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お気に入り登録して下さった人が居たのですごくテンションが上がっています。
前回よりも二倍くらいの量になりましたが、よろしければ感想などもよろしくお願いします。
「あーさー、朝だよー、朝は朝ごはんを食べて学校へ行くよー」
「名雪!?って目覚ましか」
朝から名雪の声が聞こえたので驚きのあまり跳ね起きた。
普通のジリジリとベルの音が鳴る目覚ましだと思っていたので本当に驚いた。
まさか音声をいれるタイプだとは...。
と思いつつ部屋を見渡す。
「どこだここ?」
今まで居た部屋と違ったので困惑していたが、昨日家の都合で従姉の家に居候することになったことを思い出して納得した。
ベットから抜け出しカーテンを開ける。
すると、窓の外の世界は一面真っ白だった。
どこもかしこも雪が積もっており一種の芸術のような世界を映し出していた。
そろそろ部屋を出ないとなと思い部屋を出ると
「制服、制服」
と制服を探してる従姉の名雪が階段を上がってきているところだった。
そして名雪が俺が部屋から出ていることに気づくと
「あ、裕一おはよう」
「朝から騒がしいな」
「ダメだよ裕一。朝はおはようございますっだよ?」
からかったように言ったのに逆に注意をされてしまった。
まぁでも朝の挨拶はしとかないとな。
親しき仲に礼儀ありとも言うしな
「おはようございます」
「うん、おはようございます。ねぇ裕一私の制服知らない?」
「昨日秋子さんが洗濯したんじゃないのか?確か」
「あっ」
と言って一階に降りていった。朝から忙しい奴だなと思い
「にしても変なデザインだよな、あの制服」
とつぶやくと
「変じゃないよー」
「聞こえてたか」
てかなんで聞こえたんだ?聞こえるようにつぶやいた覚えはないぞ
と思ってると足音が近づいてきた。
どうやら見つけたからこっちに来るらしい。
少しここで待ってみよう。
しばらく待つと名雪が来た。
思った通り制服を手に持っている。
「あったよ制服」
「そりゃ良かったな」
「でも湿ってる」
と言って自分の部屋に入っていった。
俺は名雪の部屋のドアの前に移動し助言をしてやることにした。
「炬燵の中に入れると早く乾くぞ」
「そんなことすると、皺になっちゃうよ」
「冬場の生活の知恵だぞ」
「そんな生活の知恵やだよ」
話題を変えることにしよう
「今日までは冬休みなんじゃないのか?」
「うん、でも部活あるから。それに私部長さんだし」
「あぁ昨日も練習とか言ってたな」
「うん。陸上部」
「名雪が陸上部の部長ねぇ」
「そんなに意外?」
「意外だな。まぁ人も見かけによらないってことか」
「?そうだね。そろそろ出るよー」
といって部屋から出るようだ。
ドアから離れてそのまま名雪と一緒に下に降りる。
「うぅまだ湿ってるぅ」
と言いつつ玄関へ向かう。
「急がなくていいのか?」
部活の朝練なら時間的にもうすぐじゃないのか?
