バトルセレモニアも終わり、学校の授業も終わり、今年ももうすぐ終わる。冬休みの期間は特に何をやるかは決まっていないが、実家に帰るのもいいかもしれない。
とりあえず今日の休日は何もせずに寮の部屋で一日ゲームでもしていいよう。こんな暇なときは某SRPGのファイアー〇ムブレムifでもやろうかな。王族最強戦、あれまだ全部の隊クリアできてないんだよね。カミラ隊とサクラ隊が鬼門すぎる。それに最強戦とか言いながら全部の隊で一つの隊をフルボッコにしてくるのはどうかと思う。
そんな下らない事を考えていたら、電話がかかってきた。誰からか確認するとオーフェリアさんからだった。珍しいこともあるもんだ。
「もしもし、オーフェリアさん?どうしたの電話なんかして、珍しいね?」
『ええ、少しね。あなた、冬休みはどうやって過ごすつもりなの?』
「特に何も考えてなかったんだけど、どこか行きたいところでもあるの?」
『リーゼルタニアに行かないかしら?』
「リーゼルタニア?どうして?」
『この前の鳳凰星武祭の願いで、私がいた孤児院に多額の寄付金を送ったの。それに私も、その・・・あなたのおかげで自由になれたから、お世話になってたシスターたちに挨拶がしたくて・・・』
オーフェリアさんが鳳凰星武祭で願ったことは孤児院にお金を送ること。借金を確実に返済出来て、尚且つ今後も不自由することなく暮らしていける多額のお金。バトルセレモニアでは自分の魔女としての能力を押さえられないかどうか、という願いらしい。これに関しては綾斗君のお姉さんの遥さんの魔女としての能力、『万物を戒める禁獄の力』で綾斗君の力に枷をしていたみたいに、オーフェリアさんの能力を弱体化させることができるらしい。
ユリスさんの願いが遥さんの捜索らしい。オーフェリアさんのためっていうのもあるらしいんだけど、綾斗君のためでもあるらしい。
「分かった。じゃあ日にちとか決まったらまた連絡してくれる?」
『ええ、分かったわ』
そうして通話が終了する。
やっとゲームができると思ったら、また電話がかかってきた。相手はシルヴィだった。
(・・・なんだろう、すごく嫌な予感がする)
ずっと放置するわけにもいかないのでとりあえず出る。
『ヤッホー、日向君。元気?』
「さっきまで元気だったけど、今の一言で何か色々と萎えた。というわけで僕は一休みしたいから電話を切ろうと思うんだけど構わない?」
『いいわけないでしょ!どうしてそんなに私の扱いが雑なの?!』
「はぁ・・・いったい何の用?」
『冬休み暇?』
「冬休み?ついさっきオーフェリアさんとリーゼルタニアに行くことになったけど、日にちによっては暇」
『じゃあ私の欧州ツアー見に来てよ』
「普通に嫌だけど」
『ちょっと!どうしてすぐに断るの!』
「だって面倒だし」
『酷い!私とは遊びだったんだ、よよよよ・・・』
「ああはいはい、それでいつなの?日にちによっては行けるかもしれないけど?」
『最終日だよ。もうチケットは君の寮の部屋に送ってあるから、多分今日中に届くんじゃないかな?』
「どっちにしろ選択肢ないじゃん!」
『まあまあ、本来ならとんでもない倍率との勝負なんだけど、ペトラさん、クイーンヴェール理事長に無理言ってチケット確保したんだから、絶対見にきてよね』
「転売すれば儲かる。どうしよっかな~?」
『そんなことしたら泣かす。レヴォルフに乗り込んで泣かす』
「言っておくけど、君には個人的な恨みがまだいくつか残ってるんだからね?乗り込んで来るんなら手加減しないよ?掃除機みたいな煌式武装を携えて乗り込んでくればいいさ!」
『君本当に覚えておきなさいよ・・・用件はそれだけ、じゃあね』
通話が終了する。どうしてこうも不毛なやり取りが繰り返されるんだろうか・・・
なんか本当にゲームをやる気がなくなってきた・・・特にやりたいこともあるわけじゃないし・・・今日は一日寝て過ごそう
良いお年を!(残り三時間)
なお作者は王族最強戦は全部の隊クリアしてます