付かなかったの?」

 

溜息まじりにそう言う御坂さんの言葉に俺は苦笑しつつ

 

「はは・・・ごめん。ちょっと珍しい物に気をとられたみたいだな・・・とはいえ、向こうには龍兄もいるし、あまり心配はいらないかな。」

 

御坂さんの言葉にそう答えると、御坂さんは俺の言葉に溜息をつきつつ

 

「まったく・・・気楽なものよね?とはいえ、慶一さんは龍也さんの事、大分信頼してるのね?」

 

そう言う御坂さんに俺は頷きつつ

 

「まあね。なにせ、龍兄は俺よりもずっと強いし、戦いの経験も豊富だ。そうそうそこらにいる連中には遅れをとらないだろうさ。」

 

そう答える俺に、御坂さんは俺に興味深げな視線を向けつつ

 

「へえ?そうなんだ・・・そう言えば私は、あんたに龍也さんの事を聞いた事がなかったわよね?これからもしばらくは一緒に戦う訳だし、あんた達の事はもう少し知りたいわ。教えてくれる?あんた達の事。」

 

そう言ってくる御坂さんの言葉に俺は頷くと俺は、俺と龍兄の事を御坂さんに話すのだった。

 

話を終えると御坂さんは何となく複雑そうな表情で

 

「そっか、あんたたち兄弟は本当のご両親を失ってるのね。今のあんた達の家も本当の両親の家、という訳でもないのか・・・でも、よく受け止めたわね・・・あんたの年でその事実をさ。」

 

そう言う。

 

俺はその言葉に苦笑すると

 

「・・・龍兄は強かったからほとんどぶれる事無く今までやってきた。でも、俺は弱かったからな、色々と。だから、本当に受け止めるまでには馬鹿な事もしてしまったなあ・・・そのせいで色々迷惑もかけたしな、周りにもさ。」

 

と、自分がこれまでにやって来た馬鹿な事を思い出しつつ、少し凹みながら御坂さんに言う。

 

俺のその言葉を聞いて御坂さんは1つ溜息をつくと

 

「弱かった、か・・・今のあんたを見てると、とても信じられないけどね。だって、私から見たら、今のあんたは弱い、って思えないもの。」

 

そんな風に言う御坂さんの言葉に俺は少し照れながら

 

「そ、そうかな?でも、そうだとしたらそれは、皆のおかげだろうな。俺は1人じゃ強くなれなかった。その事に悩みもしたけど、皆が俺に強くなる為の道を示してくれたからね。1人で強くなれないなら仲間の助けを借りて強くなればいい、ってね。」

 

そう言うと、御坂さんも俺に笑顔を向けながら

 

「そっか。いいんじゃない?それがあんたの為になったんならさ。あんたはいい仲間を持てたんだと思うわよ?私から見てもね。」

 

そう言う御坂さんの言葉に俺も改めてその事を思い出しつつ、力強く頷くのだった。

 

そして、俺はその勢いに乗じて今回の件の事についてのお礼も御坂さんに伝えようと思い、その思いを言葉に変える。

 

「御坂さん。今回は俺の為に皆にきっかけを与えてくれた事、改めて感謝したい。本当にありがとう。」

 

そう俺が言うと、御坂さんは俺の言葉に照れながら

 

「ベ、別にいいわよ。あんたの復活も私達の目的と、あんたへの借りを返す為にやった事だもの。そ、それよりも!今後もあんたにお世話になると思うから、元の世界に帰るその時まであんたの力も頼りにさせてよね。」

 

と、顔を赤くしつつ、そっぽを向きながらそう言う御坂さんに俺も力強く頷いて

 

「ああ。これからも頑張る。だからきっと、元の世界へと帰ろう。」

 

そう言うと、御坂さんも俺に

 

「ええ。必ず。頼んだわよ?頼れるリーダーさん。」

 

そう言って笑顔で頷いてくれたのを見て俺は、決意を新たにするのだった。

 

