亜種聖杯戦争 ~God's penalty~ 作:あいますく
「マスター、宝具の開帳許可を。」
「勿論だ。だが、抑えられるのか?」
「…できるできないではなく、やって見せます。」
「…わかった。令呪を以て命ずる!宝具を解放せよ!」
セイバーは大きく息を吸い、深く息を吐いた。
「どうか私をお助け下さい。悪逆を裁きましょう。『集え我らが
大気が乱れる。一つ、二つと高魔力の存在が現れる。
それはあの時の、セイバーの夢で見た彼ら『新徴組隊士』であった。
「さぁて!やってやりますかね!」
「お前は向こういけ!俺がこっちを抑える!」
彼らは叫びあい、各々が怪物と相対する。
そんな中、一人の隊士がセイバーの横に立つ。
「琴、よくやったね。」
「兄様…」
「お前はきっと『彼ら』を呼べる。もっと強く願うんだ。」
そう言うと、彼はクトゥルフと呼ばれた神に向かっていった。
「…今のは…」
「マスター!令呪の魔力を…もう1画頂けませんか…?」
「待て!」
メロスはセイバーの言葉を止めた。
「私からもその宝具に支援します。この令呪をお使い下さい。」
メロスの腕に刻まれた令呪が消費される。
「ありがとうございます!」
セイバーは自らの刀に全ての魔力を注ぎ込んでいるようだった。
「はぁ!」
そして、『彼ら』と呼ばれた者が現れた。
「よぉ。久しいな。」
「お久しぶりです。近藤さん。」
「近藤!?あの新撰組局長近藤勇か!?」
永治先輩は目を輝かせた。
「いや、俺は浪士組の近藤勇だ。あくまでも俺たちはこいつの記憶の存在だからな。」
「そう…なのか?」
「ああ。中沢!お前はキャスターの方に行ってろ。こんなやつ俺たちだけで充分だ。」
「…わかりました。よろしくお願いします。」
近藤勇の背後に何人かまた現れた。
「沖田、土方、お前らも来たか。遅かったじゃないか。」
「無駄口叩いてる暇あったらあれを叩け。」
「土方さんは厳しいですねー。これが終わったら思い出話でもしましょうや。中沢ちゃん。」
そして新撰組隊士一同は、出陣した。
「…彼らに任せても大丈夫です。私は彼らを信じています。だからこそ、私はキャスターの所へ向かいます。それでも…いいでしょうか?マスター?」
「ああ。キャスターが最優先だ。戦力が増えるのはいいことだろう?メロス。」
「もちろんです。むしろセイバーが来てくれたのは非常に心強い。」
土方歳三はこちらに向かって叫んだ。
「道を開くぞ!これを逃せば次はないと思え!いいな!?」
「行きましょう!マスターはここで!」
「俺も行くに決まってるだろ!」
永治先輩、弥栄も当然のように付いてくるつもりだった。
「マスター達は僕の宝具で運ぶ!任せて!」
ライダーは魔法の絨毯を展開した。
「3…2…1…今だ!」