Fate-LoveLive!sunshine!! 作:ルアード
鞠莉と梨子は果南のもとへ向かっていた
鞠莉「…」
梨子「鞠莉さん。さっきからどうしたんですか?」
鞠莉「果南のクラスは何かと考えていてね」
梨子「たしかに、大分絞れますね。千歌ちゃんがセイバー、曜ちゃんがライダー」
鞠莉「そして、ランサーが善子。アーチャーとバーサーカーは私達ね」
梨子「残っているのはキャスターとアサシンでしたよね」
鞠莉「そう。どちらも正面から戦わないクラスデース」
梨子「もしかしたら、もう…」
それまで、普通に歩いていた二人の足が少し遅くなる。回りに気を配っている証拠だった
アーチャー(マスター…気をつけて。見られてる)
梨子「鞠莉さん。誰かいます」
鞠莉「隠れてるってことは…アサシンかしら?」
アサシン「ご名答…」
鞠莉横にアサシンが突然現れる
鞠莉「What!?」
鞠莉は驚いて倒れながらリングを庇う
アサシン「御免。汝には悪いが腕を切り落としてでも破壊させてもらう」
バーサーカー「チッ!」
バーサーカーが霊体化を解いてアサシンの前に現れる
梨子「アーチャーも!」
アーチャー「はいよ!」
アーチャーは銃を引き抜きアサシンを撃つ。アサシンは避けて間合いを取る。
アサシン「えらく魔力消費していますね」
アサシンは不敵に笑って挑発する
梨子「こっちで何とかします。鞠莉さんは果南さんの所へ」
鞠莉「残念ながら、多分アサシンのマスターは」
アサシン「さぁ、誰でしょう?」
梨子「っ…なら、アーチャー!アサシンを!」
アーチャー「はあっ!」
アーチャーは銃を乱射するがアサシンは避けていく
アーチャー(おかしいよ。マスター。反撃がない)
不気味なほどにアサシンが攻撃態勢をとらない。すべての攻撃を避けるか弾くかしている
バーサーカー「うらっ!」
魔力がつきかけているバーサーカーの弱々しい隙だらけの攻撃も防ぐだけだ。反撃しない
アサシン「ふふふ…」
ドロン!
アサシンが煙玉を投げて周りが煙に包まれる
鞠莉「んなっ!?」
アサシンは鞠莉とバーサーカー、梨子とアサシンをそれぞれ逆方向へ蹴りつける
そして、煙が晴れる
果南「やっぱり鞠莉だったんだね」
アサシンの隣に果南がいる
鞠莉「果南…」
バーサーカー「く…」
梨子とアーチャーの煙も晴れてきた
梨子「くっ、鞠莉さん、どこ?」
アサシン「もう少し、付き合ってもらいます」
梨子「アーチャー!」
アーチャー「そこ、どいてよ!」
銃を乱射する
アサシン「ぐあっ!?」
アサシンが消える
アーチャー「!?」
梨子とアーチャーは驚く。なぜなら、目に見える光景が信じられない。見えてるだけで9人のアサシンがいたのだ。
アサシン「分身の術…ふふふ、僕らは皆分身、本体はそろそろ金髪の娘を落としてますかね」
アーチャー「わぁお、ジャパニーズニンジャときたか…マスターやばいねこれ」
アーチャーが静かに笑う
鞠莉「バーサーカー!戦うわよ」
バーサーカー「ああ!」
果南「やめときなよ。魔力が尽きかけてるんだから。ほら、リングを差し出して」
アサシン「主殿の言う通りです。降参を推奨します」
鞠莉「諦めるもんですか!」
鞠莉の令呪の一画が光る
鞠莉「令呪によってorder!バーサーカーにこの戦闘に必要な魔力を!!」
バーサーカー「ウオォォォ!!いくぜ!大将!!」
バーサーカーに活気が戻る。振り下げたマサカリはもう弱々しい頃を思い出させない
アサシン「くっ…」
果南「バーサーカーは無視でいい!リングを!」
