kanon~冬の奇跡~   作:和泉柳斗

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今回はいつもより少し長めのものとなっています。
前回短すぎたからそれを埋める感じ?で無意識的に長くなった感じです。(この時点で意味不明な文章)
最近また少し忙しくなってきたので次に投稿するのは月末辺りかな~?なんて思っているところだったりしてます。
まぁ期待しない程度に待っていて貰えたらと思っています。


またこれには
誤字脱字
意味不明な文章
誰がしゃべってんのかわかんねぇんだよおい
と言った成分が多分に含まれていると思うので指摘して貰えたらなと思っています。
感想も随時募集しています。
最後にこんな駄文でも読んでくださり有難うございます。
それでは楽しんでいってください


第13話~歓迎会~

「…いち、…きて。祐一、…だよ。はや…きて」

 

 

何でだろう何故かいつもとは違う目覚ましの音が聞こえる。

しかも体が揺れている。

地震か?でも地震なら緊急速報かなんかが来るはずだがどうなってるんだ?

しかも何かに掴まれている気もする。

疑問が深まるなか目を開くと目の前に名雪がいた。

なるほど、名雪が俺を起こすか...夢だな。

という訳でもう一眠り。

もしかしたら体験したことがあるのかもしれないが夢の中でまた眠ると言うのは驚きのことだ。

と思いながら寝直そうとすると

 

 

「もう、起きてってば~祐一」

 

 

と言う声と共にまた体が揺れた。

これは本当に夢なのか?取り敢えず起きることにする。

すると目の前にはやはり名雪がいてどこか疲れたような表情をしている。

 

 

「やっと起きた。もうそろそろ起きないと比企谷君が来ちゃうよ?」

「これは夢じゃないのか?」

「なんでそうなるの?」

「名雪が起こしに来てるから」

「ひどいよ~私だって早く起きることはあるんだよ」

「そうかそうか」

 

 

適当に流して目覚まし時計を見る。

名雪はそろそろ八幡が来る頃と言っているが目覚まし時計はまだ6時半辺りを指していた。

 

 

「おい名雪、まだ6時半くらいだぞ?」

「え?今は9時位のはずだよ」

「でも、時計は6時半になってるぞ?」

「祐一、この時計止まってるよ」

「は?何を言って…」

 

 

名雪に言われ時計を見つめ続けていると確かに秒針が全く動いてない。

ははっと思わず乾いた笑いがこぼれ夢であって欲しかったと強く思ったが現実は非情のようだ。

ありのままの事実(名雪に起こされると言う屈辱的?体験)を受け入れる。

名雪は用事があるからと言ってすぐに部屋を出ていったので服を着替える。

流石にもう朝食はないだろうなと思い一階に降りていくと有り難いことに朝食の準備がされておりかつラップでくるんであった。(多分秋子さんがやったのだろう)

やってくれた本人と思わしき人は居ないっぽいので心のなかで感謝しつつ朝食を食べる。

その後八幡が来るまで借りていた本の続きを読んで居ると家のチャイムが鳴った。

多分八幡が来たのであろう。

荷物を持ち(着替える時と一緒に準備していた)玄関に向かう。

ドアを開けるとやはり八幡がいた。

 

 

「よう、そんじゃ行くか」

「ああそうだな。道案内頼むぞ」

「任せろ。ただ近道使うから足元に気を付けろよ」

「普通の道は使わないのかよ」

「普通の道でもいいがそっちだと少し遠いんだよな。ちょっと入組んでたりするから結局近道使った方が効率がいいんだ」

「そ、そうなのか。まぁそれなら近道でいいな」

 

 

流石にこんな寒い中長く歩きたくもない。

そんなこんなで雑談をしながら士郎の家に向かう。

ちなみに雑談の内容はラノベ中心である。

しばらく歩いていると士郎の家に着いた。

 

 

「ここだ」

「ここってどこなんだ?」

「どこって言われてもこことしか言えないが」

 

 

指差されたところにはいかにも昔の日本の屋敷を思わせる屋敷だった。

しかもかなりでかい。

本当にここに住んでいるのか?

「取り敢えず入るぞ」

「お、おい大丈夫なのか?間違ってないんだよな?」

「あ?あぁ大丈夫だが?」

「本当か?」

「だから大丈夫だって言ってるだろ。早く入るぞ寒いし」

 

 

と言って八幡は屋敷の中に慣れたような感じで入っていった。

俺もあとに続いて入っていく。

門を潜るとどこか懐かしさを覚える建物が有り更に土蔵も見える。

今時珍しいなと思っていると屋敷の中から見たことのある赤い髪の毛の男子がこっちに向かってきた。

まじかよ。本当にここなのかよと驚愕していると

 

 

