転生ウルキオラ物語   作:ほんさん

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この世界での話は最終話となります。


第2話 ウルキオラVS白夜叉(最終話予定)

 

「さて、はじめようか」

 

 

その言葉とともに両者の間では他から見えないスピードでの戦いが始まっていた。至るところで音が振動としてつたわりその次元の違う戦いが十六夜たちの目の前で行われてることは今この場にいるものにしか味わえないだろう。

 

 

 

「この俺のスピードについて来るか」

 

 

ウルキオラはシャルロット以上の響転で白夜叉を撹乱しながら斬魄刀と虚弾を駆使しながら戦っていた。

 

 

 

「まさかこれほどとはのぅ。正直予想外じゃ」

 

 

 

白夜叉も圧倒的火力と熱を誇る太陽をもって長年の経験から培った戦闘経験からウルキオラの攻撃をうまくいなしていく。

 

 

 

「だが所詮俺にはかなわん」

 

 

「な!?」

 

 

ウルキオラが足払いをし、白夜叉の体制が後ろに崩れた。そのまま回しげりを決め、白夜叉を何百メートルも蹴り飛ばす。岩を貫通しながら。

 

 

 

「容赦はせん」

 

 

ウルキオラの指先に霊圧が収束していく。狙いは岩山にめり込んでいる白夜叉。

 

 

「ぐっなんの」

 

 

白夜叉は避けようと身体を起こすが目前にはすでに砲撃が放たれていた。

 

 

「しとめそこねたか」

 

 

ウルキオラが放った虚閃は白夜叉に直撃はしなかったが左手1本を再起不能にした。だらりと左手をぶら下げた白夜叉が土煙の中佇んでいた。

 

 

「おんしのその虚閃という技は危険じゃのう。あの小娘のは軽かったがまさかわしの腕1本が使えなくなるとは。それに小娘が姿を変えたあの技もおんしは使えるのだろう?こればかりは、正直きついのう」

 

 

 

「命乞いか?」

 

 

 

「いやいや、賞賛してるのじゃよ。おんしほどの実力者はこの箱庭を探しても数人しかおらんて」

 

 

 

「ほぅ。俺と方を並べるやつがいるというのか。で、そこに貴様は入っているのか?」

 

 

 

「無論じゃ。よもや腕1本でわしに勝った気でおるのなら降参したほうがよいぞ。たしかにおんしは強い。じゃがやりようはいくらでもある」

 

 

 

そういうやいなや白夜叉の姿がきえた。

 

 

 

「!?急に気配が消えたな」

 

 

ウルキオラは探査回路を広げて白夜叉の位置を探るが引っ掛からない。

 

 

「どういうことだ」

 

 

疑問に思ったその時いきなり全方位から熱風がウルキオラを飲み込む。そして退路が上にしかないように回りを炎の壁で取り囲む。

 

 

 

「ち、誘われたか」

 

 

そして唯一の出口のそとから巨大な太陽が落下してきていた。

 

 

「まずいな」

 

 

さすがのウルキオラもあれをくらったらまずいと思ったがどうやら迎撃するしかないようであった。

 

 

 

「決闘を選ばなくてよかったと今なら思えるわ」

 

 

「やははは、あれはいくらなんでもオーバーキルだろ」

 

 

「以下同文」

 

 

飛鳥、十六夜、春日部の順で目前の光景に現実逃避していた。黒うさぎは逆にウルキオラの心配をしだした。

 

 

「のんきに言ってる場合じゃないですよ。御3方。このままではウルキオラさんが」

 

 

 

 

 

「ウルキオラ様なら大丈夫です」

 

 

「!?」

 

 

「お、目が覚めたのかシャルロット」

 

 

「きやすく私の名を呼ぶな人間。だが今は許してやる」

 

 

シャルロットが目を覚まし、起き上がる。そして自身の状態を確認し、特に問題がないか観察していた。帰刃も解除されており、霊圧もある程度は回復していた。

 

 

 

「おぉ、手厳しいこって。で、その根拠は?」

 

 

「帰刃」

 

 

春日部がシャルロットがいうまえに呟く。だがそれはみんなわかっていることであった。

 

 

 

「たしかに帰刃はお前たちの切り札だ。その力もはねあがるしシャルロットのみたから分かるがあの白き魔王をどうにかできるのか?」

 

 

そう、この疑問は仕方がないことであった。十六夜たちは十刃ではない破面の解放、いや、正確には最上級大虚ではない中級大虚の基準でしかわからないからである。中級と最上級とではその上がり方も質がまったく異なる。いくらシャルロットの実力や霊圧が十刃級だとしても魂の質が違う最上級には遠く及ばない。シャルロットはそれを理解してるからこそ目の前の状況でも冷静にとれるのである。

 

 

 

「みていればわかります。もっとも帰刃するのかはわからないですが」

 

 

