今日はバトルセレモニアの決勝戦だ。相手はオーフェリアさん、そしてペアのユリスさんだ。オーフェリアさんはユリスさんとペアを組んだようだ。今は自由の身のオーフェリアさんが幼馴染のユリスさんと組んでも不思議ではない。
そしてオーフェリアさんはシルヴィの因縁の相手でもある。前回の『王竜星武祭』の決勝で敗北しているからそのリベンジに燃えていた。
「というわけで、『孤毒の魔女』は私にやらしてくれない?」
いつもよりも真剣な表情でそう言い放つ。
「じゃあ僕はユリスさんの相手をしていればいいんだね?」
「『華焔の魔女』は決勝で戦ったから大丈夫だよね?それに空中に逃げられても、君なら追いつけるでしょ?」
「それは追いつけるけどさ、機動性に関しては期待しないでよ?あの時はかく乱だったから適当に動いてたけど、今回は方向性をちゃんと決めて移動しないといけないんだから」
「それに関しては心配してないから大丈夫。多分今の君は六花で一番早いだろうね。界龍の『天苛武葬』よりもね」
「『天苛武葬』?だれそれ?」
「君って本当に星武祭とか他校生に興味ないんだね。何で六花に来たのよ?しかもレヴォルフなんかに」
「だってレヴォルフって遊び歩いてても学院側から文句言われないんでしょ?僕はゲームをしながら学園生活を送るためにレヴォルフに来たから、星武祭なんて本当は一回も出る気はなかったんだ」
「じゃあなんで君は『冒頭の十二人』に入っていないのよ?『冒頭の十二人』に入れば、学園側から報奨金をもらえたり、いろいろと便宜を取り計らってもらえるようになるんだよ?」
「え!?お金貰えるの!?これが終わったら誰かから序列掻っ攫おうかな・・・レヴォルフの『冒頭の十二人』でシルヴィが勝てないのってオーフェリアさんだけ?」
「そうだけど・・・何で?」
「だってシルヴィに勝てるってことは、そのシルヴィが勝てる相手は僕でも勝てるでしょ?どうせならいい順位に居座ろうかなって思ってさ」
「ホント君って私を挑発するの好きだよね?決勝前だから大目に見てあげるけど、決勝が無かったら今すぐ君を泣かせてあげようか?」
「今から決勝の時点でそれは無理だし、君一回も僕に勝ててないのにどこからその自信が沸いて来るのか僕に教えてほしいんだけど」
「あんなの正式な決闘じゃないんだから無効よ!無効!君今度の『王竜星武祭』に出なさい!そこであなたに圧勝してあげるから!」
「え?普通に嫌だけど?僕もうこれ以降の星武祭出るつもり無いし」
「いいから出て!さもないと・・・」
「さもないと?」
「君と付き合ってるって、全世界に公表しちゃうよ?」
「ざけんな」
「そんなに即否定しなくてもいいじゃない、少し傷つくなぁ・・・よよよ・・・」
「世界中から敵視されるかもしれなくなるこっちの身にもなれよ。それにそんな出鱈目言いふらしたら、君にもダメージが行くことを忘れてない?」
「はぁ・・・どうしても出る気はないんだね」
「最初からそう言ってるじゃん」
そんな下らない、いつも通りの言い争いをしているうちに決勝戦の始まる時間が近付いてきてしまった。
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やはり決勝ということもあってか、それともここに立っているの人が有名人ばっかりだからか、今までで一番の歓声が上がっている。
『戦律の魔女』クイーンヴェール女学院序列一位、世界の歌姫のシルヴィア=リューネハイム
『孤毒の魔女』レヴォルフ黒学院序列一位、『王竜星武祭』二連覇『鳳凰星武祭』優勝のオーフェリア=ランドルーフェン
『華焔の魔女』星導館学園序列五位、リーゼルタニア国の第一王女のユリス=アレクシア=フォン=リースフェルト
二つ名無し、序列外、『鳳凰星武祭』優勝の花園日向
・・・僕だけすごく場違いな気がする。というか僕以外の人たちの肩書きがおかしいだけだよ!僕は悪くない!はずだ・・・
あの選手紹介のやつ要らないですよね?あれ書くの面倒なんすよ・・・