DARK SOULS〜Human prise〜   作:リューラ

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ep.5

目覚めるとそこは小さな教会?だった。周りを見渡すと目の前に古びた木の扉、後ろには小さな聖杯のようなものと同じく小さな螺旋の剣があった。他に見るべき点もなかったので古びた木の扉を開け、外に出る。距離がかなりあるが城が見える。とてつもない巨大さだ。かつてこの国がどれだけ繁栄したのかがよくわかる。別の施設と繋がっているのだろう大きな橋も見えた。少し進むと階段があり、下を見ると足から先が木と一体化した亡者ががいた。しかも1体ではない。階段を下りそれに近づいてみるが動く気配はない。とりあえず安心だ。足から先が木と一体化した亡者のインパクトで気づかなかったが篝火がある。

これで3つ目だろうかいい加減火を灯す感覚にも慣れてきた。道は2つ。どちらも階段で下に降りられるようになっている。篝火から少し離れた方にある階段の様子を見る。一部の外壁が崩れており、いい感じに外観を見てとれそうな木の床があった。気配を感じ、右を見ると兵士の格好をした亡者が壁に寄りかかっていた。手にはクロスボウを持っているが、撃たせるより前に刀で喉元を貫きソウルに還らせる。下の様子を伺うとこちらに気づいていない亡者が2体、亡犬が2匹いた。面倒だし1度向こうも様子を見るか。そう思いもうひとつの階段の方へと進む。逆の階段を降りてみると祈るような仕草をしている亡者が5、6体はいるだろうか。さらにその奥にはもう死んでいるだろうドラゴンがいた。と、ドラゴンに気を取られたが木の横から徘徊中であろう亡者が出てくる。気づかれたのだろうこちらに走ってくる。武器は直剣のようだ。1度目の振り下ろしを避わし、少し距離を取り、刀を鞘に納め手を添える。馬鹿の一つ覚えのように再び振り下ろしをしてきたので刀で直剣を弾く。亡者は直剣ごと腕を大きく身体の外へと開き、胴体ががら空きになる。刀を胸に突き刺し、その状態のまま斬り払う。どうやら上手くいったらしい。刀の修練の結果が出たな。といってもまだまだ使いこなせていないし何より刀はその薄さ故脆い。忘れる必要はないが火力が欲しいここぞというとき以外は使用を控えるべきだろう。刀を鞘に納め、ソウルから槍と直剣を取り出す。当面はこいつらに頑張ってもらおう。

そんなことを考えながら進もうとしたところで少し進んだ先の階段から亡者が上がってくる。こちらに気づいたのか叫びながら手に持ったランタンのようなものを振っている。あれはまずい!確実に仲間を呼ぶ部類のものだ。早急に撃破するため槍を右手に直剣を左手に構え、駆ける。右手の槍で喉を貫き絶叫を無理やり止め、左手の剣で胴を薙ぐ。しかし遅かったのか半裸のダガー持ちの亡者がこちらに近づいてくる。それだけではない、半裸の亡者を右手の槍で牽制し周りを見ると先程まで祈るような仕草をしていた亡者たちがこちらを見ている。さらに階段の下からは直剣持ちの兵士亡者が上がってきている。だが幸いなことに祈っていた亡者たちは武器を持っていない。囲まれれば面倒なことには変わりないが今は包囲網が完成するより先に兵士亡者と半裸亡者を殺す!直剣を鞘に戻し槍を両手で構えると踏み込みながら周りを思い切り薙ぎ払う。兵士亡者には避けられたが不用意に近づいてきた半裸亡者ら複数を吹き飛ばす。槍を床に落とし左手で刀の鞘を少し上げ、右手を添える。接近していた兵士亡者に居合い抜刀。兵士亡者の首を飛ばすと床に落としいた槍の石突き辺りを踏み穂先の方から浮かせる。目の前にいた亡者を右手で持った刀で突き刺し左手で槍を回収し、後ろにいる亡者を見ることもなく槍の石突きで突き飛ばす。

 

ん、こんなもんか。

 

突き飛ばした亡者に槍の穂先を突き入れながら嘆息する。温存すると決めた瞬間にこれだ。先が思いやられる。

 