「うーん、全然よくないよ」
「名雪」
と言って秋子さんが来た。
しかも熱々の鍋を持っていた。
「今から間に合うの?」
「大丈夫、100mを7秒で走れば問題ないよー」
「それは世界新だ」
「頑張ってね」
頑張ってねって無理だと思うんだが。
それは置いといて
「秋子さんそれって一体なんですか?」
「あっこれですか?」
といって外へ出た。
そして鍋の中身を門の取っ手にかけた
「あぁなるほど」
夜の間に凍ってるからか。
「それじゃ行ってきまーす」
走って部活へ向かう名雪。
だが、俺は名雪に用事がある。
今のうちに伝えとく方がいいだろう。
「名雪!」
「ん?」
「部活から帰った後に街を案内してもらえないか?」
「良いよー。私でよければ」
「すまん。助かる」
「気にしないでいいよ。七年も来てないんだもん。それじゃ行ってきまーす」
名雪が部活へ行った後俺は朝食を取り、秋子さんを手伝うことにした。
手伝う内容は雪かきだ。
ここは雪が多く降るので勿論かなり積もってる。
しっかり雪かきしないと昼頃までに雪が溶けて凍ってしまい氷となり滑ってしまうかもしれない
それに、居候をしてる身でもあるので俺だけ仕事をしないのはまずいだろう。
ということもあり今俺は雪かきをしている。
スコップを使い雪かきをしていくがこれが意外ときつい。
思った以上に重いので重労働になりつつある。
「大変でしょう。疲れたら休んでもいいんですよ」
「いえ、これぐらい余裕です」
つい見栄を張ってしまったが、早く終わらせることにしよう。
と思いふと気になったので秋子さんの方を見ると俺とは比較にならない速さで進めていた。
慣れている分コツがわかってるんだろうが、それでも少し悔しいと思った。
雪かきも終わり俺はソファーでぐったりしている。
流石に疲れた。
「お疲れ様です」
といってお茶を出してくれた。
「ありがとうございます」
秋子さんからお茶を貰い寛(くつろ)ぐ。
しばらく休んでるとドアが開く音がした。
なので迎えに行くとやはり名雪が帰ってきたようだ。
「さぁ案内するよー」
「まずは着替えてこい」
「あっそうだね」
パタパタと足音を立てながら名雪が自分の部屋に行き着替えてくるだろう。
名雪が来るまでテレビを見ながら待つことにしよう。
名雪が来るのを待つこと数分、パタパタと足音を立てて降りてきた。
「今度こそ案内するよー」
「お、おう。よろしくな」
約束通り今俺は案内してもらっている。
この街のことやどんなものが置いてありどう使うのか等々。
一通り教えてもらっていると
「あれ?水瀬か?」
「ん?あっ衛宮君」
どうやら知り合いらしい。
衛宮と呼ばれた人物ともう一人いる。
衛宮と呼ばれた方は身長はどちらかと言えば低い方だろう。
顔立ちはどことなく幼く見え目を引くのは赤い髪。
まぁ名雪も知ってるってことは同じ部活か同級生のどちらかだろう。
そしてもう一人の子は紫の髪の毛でストレートに伸ばしている。
コートの上からでもわかるほどスタイルも良い。
どことなく儚いイメージを彷彿とさせる容姿をしている。
「名雪、知り合いか?」
「うん、そうだよ。赤い髪の男の子が衛宮士郎君」
「衛宮士郎だ。士郎でいいぞ。よろしくな」
「次に衛宮君の隣の女の子が遠坂桜ちゃん」
「遠坂桜です。桜でいいですよ。よろしくお願いします」
「あぁ、俺は相沢祐一だ。祐一でいいぞ。よろしくな」
といって二人と握手をする。
「あのぉ、失礼かもしれないですけど一ついいですか?」
「ん?なんだ?」
「祐一さんは水瀬先輩の彼氏だったりしますか?」
「いや、違うぞ」
「そうなんですか?」
「うん、そうだよー。祐一は私の従弟なんだー」
「へぇーそうなのか」
「なら俺からも一ついいか?」
「はい、なんですか?」
「士郎と桜は恋人か?」
「えっ!?」
「お、おい何言ってんだよ」
反応は二人とも違うがどちらも顔を赤くしてしまっている。
「そ、そんなわけないだろ?」
「一緒にいるし仲良さそうに見えたからてっきりそうなのかと思ったんだが」
「そ、そんなわけないですよ。私が先輩となんておこがましいというかなんというか%#$%*P`?!#」
「ただ、俺が買い物を手伝ってもらってるだけだよ。と言ってもこれから手伝ってもらうんだが」
「へぇ」