「準備で来てるから早く家に行くぞ」

「思ったより早かったな。着いてから少し待ち時間があると思ったんだが」

「臨時で手伝ってくれた人がいたお陰で思ったより早く終われたんだよ」

「まぁ待たんで良いのなら文句の付けようがないな」

「なんの話をしてるのか分からんが取り敢えず早く入りたい。寒いからな」

「そうだな。それじゃあ俺が案内するから付いてきてくれよ」

 

 

と言うことで士郎に付いていく。

士郎の家はやはりと言うべきか漫画などで見られるような内装をしていた。

しばらく進むとこの部屋だと言って部屋に入ように促された。

促されるまま部屋に入っていくとパンッパンッっと急に音がしたのでかなり驚いた。

しかし、部屋の中をよくよく見ると見知った顔が沢山ありその手元には全員クラッカーを手に持っていた。

一体なんの集まりだ?と思っていると

 

 

「「「月海原(つきみはら)学園へようこそ!」」」

「…は?これは一体どういうことだ?」

「何って祐一の歓迎会だよ」

「それは見たら分かる。てかなんで今日なんだ?他にもできそうな日はあっただろ」

「みんなの日程が合わなかったんだよ~。衛宮君がいなかったら多分そのまま流れてたと思うよ」

「そうなのか。取り敢えず士郎ありがとうな」

「いや、気にすんな友達だからこれくらい当たり前だよ」

「感謝くらいはさせてくれ。てか名雪、どこか行くってのはここだったのか」

「うん。人手足りなさそうだから一昨日料理手伝うよ~って言ったんだよ」

「まぁ水瀬のお陰で作業が結構捗ったな」

「名雪って意外と料理出来るのよね、普段はそうでもなさそうなのに」

「そうなの?」

「人によるだろ。てか水瀬は中学あたりで弁当自分で作ってなかったか?噂でそう聞いたんだが」

「そう言えばそうだったわね。忘れてたわ」

「もうやってないから仕方ないよ」

「驚きと言えば遠坂さんも料理出来たことかしら。あっ桜さんではなくて凛さんの方ね」

「なによそれ!私だって料理くらい出来るわよ。それにそれを言うなら雪ノ下さんも同じことでしょ」

「まぁまぁ姉さんと雪ノ下先輩落ち着いて」

 

 

どうやら凛と雪乃は犬猿の仲らしい。

いつもは片方だけか名雪がクッションになっているせいなのかこういうところを見るのは初めてだ。

 

 

「ご飯が冷めない内に早く食べよう。遠坂に雪ノ下も喧嘩してないで」

「「喧嘩なんてしてないわ(よ)」」

「さいですか」

「誰がどこに座るのか決まってるのか?」

「あーそれは適当だな。好きなところでいいぞ」

「と言ってもあっちの女勢のところに行きにくいからこの辺だろうけどな」

「そうだな。流石に向こう側には行きにくいな。混ぜるな危険ってのが揃ってるし」

「あら~それは一体だれのことかしら?是非聞かせてほしいわね相沢くん」

「少し癪だけどそれには同感よ遠坂さん。私にも是非聞かせてほしいところね」

「ソ、ソンナコトヨリハ、ハヤクゴハンヲタベヨウゼー」

 

 

うっかり口を滑らせたせいで変な汗をかく羽目になってしまったが取り敢えず食事をすることが出来そうだ。

主役らしいので俺が合掌することになりそうだったがなんとか説得して家主である士郎にその役を押し付けることができた。

食卓に並んでいた料理は和、洋、中華と言ったもので基本的に大皿に盛り付けてあり各々で好きなように取るバイキングみたいな形式だった。

更に言えば全ての料理が普通に旨い。

和食の代表として肉じゃがを例に取っていくと、じゃがいもが程よい固さでかつよく味が染み込んでいる。

それに加え人参やこんにゃく、肉との相性も言わずもがな。

ちなみに作ったのは名雪らしい。

料理の方も遺伝するんだな~っとなんとなく思った。

次に洋食。代表として選ぶとしたらピザだろう。

今回食卓にあるピザはトマトケチャップをベースに入ってて当たり前のチーズ、ベーコン、玉ねぎ、バジル、オリーブオイルが使っているらしい。

トマトを包み込むチーズのクリーミーな味わいにオリーブオイルの風味そして厚切りにされているベーコンの肉汁に少しとろけた玉ねぎの食感。

全てが計算ずくとでも言えるような味には驚いた。

聞いたところによると雪ノ下が作ったらしい。

周りからほとんど完璧にこなす(ほとんど八幡から聞いた話だが)と言われているのは伊達ではないなと感心した。

次に中華。これからは麻婆豆腐を選ぼう。

材料は豆腐、牛肉、あとは秘伝の香辛料や豆板醤などらしい。

これはとにかく辛いだがご飯がマッハと言えるほどのスピードで食べることができる気になる。(流石に辛くて3口位したら肉じゃがに走る。何て言うか料理でも安心できるな名雪は)

ただ、すごく旨い。辛さの後に来る旨さを俺程度の語彙力では表現できないだろう。

それくらい凄かった。

作ったのは凛らしいのだが本当に料理が出来るとは...

