よっとんです!
さて、2話目です
なんで、こっちの方が投稿早いんだろうと思っている方
僕もそれはわかりません!
ただ、僕は描きたいものを書いている!
それだけです!
それこそが作家のあるべき姿だと僕は思います!
それでは本編をお楽しみください
昼休み
俺は大学の食堂で友人と昼飯を食べながら今朝のことを話していた。
「で、結局渡辺さんとは何もなかったわけ?」
「何もないっていうか、朝まで寝てたからな…」
「自分の服とかは乱れたりとかは?」
「全く」
「なんだよ、てっきりシデが渡辺さんといい関係になったかと楽しみにしてたのによ」
「いや、俺はそういうことになろうとしても絶対しないから」
「さぁ、それはどうか?」
友人は気色悪い笑い方をしながらカレーを食べる。
このゲスい友人の名前は
よくマエッさんと呼ばれているので俺もそう呼んでいる。
こいつとは同じ学科で、初めての講義の時に隣の席になって少し話すようになってから流れで友達になった。
そして、今朝の出来事の原因はこいつにある。
マエっさんは女の子と仲良くなりたいという理由でうちの大学のテニスサークルに入りたいと言っていた。
そして、テニスサークルの新入生歓迎会が開かれるのを聞いて、1人で行くのは気がひけるから俺を同伴させた。
ここまでは別に構わない。俺も暇だったし。
問題はここからだ。
俺は20歳までは絶対に酒は飲まないと決めていて、歓迎会でのコーラしか飲んでなかった。
そこに、酔っ払ったマエっさんが俺のところにやってきて、うまいジュースがあるからと言ってカクテルを渡して来た。
それをジュースだと信じ込んでいた俺はカクテルを飲んでしまった。
しかも、案外美味しかったので一気飲み。
それで酒に慣れてない俺は酔っ払って、そこからマエっさんに誘われるがままにカクテルを飲み続けノックダウン。
そして今朝のようなことになった。
「てかさ、酒飲まないって知ってたのになんで俺に酒飲ましたの?」
「だって、酔っ払ったシデがどうなるか見て見たかったからさ」
俺はこのときこいつに殺意を抱いてしまった。
それに全く悪びれた様子もなく、カレー食っている。
殴りたい。
こいつのしょうもない要望のせいで、俺は渡辺さんに色んな迷惑をかけてしまったのか。
次会った時にまたちゃんと謝ろう。
俺は食べ終えた食器が置かれたトレーを持って、移動しようとした。
「あれ、シデもう行くの?俺まだ食ってるし待ってよ!」
マエっさんが俺をとめようとしたが、俺はここにいたくない。
何故なら、これ以上マエっさんといたらストレスしか溜まらないからだ。
「ちょっと教授に今日の講義で聞きたいことがあるから聞いてくる。
次の講義ないし、マエっさんはゆっくり食べといて」
「あ、ちょっとくらい待ってくれよ!!おい!」
呼び止める声を無視して、食堂を後にした。
あれから俺は当てもなくぶらぶらして、普段は来ない他学科のキャンパスにいた。
少し先に休憩スペースがあったので、自販機で飲み物を買って休むことにした。
ここは本館から少し離れてるのもあってか、人が少ない。
しかも、今は授業が始まっているのでとても静かだ。
大学の中にもこうやって静かに休める場所があるなんて知らなかった。
また、暇があったら来てみよう。
そう思いながらベンチに身体を預けてダラーンとしていた。
それから5分くらいたった頃だった。
「あれ、東出君だ!」
聞き覚えのある声が聞こえたので起き上がってみると、俺の前に渡辺さんがいた。
「こんなところで何してるの?」
「えっと、次の講義まで暇だからぶらぶらしてたらいい休憩場所があったからくつろいでたって感じ」
「あ、じゃあ休憩の邪魔しちゃったね。ごめんね」
「いや、全然大丈夫。それよりも渡辺さんはなんでここに?」
「私はここのキャンパスの学科の子と友達で、お昼ご飯をこっちで食べた帰りにここを通りかかったの」
すると渡辺さんは俺の横に座った。
座るのはいいんだけど、なんかめちゃくちゃ近い気がする。
普通に肩と肩がぶつかるくらいの距離だ。