 

▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽

 

 

 

目前に迫る太陽、回りは灼熱の炎の壁により逃げ場がない状況。それでもウルキオラは冷静でいる。

 

 

「(あやつ何をする気じゃ)」

 

 

ウルキオラは斬魄刀を地面にさし、その刀身をつかみ自らの手を切る。

 

 

「かつて虚夜宮の天蓋の下で禁止されていたことが2つある。1つは第4十刃以上の帰刃。もう1つは十刃のためだけに許された虚閃。どちらも強大故に虚夜宮を破壊しかねない要因として禁止されていた。」

 

 

「まさか」

 

 

「やっと探査回路にひっかかったか。おそらく貴様自身の存在をこの空間すべてに広げていたのだろう。確かこのゲーム盤も貴様のもつ1つだったな」

 

 

そういいながらもウルキオラの右手に莫大な霊力が収束していく。その影響か回りの炎の壁もその風圧に巻き込まれ、そしてウルキオラの手に吸収されていく。

 

 

 

「よもや感づかれておったか。最初の一言でしか話しておらんからてっきり忘れてるものだと思ったんだがのぅ」

 

 

 

「そうか。ではくらえ。王虚の閃光」

 

 

ウルキオラの手から発射された最強の虚閃は目前に迫った太陽をやすやすと飲み込み、このゲーム盤ごと破壊した。その衝撃はまるで核でも落ちたかのような衝撃で遠くで観戦していた十六夜たちも吹き飛ばされる。

 

 

 

「きゃあ、」

 

 

「なんつー威力だよ」

 

 

その衝撃はもちろん当事者にも及んでいた。もちろん両手で抑えて。白夜叉もまさかゲーム盤がもたないとは思ってもみなく、衝撃はなんとか結界で防いだがかなりの霊力、神力を使ってしまっていた。

 

 

 

「衝撃だけで俺の鋼皮を焼き焦がすとは直接触れていたらもたなかったな」

 

 

自身の両腕をみやるウルキオラ。その傷跡を見て白夜叉は問いかける

 

 

 

「どうやらおんしは両腕が使えなくなったみたいだのぅ。してゲーム盤は壊れてしまった。続けるか?ここでやめとくかのぅ?」

 

 

白夜叉に目線を移すウルキオラ。白夜叉の顔はなんともいえない笑みを浮かべていた。

 

 

「そうか。ようやくわかった」

 

 

「何がじゃ?」

 

 

「俺はこの戦いで俺自身の力を試すため貴様レベルで無意識の内に手を抜いていたんだが」

 

 

 

「なんじゃと!?」

 

 

黒うさぎ達もその言葉に驚嘆する。

 

 

「あの戦いでウルキオラさんは手を抜いていたと?」

 

 

「そりゃおかしいぜ、どうみても全力にしか見えなかった。まぁ帰刃をしてないといういみではそうかもしれないがな」

 

 

「もう突っ込む気もないわ」

 

 

 

「どうやら俺が思うよりも手を抜いて戦っていたらしい」

 

 

途端に辺り一面に重くのしかかる霊圧がやってきた。そう、やってきたのである。先の戦いでは無意識にこの霊圧が抑え込まれていた。故に手を抜いていたと。そしてウルキオラの腕の傷はみるみる治っていく。そしてさらに驚くことに破けた服から見えた数字に全員が目を見開く。

 

 

 

4

 

 

 

「やはははは、もう笑うしかできねぇ」

 

 

「うそ!?」

 

 

「もはや規格外」

 

 

「4ってことはウルキオラさんは十刃の中で4番目ってことですか。そんな」

 

 

白夜叉も例外なくその数字を目にする

 

 

 

「おんしほどの強さでも4番目とはちと理不尽じゃないかのう。そして腕も回復しておるし、何かのギフトかのう?」

 

 

「俺達虚にはもともと超速再生能力がそなわっていた。だが破面になる際、強大な力と引き換えにその能力は消えていく。だが俺だけは唯一脳と臓器以外の全ての体構造を超速再生することができる。つまり、俺の最たる武器は圧倒的な攻撃力でもスピードでもない。再生だ」

 

 

 

その言葉はどれだけの絶望を与えるのであろう。本当の意味での敵ではないため絶望は弱いだろうが片腕1本の白夜叉からすれば戦況はみるに明らか。

 

 

「だがここまで俺を楽しませてくれた礼だ。特別に見せてやろう第4十刃の帰刃を」

 

 

ウルキオラが斬魄刀を下向きに持つ。

 

 

 

「鎖せ ムルシエラゴ」

 

 

白夜叉はまさかこれほどのやつがいたのかと感じることとなる。その瞬間ウルキオラを中心に黒い塊が覆い、霊圧が雨のように降り注ぐ。その量は次第に増えまるで海の中にいるような、錯覚さへ起きる。

 

 

 

