レヴォルフの男の娘・・・おい!   作:クッペ

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リムシィファンの方が居たらごめんなさい!


鳳凰星武祭~本戦~①

 

『それでは『鳳凰星武祭』本戦第一試合!開始!』

 

 その合図とともに僕は先手必勝と言わんばかりに、アルディ君?に切り込む。しかしアルディ君の防御障壁はやはり厄介だ。僕の煌式武装じゃびくともしないや・・・

 この防御障壁を破れるのって、それこそ綾斗君の『黒炉の魔剣』とかの純正煌式武装とか、オーフェリアさんの圧倒的火力とかなんじゃないの?

 今度は星辰力を多めに込めて切りかかる。流星闘技ギリギリの星辰力を込めるが、やはり防御障壁は破れそうになかった

 

「やっぱり、君の防御障壁は厄介だね。僕じゃあ破れそうにないや・・・今まで一分のハンデをあげていたのも、納得できる固さだね」

 

「フハハハハ!並みの煌式武装では我輩の障壁は絶対に突破できないのである!純正煌式武装でもモノによっては突破できないのだから、貴殿の煌式武装でどんなに攻撃を与えても無駄である!」

 

「確かにそうかもしれないね。僕じゃあどうあがいても君の障壁を、火力で突破できそうにないや。僕の魔術師としての能力も、機械の君には分が悪いしね。でも、僕の目的は君を倒すことじゃないんだ。勿論倒せれば一番良いんだけど、君の障壁を突破するのは僕とオーフェリアさんの二人の力だよ!」

 

「それまでに貴殿を倒せば問題ないのである!」

 

 ハンマー型の煌式武装で殴りかかってくる。しかしハンマーの重い打撃は動きが読みやすい。暗器などは持ってはいないと思うが、念のためそれを躱せる、余裕を持った距離感で攻撃を回避する。

 攻撃後の隙をついては斬撃を入れているが、やはり単調な攻撃では通じないようだ。

 いったん僕は大きく距離を取って一息入れる。

 

「ヌ?何をするつもりだ?」

 

「君にはどうやら単調な切込みは通じなさそうだからね。それに君は人工知能、学習能力もかなり高い。でも、今まで見てこなかったパターンに関しては、対応が遅れるんじゃないかな!」

 

 そう言って星辰力を使って一時的に移動を爆発的に高める。その移動の力を加えたままアルディ君に切りかかる、と見せかけていったんフェイントを入れて再び切りかかる。この速さにはついてこれなかったのか、フェイントが効いたのか、どっちにしてもアルディ君たちが今まで戦ってきた中で高速移動をしながら戦ってきた学生はいなかった。さらに機会という特性を利用して、簡単なフェイントにも引っ掛かりやすいらしい。それを織り交ぜた攻撃をすれば、防御障壁を展開する前に攻撃を与えられた。

 

「ヌ!我輩が攻撃を食らうとは」

 

「力任せに戦うだけが君の障壁を突破する手段じゃないってことだよ。戦いが苦手な僕でも、フェイントを入れたり速く移動することならできるんだ」

 

「貴殿が戦いが苦手?冗談は止すが良い!貴殿は我輩がこの星武祭で戦ってきた中で、間違いなく最強である!」

 

 まぁ確かに攻撃を入れられたのは僕が初めてらしいから、君の中ではそうなのかもしれないけど。

 でも今の一撃で校章を破壊できなかったのは痛かったな・・・学習能力が高いってことは、二度は同じ手は通じないということだ・・・

 

「どうやら無駄話をしていられるのはここまでのようである!では続きと――」

 

 アルディ君がそう言って武器を構えると、オーフェリアさんとリムシィさんが戦っている方で、なんか戦闘中になってはいけない音が鳴った。

 なんかジュワ~って音が聞こえたんだけどどういうこと?

 気になったのでオーフェリアさんの方へ目を向けてみると、首だけを残してリムシィさんの身体が消滅していた・・・

 

『カミラ・パレード、意識消失』

 

 あれ・・・?パーツが転がってないってことは、もしかして溶かした?そうしないとさっきの音とこの状況のつじつまが合わない・・・

 オーフェリアさんがこっちは片付いたと言うようにこちらを見てくる。しかしアルディ君からしたら、次はお前の番だ、とでも解釈したのだろう。これは流石に・・・

 

「ええっと・・・続ける?」

 

「・・・投了してもよろしいだろうか?」

 

『試合終了ー!勝者は≪オーフェリア・ランドルーフェン、花園日向≫ペアだー!』

 

* * * * * * * * * *

 

「お疲れ、オーフェリアさん・・・えっと、どうやって倒したの?」

 

「敵の攻撃を全部防いで、私の毒で身体を溶かしたわ」

 

 やっぱり!あの音って溶かした音だったのか!これって弁償とかなのかな・・・?流石にパーツが無いんじゃ修復は不可能だろうし・・・

 控室で頭を悩ませていると、来客があった。誰が来たのかを確かめると、アルルカントのエルネスタさんとカミラさんだった。後ろにはアルディ君が控えていて、エルネスタさんはリムシィさんの首をもって泣きそうになってる・・・

 

「入ってもいいだろうか?」

 

 カミラさんの方がそう尋ねて来たので、オーフェリアさんに確認を取ると首を縦に振った。

 

「えぇ、どうぞ・・・」

 

 正直このタイミングでくるって、文句言われるに決まってるじゃん!来てほしくなかったし、できればこのまま帰ってほしかった・・・

 

「失礼する」

 

「ええっと・・・その・・・修復不可能な状態にしてしまって申し訳ないです・・・」

 

 何で僕が謝ってるんだろう。謝るとしたらオーフェリアさんのはずなのだが、我関せずの状態を崩さないので、しょうがないから僕が謝っておく。

 

「・・・か・・・」

 

「え?」

 

「ここまですることないじゃんか!」

 

 はい!おっしゃる通りでございます!ただこのことを僕に行っても仕方がないとは思いませんかね!?

 

「なんでここまでしたのさ!これじゃあ修復できないじゃんか!ある程度壊されるのは覚悟の上だったけど、ここまでとは思わなかったよ・・・」

 

 そう言って泣き始めるエルネスタさん。いや、この状況をどうしろと?

 

「言いたいことはそれだけかしら?」

 

 え?オーフェリアさん?

 

「それで終わりなら、私はこれで失礼させていただくわ」

 

 そう言って部屋を出ていくオーフェリアさんを見送る僕たち。

 

「すまない、エルネスタがどうしてもっていうから連れて来たんだが・・・」

 

「いえ、こっちも申し訳ないことをしたと思いますので・・・アルディ君もごめんね?あんな形で試合が終わっちゃって」

 

「日向殿の所為ではないのである。今回負けたのは我々の力が及ばなかっただけの事。また貴殿と戦える機会があったら、ぜひお相手いただきたい」

 

「え?ま、まぁ機会があったらね」

 

 正直戦っても勝ち筋が見えない。だがまぁ、こういう風に挑まれるのも、たまにはいいのかもしれないや。

 エルネスタさんはカミラさんが連れて帰った。僕も次の試合に備えて、帰らせてもらおうかな。次の試合は特に問題なさそうだから、その次に当たる可能性が高い、綺凛ちゃんと沙夜ちゃんのペアの方が大変そうだな・・・




他のヒロイン希望とかありますかね?ありそうなら活動報告の方に載せておくので、そこに書き込んでください。極力入れられるように努力します
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