レヴォルフの男の娘・・・おい!   作:クッペ

11 / 31
FE無双の動画見てました


鳳凰星武祭決勝前

 

 僕がフローラちゃんの捜索から帰ったのは、空が明るんできた明け方の事だ。

 夜更かしは慣れてるんだけど、完徹は慣れてないんだよね。それに今日は『鳳凰星武祭』の決勝戦だ。

 相手は星導館の綾斗君とユリスさんのペアだ。

 フローラちゃんが見つかるまでは綾斗君は『黒炉の魔剣』は使えないみたい。言い方は悪いけど純正煌式武装なんか使われたら、僕は瞬殺されそうだから、勝ち目があるとしたら純正煌式武装を使われる前に綾斗君を倒すことだろう。

 とりあえず決勝戦の事は後でオーフェリアさんに相談しよう。オーフェリアさんの場合、ユリスさんとの因縁の対戦なのかな?どちらかというとユリスさんからオーフェリアさんに因縁がありそうなんだけどね。

 今はそんなことよりも、言い方が悪いけど休息を取らないと。試合は午後からだから、少しは寝れるはず。

 あと一回勝てばオーフェリアさんを自由にしてあげられるんだ。絶対に勝たないとね。

 そう言えば、何で僕はオーフェリアさんを自由にしようと思ったんだろう?う~ん、よく分からないや・・・

 考えても仕方がないから、ベッドに入って少しでも寝よう。

 

* * * * * * * * * *

 

 あれから数時間眠って眠気は取れた。今回は『黒炉の魔剣』を使われた場合の事を考えて、剣型の煌式武装を三本、弓の煌式武装を一つ持って行く。弓は使うかどうかわからないけど、念のためにね。

 昔宗家に行った時の知り合いみたいには扱えないけど、射るだけなら何とかできるからね。

 決勝戦の会場に向かおうとする前に、綾斗君に連絡を取ることにする。戦い云々の前に、自分が関わったことは確認はしておいたほうがいいと思うからね。

 綾斗君に電話をかけてみる。何コールかして、綾斗君は電話に出た。

 

「もしもし、綾斗君?」

 

「あれ、日向?どうしたの?決勝前に」

 

「いや、あのアイドルと別れた後の事、僕あんまり知らないから、今の状況はどうなってるかなって思って」

 

「今は綺凛ちゃんと紗夜が向かってる。まだ仕掛けてないみたいだけど、多分決勝戦が始まったあたりで仕掛けるんじゃないかな?」

 

「綺凛ちゃんと紗夜ちゃんが向かってるなら安心だよ。それだけだから、決勝戦負けないから」

 

「こっちこそ。『黒炉の魔剣』が無くても、勝ってみせるさ」

 

 綾斗君との連絡はそこで終わった。そしてシリウスドームに到着したので、控室に向かう。

 控室にはすでにオーフェリアさんが来ていた。

 

「おはよう、オーフェリアさん」

 

「えぇ・・・」

 

 緊張してるの?『王竜星武祭』に二連覇してるんだから、こういったことに慣れてるんだと思ってたけど、違うのかな?

 

「オーフェリアさんどうしたの?」

 

「いえ・・・少し、昔の事を思い出していたの」

 

「そっか・・・何でオーフェリアさんって、ユリスさんと喧嘩?してるの?」

 

「ユリスが私の運命を受け入れていないだけ。私はこの身体になってから、私の運命を受け入れているわ・・・」

 

 そう言ってオーフェリアさんは俯いた。その表情は陰りが見えている。

 

「オーフェリアさんって、戦うのに自分の寿命をすり減らしているって、本当?」

 

「!?あなた、どうしてそれを?」

 

「噂で聞いたんだよ。その反応からして、本当みたいだけど・・・」

 

 本当ならオーフェリアさんを戦わせるべきではなかった。本当なら僕が誰か違う人と『鳳凰星武祭』に出るか、無謀だけど『王竜星武祭』に出て優勝するのが一番好ましい。オーフェリアさんを自由にする前に、オーフェリアさんの寿命をすり減らしてるんじゃ、本末転倒だ。