「なら衛宮君たちも一緒に行く?私たちもこれから行く予定なんだー」
「お、おうそうだな。桜も良いよな?」
「#&"%!&'!&$%'っえ?あ、はい。いいですよ」
と言うことで4人で行くことになった。
商店街に行くまでに二人のことや俺自身の話をした。
聞いたところによると士郎と桜は弓道部に所属してるらしく、士郎はインターハイに一年のころから出場してるらしい上に全国でも有数の選手らしい。
商店街に着いた。
ただ、行っても俺は特にすることもないから店の前で待つことにした
「私が戻ってくるまでここから離れたらだめだよ」
「分かってる。帰ってくるまでここで待ってりゃいいんだろ?」
「ほんとに分かってる?」
「分かってるから早くいけよ」
「うん、すぐ戻ってくるからね」
「まぁ遅くならないように俺も注意しておくよ」
「頼む士郎」
ということで名雪達三人を見送り俺は近くで待つことにした。
待つことにしてすこししたら声が聞こえてきた
「そこの人ー避けて―」
悲鳴にも聞こえた声に反応したときはすでに遅くもう目の前までその子はやってきた。
というより突っ込んできた。
避けることもできずそのままぶつかり倒れる。
「うぐぅ、避けてって言ったのに~」
「避けろって言った時とぶつかった時でほとんど間がなかっただろ」
と言い合ってると声が聞こえた。
どうやらだれかを探してるようだ。
その声を聞いてハッとしたのかその子は何故か俺の手を掴み走り出した。
ってなんでだよ
「なんで俺まで逃げなきゃならねぇんだよ。しかもあの人結構人が好さそうだぞ?」
「なんでって、そりゃ逃げてるからだよ」
「意味わかんねぇよ」
そんなやり取りをしながら公園らしきところで止まる。
「おい、なんでこうなったんだ」
「そ、それは・・・」
聞いた話を要約するとたい焼きを買いに行ったが財布がないことに気づき慌てていると猫が現れてたい焼きを盗ろうとしたらしい。
そんで店主が猫を怒ったがそれに驚いて逃げたってことらしい。
はぁ、と言ってこいつを引きずって店主に謝りに行くことにする。
「放してよー」
「だめだ。早くさっきの人に謝りに行くぞ」
「うぐぅ、意地悪」
「意地悪でも何でもいい、さっさと謝りに行くぞ」
この後店主を探し出して、一緒に謝った。もちろん料金は俺が出した。
「店主が優しい人で良かったな」
「うん」
といっておいしそうにたい焼きを頬張っている。
「それで?お前はいったい何もんだ?」
「僕?僕は月宮あゆ。あゆでいいよー」
月宮あゆ月宮あゆ。どっかで聞いたことがあるなと思ったとき、心臓が止まりそうになった。
なぜなら7年前俺は月宮あゆという少女と遊んでいた。
そして、思い出したくもない『あの』事件が起きた。
そのことを思い出し呆然としていると
「大丈夫?調子わるいの?」
「ん?いや、そうじゃない」
「で、君の名前は?」
「俺か?俺は相沢祐一。祐一でいいぞ」
「祐一、祐一君かぁ。よろしくね」
「それでお前はこれからどうするんだ?」
「僕?僕はもう少し探し物をして帰ろうと思ってるんだー」
「探し物ってなんだ?」
「それが僕にも分からないんだよね」
「おいっ、それで大丈夫なのかよ」
「うーん、どうだろ?まぁ大丈夫なんじゃないかな?思い出せないってことはまだ見つける時じゃないんだよ」
「んでお前はそのいつ見つかるか分からない上に何か分からないものを探してるのか」
「うん、そうなるね」
「まぁ頑張れよ」
「うん、じゃぁまたねー」
「おう、またな」
といって別れた。
そして近くの時計で時刻を確認すると
「ゲッもうこんな時間」
急いで戻ると、名雪がベンチで一人で待っていた。
そして俺に一言
「嘘つき」
名雪の機嫌は家に帰っても治らず・・・
「ごめんって、さっきから謝ってるだろう?」
「・・・」
「あら?喧嘩はだめですよ」
「あぁすいません」
秋子さんにから忠告された。
それよりも早く機嫌を直してもらなければ
その後謝り続けること数分
「分かったよ。私も昨日遅刻しちゃったしね。昨日の分でちゃらにするよ」
「ありがとな」
その後、風呂に入り部屋に戻って就寝することにする。
明日から学校だ。転校初日ということもあり緊張するがどうにかなるだろ。
明日に期待と不安を抱きつつ意識は薄れていった。