「さ~て、平日なのによく集まってくれたな!さっそく一曲歌わせてもらうぜ!」
俺の声と曲がマイクと直結した小型スピーカーから大音量で出てくる。
ここはマクシー
そこで俺、
俺の踊りに合わせて俺の黒い
歌が三曲目に入ったところで遠くに駐車されていた車が弾け飛ぶ。
それから次々と弾け跳んでは落下し炎上する。
駐車場の真ん中によく分からない、爬虫類の着ぐるみみたいなものがいた。
だが、遠くにいるから分かりにくいが、二メートル以上はある。
「者ども、集まれい!」
ソイツは近くにあった車を吹き飛ばした。
そして続きの言葉を出した。
「ふはははははは!!この世界の生きとし生ける全てのツインテールを、我らの手中に収めるのだ――――!!」
……え~、ただの変態じゃん。
黒い無個性な集団が大人たちを無視して子供達を連れ去ろうとする。
そしてそいつ等は観客達の元へとやってくる。
ツインテールの少女に手を伸ばした。
俺は大きく息を吸い、大声を出す。
「待ちやがれ!!」
俺の声に驚いたのか黒いモケー――そう叫んでた――手を引っ込めた。
俺は身体能力をフル活用して飛び上がり、観客達の頭上を通過する。
「お前等、俺の
ベルトを腰に巻いて、マイクと小型スピーカーを取り外しマイクを右腰に収め、小型スピーカーをベルトの前面に取り付け、ボタンを押す。
『レッツステージ!レディ?』
左腰の小さい箱から普通のCDより一回り小さい灰色のCDを取り出し、スピーカーに入れる。
「変身!」
『ゴー!ノーマルフォーム!』
光が俺の姿を隠す。
光の中で俺の体に密着するスーツと腕と足に黒いシンプルな装甲が装着される。
光が収まり、俺の変身した姿が現れる。
「さぁ、こっから俺のステージだ!」
ツインテールを靡かせ黒いモケーを蹴り飛ばす。
俺は
まぁ、路上アイドルがいきなり変身したら驚くだろうな、俺もそうなる。
「切歌たんが変身したぞ!」「うおぉぉぉぉ、絶対撮り逃すか!」「きゃー!可愛いー!」「切歌ちゃん格好いい!!」
「いや、さっさと逃げろよ!?」
騒ぐは騒ぐでも歓喜とかそんな感じだ。
お前等マイペース過ぎるだろ!?
俺に言われたからか段々と逃げていく。
「さて、あのデカ物をぶん殴りに行くか」
俺はさっきの爬虫類の元へと走っていく。
モケー共が邪魔してくるが、殴ったり、蹴ったり、ツインテールでブッ飛ばしたりして走る。
爬虫類の元には赤いツインテールをした幼女がいた。
その幼女を見るとその子はスク水の様なスーツに腕や足、腰に装甲が付いている。
俺は飛び上がり爬虫類へ蹴りを入れる。
「オラァ!!」
「ぬぅ!?新手か!?」
俺の蹴りは爬虫類にガードされた。
俺は赤い幼女の隣に降り立つ。
その幼女は何故かリボンを叩いてる。
「おい!戦う気が無いならさっさと逃げな!」
「え?え~と」
幼女はなんとも言えない態度だ。
まさか戦うつもりなのかリボンが発光し炎が吹き出し、剣が現れた。
「よし、お前名前は?」
「えっと~、て、テイルレッド?」
「なぜ疑問系?まぁ、いいか」
俺はベルトからCDを取り出し、別のCDを取り出す。
CDの色は青。
「なら、俺はテイルシンフォニーって名乗るか」
CDをスピーカーに入れる。
『フォームチェンジ!ソードフォーム!」
青色の光が、俺を包み込む。
髪色が青になり、スーツが変わり装甲も変わり足首に刀が現れ、ヘッドギアが装着された。
光が収まり、俺の姿が現れる。
ブーツ型の装甲から小さな棒を取り出す。
その棒が延び、刀になる。
スピーカーから音楽が流れ出す。
《絶刀・天羽々斬》
「怪物よ、防人の
翼が持っているスピーカーマイクは『ヴィジランテ』に出てくるポップ☆ステップが持ってる奴です。