レヴォルフの男の娘・・・おい!   作:クッペ

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今回は戦闘はありません。そして短め


幕間~控室にて~

 

 僕は今、人生でかなり上位に来るレベルで怒っている。普段自分では結構温厚な方だと思ってるんだけど、今回に関しては僕は全くもって悪くない。これは断言できる。

 ちなみに、ここの控室で鬼のような形相になっているのは僕だけではない。先ほど戦った黎双子も一緒である。水浸しで・・・

 そして目の前にこの現状を作った自称世界の歌姫は、地面に直接正座している。

 

「・・・何か言いたいことはある?」

 

「ちゃんと躱せなかった君たちが悪いと思います。私は悪くないと思うの」

 

「「「ざけんな」」」

 

 いやあのね?沈雲君の方は百歩譲って戦闘中だったから仕方がない事だと割り切れる・・・まぁ割り切れていないから今ここにいるんだけどね。

 僕と沈華さんは完全に被害者だろう。僕はペア、沈華さんはすでに校章を破壊されてたから戦えない。その関係ない二人を溺死させかけた。

 これは完全にギルティ。

 

「あそこまでの大洪水を起こす必要あった?しかも僕を巻き込む必要は無かったよね?」

 

「それは勿論わざとだよ?今までの恨みとか」

 

「泣かすぞ」

 

「私に関しては完全に被害者なんですが?あんまり言いたくないのだけれど、私は既に戦えなかったんですよ?」

 

「自分だけ確実に当たらないところにいたのがまたムカつくね。僕たち三人は溺死しかけて、あなたは全くの被害なしですか?」

 

「二人に関しては申し訳ないと思ってるの・・・さすがに日向君を泣かせるためだったとはいえ、あれは流石にやり過ぎだと思いました・・・ごめんなさい・・・」

 

「「なんでこの人とペア組んでるの?」」

 

「こっちが聞きたい」

 

 ここまであからさまに戦闘中に裏切る宣言してくるとは思わなかったよ。

 

「これって多分珍事として後世まで語り継がれる星武祭の伝説になるんだろうね。仲間を裏切ってまで敵を倒す自称世界の歌姫」

 

「自称言うな!ちゃんと世界の歌姫です!」

 

「世界の歌姫さんにもお笑いの才能が御有りなようだ。良かったねアイドルさん?仕事が増えるかもよ?」

 

「そこまであからさまに煽られて、私が乗らないとでも思ってるの?それに君は今回、私によって泣かされてるんだからね?それを分かってて挑発するんだったら、それに乗らせてもらうけど?」

 

「対戦中の不意打ちで倒してそこまで余裕ぶれるとか、僕だったら恥ずかしくて自慢なんてできないや!随分と余裕がないようだね、歌姫さん。そんなに泣かされたい?何なら、ここで私怨として黎双子と協力して君を泣かしてもいいんだよ?」

 

「ふーん、君一人じゃあ私には勝てないんだね?あれれ?今までの結果ってまぐれだったの?別に君が一人で来ようが三人で来ようが返り討ちにしてあげる。かかってきなよ?」

 

「「僕(私)達を巻き込まないでくれる(かしら)?」」

 

「それに星武祭中は決闘禁止だよ?」

 

「大丈夫、訓練中の不測の事故だから」

 

「「・・・・・・」」

 

 界龍の双子も、自分達より性格が悪い人に会ったのはこれが初めてらしい。あとで言われた。

 黎双子とは仲良くなれました。溺死同盟として・・・名前が不名誉過ぎる!




やばい、シルヴィのキャラ原型が全くなさすぎるwww

書いててヤバいと思いつつ、ついつい面白くなっちゃうwww

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