半裸の亡者が来た方向に上へ続いている階段があるのでそちらに進み、頭を少しだけ出して様子を見る。奥の方に絶叫する亡者がいる。どうやら祈っている亡者たちはあいつの指揮がなければこちらを襲ってこないらしいので絶叫亡者がこちらに気づくより前に一気に近づき直剣で喉を裂き、胴を薙ぐ。さらに上に行く階段があったので上っていると階段上から亡者の奇襲を受けそうになったが後ろに引き突きを避け、直剣で斬り殺す。階段の上には遠眼鏡があった。

 

まぁ、敵情視察程度には使えるだろ。俺が忘れてなければ。

 

階段を降り、兵士亡者が上がってき階段を下り建物の中へと入る。よ少し見えづらかったが左に先程と同じ兵士亡者が座り込んでいたので動くより先に槍の連続突きで始末する。近くあったテーブルの足の床に火炎壺があったので拾う。入口からは見えなかったが木の箱の後ろに亡者がいたらしい。拾いたての火炎壺を投げつけると周りの樽に引火物があったのか派手に爆発し亡者を焼き尽くす。

 

なるほど、樽には気を付けた方が良さそうだな。これもこれで使い道がありそうだが。

 

梯子以外に進む道はなさそうなので梯子を降りる。降りた先は鉄格子になっていた。もしかしたら監獄のような場所なのかもしれないな。ドアは開いており問題なく進めそうなので鉄格子を出てさらにその先から外に出られそうだ。扉はすでになく様子を伺うと盾と槍を持った亡者とクロスボウ装備の亡者がいた。盾持ち亡者はこちらに気づいたのか盾を構え警戒している。クロスボウ装備もこちらに狙いを付けようとしている。クロスボウは放たれると面倒なので相手が射撃体勢に入ったところで槍を投げつけて殺す。槍と盾装備の方は直剣を両手で構え、下から盾をめくり、がら空きになった胴に直剣を突き入れ殺した。クロスボウ装備に投げつけた槍を回収すると流石に無理が祟ったのか持ち手の部分にひびが入っていたので盾持ちの方の遺体から奪っておく。

階段を上がり先に進もうとすると階段の上には大量の亡者がいた。

 

建物の入口の扉は見えているのでその近くのやつらだけ排除するかと腹を括り階段を出ようとすると突然何かの叫び声が聞こえる。悪寒が走り階段を下へと急いで戻る。

 

ドォン!と巨体ななにかが降り立つ音がする。振り返り、階段の上を見ると入ろうとしていた建物の上に竜がいる。竜は口から生物を死に追いやる火炎を吐き出す。階段の上にいた亡者たちはたちまち焼き尽くされソウルに還った。竜と目が逢う。竜は再び大きく口を開き、火炎を吐く。階段の下の壁に身体を押し当てブレスを受けないようにする。

 

竜はこちらを見失ったのか建物の上に佇んでいる。全力で走れば竜の下の建物の中に入れそうだな。そう思い、竜が少し顔を逸らした瞬間に走り抜けようとする。再び竜と目が逢い、竜はこちらに目掛けて火炎のブレスを吐く。身体が火炎に炙られる前になんとか扉を開き中にへと入れた。向かい側に別の扉が見える。ひと安心だ。これで先に続く扉がなかったらまたあの竜の顔の前を横切らなければならなかった。近くの梯子を降り、下のフロアを見渡すと宝箱が見える。が様子がおかしい。今一瞬蓋の部分が独りでに開いたのだ。しかも歯のようなものも見えた。

 