「まずいのぅ。あの小娘の比ではない。霊力そのものの質がまるで、違いすぎる。これはどのゲーム盤ももたない。こんな存在が外の世界にはまだ3人もいると思うとぞっとするのぅ」

 

 

霊圧の雨がやみ、次第にウルキオラの姿も見えてきた。白いロングコートを着ており、仮面も形を変え、背中には黒い羽が二枚生えていた。十六夜たちからすればもはや何も感じていなかった。感じていなかったというのは感想とかそういうものではない。霊力そのものを感知できなくなってるという意味である。

 

 

「動揺するな。意識を張り巡らせろ。一瞬たりとも気をぬくな」

 

 

静かな空間に聞こえるウルキオラの声はまるでスピーカーから聞こえるようにはっきりと聞こえる。もちろん白夜叉は気など抜いてない。いや、言い方が悪かった。次元が違う相手に気を抜けば最後生きてはいまい。

 

 

「いくぞ」

 

 

ウルキオラはフルゴールを形成し、その言葉を発したその瞬間白夜叉は、身構えるが気付けばすでにフルゴールを振り抜くところであった。

 

 

「くっ!?」

 

 

とっさに自身の扇子に灼熱の炎をまといながら受け止めたがあまりの威力になすすべなくまるでボールのように吹き飛んでいく。白夜叉は何軒もの家を貫通し吹き飛んでいくがその威力は止まらない。

 

 

「なんとかたてなおさねば」

 

 

だがその言葉は絶望へと変わる。なんとウルキオラが追い付いてきたのである。

 

 

「なんと!?」

 

 

そしてまたフルゴールを振り抜く。白夜叉はピンボールみたいにまた元の場所に戻されていく。まるで赤子のように扱うウルキオラを見て黒うさぎや十六夜達はもはや言葉をなくしていた。

 

 

 

「どう?ウルキオラ様の帰刃は。私のとはレベルが違うのよ。あんたら人間はおろかあの星霊でさへ手も足もでない。これが最上級大虚の十刃による刀剣解放よ」

 

 

 

もはや戦いと呼べるものではなくなっていた。次元の違う強さ故にだれもが等しく絶望する。あれには誰も勝てないと。箱庭に永久にかたられる伝説になることを。

 

 

 

「がぁ!?はぁっはぁっはぁっ」

 

 

白夜叉はクレーターとなった地面の中心で虫の息となっていた。そのそばにはウルキオラがいる。

 

 

「終わりか?正直拍子抜けだ。解放しただけでこのざまとは。殺しはせんがこの状態だと手加減が難しい。敗けを認めろ」

 

 

ウルキオラの問いかけに対して白夜叉は息をあらげながら顔をウルキオラのほうに向ける。

 

 

「もはやこれまでじゃ。はぁっはぁっはぁっわしの敗けじゃ」

 

 

ウルキオラの手からフルゴールが消えて姿が変わっていく。そして、最終的に斬魄刀へと姿を変え、ウルキオラは元の姿に戻った。

 

 

 

「白夜叉様」

 

 

黒うさぎは白夜叉の元へ、問題児たちはウルキオラの元へかけつける。

 

 

 

 

 

▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲

 

 

 

それからというもの白夜叉は治療を終え、現在はウルキオラに説明を求めた。

 

 

「おんしのあれは本気だったのかのぅ」

 

 

帰刃。破面に許された切り札。その正体は己の本来の力を斬魄刀に封じ込めたもの。つまり白夜叉はあの状態のことを本気ととらえていた。だが返ってきた言葉はまったく異なっていた。

 

 

 

「あれが俺本来の力だ。勘違いするな。貴様ごときに本当の本気など出さん」

 

 

「そうか」

 

 

そしてシャルロットが胸を張る

 

 

 

「見ましたか?我がウルキオラ様の力を。これが十刃なのですよ。従属官たる私ともその次元は異なります」

 

 

 

「シャルロット少しだまれ」

 

 

ウルキオラはシャルロットに対して余計なことを言うなとうったえた。

 

 

 

「して忘れておったがおんしら明日はフォレスガロとのギフトゲームでなかったか?」

 

 

黒うさぎは思い出したと同時に飛鳥と春日部にせまる。

 

 

「そうなのですよ。この問題児様方は黒うさぎの目を盗んでいるときに」

 

 

「まぁ落ち着いて」

 

 

「そうよ。まったく落ち着きがないんだから」

 

 

 

「春日部さん?飛鳥さん?ひどすぎますよー」

 

 

 

それから余談だがフォレスガロとのギフトゲームではノーネームの圧勝で終わったのであった。その戦いにウルキオラは参戦してません。そしてウルキオラ達の前にこの世界での敵がいなくなったため彼らはこの世界を去ることにしたのであった。

 

 

 

END

 

 

 




次の世界はどこにするか考え中です。
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