俺たちのSAO 作:ガンサマンサ
※和人視点
ナンテコッタ。せっかく低レベル高顔(高レベルの顔の意)の女の子を視姦できるチャンスだったってのに、糞みたいなデスゲームが始まってしまうなんて。
「仕方ない、おいキバッちゃん。こうなりゃ手を組んで脱出手段を探すしかないぞ」
「そこのお姉さん。ワイの名前知ってるか?わいは牙神幻十郎でもグラップラー刃牙でもない、キバオウや!!」
「は、はぁ…」
「なんやお姉さん!ノリ悪いな!ワイと一緒にSAO(先走り・アンアン・オンオン)を楽しもうや!!!」
「…おいうんこちんちん」
「なんやその何のひねりもない呼び名!?今はワイ、ナンパしてるんやからキリトは邪魔すんなや!」
「いいから来い、来ないと殺す」
と俺は蚊の鳴くような声で呟いた。やっぱり初対面の女の人がいると恥ずかちいよね☆
ここで俺は圧倒的な閃きが来る。
この騒ぎで頼りになるところを他のプレイヤーに見せればモテモテになっちゃうんザマスか?
ということはキバオウもその考えに違いない、さすがTの意思(直結するチンの者)を継ぐ男だ。
そう思うとキバオウの邪魔をするのは止めた。やはり今ここで優先するのは脱出手段なんかより女の子だ!
たまには使ってあげないと俺の「愛刀エリュシデータ」も夜な夜な泣いてるぜ。主に先っぽが。
そこで俺はその辺に歩いていた女の子に声をかけてみることにした。うーんどいつにするか超迷う!!!!!!シュッシュッ
「よし、あの子に決めた!」ズサーーー
そう言って25mぐらい凄まじいスライディングで女性に近づいた。
「へい!青髪の短髪の彼女!俺とポンポンスポポンとサタデーナイトでフィーバーしないかい!直特急エクスプレス行きだぜ?」
決まった。完膚なきまでに決まってしまった。これで惚れない女はレズかケモナーぐらいだろう。
「は?死ねよ」ドゴドゴドゴドゴ
「いた助けおべべべべ!!」ドドドド
死ぬほど腹パンされた。一体俺のなにがダメだったと言うのだろうか。気づけば視界の端でキバオウも女性からアルゼンチンバックブリーカーを決められていた。
「あの、すいません。もう一度俺にチャンスを貰えないでしょうか」
「おう、やってみろ」
よし、チャンスを貰えたのでもう一度決めポーズを取りながらナンパを開始した。
「俺の名はキリト!!!!!キは気を失いそうなほどかっこいいのキでリはリアルで会ったら気を失いそうのリでトはとにかく気を失いそうのトだ!顔面イケメンそれ行けパンパンメいた助けぼべべべべべべ」ドゴドゴドゴドゴ
「最後に言い残す言葉はあるか?」
ああ、なぜ俺は初対面の人間に殺されかけているのだろう。ふと視界の隅でキバオウが女性からハムスターの大車輪をもらっているのが見えた。
「フッ…俺の生命(いのち)の童貞、お前にくれてやるよ」
「ヤダ…かっこいい」ジュンッ
え?
「私、シノンと言います。あなたの旅に連れて行ってください!」
ヤダ奥さん今のでフラグ立っちゃったよ。まさか初めてのナンパ成功がこんな生き死にの時とか俺も想像しなかったわ。
「おいおい、マドモワゼル。俺のどこに惚れたんだい?」
「顔」
さっきの発言なんも関係ないじゃんどうなってんのこの世の中。何がジュンッだよ。
何はともあれナンパは成功したのでシノンを連れてキバオウと合流しに行く。
あいつ今度は地獄の断頭台食らってやがる。
「おーいキバっちゃん。順調?」
「この様子を見て、順調に見えるならお前の目は必要ないな」
「急に標準語にならないでクソ怖い」
こうしてシノンという新たなる仲間を得て、俺たち3人はいよいよ脱出の計画を立てるのであった。