俺たちのSAO 作:ガンサマンサ
※妹視点
朝日が眩しい。チュンチュンwwwwと小鳥のさえずりが聞こえてきて、今日もまた素晴らしい朝がやって
「オラァ!! VRヘッドセットオォォーーーン!!! 行くぜ野郎ども、出航だ!!!」
こなかった。
「うるせーぞクソニート!! 朝っぱらから気持ち悪ぃ声出してんじゃねぇよ!!」
私の名前は桐ヶ谷 奈央(きりがや なお)。今日もクソニート兄貴のせいで絶賛大不快中だ☆こんなやつでも肉親なんだから最悪だ。日本に法律がなければ真っ先に殺してやるというのに。
と、隣の部屋からぎゅおおおおんと爆音が流れていた。チッあのクソニートまた朝っぱらからゲームやってんのかよ。死ねばいいのに。
ピキーーーン!!!!!!
その時、奈央に圧倒的な閃き!!
「いや今ゲームやってるあいつをぶっ殺す!ファッファッファッファッファックユーベイビー」
そうして私はクソニートの部屋へと向かった。
「な、なにぃぃいいいい!!??クソニートの部屋に鍵がかかってるだとぉぉおお!?」
なんでだよ思春期の娘かよ、今時鍵付きのドアとか逆にねーだろ逆に。逆シャアかよ。
だが幸いクソニートはゲームに没頭してるわけだし音をたてても気づくまい。今ならドアをハンマーか国語辞典で壊せば殺れるな…。
「クキキキキ…待っていろ…地獄行きだ…」
そうハンマーを部屋に取りに戻ろうとした時
ピィィィィンンンポォォォォンwwwwww
「なにぃ?」
家のチャイムが押された音である。どう考えてもこんな朝早くに配達が来るはずがないとわかっていての疑問であった。
「フン、まぁいい。命拾いしたなぁクソニート」
そうぶつくさ言いつつ玄関前まで行き、ドアを開ける。
「はいはい、どなたさんです…かぁああぁぁあ!!!???」ドゴォォォォォォン
一瞬が何が起こったかわからなかった。ドアを開けた瞬間、思いっきりパンチが飛んできて、後方13mまでぶっ飛んだのである。
「い、いってえええなぁ!!!誰だてめえ!!!!!!!」
「誰とは、失礼ねえ。」
声のする主は一歩、一歩と近寄ってくる。
「プレイヤーネームで、ケツノ=アナスと言えばおわかりかしら?奈央ちゃん?」
「!!!!!!てめえは!!!!」
正体は桐ヶ谷和人のセフレでもある、ケツノ=アナスであった。トッププレイヤーとしても名高く、その人気は銀河系まで轟いてるとすら言われている。本人がそう言ってる。
「私がここに来たってことは、その意味、わかるわよねぇ?」
いや全然わかりません。正直殴られた理由も不明だし警察呼んだら解決するんかなこの事件。
「あら、わからないって顔してるわね!それな
ら教えてあげるわ!今SAOでは大変なことが起きてるのよ!」
「た、大変なこと…?プレイヤー同士が乱行とか?」
「ちげーよバカ!今ゲームプレイしてるプレイヤー全員がログアウト出来ないって公式アナウンスがあったのよ!!!」
「な、なんじゃそりゃああああああ!!!!!!!!(松田優作)(工藤優作)」
それじゃあうちのクソニートはどうなるんだ!?もしかして永遠このまま帰ってこれなくなるのか!?
「…いや別に困らねーけど、というか眠っててくれて構わねーわ」
うん全然困らんな!むしろ死んでてくれそのまま!
「構うわ!構うわ!釜WOWOW!!」
「まぁ状況は理解できたよ。たださ、なんで私殴られたたの?」
「ヒーローは、遅れてやってくるもんだからだよ☆」
まずはこのビチグソ女から殺そう。素直にそう思いました。