亜種聖杯戦争 ~God's penalty~ 作:あいますく
「裏口から入ろう。」
そう言って、永治先輩は裏口の鍵を魔術で開けて、入っていった。
「先輩。教授のとこに行くんですか?」
「いや、教授のとこには行かない。大学に結界が張ってあるからそれを使うだけだ。」
すると、霊体化していたセイバーが出てきた。
「ライダーのマスター。あなたに聞きたいことがあります。」
「なんだい?」
「大学側とは何ですか?」
「そのまま。俺は大学に協力してもらってライダーを召喚した。お前もそうだろ?」
「まあ、そうですね。砂木教授に触媒を用意してもらいました。」
「あー、やっぱり砂木教授か。」
「どういうことです?」
「いやね、俺に協力してくれたのは梵地教授なんだよね。」
「つまり敵ですかそうですね。」
セイバーは刀を抜こうとした。
「待ってくれセイバー。先輩、教授によって何か違うんですか?」
「ああ。砂木教授と梵地教授はライバルでな、セイバー争いをしていた。どっちがセイバーを召喚出来るかってな。」
「ってことは砂木教授が勝った…?」
「そうなるな。まあ俺はライダーでもセイバーの性能だから気にしてないけど。」
「…マスター。いいでしょうか。」
「ああ、セイバー。いいよ。」
「大学側ということは別の側もあるということですか?」
「その通り。聖堂教会側とどちらでもない奴らがいる。」
「それぞれの数はわかりますか?」
「残念ながら大学側に3騎ってことしか分からない。」
「では、あのバーサーカーは…?」
「多分どちらでもないだろうな。大学側のサーヴァントはアサシンがいるらしいし。教会がバーサーカーを使うのは考えにくいし。」
「こちらはアサシンですか。1度3騎で話し合うのも良いですね。あなたの話が本当なら。」
セイバーは明らかな殺気を放っていた。
「僕のマスターにそんなに殺気を向けるなんて…ひどいサーヴァントだな。」
そう言ってライダーが出てきた。
「よせライダー。今は戦うべきじゃない。俺たちは協力しよう。アサシンのマスターも紹介してもらう。」
「…マスター。どう思いますか。」
「個人的には先輩のことは信用してる。でも、セイバーが信用したくないんだろ?だったら味方だっていう確実な証拠がないと信用出来ない。」
「…そうか。じゃあアサシンのマスターを呼んでくる。明後日、22時この場所だ。いいな?」
「わかりました。」
「面倒だ…教会と大学のチーム戦になっている…」
少年は水晶玉を見ながら呟いた。
「僕は…どちらに着くべきか…否。僕はどちらにも敵であり続けよう。」
右手に宿る令呪を見ながら彼は呟いた。
「この魔力、いかに使うか…」
2日後、俺はネット上で出社した。
「ぱそこん?とやらで働けるとはなかなか便利な時代ですね。」
「ああ、気が進まない…」
「どうしてですか?」
「この奥にライダーのマスターがいるんだよ。」
「ああ、そう言えばそう言っていましたね。実体がないのは非常に惜しいです。」
[佐々見]「おはやっぴー(`・ω・´)ノ」
[滝原]「おはようございます。」
[永治]「おはよー。」
[佐々見]「二人とも、ちょっとこちゃ\( ˙꒳˙ \三/ ˙꒳˙)/」
「…聖杯戦争の件だろうな。」
「でしょうね。」
[滝原]「なんです?」
[佐々見]「アサシンのマスターは大学の講師なんだ。」
[滝原]「…はぁ。」
[佐々見]「だから君たちに出張命令だ。その講師にあってきなさい。」
[滝原]「はあ。」
[佐々見]「よろよろー(`・ω・´)ノ」
「…こんなに早くアサシンのマスターと会うことになるとは…」
「私も流石に予想外です。この社長軽薄そうに見えてかなりの手練…?」
「この形態の会社を設立したってのもあるし、ほんとはすごい人なんだよなこの人…」
数時間後、俺たちは三須華大学に着いていた。もちろん、セイバー、ライダーもいる。
「予定時間より早くなっちまったな。」
「そうですね。」
「このクソ忙しい時期に仕事に影響与えるようなことするなっての…」
「もしかしてこうなることを見越して社長は寝ずに仕事を…?」
「…ありえるな。そうなると社長は聖杯戦争について知りすぎてる。」
「…」
「…」
暫く経つと、そこに一人の男性が現れた。スーツにメガネのいかにも真面目そうな男だ。
「どうも。私が件の院津竜です。」
「どうも。」
「ここでは何ですので私の研究室へ。」