さっきの会話で出来ると本人は言っていたがここまでとは思わなかった。

他にも色々あるがここで話すのはやめよう。

なんせいちいち感想を言ってたらきりがない。

そして、昼食を全部食べきったところでちょっとしたゲームをすることになった。

題して王様ゲーム。いつの間にか由比ヶ浜がくじを作っていたらしくそれならやるかーといった感じでみんなが提案に乗ったからだ。

一応ルールとして変な命令はしない、出来ないことはさせないと言ったものだ。

ルールを確認したところでゲームを始める。

 

 

「せーの」

「「「王様だーれだ!」」」

「やったー私だよ~」

 

 

トップバッター名雪。

良い意味でも悪い意味でもぶれなさそうな命令をしてきそうだな。

 

 

「それで?どんな命令をするんだ?」

「え?考えてなかったよ~。う~ん…そうだ!私が6番さんにまっさーじをする」

「「「は(え)?」」」

「名雪、それ王様のすることじゃないぞ」

「そうよ、もっと他にあるでしょ!?」

「ただまぁ何て言うか水瀬っぽいよな」

「確かに先輩の言うとおり水瀬先輩らしさが出てます」

「流石水瀬さんね。ここにいる全員の予想を遥かに越えた回答を出すなんて」

「いや、ただ天然なだけだろ。あと人の良さが滲み出てるな」

「まぁ名雪ちゃんがそれで良いなら良いんじゃない?」

 

 

とまあ初っぱなから名雪が盛大にかましてくれたところで6番であった士郎がその恩恵を受けた。

曰く凄く気持ちよかったらしい。

その後も続け気づけば3時間過ぎていた。

ちょうど小腹が空いてきたのもあり一旦休憩時間を取ることにした。

休みながらお菓子を食べる。

どうやら一部は市販のものではなく手作りらしく作ったのは名雪らしい。

てかお菓子も作れるのかよ、今まで見たことなかったからビックリした。

そのまま雑談などをしていると次の行事の話になった。

この時期(1月の中旬辺り)に行事があることに驚いたがどうやら雪の街と言うことにちなみ雪を使ったアートをメインに冬の文化祭的なことをするらしい。

俺達のクラスがやるのは喫茶店らしい(俺が転入する前に決まってたらしい)

ちなみに雪ノ下、由比ヶ浜のクラスは人形劇をするらしい。

色々調整やら役割決めで大変らしく一番の問題は俺のクラスで料理を上手い順に並べると士郎、名雪、凛といった感じになるらしく、士郎ともかくクラス的にウェイトレスとして使いたい名雪と凛が上手く料理出来る上位メンバーのためにどっちにするかと言ったものらしい。

追々決まるとは思うが凛は厨房の方が良いんじゃないか?

見た目はともかく性格に難ありだしな。

その点名雪は性格がゆるゆるな感じなので問題はないだろう。

まぁ明日、またクラス全員で相談するらしいので流れに任せよう。

 

 

 

雑談をしていると日が傾いていた。

冬なのもあり辺りが暗くなるのも早い。

荷物を片付けて帰る。

どうやら凛と桜は士郎の家に泊まっていくらしい。(曰く中学の頃かららしい)

という訳で俺、名雪、八幡、雪乃、結依の5人で帰ることになった。

まぁ家の位置関係の都合上途中で俺と名雪だけになる。

実際十字路でちょうど俺と名雪、八幡と雪乃に結依の2、3に別れるので仕方無いことだ。

まぁ学校にいけばまた顔を会わせることになるんだが。

そういうことで今は名雪と二人で帰宅している。

 

 

「ねぇ祐一、今日はどうだった?楽しかった?」

「楽しかったよ。しかも、士郎達の意外な一面とかもみれたしな」

「なら良かった~」

「今日の歓迎会発案は名雪だろ?」

「え?どうしてそう思ったの?」

「名雪の性格とかを考えた上でだなもしかしたら士郎も考えたかもしれないが俺が来てこの時期にやれたってことは前々から俺と親しくて共通の友達を知ってかつ受け入れてもらえる存在じゃないと出来ない。だから名雪が発案したと思ったんだがどうだ?」

「すごい、合ってるよ~」

「やっぱりか。にしても名雪には敵わないな」

「?何が?」

「なんでもねぇよそれよりもうそろそろ着くぞ」

「そうだね。また明日から頑張ろうね」

「当たり前だって言いたいところではあるが明日のことは明日になってからだな」

「屁理屈?」

「冗談だ」

「そうならそう言うことにしておく~」

 

 

何気ない会話を交わしつつ俺達の家に帰る。

冬の文化祭があるので明日から忙しくなるらしい(準備が始まるから)ので俺は俺が出来る範囲で頑張っていくかと心に決めて今日は寝ることにした。

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