あとは自分で書き始めますので応援よろしくお願いします
…完結するかな…
再び生暖かい何かが頬を舐める。
私はそれがフォウの舌かと思い、瞼を開く。
まるで初めて会った廊下での時の様にキリエライトが自分をかがんで見つめていた。
「ドルべさん、しっかりしてください!ドルべさん!」
「うぅ…キリエライト?その姿…それに、ここは…?」
私はキリエライトを含む回りの様子を見回す。
服装は最初に出会った時とは変わっていた。
眼鏡を外し、黒いスーツの様な軽い鎧を身に着けていた。
瀕死の重傷だった体が、最初からそうでなかったかのように怪我がなくなっていた。
何より十字のような大きな盾を細い腕がなんでもないようかのように握られていた。
「その巨大な盾…それにその装備は何だ?今までそのような装備は…」
「それについては後ほど説明します。その前に、今は周りをご覧ください。」
「囲まれたか。」
そこには骨で作られた人型の形をした骸骨のモンスター、スケルトンが何十体もならび、我々を囲んでいた。
「言語による意思の疎通は不可能、敵性生物と判断します。任せてください、私が戦います」
「キリエライト、戦えるのか?」
「はい。今この身には英霊の力が宿っていますから」
「英霊…それは一体…?」
盾を構えるマシュに自分も何か出来ないかと頭を回した。
そのとき、わずかな光と共に左腕にえも言えぬ感覚が確かに感覚野を刺激する。
私はその腕を見る。そこには青いラインのはいった白色の隆起物が存在した。
人となる前に幾度となく見たもの。
バリアンの姿で使っていたもの。
そこには幾枚ものカードがセットされていた。
「マスター、それは…?」
「…これは…そうか、これなら行けるな。」
そういって私はカードの束─デッキの上から5枚のカードを引く。
「一体…何を…」
その言葉をよそに、私は5枚の手札から1枚を取り出す。
「私は手札から光天使ソードを召喚!」
すると光の輪から剣先を下に向けたモンスターが現れる。
光天使 ソードだ。
「モンスターが…実体化した!?それに、この魔力は…!?」
「ソード!周囲のスケルトンを蹴散らせ!」
それに従うかのように、ソードは回転し周囲のスケルトンを斬りさいていく。
「やはりここは異世界、ならば使えるな…デュエルの力が使えるなら運がいい、と言うところだな。」
「すごい…これなら行けます!」
「一気に行くぞ、いいな?」
「はい!」
そうして私たちは、燃え盛る町を駆け出した。
─フードを被った青い術士が、後ろからみていたことには気が付かなかった。
─別のところからは二振りの短剣を握る黒い男が、観察していたことにも…
七皇の次回予告
炎の町を駆け抜けるドルべとかわいこちゃん
そして態度のでかいアマと合流するぅ!
ってなんでお前がそれもってんだよ!
次回「顕現する天馬」
くたばんじゃねぇぞ?ドォルベェ!
(ベクター)