 

「ごめん・・・そのことを知らなかったとはいえ、本来ならオーフェリアさんを戦わせるべきじゃなかった」

 

「気にしないで、これが私の運命。星脈世代にされたあの時から、私はこうなる運命だったの・・・」

 

「星脈世代にされた・・・?それって・・・」

 

「少し、昔話をしましょうか。私はリーゼルタニアという国の孤児院で暮らしていたわ。ユリスとはそこで出会ったわ。でも、その孤児院、というよりもリーゼルタニア自体が裕福ではなかったわ。孤児院も例外ではなかった。私が暮らしていた孤児院の負債がいよいよ返却できない額まで膨れ上がったとき、私は私自身を売ったわ。その売った先での実験で、私は星脈世代にされた。アルルカントの『大博士』によって。その時の実験場は、私のこの毒の力が暴走してしまったときに崩壊してしまったわ。そして彼に買われて、今に至るの」

 

 全く分からなかったオーフェリアさんの過去を知った。ユリスさんとはその時はさぞ仲が良かったんだろう。じゃなかったら、あんなに心配して、勝ち目がないというのにオーフェリアさんに挑んでくることは無いだろう。

 そして、そんな運命とやらからオーフェリアさんを解放してあげなくてはならない。改めてそう思った。

 

「オーフェリアさん、改めて言わせてもらう。僕はこの『鳳凰星武祭』にオーフェリアさんと一緒に優勝する。そしてそんな運命から、オーフェリアさんを解放する。そしたら、この星武祭の報酬で、オーフェリアさんには、自分の叶えたい願いを叶えてほしい。それが、僕がこの星武祭に懸ける覚悟だ」

 

 話しているうちに決勝の時間が迫ってきたようだ。

 

「じゃあ、行こうか。願いをかなえるための、最後の戦いに」

 

* * * * * * * * * *

 

『皆さん!大変長らくお待たせいたしました!『鳳凰星武祭』決勝戦、いよいよ始まります!決勝戦の組み合わせは星導館学園の序列一位の『叢雲』、天霧綾斗!序列五位の『菓焔の魔女』、ユリス=アレクシア=フォン=リースフェルト!対してはレヴォルフ黒学院の序列一位の『孤毒の魔女』、オーフェリア=ランドルーフェン!元序列一位の花園日向!天霧選手は準々決勝でどうやら封印の制限時間を克服したようです!準決勝では『黒炉の魔剣』は使いませんでしたが、どうやら凍結封印処理申請が行われたとの噂が・・・ユリス選手も今まで多彩な攻撃とコンビネーションを見せてくれてます!オーフェリア選手は言わずもがな『王竜星武祭』二連覇の猛者!花園選手も剣術の腕と弓の腕前は目を見張るものがあります!ここまでコンビネーションらしいコンビネーションを見せたのは、準決勝の刀藤、佐々宮ペアの時だけですが、決勝ではどのように戦うのでしょうか!?』

 

「オーフェリア・・・勝たせてもらうぞ。私にも、譲れない願いがあるからな!」

 

「ユリス・・・あなたでは私の運命は覆せない。あなたでは私に勝てないの。唯一勝てそうなのは・・・」

 

 そう言って僕の方を見てくるオーフェリアさん。その流れだと、僕がオーフェリアさんに勝てるかもしれないってことになっちゃうんだけど。

 

「綾斗君、『黒炉の魔剣』まだ使えないの?」

 

「うん、どうやら間に合わなかったようだけど、それでも全力で行かせてもらう。負けられないからね!」

 

「僕は綾斗君には多分敵わない。封印?の制限時間も克服したみたいだしね。それでも、僕は絶対に負けない、絶対に!」

 

 そう言ってそれぞれが各々の装備を起動させる。

 

『それでは『鳳凰星武祭』決勝戦!勝負開始!』

 




次回で『鳳凰星武祭』の本戦は終了させます

その後に願いを叶えて、アスタリスクのゲームに会ったバトル・セレモニアを書きたいと思います。

その先はほっとんど考えてないですwww
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。