魔法少女リリカルなのは~愛、恐いなぁ~   作:極麗霊夢

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ここからキャラ崩壊が激しくなります。
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第三話 真の英霊

 私を守る為、今まで怠けていた自分に喝を入れて修行に励みます。

 と言い出した座覇(ざは)くんは、クーフーリンさんとエル相手に組手をしていた。

 私個人としては英霊相手に組手修行とか、愚の骨頂、バカ、愚かの極みとしか言えないけど、現状自衛力皆無な私は黙っておく。

 本当は私も総督みたいな強さを持ってツエーしたい。

 

「でも自称兵器二人組との組手とか、師に当たる人でも召喚……」

 

 魔力を捏ねながら言葉を放った私の魔力は、ちょうど私の前までぶっ飛ばされた座覇くんを巻き込みながら依代召喚。

 光の柱から現れたのは、白髪の三つ編みおさげで鍛えに鍛え上げられた身体を持ち、その鋭い眼光は並の武闘家すら竦み上がらせる翁。

 正直、私はこんな英霊をあのアニメでは見たことない。

 

「次はこちらから行くぞぉおおお!!」

 

 そして始まる人外と兵器二人による乱戦。

 一般人な視力を持つ私ですら、その動きは見えず、私の周囲は地面が抉れたり、木々が私の顔の横を間近で通過したりと、少しでも動けば死ぬレベルな嵐をガタつきながら見はめになった。

 

「と、とととりあええええず…………召喚しよとか考えた過去のわたしをひっぱたきたい」

 

 どうしようかなっと現実逃避してると、私の魔力が2回ほど回復した。

 

「え?」

 

「流派! 東方不敗が最終奥義……」

 

「全呪解放。 加減はなしだ」

 

「呼び起こすは、星の息吹……」

 

 ちょっ! 待って! お願い!! こんな山ん中で宝具ブッパしないでぇええええええええ!! 山が消えるぅううううう!!!

 

(サーヴァント)(バーサーカー)/源頼光の上限が愛にて突破されました》

《BクラスからHS(ハイサーヴァント)へと転臨しました》

《HS/源頼光の上限が愛にて突破しました》

《HSから真の英霊・源頼光へと転臨しました》

 

 え?

 

「『牛王招雷(ごおうしょうらい)天網恢々(てんもうかいかい)』」

 

 私の後ろから、赤ちゃんの頃に見たすべてを塗り潰す黒縄地獄の雷。

 お母さんを依代とした源のバーサーカー……いや、源頼……母さん(・・・)の子を危険と虫から守る宝具(母の愛)

 それは神性を持つ者であろうと、物の怪だろうと屠る雷。

 勿論、雷だからただの人でも危険だ。

 つまりは完全回避出来るスキルか、どんな攻撃でも揺らがない無敵の身を持たないと耐えることも避けることも出来ない。

 

「熱いなぁ」

 

「チッ……次は、、、ない」

 

「ぬぁめるなぁああ!!」

 

 だけど今修行してた3人は、その完全回避スキル持ちだった。

 これで被害は山を蹂躙する雷だけ……3つの宝具による山消失か、すべてを塗り潰す雷による消失か……規模は減ったと思っておこう。

 そう、死人が出る確率はなくなったと、胸を撫で下ろそうとするが、雷を避けた3人を追い掛ける雷が視界に入った。

 

「なん、、、だと……」

 

 必中スキルによる追尾効果……いや、それだけでなく、4つの頼光の分身が3人へと宝具(・・)を放っていた。

 

「『黒縄衝撃(ダークネス・スパーーーク)』!!」

 

「『釈提垣因(しゃくたいかんいん)金剛杵(こんごうしょ)』」

 

「ーーーーーー!!」

 

「ーーーーーー!!」

 

 雷の爆音で近くにいる二人の母さんの宝具しか聞こえなかったが、3人に向かって放たれた宝具は直撃して暴れてた3人は気を失った。

 

 

 ☆

 

 

「………………はぁ」

 

「あ、あの……シングちゃん? えっと、その……」

 

 左にクーフーリンさん、右に座覇くんを膝枕してあげ、リボンへと変容したエルを肩に乗せながら撫でつつ溜め息を一つ吐いて、オロオロしてる母さんを無視する。

 そんな私の態度に母さんは涙目になるが、私は許す気はない。

 

