俺たちのSAO 作:ガンサマンサ
※和人視点
俺たち3人はまじまりの街であるしゅがいく(漢字がわからない)を出て、隣町まで歩いていた。
「しっかし突然デスゲームつってもなぁ〜あいつらあんまり緊張感なかったぞ」
「ワイはハムスターの大車輪で殺されかけたけどな」
「絶対に殺さなくてもいい手段があるはずよ。それを探しましょう」
「なんでそう思うの?」
「女の勘度よ」
たまには女も殴っていいんじゃないかと思いましたよお母さん。
「しっかしキリト元気ないでなぁ〜さっきは先走りとか色々言ってたのに」
「そりゃだって交わりのアルマジロしようとしてたのに突然のデスゲームだぜ?萎え萎えなーえ萎えだぜ」
そこでシノンがナンパしてる元気あったのに?と言っていた気がしたが俺の難聴イヤーで華麗にスルーしておいた。世渡りが上手い主人公はみんなこのスキル持ってるのよ。
「待てや!!そこの3人!!」
急に背後から大きな声で呼び止められた。まさか俺らのことじゃないよね?
「待てっつってんだろ!!!デスゲームなんだからお前らを殺しに来たんだよ!!」
俺らだった。しかも相手は男で俺のテンションもダダ漏れ、いやダダ下がりだ。
「けえっ!俺はちんちんぴらぴら、略してちんぴらだぁ!てめーら3人、黙って俺に殺されなぁ!」
「名前酷すぎじゃね?」
「うるせえヒョロガリオタク」
「オ、オタク!!??」
許さん、許さんぞこいつ。言ってはならないことを言ってしまったな。
「フンっ、俺はSAOやって、鍛えてたんだ」
「キリト!まさかアレを使う気か!?」
「止めてくれるなキバっちゃん!ユニークスキル!二刀流!ダブル愛刀エリュシデータ!」
「ナッ!?二刀流スキルだとぉ!?もしやお前は…!」
「気づくのが遅かったな。俺はSAO最強プレイヤーのキリト。宇宙の真理に最も近しき者でこの世界の調停者だ」
「ヒ、ヒィィィィ!逃げろぉぉ!!」
「フッ雑魚が」
「かっこいい…」ジュンッ
「さすがキリトやな!お前に勝てるのは71式重装戦車くらいかもな!」
「逃げるふりして後ろから攻撃アタック」ザシュ
「グギャアァァァァアンンンオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!」
「キリト!!!汚ねえぞちんぴら!」
「フンッ、こっちは3体1なんだ。真正面から戦うほうが阿呆であろう」
やばい
身体に力が入らない。もしやこれがあいつの言っていたデスゲームなのか…?
「いやあんたら普通に回復魔法使いなさいよ。ホーリー」
「うおおおおお!!?もう体がでーじょぶだ!やるなぁおめえ!(悟空)」
「今度はこっちの番や!ちんぴらぁ!チクビーム」
チクチクチクチクチクチクチクチクチクチク
「グワァァァ!!!!乳毛が生えてきたあああ!!!!」
さすがキバっちゃんだ。あれはキバっちゃんの72のソロモン奥義の1つ、チクビーム。
あれを見たのは俺がキバっちゃんに偽ラブレター送った時以来だぜ。あん時はガチでキレてたなぁ。
「クソォ!貴様ら!だが乳首に毛が生えたぐらいでは俺は止められんぞ!」
ここにきてど正論である。
「必殺!ちんぴらきんぴらどじょうすくい!」
「なっ!あいつまるでどじょうをすくってるかのような動き!できるでキリトっ…!」
「愛刀エリュシデータおちんぽ」ザク
「グギャアァァァァアンンンオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!」
「…容赦ないでなキリト」
「仕返し♡」
剣をぶっ刺したらちんぴらはのたうちまわり、やがてピクリとも動かなくなった。
「おいおい、HPが0になったぐらいで大げさだなぁ。早く起き上がれよ」
「キリトちゃうで!!こいつ…死んでる!」
「なっ!これがあいつの言っていたデスゲームてやつかヨォ!?」
その声が届いたのかどこからともなくチバちーの声が聞こえてきた。
《これがこの『デスゲーム』の真骨頂ザーマス!!! ゲーム内で死ぬとリアルでも死んじゃうんだクポォォォォ!!!wwwwww》
「てめえ!チバちー!!!姿を見せやがれ!」
「いやだからあんたら復活魔法使いなさいよ。レイズ」キュイイイン
「あ、ちんぴらっすあざっす」
「あ、キリト復活したでちんぴら」
《は?》
さっすがシノン先輩だぜ!頼りになるぅ!デスゲームてなんなんだったんだろ。
《…………えーーーーーと、ちょっとバグってたみたいだってばよ》
そう言った後、チバちーの声が聞こえなくなった。
「逃げんなよ!デスゲーム(笑)はどうした!」
「キリト!チバちーなんかどうでもええ!今はちんぴらの安否の確認や!」
「あいつもう一言お礼言って帰ったわよ」
…ナンデスト?
俺とキバオウは同時に叫んだ。
「「ログアウト出来てんじゃねーーか!!」」
こうしてこのデスゲームは更に混沌と化していくのであった。