アサシン「御意!!」
アサシンはバーサーカーのマサカリを受け流し、無駄のない動きで鞠莉に迫る
バーサーカー「まてっ。この!」
バーサーカーはアサシンとのすれ違い様にアサシンの服をつかむ。だが、アサシンは体全体を使い、その手を折りにいく
バーサーカー「ぐぁぁ!」
バーサーカーはあまりの痛さにマサカリを落としアサシンを体から離そうとする
鞠莉「第二の令呪をorder!バーサーカー!すべての痛覚を遮断せよ!」
鞠莉の二画目の令呪が光る
バーサーカー「ナイスだ大将!」
痛覚を遮断したバーサーカーは腕にしがみついているアサシンを力いっぱい投げる
アサシン「なっ!?」
アサシンは受け身こそ取れたものの吹っ飛ばされてしまう。
鞠莉「よし!」
果南「鞠莉はダメだね…周りがすぐ見えなくなる」
鞠莉「え…」
いつの間にか鞠莉の隣に来ていた果南がアサシンから貰ったであろうクナイを思いっきり魔力リングに突き刺す
バキィ
リングの壊れる鈍い音がし、戦っていたバーサーカーが白い枠の様なものに包まれる
鞠莉「まだ、せめて…」
鞠莉の今にも消えそうな令呪が光る
アサシン「っ…」
アサシンは危険を察知してバーサーカーを蹴りはなそうとする。しかし、蹴るための足をバーサーカーに捕まれてしまう
鞠莉「最後の令呪をorder!!坂田金時!宝具を放ち、アサシンを道ずれにせよ!」
バーサーカーの体全体から電撃が溢れる。魔力リングからの魔力ではなく、令呪による魔力なので電気量は午前の比じゃない
バーサーカー「『黄金衝撃』!!!!」
宝具を発動したバーサーカーは地面に膝をつく
鞠莉「そ…んな…」
立っていた。バーサーカーの全身全霊の攻撃を直撃した筈なのに確かにアサシンは立っていた
アサシン「はぁ、はぁ、ありがとうございます。主殿」
果南「令呪二画か…まぁ、仕方ないね」
バーサーカー「ち、くしょう…」
バーサーカーは今にも消えかけている
果南「さて、と」
果南が膝をつくバーサーカー…坂田金時と同じ目線に屈む
果南「ねぇ、バーサーカーいや、金時さん」
果南が金時に言った言葉はこの聖杯戦争を大きく変えることとなる
果南「私のサーヴァントにならない?」
バーサーカー「ああん?」
果南「金時さんは今、魔力が供給されなくて消えかけている。でも、私と契約すれば魔力が供給されて、まだ生きれる。戦える」
果南の目は常に真っ直ぐ金時を見ていた
果南「私の聖杯にかける願いはただ一つ、浦の星女学院を廃校の危機から救いたい」
金時「だから勝ちたい。そのために手駒を増やしたいってわけか?」
果南「うん。これが、私の正義だから!」
金時「大将!」
鞠莉に金時がきく
金時「大将の夢も、廃校から救う。だよな!」
鞠莉「yes」
金時「なら、マスターが変わっても本質は変わらねぇ。いいぜ嬢ちゃん。それに乗った」
果南「本当!」
金時「あぁ、だが、ひとつ聞く。サーヴァントを2基持てるのか?そのリングで」
アサシン「大丈夫です。僕は低燃費なので。もう1基なら余裕のはずです」
金時「ならいいや。大将、あんたの夢はこの嬢ちゃんと叶えてやる」
果南「鞠莉、任せて」
鞠莉「ええ、果南なら。私が負けたのが果南でよかった」
半分以上消えかかっている金時に果南は手を差し伸べる
果南「汝、我がサーヴァントとして契約せよ」
金時は果南の小さな手を力強く握った
金時「おう!やろうぜ嬢ちゃん!」
果南編は一旦終了。次からは花丸メインで1、2話付き合っていただきます。