グランドラインの海賊とは4つの海とは別次元に強く、新世界で猛威を振るう白ひげは別格であるが、海賊王処刑前には、それこそ白ひげクラスが複数いた。
グランドラインの前半でも若い海賊や、相応の実力者が揃っていた。
その中でも赤髪海賊団は海軍が注目する実力のある海賊であった。
「あのおじさん、結局おきなかったな。ちひろ。」
「しかたがありません。フーシャ村の村医に見てもらいましょう。私達は専門家ではないので。」
「うい~。」
フーシャ村に到着した私達は村長に滞在許可をもらった後、荷を降ろして、【PARTYS】というバーで一息ついていた。
酒は飲めないので普通に果汁だが、料理はけっこうガッツリ食べた。
バーでは私達と同じ年くらいの女の子が店主の父親と母親とともに働いていた。
マキノという子で、私達と話が合い、料理を運んできてはお話をするのを繰り返した。
「あれ?文さんがいないですね。どこ行ったのでしょうか?」
フーシャ村の港で文は小さな岩に腰をかけてボーッとしていた。
「・・・。」
「おいおい。まいったなぁ、見知った顔がいるよ。・・・文。」
「・・・赤髪ですか。あややや、いやー、ボーッとしてましてね。」
「似合わねぇな。海軍で高速船団を率いていた大提督には見えねぇな。」
カチャ
「やめとけヤソップ、あいつは銃ではしなねぇ。」
「あややや、私も人間ですよ。撃たれれば死にますって。」
「どおだか。おまえら、こいつは他の海軍とはちげー奴だ。安心して良い。」
「あややや、もう海軍は除籍・・・あ、書類上では予備役ですがね。」
「おいおい、散々新世界を荒らしといてそれかよ。」
「いやぁ、海軍の闇を見ないが為に前線暮らしが長かっただけで・・・。」
「・・・せっかくだ、酒でも飲むか。」
「おやぁ?自分より年上が好みなのですね。若手の巨星赤髪は熟女好きってね。」
「そこまで年もかわらねーだろ。」
「あややや、ベックマンじゃありませんか。海軍の行動を手玉にとって・・・」
「けっ。」
彼ら彼女は昔話と新人達の話題を話ながら酒場に入る。
酒場に入ってすぐ、赤髪はちひろとにとりに話しかけた。
「よう、嬢ちゃん達。」
「・・・海賊ですね。」
「ほぉ。わかるかい。」
「覇気だね。なんとなく感じることぐらいは・・・。」
「・・・文さんか?覇気なんて教えたの。」
「基礎だけ。・・・まぁ護身の心得くらいは教えたつもりですがね。」
ボソボソ
「おいおい、文って言えば戦闘狂のイメージしかねーですよ頭。」
ボソボソ
「正直基礎も教えられたのが奇跡だろ。」
ドゴン
「聞こえてますよ。」
「「「お、お頭!!」」」
「つってぇ・・・。おいおい、武装色の覇気で殴るなよ。」
「ちゃんとセーブしてるし、覇気でかわしたでしょ。」
「あっ、・・・あぁ。」
「いやぁ、覇気を教えるのは下手でして・・・そうだ、赤髪。少し扱いてくれませんか、彼女達を。そのうち役にたちますから。」
文の言葉に周りにいた全ての人物が固まった。