DARK SOULS〜Human prise〜 作:リューラ
忍び足で後ろから近づきこちらに気づいていない、亡者の喉元に直剣の柄を捩じ込み暗殺する。これでこのあたりの亡者達は全部か?
またこの感覚か…何度目になるかもわからないが自分の中になにかが入り込んでくる感覚とともに頭に情報が流れ込む。どうやら俺はもうまともな人間じゃなくなったらしい。先ほどから亡者を殺す度に自分の中に入り込んで来ているのはソウル…つまりあの亡者たちの魂らしい。つまり俺は魂喰いのバケモノとなったようだ。
まぁ、悪いことばかりではないので前向きに考えよう。
どうやら自分に身につけた装備や武器などもソウル状態にして取り込むこともできるようだ。試しに今しがた暗殺した亡者の持っていた直剣を手に取り取り込むことを意識してみると直剣はその輪郭を薄れさせ、光るソウル体となって俺の中に入ってきた。また、その逆も然りだ。
ほかの亡者の武器とかも回収しとくか…
結局回収したのは先ほどの直剣とクロスボウだけでクロスボウの弾であるボルトにいたっては4本回収出来たのみだ。補給は絶望的なので完全にとはいわないがないと思っていた方がいいだろう。
亡者を倒している最中に見つけた沼地の方はいったん無視し、崖の方へと歩を進める。
あぁ、これ落ちたら即死だろうな。
そんなことを思いつつ崖から離れ、左側を向いてみると捻れた剣が刺してある焚き火後のようなものを見つける。とりあえず頭の中が?でいっぱいだ。なんなのだろうこれは?この地では篝火に剣を使うのが一般的なのか?燃えないだろ普通…
立ち止まっていても仕方ないので近づき捻れた剣を掴もうとする。しかし途端に自分の中が焼かれるような感覚に襲われ、触れる直前で手が止まる。するとその手から火が這い出してきて剣を伝わり篝火が息を吹き返したように燃え始める。
ぁァッ!なんだいまのは?!
理解不能な感覚に襲われた俺は思わず篝火から距離を取り、再びその篝火を観察する。剣が刺さっている以外は普通の篝火のはずで先ほどの感覚的にも危ないもののはずだと頭で理解しているのに不思議とその火を見ていると安心する。気がつけば俺は篝火の近くで腰を下ろし休んでいた。
休んでいたのは何分だったか何時間だったか。そろそろ前に進むかと思い、装備品などを確認する。ふとエスト瓶を見ると篝火で休む前より量が増えている。どうやらエスト瓶の補給は篝火でできるようだ。奪った直剣を見ると刃こぼれがなくなっている。
篝火から立ち上がり、前へと進んでみる。少しいった先にまたローブを着た亡者が座っている。しかし今度はなんだとある程度数が固まっている。正面から戦うしかなさそうだな。
亡者が2人こちらに気づいて顔をあげる。するとすぐに体を起こし武器を持ちこちらに近づいてくる。どちらも武器は折れた直剣のようだが、2体同時に相手取るのはキツイ。なんとか1体ずつ相手したいのだが…都合よくはいかないか。様子を見るために後退すると、相手の1体がこちらに向かって走りながら折れた直剣を振り払う。それを屈んで避けながらもう1体の動きに注視する。どうやらこちらは突っ込んでこないようだ。最初につっこんできた方が折れた直剣でこちらに突きを入れるより先にリーチで勝っているこちらの突きを入れ、そのまま骨と皮しかない身を斬り払う。まずは1体、と油断したのが不味かった。背中に焼けるような痛みが走る。意識が朦朧とするなか体をローリングさせその場から一旦引くと直剣持ちの亡者がいた。2体いた方の亡者に気を取られ逆側を確認していなかったか!
距離をとりエスト瓶を一口飲む。すると背中の痛みがなくなる。
戦闘は続行可能。先ほどの倒した亡者は動く様子なしだな。次は油断しない…確実に残りを殺していく。
直剣持ちが突撃してくる。ローリングしながら突撃を避わし横を取ると直剣で袈裟に裂く。横から折れた直剣持ちが走って来ているのは見えているので倒しきれていないが一旦直剣持ちから離れる。わけもなく折れた直剣持ちの突撃に合わせ蹴りを放ち、怯ませると直剣持ちが動くより先に突きをいれる。
これで2体目。目の前の折れた直剣持ちが脅威になるとは思えないが一瞬だけ回りのに目を向け、他には近くにいないことを確認し折れた直剣持ちに意識を戻す。折れた直剣持ちは乱雑にこちらを遠ざけるように武器を振り回す。それをローリングしながら避わし、後ろを取ると腹部に直剣を突き刺し、そのまま地面とキスさせてやる。動かないように体重をかける。しばらくすると抵抗もなくなったので直剣を抜き取る。
直剣持ちが来た方の道を覗くとちょっとした段差になっているので降りてみる。その先にも少し高い段差になっていた。よく見ると真下に亡者がいるようだ。直剣を逆手に構えながら落下攻撃を決めなにもさせずに殺す。
そこから朽ちたと思われる大門が見えた。
ようやくここまでたどり着きました。次回は灰の審判者 グンダ戦です。たぶん
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