亜種聖杯戦争 ~God's penalty~ 作:あいますく
それは光だった。
希望と絶望を反転させる光。
「門は、開けり。」
声とともに、光の中から何者かが現れた。
天翔ける馬に引かれた
彼はキャスターを見下ろし、次に崩れながらも進む
「なぜ…なぜ貴様がここにいる!?」
キャスターは恐怖に声を震わせた。
「それは私の宝具で呼んだからだ。」
ルーラーが代わりに、あの銀の鍵を見せつけながら答える。
「私の宝具、
「そんな…ありえない…銀の鍵がなんでこんなところに…いや、鍵があってもあれに繋がるなんて…くそっ!」
キャスターはそう言うと魔王に向き直り叫んだ。
「おお!我らが王よ!御身を持って忌まわしき
それを聞いてか、それとも、あの老父を見つけたからか、魔王は俺たちではなく、老父を狙っていた。
「アあぁあアあァああァァあァ!」
その触手は確実に老父を捉えた。
しかし、老父は片腕で触手を掴んでいた。
「そこの民よ。こやつはここで止める。その神は任せたぞ。」
そう言うと老父は戦車を全速力で走らせ、魔王を
「あの
キャスターは焦っていた。
「こうなれば…!」
キャスターは詠唱する。
「止める!」
ライダーが飛び出し、短剣を振り下ろす。
しかし、見えない壁に斬撃が阻まれる。
「この…!」
「ライダー!下がれ!」
永治先輩が叫ぶと同時にライダーは飛び退いた。
キャスターは黒い魔力の弾をその指から発射した。
それはライダーの横をぎりぎりで掠めた。
しかし、その弾丸が弥栄に飛んでゆくのが見えた。
「危ない!マスター!」
ランサーはその射線上に立ち、庇った。
「ランサー!」
「ぐぁぁぁぁぁぁぁ!!」
背中に直撃したキャスターの魔術はランサーの背中を真っ黒の炭のように焼け焦げさせた。
そして、ランサーは膝をついてしまった。
「そんな…ランサー!」
「今だ!」
弥栄がランサーに駆け寄った瞬間、キャスターは腕を触手へと変貌させ弥栄を引き寄せた。
「マスター…!」
ランサーは息も絶え絶えではあるが、槍をきっと握りしめ、立ち上がった。
キャスターはランサーに向かって叫んだ。
「ランサー!この女を助けたければ…」
キャスターは深く息を吸い、
「自害しろ、ランサー。」