書いて見るとここは...こっちは...と分岐しまくったのでその1つを抜粋しました。正直これだけでノベルゲーム作れそう...
と、言う理由で遅れました。ほんとすみません。1ヶ月でさえやばいのに(おい)いつぶりの更新でしょうね?まじで修羅。
「行ってきます」
「うん、行ってらっしゃい」
今日もいつもと同じ時間に貴方は戸の向こうへと消えていく。同じ家、同じ時間、同じ空間、一緒に暮らすようになって一緒に居られない時間の寂しさは日に日に大きくなっている。
「あまり、近づいても、、、」
私は自分が貧乏神であることを深く思ったことは無かった。女苑はいつも私に手を差し伸べてくれていた、私はその手に頼りすぎていたのかもしれない。貧乏神であるが故に、能力を抑えていようと周りを不幸にしてしまう。そんな私と出会うような運の人間、きっと私が長い間近くにいては命に関わるような不幸が起きかねない。
「貴方の幸せを願うなら、、、不運を背負った私は、、、でも、貴方が遠くに行くのは、、、」
考えたく無かった自分の存在の根、一度考えるととめどなく溢れ出す「それら」は誰かと背負うには重すぎた、、、
仕事を終え家への道を歩く、今日は仕事中に珍しく女苑が訪ねてきた。忙しいのか家には寄っていないそうだが紫苑のことを詳しく訪ねてきた。仲良…仲睦まじく過ごしていることを伝えると満足そうに頷いて行ってしまったがなかなかに姉思いな妹だと改めて思った。それとやっぱり眩しかった。(物理)
紫苑に妹がいると知ったのは一緒に暮らし出した少し後のことだ。そもそも紫苑との出会いは週一で参拝していた博麗神社で、巫女共々お腹を空かせていたのでその次の日の参拝から二人分のご飯を持っていくようにしたことがきっかけだった、紫苑が貧乏神だと知ったのもその時のことだ。神社に住んでいたから何かの神だとは思っていたがまさか貧乏神だったとは、、、
そのまま数ヶ月たったある日、紫苑に告白をした。紫苑は「私の近くに居ては貴方まで不幸にしてしまう」と最初は頭を下げてきたものの一緒に居たいとすがると渋々頷いてくれた。分かっていたのかニヤニヤしていた霊夢への挨拶も済ませ、二人で暮らすのに必要な物を買い揃えやっと紫苑との生活が始まった。
数日が経ち二人とも生活に慣れてきたある日、紫苑の妹の「女苑」が訪ねて、いや、凸ってきた。突然戸が吹き飛んだと思うと首を絞められそのまま気絶、あの場で紫苑が止めてくれなかったら死んでいたかもしれない、、、
紫苑は自分が女苑以外と一緒に生きていけると思っていなかったので嬉しさのあまり女苑に話さずに引っ越して暮らしていて、女苑がいつものように神社に行くと「紫苑は男について行った」とだけ聞いたので「騙されたのでは!?」と思い急いで来たらしい。神社で会うと時々幸せそうな顔をしている時があったがあまり気にしてはいなかったけれどこういうことだったのね、、、と納得して「姉さんをよろしくお願いします。お金が必要になったらいつでも言ってください」と真剣な顔で頭を下げて帰っていった。見かけによらず結構律儀な性格らしい。
外はすっかり夜色に染まってしまった。家が人間の里の外にあるおかげで帰る頃にはすっかり暗くなってしまう。霊夢から貰った御札を持ってはいるがやはり怖い。時間が人間に与える「恐怖」というのは思った以上に大きいらしい、、、まだ見えない家に向かって進める足は少しずつ早くなっていった。
そろそろ帰ってくる時間かな、、、
いつかは温かいご飯を作って帰りを待ってみたいなぁ、、、なんて。
「ただいまー」
「おかえり、今日もお疲れ様」
「ありがとう、今日も何もなかった?」
「はい」
普通に洗濯をして、普通に掃除して、普通に貴方の帰りを待つ。暮らし始めた頃は知らないことだらけで失敗してばかりだったけどなんとか家事もできるようになってきた。
「貴方は、、、その、、、何か悪い事とかなかった?」
ずるいなぁ、、、と思いながら毎日同じことを聞いてしまう。一緒に暮らし始めてからずっと働いてきたところが潰れた、住んでいた家が崩れた、、、ある程度抑えることはできても完全には止めることのできないこの能力。そんな私が普通の人間の生活に入ったらどうなるか。知っていたはずなのになにも解っていなかった。
「、、、大丈夫、今日も紫苑が居てくれたから」
「うん、、、んん、、、」
「、、、ありがとう」
「どういたしまして」
軽く唇を合わせる。
「、、、明日は、仕事休みだったよね?」
「あぁ、久しぶりにね、、、」
「、、、それじゃあ今日はこのまま、、、」
「愛してるよ、紫苑」
夜は更けていく、、、
と、お読みいただきありがとうございました。誤字とか脱字とかの前に感想書いてくれると喜びます。
今回の紫苑は本当に結構試みが強かったので感想お願いします。意見お願いします。あと皆さんの紫苑教えてください。twitterの方でもいいのでお願いします。
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