そして、最後に、とある場所へと俺は御坂さんを連れて行く。

 

俺に導かれるままに目的地に着くと、御坂さんは”その場所”を見てそして、その場所が以前と変わらないままになっている事に首を傾げつつも俺に

 

「ねえ?慶一さん。あんたに導かれてここに来たけど、あれってあんたのお墓よね?というか、あんたが復活してるのならお墓はもういらないわよね?なのに、そのまま撤去せず残してある事に驚いたんだけど・・・」

 

と、少し困惑気味にそう言ってくる御坂さんに俺は、苦笑しつつその理由を口にする。

 

「ああ。御坂さんの言う通り、あれは俺の墓だ。そして、あれを撤去せずに残しておく事にしたのも俺の意思によって、という事さ。」

 

その言葉に御坂さんはさらに困惑の表情を俺に向けつつ

 

「つまり、理由がある、って事よね?説明してくれない?」

 

そう尋ねてくる御坂さんに俺は頷いて

 

「ああ。あれはいわば、俺達にとっての戒めのような物としたい、とそう思ったのさ。油断したり、無茶したりする結果があれなんだ、と俺の墓を見るたびに心に叩き込んで欲しい、っていう、さ。事実、ああなったからこそ俺の墓はここに建てられた。だから、そうならないようにね。ほら、リアルな実例見れば気も引き締まるだろ?」

 

そう話す俺の言葉を聞き、御坂さんは、もう1度俺の墓を見て軽くため息をついて

 

「・・・ま、確かにそうね。これは確かに気が引き締まるわね。まあ、これからは肝に命じるわ。だから、あんたも無茶はしないようにしてよね?もう、あんなのはごめんだからさ。」

 

その御坂さんの言葉に俺も大きく頷くと

 

「ああ、わかってる。改めて俺も肝に命じるさ。それじゃ、そろそろいい時間だし、皆の所へ戻るか。御坂さん。今日は付き合ってくれてありがとう。少しでも恩が返せてればいいんだけどね。」

 

と、苦笑混じりに御坂さんに言うと、御坂さんは俺に笑顔を向けながら

 

「別に、お礼うんぬんは気にする事はないわよ。私だってあんたには色々助けてもらってる訳だしね。それよりも、これから先の事を考えて行きましょ。私達のするべき事はまだまだ一杯あるんだろうしね。私も出来る限り協力するから。」

 

そう言ってくる御坂さんの言葉に俺も頷いて

 

「わかってる。またしばらくはよろしく頼むよ。」

 

そう応えると、御坂さんも俺に頷き返してくれた。

 

最後に気を引き締め直し、お互いに更に協力して事にあたろうと確認しあって俺達は家へと戻ったのだった。

 

家へと戻る道すがら、御坂さんは俺に

 

「ねえ、慶一さん。今後について、あんたがどう考えているのかを聞いておきたいんだけど。」

 

そう、質問してきたので、俺は御坂さんに頷きつつ

 

「うん。今後は少しの間、5階を行き来して全員のレベルアップと転職を計って戦力の強化をしておこう、って思ってる。流石に初期の職のままで戦って行く事に俺自身、限界を感じてた部分もあったからね。明日、再びダンジョンへ行く前に皆にはその事を話しておこうと思ってるとこだな。」

 

そう答えると、御坂さんも俺の言葉に頷いて

 

「わかったわ。5階ではいい装備もあるっぽいし、その辺りも充実させておくのもいいかもね。ともあれ、明日からまた、よろしく頼むわよ?リーダーさん。」

 

その言葉に俺も力強い頷きで返し、そんな俺を見て笑う御坂さんをに俺も笑みを返しつつ、俺達は家へと戻ったのだった。

 

そんな事をしてる間、結局家に辿り着くまでは2人とは合流できずに。

 

家に戻った後、何時の間にかはぐれた事に対して黒子にあーだこーだと説教食らう事になったのだが、それも後の話。

 

 




長くなったので前後編に分けました。
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