「わ、渡辺さん近くない?」
「そうかな?私はそうは思わないよ?」
「そうですか…」
渡辺さんと知り合って半日しか経ってないけど、俺はすごい心配になる。
もしかして、渡辺さん誰にでもオープンなんじゃないかと。
喋ったこともない男を家に泊まらなり、距離感がめちゃくちゃ近かったり。
渡辺さん凄い可愛いし優しいから、変な気を起こした男に何かされるんじゃないかと心配になる。
しかも、本人はその気がないっていうのが一番可愛い。
けど、彼氏でもない知り合ったばかりの奴がこのことを注意するのもなぁ…
どうしたものか。
「ねぇ、渡辺さん。話するのもなんだしカフェとか行かない?」
「え、せっかく東出君がここで休んでたのに悪いよ。」
「そう?なら、何か飲む?飲みたいものがあったら言ってよ」
「自分で出すから大丈夫だよ!」
「これくらい俺に出させてよ。今朝のお礼って言ったら足りないけど」
「わかった。じゃありんごジュースがいいな」
「了解」
渡辺さんにりんごジュースを渡して俺はまた座る。
「東出君は時間が空いた時はよくこんな風にしてるの?」
「普段は友達とかと食堂か共有スペースで駄弁ってるかな。今日は1人になりたい気分だったからここに来たんだ」
「1人になりたい時ってあるよね。私はそういう時何してるかな?」
「それはひとそれぞれだからね。それにこういうのって意識しないからこそストレス解消になるんじゃないかな」
「なるほど!東出君かっこいいこと言うね!」
「かっこいいか…」
たとえ、お世辞でも女の子からかっこいいと言われると嬉しいな。
俺は少しにやけた。
それから特に話すこともなく、二人でボーとしていた。
「あ、1人になりたい時にどんなことしてるかわかったかも」
「本当?」
「うん!私そういう時はネットとかで服を見たりしてる!」
「服か、女の子らしくていいね」
「東出君は服とか興味ある?」
「いや、あんまりないかな。普段家だとジャージとかだし、出かける時とかの服も高校時代に親とか友達に選んでもらったものを着まわしてるだけだし」
「えー、勿体無いよ!東出君背も高いし、スタイルもいいんだからオシャレしないと!」
なんか、服のことになると渡辺さん元気に情熱まで入って来た感じがするんだけど。
「そう言われても俺ファッションとかよくわからないし、どんなのがいいかとかも」
「じゃあ私が選んであげる!」
「渡辺が?」
「そう、東出君近いうちで時間ある日とかは?」
「えっと、近いうちだと今週の土曜とかかな?」
「今週の土曜日だね、じゃあその日に一緒に服見に行こうよ!」
「わ、わかった」
なんか、熱意におされてオッケーしちゃったけど…
ピロピロリン、ピロピロリン
渡辺さんのケータイが鳴った。
反応を見ると着信らしい。
「ごめんね、電話かかって来ちゃった」
「気にしないで出ていいよ」
渡辺さんはジェスチャーで謝りながら電話に出た。
「もしもし、何かあったの?」
「あ、忘れてた!ごめん、今からそっち行くね」
電話を切った。
「ごめん、忘れ物しちゃったから取りに行かないといけないから先行くね」
「わかった。気をつけて行ってきて」
「ありがとう、服見に行く日にちとかはまた後で決めようね」
「うん」
「じゃあ、また次の講義で!」
そう言い残して、渡辺さんを走っていった。
渡辺さん走るの結構速いな。
てか、俺なんか流れで渡辺さんとショッピング行く約束しちゃったじゃん!
今まで女子と出かけたことなんてない俺だけど、大丈夫かな?
改めまして、こんにちわ
よっとんです
最後まで読んでいただき誠にありがとうございます。
今回はあまり進展がないように思えた方もいらっしゃると思いますが、実は僕こういう日常の一片を書くのが凄い好きなんです。
なぜかと言うとそういうところにこそ登場人物の性格や個性なんかが出ると思っているからです。
これからもこういう回があると思いますが、どうか温かい目で見守ってくれると幸いです。
それでは、今回はここでさよなら。
また次回お会いしましょう