海賊よりも金儲けとお値段異常   作:ゆっくり霊沙

3 / 12
チュートリアル2 トオツキ島

「「接岸!!」」

 

「錨を降ろすよ、気をつけて!!」

 

「了解!!」

 

訓練の成果が出たのか、テキパキと港に停泊する準備をする2人。

 

文はその姿を見ながら、足りない部分を補佐していた。

 

「「せーの!到着!!」」

 

準備が終わり、板を港に最後にかけて、陸地に上がる。

 

「さて、私はここの駐屯所に顔を出してくるから、船の上で話し合った方針なりに行動するように。」

 

船で今後の事を話し合った結果、約3年で長距離航海する準備を整える。

 

その為に戦闘要員兼力仕事要員を4名、船医1名、航海士1名、できればコック1名を確保しようと決り、戦闘要員は私達についてきて、文が直接鍛えることも決まった。

 

「文さん、わかってますよ。ですが、とりあえずは町を見回ってきます。」

 

「何が有るかわからないからね!」

 

「「それじゃあ出発!!」」

 

 

 

 

 

 

 

「赤髪が近海で目撃者多数ねぇ。」

 

「はい、ゴールド・ロジャーのクルーですので我々辺境の支部では対処しづらいのです。」

 

ペラペラ

 

「・・・ふむ、放置で良いでしょう。」

 

「理由を聞いてもよろしいですか?」

 

「停泊地域にガープさんの出身地がある。あそこで暴れれば閣下がすぐに来るでしょう。・・・赤髪はあなた達が想像しているより強いですよ。覇気も使えますし、ロジャーの船員では現在一番力を得ていますからね。」

 

「しかし・・・。」

 

「元本部大佐の意見ですが、中佐殿、実力はしっかり見定めてください。ここが陥落するようなことがあれば周辺地域での海賊が活発化します。あなたの手腕は本部でも通用する。まだ30歳で子供も産まれたばかりでしょう。焦らないでください。」

 

「!?・・・はっ!!」

 

 

 

 

 

 

カランカラン

 

「このお店・・・」

 

「うわぁ!?」

 

ガシャン

 

店に入った瞬間に少女が足を滑らせて料理をちひろにぶっかけた。

 

「お、お客様すみません!!」

 

「・・・いえ、気にしてないので大丈夫ですよ。」

 

笑顔とは本来攻撃的なry

 

「ひいぃ!?」

 

「ちひろ、怖いから、その笑みは怖いから!!」

 

 

その後、店長さんが出てきて謝罪として2人分の料理をただで出してくれた。

 

「いや~、ラッキーだったね。1食分の予算が浮いたよ。」

 

「ですねー。」

 

その後、町の郊外にある農家で茶葉を交渉して格安で茶葉を仕入れた後、再び町に戻り歩いていると

 

バシ

 

「てめぇを雇ってからろくなことねーな。何が神の舌だ!!元天竜人の奴隷とバラせばお前は生きられるのか?」

 

「クッ・・・。」

 

 

 

「どうしますか?ちひろ、けっこうまずい話じゃないですか?」

 

「・・・金になりますね。ここは・・・賭けにでますか。私はこの店について調べます。にとりは文さんの分の宿を取っておいてください。」

 

「うい~。」

 


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。