緋弾のアリア 無力なヒーロー   作:通りすがりの床屋

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匿名の電話

ある日、非通知の電話がかかってきた

不審に思いながら、電話を取る

それは彼女の日常を壊す電話だった

 

『もしもし、君が時巌 銀子さんでオッケー?

俺か?そうだな……NE《エムイー》とでも呼んでくれ。

おっと、切るなよ怪しいのは否定しないが君を騙そうって気はないんだ。

切ったら何度でも掛け直してやる。

そうか!聞いてくれるか!ありがとう!

そう嫌そうな声を出すなよ傷付くだろ。ククッ。

前置きとか面倒だし、本題に入ろう。

前置きは十分してた?そんなことない。こんなもの序の口だぜ?

で、君の学校、そうそう東京武偵高校。

今、話題の武偵殺しの正体を君に教えてあげよう。

興味ないし、関係ない?

そういうなよ。確かに君が狙われることはないだろう。

彼女は明日にでも本命の遠山を狙うだろう。

おいおい、そんな気の抜けた声出すなよ。

仮にもクラスメイトが狙われてるんだぜ。

元Sランクだから自力で助かるだろうとか思ってる?

自分が無能だから知ったところでどうしようもないと思ってる?

図星か。

いやいや、否定することないぜ。

当然だけどある程度、君のことを調べて電話してるんだ。

遠山みたいに実力を隠してるわけではなく、正真正銘の落ちこぼれさん。

気を悪くしたかな?しないよな?

君は評価を正当なものだと受け入れて、諦めているものな。

で、諦めて諦めてないにしても自らの可能性を閉ざしている君よ。

自分の命より大事な友人がいるだろう。

彼女が君を友人と思っているかは兎も角だ。

彼女が大切なら、助けてやってほしい。

彼女を。

武偵殺しを。

そう、峰理子を。

彼女は知ってる通りビビりでな。

いつだって誰か自分を助けてくれるヒーローを心の底で待ってるんだよ。

 

信じるか信じないかは自由だ。

信じないなら、信じたくないならばどうぞ寝てろ。

きっと、お前にとって友人はその程度の存在だったってことだ。

信じるなら、明日の朝早くに遠山の自転車を調べて見ろ。

きっと、爆弾が仕掛けられている。

それをなんとかするだけで君は役者として舞台に上がれる。

きっと、無力な子供には荷が重い事件が連続するだろうな。

怖気づくなら関わらない方がいい。

この電話は聞かなかったことにしてくれ。

最後に戯言を。

 

 

無力を嘆く暇があったら、やるだけやって理子のヒーローになってみろよ』

 

プツッ、と電話は切れる

不快な声で好き放題言ってくれる

信じろというほうが無理だろ

でも、友人のためと言われたら行動しないわけにはいかない

聞かなかったことにしないという欲求に抗い、目覚まし時計をいつもより二時間早い時間にセットする

 

※ ※ ※

 

「さてさてさてはてさて、君は予想通りに動くかな?

それとも予定外で期待外れな行動を起こしてくれるかな?

どんな結果でも俺は楽しめるけど、損だけはさせないでくれよ」

 

電話を終えた少年は楽し気に笑う

 

 




はい、初めまして床屋です
床屋なのに小説とはこれ如何に?
細かいことは気にしてはいけない
実際に床屋なの爺ちゃんだからね!

さて、今回、オリ主が物語に参加する切っ掛けとなる一方的な電話だったわけですけども次回からは主人公とこの作品のヒロインとなるあの子が出てきます
キャラ180度くらい変わってるからね?
衝撃に備えよ
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