1度梯子を登り宝箱が見える位置に行く。そこから火炎壺を投げつけ様子を見る。するとやはりというべきか蓋の部分が独りでに開きそこから亡者たちと同じ白くひび割れた長い手足と細い胴が出てくる。なんだこいつ…。所謂ミミックか?ミミックはこちらに気づき近づいてくるが流石に梯子を登るほどの知恵はないのかしたのほうでうろうろしている。上の床から飛び降りながら頭にあたる宝箱の部分に直剣を突き立てる。しかしそれだけで仕留めきれなかったのかまだ動いている。どんな攻撃をするかが分からず距離を取り情報を集めることに集中する。突然ミミックがジャンプしたかと思えばこちらに向かって飛びかかりながら蹴りを放ってきた。構えていた直剣でとっさにガードするももともと荒い使い方でガタがきていた刀身が半ばからへし折れてしまった。折れた直剣を捨てミミックの蹴りを避ける。後ろに回り込み刀の居合い攻撃で足を一本切り落とし無力化する。しかしミミックは身体を後ろに倒すとブリッジのような体勢になり、2本の腕と一本だけ残った足でバランスを保ち蓋の部分にある歯で噛みつこうとしてくる。異様な姿に軽く引きつつも刀を納め、背負っていた槍を取り出していつもの如くぶん投げる。それは頭にあまる宝箱の蓋の部分に刺さるとミミックはようやくソウルにへと還った。ミミックの中に入っていたのは深みのバトルアックスという戦闘用の斧でその刀身には闇を纏っている。

エスト瓶で回復したあと扉を抜けるとすぐ右に亡者がいた。深みのバトルアックスを取り出し動き出すより前にその頭蓋にへと刀身を叩きつける。直剣を失ってしまったがバトルアックスが手に入ったので戦力的にはプラスだろう。なにより攻撃力が高い代わりに耐久が低い刀を補う高耐久と闇を纏っていることによる安定した火力は直剣には無かったものだ。

頭蓋を割られソウルに還る亡者を横目に見つつ目の前の建物を見る。ガチャガチャと音を立てながら防御力の高そうな騎士が出てきた。武器は見る限りはロングソードと盾という王道のものだ。こちらに気づいたのか盾を構えつつ近づいてくる。こちらもバトルアックスを右手に持ち様子見に徹する。

来る!

 

騎士は唐突に走り出すと手にしたロングソードを振り払う。バックステップでそれを避けるが騎士は連続して斬撃を放つ。それをサイドステップやローリングを用いて回避する。最後の真横の振り払いを屈んで避け、バトルアックスを振り上げる。が騎士は盾でそれを受けとめる。ダメージといったダメージはないだろうが闇が盾を抜けた感じはある。

再び騎士の猛攻が始まる。盾を持っていないため回避するかパリィするかしか選択肢がない。だが今は回避に集中すべきだろう。騎士は今度は突きを中心に攻め立てて来る。騎士の攻撃を避けきると懐から火炎壺を取り出し自爆覚悟で騎士の近くで爆発させる。もちろんダメージを受けるのは盾を持っていないこちらだが狙いはダメージではなく相手の視界を奪うことだ。目的は達成している。

相手がこちらを見失っている隙に盾の内側に潜り込み盾を持っている左手をバトルアックスで斬り落とす。1度騎士から離れ刀に持ち替え、走りながら突きを繰り出す。騎士はこちらにはこれ以上好きにさせるものかと直剣を振るいこちらを遠ざけようとするがその一撃を見切り刀で迎撃パリィする。刀を手放しバトルアックスを腰から取り出すと騎士の顔面へと叩きつける。タフなのか騎士はまだソウルに還らないため残り少ない火炎壺をプレゼントしその場を離れる。

今度こそソウルに還る騎士を見つつエスト瓶で回復する。そろそろ補給しないとまずいな。騎士が出てきた建物に入ると黒い影が目に入る。それなりに速いが犬ほどではない。黒い影はこちらには駆けてくるがそれに合わせて左手でフードを被った亡者の顔を掴むと床に叩きつけバトルアックスで顔面を叩き割る。脇腹に違和感を感じる。もう1体いたのか。どうやら投げナイフを放ってきたらしい。大したダメージではないので今度はこちらが駆けつけると刀を逆手で抜き斬りつけ怯んでるところにバトルアックスで胴を薙ぐ。これで付近は終わりか。入口から見て右の扉を抜ける。階段を上がり、広間の様子を見るが敵影はなく、代わりに篝火がある。

 

ようやく休息が取れる。そう思いながら篝火の近くに腰かけ、少しの間意識を落とすのだった。

 

 

火の無い灰 ○○の世界が一時統合されました。

 




次回はオリキャラも入れていこうと思います。
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