 確かに私は困っていた。 山が消し飛ぶという事態になるかもしれないと、さらにその巻き添えで私が死んでしまうかもという恐怖もあった。 それを心配して尚且つ護る力がある母さんの行動は、娘を護るという名目上全力でそれを成したのだろう。 それは素晴らしい行動理念だし、尊敬もするが、いくらなんでもやりようはあったはずだ。 それをこんな……こんな、、、

 

「とりあえずエルの力で元の自然に戻せない?」

 

「うーん、どうかな? 僕の友人なら元に戻す秘薬が蔵にあるだろうけど、彼が君の召喚に応じるとは思えないなぁ。 あと僕は動物と会話が出来たり、自分の体を変容するだけで自然に働きかけるなんてことは出来ないよ」

 

「クーフーリンさんは?」

 

「師なら出来るし、キャスターのオレなら出来るだろうが生憎とバーサーカーのクラスで顕界してるオレには出来ん……いや、やってみるか」

 

《SB/クー・フーリンの上限が忠誠にて突破されました》

《BクラスからHSへと転臨しました》

《HS/クー・フーリンの上限が忠誠にて突破されました》

《HS/クー・フーリンから真の英霊・クー・フーリンへと転臨しました》

 

「え? ちょ、ちょっと待って!!」

 

 私の目の前で色々と姿が変わっていくクーフーリンさんを手を伸ばすも、私の手は何も掴むことなくクーフーリンさんの転臨が完了した。

 

「ん? どうした?」

 

「いや、そのハイサーヴァントとか真の英霊に転臨って何!?」

 

 今の今まで真の英霊というものから目を逸らし続けてた私はいよいよ無視できなくなったので、HS(ハイサーヴァント)なるモノと真の英霊なる枠組を詳しく聞くことにした。

 

 そしてクーフーリンさんによると、そもそもサーヴァントとは偉業を成した英雄達を7つのクラスに分割して、人間でも程度は有れど使役出来るまで型落ちしたのがサーヴァントで、ハイサーヴァントはその一つ上で、クラスという枠組から解放され分割されたの統一して、生前出来てた事が出来るようになるが、生前よりかはやはりレベルダウンしてるとのこと。

 真の英霊状態は完全に生前と同じ処か、槍兵(青年期)としての全盛期と魔術師(晩年期)としての全盛期が統一されたお陰で生前よりも強化されてる状態にあるらしい。

 さらに恐ろしいのが真の英霊状態よりも上の(くらい)があることだが、それは冠位英霊と呼ばれ冠位の資格があるものじゃないと至らない境地らしい。

 

「で、なんで一気に真の英霊までいけたの?」

 

「「忠誠()、故に」」

 

「忠誠ならばワシとて負けはせんわ!! ぬぅううあああああああ!!!」

 

「僕だって兵器だけど、マスターが好きという感情はある。 やってみせるとも……ふっ!」

 

《S(ライダー)/シュウジ・クロスの上限が忠誠にて突破されました》

《RクラスからHSへと転臨しました》

《HS/シュウジ・クロスの上限が忠誠にて突破されました》

《HS/シュウジ・クロスから真の英霊・シュウジ・クロスへと転臨しました》

 

《S(ランサー)/エルキドゥの上限が愛にて突破されました》

《LクラスからHSへと転臨しました》

《HS/エルキドゥの上限が愛にて突破されました》

《HS/エルキドゥから真の英霊・エルキドゥへと転臨しました》

 

 ……………………いや、おかしい。 何故こうなる?

 

「「「「愛故に」」」」

 

 なんでもかんでも愛と言えばいいなんて思ってない!? そんな都合の良い言葉じゃないよ!!

 

「まぁ、とりあえず自然を元に戻すぞ」

 

 私が発狂してる間にクーフーリンさんが、ルーン魔術で元の緑多い繁る山へと戻し、そしてナイチンゲールさんも真の英霊状態へと至った。

 経緯はなんでも私が発狂したのを感知して、保護愛にて上限突破したらしい。

 ちょっと理性的になって嬉しかった……

 

「司令官!! 腕に傷が!! 消毒っ!! いえ、化膿……いえ、いいえ! 腐ってるかもしれないので切断を!! 悪いとこは余さず切断です!!」

 

 なってなかった!! ちょ、やめて!! 小枝に引っ掛けた程度のかすり傷だから!! 切断しなくていいから!! 消毒だけでいいし、むしろアロエ塗るだけで良いんだってばぁ!!

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